2016/12/12(月) - 09:07
生涯通算525勝を誇る史上最強ロードレーサーのエディ・メルクス氏が自身の名を冠したバイクブランド、エディ・メルクス。同社のCXレースバイク「eeklo70」のディスクブレーキバージョンが、昨今主流のフラットマウント+スルーアクスル仕様にマイナーチェンジしている。
エディ・メルクス eeklo70(ディスク・アルテグラ) (c)深谷産業
エディ・メルクス eeklo70(ディスク・105) (c)深谷産業
エディ・メルクス eeklo70(カンチ・ティアグラ) (c)深谷産業
シクロクロスの盛んなベルギーのブランド、エディ・メルクス。金属フレーム全盛期に比べトーンダウンしていた同社ラインナップだが、ここ最近は大きく盛り返している印象を受ける。昨年メルクス氏が70歳を迎えたタイミングで登場した同社初のフルカーボンCXバイクが「eeklo70」だ。
車名であるeeklo(エークロ)とは、ロードレースとトラックレースにおいて勝利を欲しいままにしていたメルクス氏が、シクロクロスレースにて初優勝を飾ったベルギーの都市エークロに由来する。ロード世界チャンピオンがCXレースに出場するなど前例はなく、当時は非常に注目を集めたという逸話がモチーフだ。
ディスク仕様はメカニカルシフトに油圧ブレーキとなる
一体成型により高い剛性と安定性をもたらすフロントフォーク
最大35cのタイヤまで対応するクリアランスを確保
12mmスルーアクスルに変更されディスクブレーキの強い制動力でもよりコントローラブルに
そんな歴史ある名が冠されたeeklo70の特徴は、オフロードでの直進安定性と反応性を重視し、メルクスの経験やノウハウをベースに新設計された、俊敏で安定感のあるジオメトリーを採用していること。
カーボンフレームの成型には最新のEPS工法(発泡ポリスチレン成形)を採用。従来の工法より更に高い圧力をかけることで余分な樹脂素材を除去でき、高強度と軽量化を実現している。フォークに関しても、ドロップアウト部分からコラム部分まで一体成型することで、高剛性かつ安定感の高いハンドリングと快適性を確保している。安定性や反応性を向上させるべく、ヘッドセット規格は上1-1/8、下1-1/2インチのテーパード。ケーブル類は内装とされ、スッキリとした取り回しとともに担ぎやすさ、汚れにくさにも貢献している。
フラットマウントが採用されたスマートなルックス
端までカーボン製とされ滑らかな曲線を見せるリアエンド
ディスクブレーキ仕様は昨年までクイックリリース式だったが、2017年モデルからは前後12mmスルーアクスルに、そしてブレーキ台座をフラットマウントという最新規格を取り入れてアップデートを果たした。これによって特にフロントフォークの剛性を高め、強力な制動力に対応している。
フルカーボン製により軽量化が図られ、ワイヤーも内装とすることで担ぎやすさにも貢献 (c)www.eddymerckx.com販売パッケージはディスクブレーキ仕様だけでなく、トラディショナルなカンチブレーキ仕様の完成車も用意される。ディスク仕様ではメインコンポにシマノ6800系アルテグラと5800系105を採用した完成車がそれぞれ用意され、在庫限りで終了となるクイックリリース式モデルも継続で販売される。カンチブレーキバージョンはアルミフレームであり、メインコンポをシマノティアグラで組んだ完成車販売となる。
カラーはそれぞれのモデルで1色ずつの展開。コンポーネントをミックスとせず同一グレードをフルセットで採用することでパーツにも妥協のないアッセンブルだ。サドルはプロロゴ、ハンドル・ステム・シートポストはいずれもデダ製。取り扱いは深谷産業となる。
現在シーズン真っ只中のシクロクロスレース参加にベストな一台だ。
エディ・メルクス eeklo70 アルテグラ完成車(油圧ディスク)
サイズ:XXS、XS、S、M、L
フレーム素材:カーボンモノコック
フレーム・フォーク合計重量:1,440g
メインコンポーネント:シマノ 6800系アルテグラ
ブレーキレバー:シマノST-RS685
ヘッドセット:1-1/8”(上部)、1-1/2”(下部)
BB:BSA
ホイール:DT Swiss R24 Spline、(16年モデル:シマノ WH-RX31)
カラー:ブラック/オレンジ、(16年モデル:グリーン/ブラック/グレイ)
価格:359,000円(税抜)、(16年モデル:350,000円(税抜))
エディ・メルクス eeklo70 105完成車(油圧ディスク)
サイズ:XXS、XS、S、M、L
フレーム素材:カーボンモノコック
フレーム・フォーク合計重量:1,440g
メインコンポーネント:シマノ 5800系105
ブレーキレバー:シマノ ST-RS505
ヘッドセット:1-1/8”(上部)、1-1/2”(下部)
BB:BSA
ホイール:DT Swiss R24 Spline
カラー:レッド/ブラック
価格:319,000円(税抜)
エディ・メルクス eeklo70 ティアグラ完成車(カンチ)
サイズ:XXS、XS、S、M、L
フレーム素材:6069アルミダブルバテット
フレーム・フォーク合計重量:1,740g
メインコンポーネント:シマノ 4700系ティアグラ
ヘッドセット:1-1/8”(上部)、1-1/2”(下部)
BB:BSA
ホイール:フルクラム Sport CX
カラー:ブラック/シルバー/レッド
価格:160,000円(税抜)
![エディ・メルクス eeklo70(ディスク・アルテグラ)](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/11/29/eeklo70_disc_black_orangere.jpg)
![エディ・メルクス eeklo70(ディスク・105)](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/11/29/eeklo70_disc_red_black.jpg)
