2016/08/26(金) - 00:56
学連所属選手が頂点に位置付けるインカレが伊豆ベロドロームで始まった。初日トラック予選では各種目で好記録が続出。注目の大学対抗総合は鹿屋体育大学や日本大学など強豪校は大きな取りこぼしなく予選を通過している。
全日本大学対抗選手権自転車競技会、通称インカレが8月25日(木)から4日間の日程で静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで始まった。3日間は伊豆ベロドローム(250m)でのトラック競技で、最終日は5kmサーキットでのロードレースだ。学連所属選手にとって大学対抗の名を冠するこの大会は各校が威信をかけて戦うものであり、最もステータスの高い大会として知られる。会場には各校の応援旗が並び、多くのOBやOGが集結する晴れの舞台だ。
初日はトラックの各予選が行われたが、近年の選手強化と伊豆ベロドロームの好条件とあいまって好記録が続出。極めてレベルの高い大会になっている。各種目の個人成績はもちろんだが大学対抗の総合成績が大きく注目の的となる。大会初日の結果は大きな波乱なく強豪校・強豪選手はおおむね順当に予選を通過している。
男子スプリント予選では10秒4から10秒5に上位陣がまとまった。好タイムではあるが多くの選手が持ちタイムよりは0.2秒ほど遅い傾向にある。タンデムスプリント予選では日本大学が12秒880の学連新・大会新を出した。200m換算ならば10秒30だ。女子3km インディヴィデュアルパーシュート予選では橋本優弥(鹿屋体育大学)が3分43秒315の大会新という好記録を出し決勝戦へ。男子4km インディヴィデュアルパーシュート予選はじつに7位までが4分30秒台、出走全員が5分を切り、そして1位タイムは渡邊翔太郎(朝日大学)の4分31秒686大会新というハイレベル。
昨年まで男子総合3連覇の鹿屋体育大学に今年大きく立ちはだかるのは、多くの強豪選手が新1年生で入り、2年生以上を強化した日本大学だ。2012年まで男子総合30連覇の金字塔を打ち立てたその強さの復活なるか、あるいは中央大学、法政大学などの伝統校がいかに立ち向かうか、大いに注目される。
以下に予選結果をお伝えしよう。
男子スプリント予選 200m
1位 橋本瑠偉(明治大学)10秒402
2位 後藤悠(早稲田大学)10秒443
3位 堀航輝(鹿屋体育大学)10秒510
4位 宮本隼輔(中央大学)10秒507
女子スプリント予選 200m
1位 清水知美(八戸学院大学)11秒970
2位 西島叶子(鹿屋体育大学)12秒306
タンデムスプリント予選 250m
1位 日本大学 12秒880 学連新・大会新
2位 朝日大学 12秒952
3位 法政大学 12秒953
4位 鹿屋体育大学 13秒137
5位 中央大学 13秒154
6位 早稲田大学 13秒303
7位 順天堂大学 13秒489
8位 東北学院大学 13秒621
女子3km インディヴィデュアルパーシュート予選
1位 橋本優弥(鹿屋体育大学)3分43秒315 大会新 決勝戦へ
2位 古山稀絵(日本体育大学)3分51秒220 決勝戦へ
3位 中井彩子(鹿屋体育大学)3分51秒813 3-4 位決定戦へ
4位 丹波佳奈美(八戸学院大学)4分00秒836 3-4 位決定戦へ
男子4km インディヴィデュアルパーシュート予選
1位 渡邊翔太郎(朝日大学)4分31秒686 大会新 決勝戦へ
2位 今村駿介(中央大学)4分32秒769 大会新 決勝戦へ
3位 松本憲斗(鹿屋体育大学)4分34秒289 3-4 位決定戦へ
4位 安田京介(京都産業大学)4分34秒636 3-4 位決定戦へ
5位 鈴木康平(法政大学)4分39秒030 以下順位確定
6位 中西健児(同志社大学)4分39秒067
7位 安田開(日本体育大学)4分39秒877
8位 佐々木真也(日本大学)4分40秒365
女子チームスプリント予選
1位 日本体育大学 36秒752 学連新、大会新 決勝戦へ
