2017/02/07(火) - 09:04
イタリア屈指の老舗バイクブランド、ウィリエールよりエントリーモデルのアルミロードがフルモデルチェンジ。フレーム形状に変更を加え性能向上を図った「Montegrappa Team(モンテグラッパチーム)」と女性用モデルの「Luna Alumi Team(ルナアルミチーム)」を紹介しよう。
ウィリエール モンテグラッパチーム(シルバー) (c)服部産業
北イタリアのロッサノ・ベネトに居を構えるウィリエール・トリエスティーナ社。昨年で創業110周年を迎え、それを記念してカーボンバイクにはフラッグシップモデルとして「Cento10 AIR」と「Zero.6」の2モデルが新たにラインアップに加わった(青文字リンクをクリックでそれぞれの紹介記事へ)。
そんな中、アルミバイクのラインアップにも新規モデルが追加。エントリーアルミロードのモンテグラッパがフルモデルチェンジを果たし「モンテグラッパチーム」として登場している。フレーム形状を一新し、同社エンデュランスカーボンバイクであるグランツーリズモR SLとほぼ同じフレームデザインを採用することで、快適性と操作性を向上させたことが特徴だ。
トップチューブサイドにはモデル名が記される
ヘッド付近にてベンドしたトップチューブ
タイヤクリアランスを広く取り、太めのタイヤも装着可能だ
ハンドル・ステムはリッチー製
トップチューブは直線的な形状から、ウィリエール特有のヘッド付近にてベンドする形状へ変化。また、細身であったシートステーは極太扁平形状へと変わり、チューブの接合位置を下げることでコンパクトなリア三角とされている。さらに、シートポスト径がΦ31.6からΦ27.2と細身タイプへ変更。これら各所に大きな改良を加えることで、フレーム全体で振動吸収性を高め、より快適な走りを実現している。
従来はアルミコラムであったフロントフォークも、本モデルよりフルカーボン製へ変更。下側1-1/4インチの上下異径テーパードヘッドとされることでヘッド剛性を高め、フルカーボンフォークとともにハンドリング性能を向上させている。シフトケーブルの取り回しも、フレーム内装へと変更されることでエアロ性能を高めているのもトピックだ。
シートステーの位置を下げたチューブ集合部。チューブ同士も滑らかに溶接される
トップチューブ上部にはイタリアカラーのトリコロールが施される
シフトワイヤーはフレームへ内装された後、BB下から外出しとされる
フルカーボン製へ変更されたフロントフォーク
また、フレーム素材自体も7000系のアルミ合金から6000系へ変更。適度な剛性感を生み出すとともに強度を確保することで、乗り心地が良く耐久性の高いフレームに仕上がっている。ロードバイクにも25C以上のタイヤをアッセンブルする昨今の流れに合わせ、タイヤクリアランスも広めに取られている。
販売はヘッドセットとシートポストが付属したフレームセットと、シマノティアグラ、105、アルテグラのそれぞれのコンポーネントで組まれた完成車が用意される。アルテグラ仕様完成車は同社アルミバイクでは久々のラインアップ復活だ。カラーは高級感漂うシルバーと、日本限定色となるホワイトの2色が揃う。
ウィリエール モンテグラッパチーム(ホワイト) (c)服部産業
ウィリエール ルナアルミチーム (c)服部産業
加えて、モンテグラッパチームの女性用モデル「ルナアルミチーム」も新たに登場。従来の女性用アルミモデル「ルナ」よりフレーム形状などに前述のモンテグラッパチーム同様の変更を加え、専用のジオメトリーで設計されることで、女性用フレームサイズながら、モンテグラッパチームの高い性能を再現している。こちらもフレームセットと、各種コンポーネント搭載の完成車販売がされる。カラーはルナの1色。取り扱いは服部産業。
ウィリエール モンテグラッパチーム
フレーム素材:6061ダブルバテッドアルミニウム
フォーク素材:フルカーボン
BB:JIS(68mm)
ハンドル・ステム:リッチー COMP
サドル:プロロゴ カッパEVO
カラー:シルバー、ホワイト
サイズ:XXS、XS、S、M、L、XL
価格:アルテグラ完成車 200,000円(税抜)
105完成車 165,000円(税抜)
ティアグラ完成車 145,000円(税抜)
フレームセット 100,000円(税抜)
ウィリエール ルナアルミチーム
フレーム素材:6061ダブルバテッドアルミニウム
フォーク素材:フルカーボン
BB:JIS(68mm)
ハンドル・ステム:リッチー COMP
サドル:プロロゴ カッパEVO
カラー:ルナ
サイズ:XXS、XS
価格:アルテグラ完成車 210,000円(税抜)
105完成車 175,000円(税抜)
ティアグラ完成車 155,000円(税抜)
フレームセット 110,000円(税抜)