![エディ・メルクス eeklo70(カンチ・ティアグラ)](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/11/29/eeklo70_canti_black_silver_red.jpg)
シクロクロスの盛んなベルギーのブランド、エディ・メルクス。金属フレーム全盛期に比べトーンダウンしていた同社ラインナップだが、ここ最近は大きく盛り返している印象を受ける。昨年メルクス氏が70歳を迎えたタイミングで登場した同社初のフルカーボンCXバイクが「eeklo70」だ。
車名であるeeklo(エークロ)とは、ロードレースとトラックレースにおいて勝利を欲しいままにしていたメルクス氏が、シクロクロスレースにて初優勝を飾ったベルギーの都市エークロに由来する。ロード世界チャンピオンがCXレースに出場するなど前例はなく、当時は非常に注目を集めたという逸話がモチーフだ。
![ディスク仕様はメカニカルシフトに油圧ブレーキとなる](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/11/29/IMG_9919.jpg)
![一体成型により高い剛性と安定性をもたらすフロントフォーク](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/11/29/IMG_9907.jpg)
![最大35cのタイヤまで対応するクリアランスを確保](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/11/29/IMG_9918.jpg)
![12mmスルーアクスルに変更されディスクブレーキの強い制動力でもよりコントローラブルに](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/11/29/IMG_9909.jpg)
そんな歴史ある名が冠されたeeklo70の特徴は、オフロードでの直進安定性と反応性を重視し、メルクスの経験やノウハウをベースに新設計された、俊敏で安定感のあるジオメトリーを採用していること。
カーボンフレームの成型には最新のEPS工法(発泡ポリスチレン成形)を採用。従来の工法より更に高い圧力をかけることで余分な樹脂素材を除去でき、高強度と軽量化を実現している。フォークに関しても、ドロップアウト部分からコラム部分まで一体成型することで、高剛性かつ安定感の高いハンドリングと快適性を確保している。安定性や反応性を向上させるべく、ヘッドセット規格は上1-1/8、下1-1/2インチのテーパード。ケーブル類は内装とされ、スッキリとした取り回しとともに担ぎやすさ、汚れにくさにも貢献している。
![フラットマウントが採用されたスマートなルックス](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/11/29/IMG_9912.jpg)
![端までカーボン製とされ滑らかな曲線を見せるリアエンド](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/11/29/IMG_9915.jpg)
ディスクブレーキ仕様は昨年までクイックリリース式だったが、2017年モデルからは前後12mmスルーアクスルに、そしてブレーキ台座をフラットマウントという最新規格を取り入れてアップデートを果たした。これによって特にフロントフォークの剛性を高め、強力な制動力に対応している。
![フルカーボン製により軽量化が図られ、ワイヤーも内装とすることで担ぎやすさにも貢献](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2016/11/29/14713625_1142311079191504_269513395975814067_n.jpg)
カラーはそれぞれのモデルで1色ずつの展開。コンポーネントをミックスとせず同一グレードをフルセットで採用することでパーツにも妥協のないアッセンブルだ。サドルはプロロゴ、ハンドル・ステム・シートポストはいずれもデダ製。取り扱いは深谷産業となる。
現在シーズン真っ只中のシクロクロスレース参加にベストな一台だ。
エディ・メルクス eeklo70 アルテグラ完成車(油圧ディスク)
サイズ:XXS、XS、S、M、L
フレーム素材:カーボンモノコック
フレーム・フォーク合計重量:1,440g
メインコンポーネント:シマノ 6800系アルテグラ
ブレーキレバー:シマノST-RS685
ヘッドセット:1-1/8”(上部)、1-1/2”(下部)
BB:BSA
ホイール:DT Swiss R24 Spline、(16年モデル:シマノ WH-RX31)
カラー:ブラック/オレンジ、(16年モデル:グリーン/ブラック/グレイ)
価格:359,000円(税抜)、(16年モデル:350,000円(税抜))
エディ・メルクス eeklo70 105完成車(油圧ディスク)
サイズ:XXS、XS、S、M、L
フレーム素材:カーボンモノコック
フレーム・フォーク合計重量:1,440g
メインコンポーネント:シマノ 5800系105
ブレーキレバー:シマノ ST-RS505
ヘッドセット:1-1/8”(上部)、1-1/2”(下部)
BB:BSA
ホイール:DT Swiss R24 Spline
カラー:レッド/ブラック
価格:319,000円(税抜)
エディ・メルクス eeklo70 ティアグラ完成車(カンチ)
サイズ:XXS、XS、S、M、L
フレーム素材:6069アルミダブルバテット
フレーム・フォーク合計重量:1,740g
メインコンポーネント:シマノ 4700系ティアグラ
ヘッドセット:1-1/8”(上部)、1-1/2”(下部)
BB:BSA
ホイール:フルクラム Sport CX
カラー:ブラック/シルバー/レッド
価格:160,000円(税抜)
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