2016/07/11(月) - 03:48
気温36度の猛暑に見舞われた1日の締めくくりは雹混じりの激しい雷雨。超級山岳アンドラ・アルカリスでトム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン)が逃げ切り勝利を飾り、クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)が危なげなく首位を守った。
ツール・ド・フランス第9ステージは隣国スペインとアンドラ公国を舞台にしたピレネー最終決戦。クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)のマイヨジョーヌ獲得から一夜明け、休息日を前にした前半戦最大の山場は獲得標高差が4,500mに達する。
スタート直後に1級山岳ボネギュア峠の登りが始まり、1級山岳カント峠を経てアンドラ公国へ。残り55km地点で国境を越え、そこから10%オーバーの急勾配区間が連発する2級山岳コメリャ峠と1級山岳ベイシャリス峠を立て続けにクリアする。フィニッシュ地点は超級山岳アンドラ・アルカリス(10.1km/平均7.2%)だ。
フランス語とスペイン語が混じる賑やかなビエルハのスタート地点を後にするとすぐ、ローラー台や実走で入念にアップしていた選手たちがアタックを開始する。
開始早々に1級山岳ボネギュア峠で形成された約40名の逃げ集団に入ったのはアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ)とアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)。やがて25名に絞られた逃げ集団はメイン集団から1分25秒ものリードを稼ぎ出す。スペイン勢による逆襲が始まったが、精彩を欠いたコンタドールは徐々に失速し、チームスカイ率いるメイン集団に吸収されている。
1級山岳ボネギュア峠の頂上ではマイヨアポワをかけたバトルが繰り広げられ、トーマス・デヘント(ベルギー、ロット・ソウダル)とラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ)を振り切ったティボー・ピノ(フランス、FDJ)が先頭通過。約20名の逃げ集団は懸命にペースを上げたものの、総合5位バルベルデの存在を嫌ったチームスカイが集団ペースアップを続けたためタイム差は1分を超えない。
チームの指示でバルベルデが逃げ集団を離脱したところでようやくメイン集団はペースダウン。ピノやマイカ、デヘント、トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン)、ルイ・コスタ(ポルトガル、ランプレ・メリダ)、そして下りで単独ブリッジを成功させたペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ)を含む20名の逃げ集団のリードは最大10分30秒まで広がった。
熱い太陽に照らされて最高気温が36度まで上がったこの日、序盤にアタックしたコンタドールが1級山岳カント峠でメイン集団から脱落する。前夜に発熱し、落車による怪我に加えて体調不良に苦しんだコンタドールは83km地点でバイクを降りている。
国境の検問をするりと抜けてスペインからアンドラ公国に入国。街中に設定された中間スプリントポイントに差し掛かるとサガンが前に出る。争うことなく先頭通過したサガンは20ポイントを獲得し、ポイント賞トップのマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)の7ポイント差に迫った。
逃げ集団の中で総合成績が最も良いのはマティアス・フランク(スイス、IAMサイクリング)で、フルームから14分51秒遅れの総合31位。メイン集団をコントロールするチームスカイに逃げを吸収する意思はなく、3つのカテゴリー山岳を残した残り50km地点で逃げ集団とのタイム差は10分のまま。現実的に逃げ切りが確実なものになり、この日はステージ争いと総合争いが並行して行われる運びとなった。
ブエルタ・ア・エスパーニャの定番峠である2級山岳コメリャ峠で独走に持ち込んだデヘントは続く1級山岳ベイシャリス峠で追走集団に吸収される。アンドラの街を見下ろすベイシャリス峠はピノの手に収まり、10名に絞られた逃げ集団がいよいよ超級山岳アンドラ・アルカリスの登坂を開始する。
フィニッシュ地点としては今大会最も高い(ツール史上3番目)標高2,240mのスキー場に続く本格的な登りを前に、残り12km地点の緩斜面でドゥムランがアタック。逃げメンバーは置き去りにしたドゥムランが個人TTモードで独走を開始した。
それまでの快晴&猛暑はどこへやらアルカリスの登りを進むうちに周囲は雨雲に覆われ、残り6kmを切ったところで叩きつけるような雨が降り始める。雹混じりの雨は徐々に強さを増して気温は急降下。雷鳴が轟く超級山岳をドゥムランが先頭で駆け上がる。
後方ではコスタやマイカが追走したものの届かず、ペースを崩すことなく連続スイッチバックをこなしたドゥムランが雨降りしきるフィニッシュに単独で辿り着いた。