2位 鹿屋体育大学 37秒612 学連新、大会新 決勝戦へ
photo&text:高木秀彰
全日本大学対抗選手権自転車競技会、通称インカレが8月25日(木)から4日間の日程で静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで始まった。3日間は伊豆ベロドローム(250m)でのトラック競技で、最終日は5kmサーキットでのロードレースだ。学連所属選手にとって大学対抗の名を冠するこの大会は各校が威信をかけて戦うものであり、最もステータスの高い大会として知られる。会場には各校の応援旗が並び、多くのOBやOGが集結する晴れの舞台だ。
初日はトラックの各予選が行われたが、近年の選手強化と伊豆ベロドロームの好条件とあいまって好記録が続出。極めてレベルの高い大会になっている。各種目の個人成績はもちろんだが大学対抗の総合成績が大きく注目の的となる。大会初日の結果は大きな波乱なく強豪校・強豪選手はおおむね順当に予選を通過している。
男子スプリント予選では10秒4から10秒5に上位陣がまとまった。好タイムではあるが多くの選手が持ちタイムよりは0.2秒ほど遅い傾向にある。タンデムスプリント予選では日本大学が12秒880の学連新・大会新を出した。200m換算ならば10秒30だ。女子3km インディヴィデュアルパーシュート予選では橋本優弥(鹿屋体育大学)が3分43秒315の大会新という好記録を出し決勝戦へ。男子4km インディヴィデュアルパーシュート予選はじつに7位までが4分30秒台、出走全員が5分を切り、そして1位タイムは渡邊翔太郎(朝日大学)の4分31秒686大会新というハイレベル。
昨年まで男子総合3連覇の鹿屋体育大学に今年大きく立ちはだかるのは、多くの強豪選手が新1年生で入り、2年生以上を強化した日本大学だ。2012年まで男子総合30連覇の金字塔を打ち立てたその強さの復活なるか、あるいは中央大学、法政大学などの伝統校がいかに立ち向かうか、大いに注目される。
以下に予選結果をお伝えしよう。
男子スプリント予選 200m
1位 橋本瑠偉(明治大学)10秒402
2位 後藤悠(早稲田大学)10秒443
3位 堀航輝(鹿屋体育大学)10秒510
4位 宮本隼輔(中央大学)10秒507
女子スプリント予選 200m
1位 清水知美(八戸学院大学)11秒970
2位 西島叶子(鹿屋体育大学)12秒306
タンデムスプリント予選 250m
1位 日本大学 12秒880 学連新・大会新
2位 朝日大学 12秒952
3位 法政大学 12秒953
4位 鹿屋体育大学 13秒137
5位 中央大学 13秒154
6位 早稲田大学 13秒303
7位 順天堂大学 13秒489
8位 東北学院大学 13秒621
女子3km インディヴィデュアルパーシュート予選
1位 橋本優弥(鹿屋体育大学)3分43秒315 大会新 決勝戦へ
2位 古山稀絵(日本体育大学)3分51秒220 決勝戦へ
3位 中井彩子(鹿屋体育大学)3分51秒813 3-4 位決定戦へ
4位 丹波佳奈美(八戸学院大学)4分00秒836 3-4 位決定戦へ
男子4km インディヴィデュアルパーシュート予選
1位 渡邊翔太郎(朝日大学)4分31秒686 大会新 決勝戦へ
2位 今村駿介(中央大学)4分32秒769 大会新 決勝戦へ
3位 松本憲斗(鹿屋体育大学)4分34秒289 3-4 位決定戦へ
4位 安田京介(京都産業大学)4分34秒636 3-4 位決定戦へ
5位 鈴木康平(法政大学)4分39秒030 以下順位確定
6位 中西健児(同志社大学)4分39秒067
7位 安田開(日本体育大学)4分39秒877
8位 佐々木真也(日本大学)4分40秒365
女子チームスプリント予選
1位 日本体育大学 36秒752 学連新、大会新 決勝戦へ
2位 鹿屋体育大学 37秒612 学連新、大会新 決勝戦へ
photo&text:高木秀彰
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