北イタリアのロッサノ・ベネトに居を構えるウィリエール・トリエスティーナ社。昨年で創業110周年を迎え、それを記念してカーボンバイクにはフラッグシップモデルとして「Cento10 AIR」と「Zero.6」の2モデルが新たにラインアップに加わった(青文字リンクをクリックでそれぞれの紹介記事へ)。
そんな中、アルミバイクのラインアップにも新規モデルが追加。エントリーアルミロードのモンテグラッパがフルモデルチェンジを果たし「モンテグラッパチーム」として登場している。フレーム形状を一新し、同社エンデュランスカーボンバイクであるグランツーリズモR SLとほぼ同じフレームデザインを採用することで、快適性と操作性を向上させたことが特徴だ。




トップチューブは直線的な形状から、ウィリエール特有のヘッド付近にてベンドする形状へ変化。また、細身であったシートステーは極太扁平形状へと変わり、チューブの接合位置を下げることでコンパクトなリア三角とされている。さらに、シートポスト径がΦ31.6からΦ27.2と細身タイプへ変更。これら各所に大きな改良を加えることで、フレーム全体で振動吸収性を高め、より快適な走りを実現している。
従来はアルミコラムであったフロントフォークも、本モデルよりフルカーボン製へ変更。下側1-1/4インチの上下異径テーパードヘッドとされることでヘッド剛性を高め、フルカーボンフォークとともにハンドリング性能を向上させている。シフトケーブルの取り回しも、フレーム内装へと変更されることでエアロ性能を高めているのもトピックだ。




また、フレーム素材自体も7000系のアルミ合金から6000系へ変更。適度な剛性感を生み出すとともに強度を確保することで、乗り心地が良く耐久性の高いフレームに仕上がっている。ロードバイクにも25C以上のタイヤをアッセンブルする昨今の流れに合わせ、タイヤクリアランスも広めに取られている。
販売はヘッドセットとシートポストが付属したフレームセットと、シマノティアグラ、105、アルテグラのそれぞれのコンポーネントで組まれた完成車が用意される。アルテグラ仕様完成車は同社アルミバイクでは久々のラインアップ復活だ。カラーは高級感漂うシルバーと、日本限定色となるホワイトの2色が揃う。


加えて、モンテグラッパチームの女性用モデル「ルナアルミチーム」も新たに登場。従来の女性用アルミモデル「ルナ」よりフレーム形状などに前述のモンテグラッパチーム同様の変更を加え、専用のジオメトリーで設計されることで、女性用フレームサイズながら、モンテグラッパチームの高い性能を再現している。こちらもフレームセットと、各種コンポーネント搭載の完成車販売がされる。カラーはルナの1色。取り扱いは服部産業。
ウィリエール モンテグラッパチーム
フレーム素材:6061ダブルバテッドアルミニウム
フォーク素材:フルカーボン
BB:JIS(68mm)
ハンドル・ステム:リッチー COMP
サドル:プロロゴ カッパEVO
カラー:シルバー、ホワイト
サイズ:XXS、XS、S、M、L、XL
価格:アルテグラ完成車 200,000円(税抜)
105完成車 165,000円(税抜)
ティアグラ完成車 145,000円(税抜)
フレームセット 100,000円(税抜)
ウィリエール ルナアルミチーム
フレーム素材:6061ダブルバテッドアルミニウム
フォーク素材:フルカーボン
BB:JIS(68mm)
ハンドル・ステム:リッチー COMP
サドル:プロロゴ カッパEVO
カラー:ルナ
サイズ:XXS、XS
価格:アルテグラ完成車 210,000円(税抜)
105完成車 175,000円(税抜)
ティアグラ完成車 155,000円(税抜)
フレームセット 110,000円(税抜)
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