2016/09/26(月) - 19:00
世界最大の自転車ショー「ユーロバイク」。次期新製品が明らかになると同時にバイク界の潮流がつかめる展示会でホットなニューモデルを探した。Part.2ではビアンキ、スコット、キャニオン、ノースウェーブ、セラミックスピード、POCの6ブランドをピックアップします(記事インデックスはこちらから)。
ビアンキ(イタリア)
ビアンキは、ツール・ド・フランスからロットNLユンボが駆るOLTRE XR4を発表。振動吸収テクノロジー「カウンターヴェイル」がついにエアロロードにも波及した。搭載されるヴィジョンのステム一体型エアロカーボンハンドルにも注目が集まった。
エントリーグレードのカーボンバイクIntrepida Dama Biancaは新鮮かつスペチャリッシマに通じるハードな印象のグラフィックで人気が出そうなモデルだ。ほかにMTBラインナップやクラシックなEroicaモデルなどもイタリアンブランドらしい展開だ。
スコット(スイス)
スコットは今回のショーでもっとも元気の良かったブランドのひとつ。とくにMTBの充実に目を見張る物があり、拡充する27.5+とファットにおいてもホイール径とサスの種類ごとにすべて網羅する膨大なラインアップを揃える。ロードモデルもFOIL、ADDICT、SOLACE、ROADSTAR等にエアロ、ディスク、グラベルと現代の車種をpremiumからエントリーまでメンズ&ウィメンズにおいて完全網羅した。
スコットはアクセサリー類も充実している。前部のエアインテークを塞ぐことができるオリカ・バイクエクスチェンジが被るエアロヘルメット「Cadence Plus」ほか多くのヘルメットラインナップを誇る。そしてシューズもロード&MTB用なんでもある選択肢の多さ。その充実度はもはや専業のシューズやヘルメットメーカーを凌駕する勢いだ。
キャニオン(ドイツ)
ショーのお膝元ドイツのキャニオンはトライアスロン・タイムトライアルバイクのSpeedmax CFを発表。小サイズも取り揃え、汎用性の高さとリーズナブルな価格で普及を狙う。
DHバイクにおいては、リアハブのフリーを一時的に解放し、キックバックを減少させる構造のProject Dis/Connect 搭載モデルを発表した。またキャニオン恒例、多くのゲストを招いての夜のBBQパーティで、引退したばかりのプリトことホアキン・ロドリゲスには感謝を込めての「PURITO」ロゴの記念バイクが贈呈された。またバイクパートで世界記録達成のトライアスリート、ヤン・フロデノの実車も展示された。エアロという観点ではUCIルールの縛りがなく、細部のテクノロジーは興味深いものがあった。
ノースウェーブ(イタリア)
ノースウェーブはハイエンドシューズのExtreme RRを発表。超軽量のシームレス構造アッパーをもつロードシューズで、圧着構造により縫い目がほとんど無いことで、プレッシャーポイントゼロ(=内部に当たるとことが無い)を目指した意欲作だ。
ラップするように包むアッパー構造のほか、ソールには剛性指数15をマークしたUDカーボンソールを採用。重量は220g。シリアスレーサーたちに人気が出そうだ。
セラミックスピード(デンマーク)
セラミックスピードはベアリングとの比較で回転の軽さを実感する展示で人気。3Dプリント成形のチタンプーリーは内部が中空構造で軽量だ。また、17Tという巨大プーリーを上下に使用し駆動抵抗の低減を図った「OPWS」はスラムに対応するようになったのがトピックス。
POC(スウェーデン)
北欧スウェーデンのデザインが人気のPOCヘルメットはシクロクロス&ダートスポーツ向けのOctal X(オクタル)を発表。見た目にロード用のOctalと大きく違わないが、外装シェルの回り込み面積が大きくなり、後部がダークカラーのツートンになっているのが特長だ。リオ五輪MTB出場選手の要望を得てリリースしたという。
photo&text:Makoto.AYANO
ビアンキ(イタリア)
ビアンキは、ツール・ド・フランスからロットNLユンボが駆るOLTRE XR4を発表。振動吸収テクノロジー「カウンターヴェイル」がついにエアロロードにも波及した。搭載されるヴィジョンのステム一体型エアロカーボンハンドルにも注目が集まった。
エントリーグレードのカーボンバイクIntrepida Dama Biancaは新鮮かつスペチャリッシマに通じるハードな印象のグラフィックで人気が出そうなモデルだ。ほかにMTBラインナップやクラシックなEroicaモデルなどもイタリアンブランドらしい展開だ。
スコット(スイス)
スコットは今回のショーでもっとも元気の良かったブランドのひとつ。とくにMTBの充実に目を見張る物があり、拡充する27.5+とファットにおいてもホイール径とサスの種類ごとにすべて網羅する膨大なラインアップを揃える。ロードモデルもFOIL、ADDICT、SOLACE、ROADSTAR等にエアロ、ディスク、グラベルと現代の車種をpremiumからエントリーまでメンズ&ウィメンズにおいて完全網羅した。
スコットはアクセサリー類も充実している。前部のエアインテークを塞ぐことができるオリカ・バイクエクスチェンジが被るエアロヘルメット「Cadence Plus」ほか多くのヘルメットラインナップを誇る。そしてシューズもロード&MTB用なんでもある選択肢の多さ。その充実度はもはや専業のシューズやヘルメットメーカーを凌駕する勢いだ。
キャニオン(ドイツ)
ショーのお膝元ドイツのキャニオンはトライアスロン・タイムトライアルバイクのSpeedmax CFを発表。小サイズも取り揃え、汎用性の高さとリーズナブルな価格で普及を狙う。
DHバイクにおいては、リアハブのフリーを一時的に解放し、キックバックを減少させる構造のProject Dis/Connect 搭載モデルを発表した。またキャニオン恒例、多くのゲストを招いての夜のBBQパーティで、引退したばかりのプリトことホアキン・ロドリゲスには感謝を込めての「PURITO」ロゴの記念バイクが贈呈された。またバイクパートで世界記録達成のトライアスリート、ヤン・フロデノの実車も展示された。エアロという観点ではUCIルールの縛りがなく、細部のテクノロジーは興味深いものがあった。
ノースウェーブ(イタリア)
ノースウェーブはハイエンドシューズのExtreme RRを発表。超軽量のシームレス構造アッパーをもつロードシューズで、圧着構造により縫い目がほとんど無いことで、プレッシャーポイントゼロ(=内部に当たるとことが無い)を目指した意欲作だ。
ラップするように包むアッパー構造のほか、ソールには剛性指数15をマークしたUDカーボンソールを採用。重量は220g。シリアスレーサーたちに人気が出そうだ。
セラミックスピード(デンマーク)
セラミックスピードはベアリングとの比較で回転の軽さを実感する展示で人気。3Dプリント成形のチタンプーリーは内部が中空構造で軽量だ。また、17Tという巨大プーリーを上下に使用し駆動抵抗の低減を図った「OPWS」はスラムに対応するようになったのがトピックス。
POC(スウェーデン)
北欧スウェーデンのデザインが人気のPOCヘルメットはシクロクロス&ダートスポーツ向けのOctal X(オクタル)を発表。見た目にロード用のOctalと大きく違わないが、外装シェルの回り込み面積が大きくなり、後部がダークカラーのツートンになっているのが特長だ。リオ五輪MTB出場選手の要望を得てリリースしたという。
photo&text:Makoto.AYANO
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