2016/09/26(月) - 09:31
コンポーネントメーカーとしてだけではなく、シューズメーカーとしての地位も不動のものとしているシマノ。ブランド史上初となるBOAクロージャーの採用や、刷新された全体構造などによって全方位に進化したロード用フラッグシップの新型「RC9」を紹介する。
シマノの新たなロード用フラッグシップシューズとして登場した「RC9」。数多くのプロライダーに愛用されている先代の「SH-R321」をベースに、フィッティングシステムを始めとした各所を大幅なアップデートを施している。
「RC9」が目指したのは、より多くのライダーにフィットするシューズ。SH-R321を例に取ると、シューズ内に空気を取り込むエアインテークによって、つま先回りと足の間に隙間ができてしまうという声がサポートライダーからあったという。
外見上の最も大きな変化は、フィッティングシステムに、シマノ史上初めてダイヤル式クロージャー「BOA IP1」を採用したこと。シューズの内外から大きなパターンで甲全体を包み込む「サラウンドラップアッパー」を2つのBOAでフィットさせることによって、シューズと足の一体感を更に高めた。また、好みにあわせてフィット感の強弱を調整できるよう、前側のBOAのケーブルは2つのルーティングを用意。熱成型によるCUSTOM FITを不要とするほど、高いフィット感を得ることが可能になった。
アッパー素材はSH-R321と同じくテイジンの「AVAIL100」だが、実際に触ってみるとしなやかさが格段に向上している。これを、縫い合わせをほとんど用いないワンピース構造で成型し、不快なシームのあたりなどを軽減。アッパー全体にはパンチング加工を施すことで、通気性を確保している。
フルカーボン製のソールは、大型スプリンターのハイパワーを余すところなくペダルへと伝達するための高剛性はそのままに、構造を一新。ベースプレートからクリート取り付け部が出っ張ったような形状とし、その周囲をアッパーの糊しろにすることで、ソールと共にアッパーをサンドするラスティングボードというパーツを廃止。軽量化につながるとともに、従来モデルに対してスタックハイトを3.2mm低減することに成功したことにより、ペダリングフィールがよりダイレクトに。クリート取り付け部は11mmとワイドな調整幅を持つ。
もちろん、足底形状はシマノが誇る「ダイナラスト」。つま先の位置を見直すことで足を引き上げる時に発生する負の力「ブレーキングロス」を5.23%軽減している。踵部には、ソールとは別体式となるエクスターナルヒールカップを配置。カーボンよりも成型自由度に優れる硬質樹脂を素材としており、踵を包み込み安定させることでアーチ後方のねじれを抑制。踵の内側には、ザラザラとしたサメ肌のような滑り止め素材を配置し、踵のスリップを防止した。
RC9は、2016シーズン初頭からシマノサポートライダーに供給されており、マイケル・マシューズ(オリカ・バイクエクスチェンジ)やセプ・ファンマルケ(ロットNLユンボ)らが使用。数々の勝利に貢献するとも共に、改良されたフィット感は多くライダーから好評を得ていると言う。
サイズバリエーションは36~48までとワイドで、39~43ではハーフサイズ展開あり。ワイドタイプも用意される。カラーはシマノのコーポレートカラーであるブルー、ベーシックなホワイト、イエローの3種類をラインアップ。最適な踵の角度をキープしてくれる専用設計のトールソックスが付属する(カラーはそれぞれのアッパーの色と共通)。
シマノ RC9(SH-RC900)
アッパー素材:テイジン AVAIL100+メッシュ
ソール:カーボン(+PU)ソール ※ヒールパッド交換可
ラスト:シマノDYNALAST
サイズ:36〜38、39〜43(ハーフサイズあり)、44〜48(36、37、47、48は受注生産)
実測重量:251g(片側、サイズ43)
カラー:ブルー、ホワイト、イエロー
価 格:45,000円(税抜)
シマノの新たなロード用フラッグシップシューズとして登場した「RC9」。数多くのプロライダーに愛用されている先代の「SH-R321」をベースに、フィッティングシステムを始めとした各所を大幅なアップデートを施している。
「RC9」が目指したのは、より多くのライダーにフィットするシューズ。SH-R321を例に取ると、シューズ内に空気を取り込むエアインテークによって、つま先回りと足の間に隙間ができてしまうという声がサポートライダーからあったという。
外見上の最も大きな変化は、フィッティングシステムに、シマノ史上初めてダイヤル式クロージャー「BOA IP1」を採用したこと。シューズの内外から大きなパターンで甲全体を包み込む「サラウンドラップアッパー」を2つのBOAでフィットさせることによって、シューズと足の一体感を更に高めた。また、好みにあわせてフィット感の強弱を調整できるよう、前側のBOAのケーブルは2つのルーティングを用意。熱成型によるCUSTOM FITを不要とするほど、高いフィット感を得ることが可能になった。
アッパー素材はSH-R321と同じくテイジンの「AVAIL100」だが、実際に触ってみるとしなやかさが格段に向上している。これを、縫い合わせをほとんど用いないワンピース構造で成型し、不快なシームのあたりなどを軽減。アッパー全体にはパンチング加工を施すことで、通気性を確保している。
フルカーボン製のソールは、大型スプリンターのハイパワーを余すところなくペダルへと伝達するための高剛性はそのままに、構造を一新。ベースプレートからクリート取り付け部が出っ張ったような形状とし、その周囲をアッパーの糊しろにすることで、ソールと共にアッパーをサンドするラスティングボードというパーツを廃止。軽量化につながるとともに、従来モデルに対してスタックハイトを3.2mm低減することに成功したことにより、ペダリングフィールがよりダイレクトに。クリート取り付け部は11mmとワイドな調整幅を持つ。
もちろん、足底形状はシマノが誇る「ダイナラスト」。つま先の位置を見直すことで足を引き上げる時に発生する負の力「ブレーキングロス」を5.23%軽減している。踵部には、ソールとは別体式となるエクスターナルヒールカップを配置。カーボンよりも成型自由度に優れる硬質樹脂を素材としており、踵を包み込み安定させることでアーチ後方のねじれを抑制。踵の内側には、ザラザラとしたサメ肌のような滑り止め素材を配置し、踵のスリップを防止した。
RC9は、2016シーズン初頭からシマノサポートライダーに供給されており、マイケル・マシューズ(オリカ・バイクエクスチェンジ)やセプ・ファンマルケ(ロットNLユンボ)らが使用。数々の勝利に貢献するとも共に、改良されたフィット感は多くライダーから好評を得ていると言う。
サイズバリエーションは36~48までとワイドで、39~43ではハーフサイズ展開あり。ワイドタイプも用意される。カラーはシマノのコーポレートカラーであるブルー、ベーシックなホワイト、イエローの3種類をラインアップ。最適な踵の角度をキープしてくれる専用設計のトールソックスが付属する(カラーはそれぞれのアッパーの色と共通)。
シマノ RC9(SH-RC900)
アッパー素材:テイジン AVAIL100+メッシュ
ソール:カーボン(+PU)ソール ※ヒールパッド交換可
ラスト:シマノDYNALAST
サイズ:36〜38、39〜43(ハーフサイズあり)、44〜48(36、37、47、48は受注生産)
実測重量:251g(片側、サイズ43)
カラー:ブルー、ホワイト、イエロー
価 格:45,000円(税抜)
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