昨年のブエルタ・ア・エスパーニャでステージ初優勝し、今年のジロ・デ・イタリアでもステージ初優勝、そしてこのツールでステージ初優勝を飾ったドゥムラン。リオ五輪のタイムトライアルを見据える25歳は「夢が叶った。クイーンステージで優勝したんだ!疲れ切って言葉が出てこない。信じられないような1日だった。自分の持ち味がタイムトライアルだけじゃないことを証明できたよ」とコメントしている。
オリジナル逃げメンバーのうちメイン集団から逃げ切ったのは9名。ステージ優勝を飾ったドゥムランが敢闘賞を獲得している。前日の30ポイントに続いてこの日50ポイントを獲得したピノがマイヨアポワを獲得。コンタドールのリタイアによって自由な動きが許されると見られるマイカが3ポイント差の山岳賞2位につけている。
8分後方のメイン集団はチームスカイがコントロールしたまま超級山岳アンドラ・アルカリスに突入。残り6kmで最初に動いたのはセルジオルイス・エナオモントーヤ(コロンビア、チームスカイ)で、ダニエル・マーティン(アイルランド、エティックス・クイックステップ)がこの動きを封じ込める。
続いて、マイヨジョーヌが動いた。クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)のアタックにはナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)が素早く対応。しばらくしてリッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシング)らが合流して集団は10名ほどに戻ったが、その中にロマン・クロイツィゲル(チェコ、ティンコフ)やファビオ・アル(イタリア、アスタナ)、バルベルデらの姿はなかった。
その後のアタックによってティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシング)やロメン・バルデ(フランス、AG2Rラモンディアール)が脱落する。トップライダーたちのアタックはいずれも決まらず、アダム・イェーツ(イギリス、オリカ・バイクエクスチェンジ)を先頭にフルームとキンタナ、ポート、マーティンがスプリントしながらフィニッシュ。キンタナとイェーツを除くライバルたちからリードを奪う走りでフルームがマイヨジョーヌを守った。
「厳しい気象条件の中でのレースだったけどチームスカイにとって良い1日になったよ。コンタドールとバルベルデが序盤に先行したもののチームは慌てることなく対処した。チームメイトたちのおかげで今もこうしてマイヨジョーヌを着ることができている」とフルームは語る。
第9ステージを終えてルイス・マインティーズ(南アフリカ、ランプレ・メリダ)までの総合トップ9が1分以内。長い長い1週目を終えてツールはアンドラ公国で1回目の休息日を迎える。
ツール・ド・フランス2016第9ステージ結果
1位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン) 5h16’24”
2位 ルイ・コスタ(ポルトガル、ランプレ・メリダ) +38”
3位 ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ)
4位 ダニエル・ナバーロ(スペイン、コフィディス) +1’39”
5位 ビネル・アナコナゴメス(コロンビア、モビスター) +1’57”
6位 ティボー・ピノ(フランス、FDJ) +2’30”
7位 ジョージ・ベネット(ニュージーランド、ロットNLユンボ) +2’48”
8位 ディエゴ・ローザ(イタリア、アスタナ) +2’52”
9位 マティアス・フランク(スイス、IAMサイクリング) +3’44”
10位 アダム・イェーツ(イギリス、オリカ・バイクエクスチェンジ) +6’35”
11位 クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)
12位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)
13位 リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシング) +6’37”
14位 ダニエル・マーティン(アイルランド、エティックス・クイックステップ)
17位 ロメン・バルデ(フランス、AG2Rラモンディアール) +6’56”
18位 バウク・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード)
19位 ルイス・マインティーズ(南アフリカ、ランプレ・メリダ)
20位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)
21位 ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシング) +7’13”
22位 ロマン・クロイツィゲル(チェコ、ティンコフ) +7’17”
23位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
27位 ファビオ・アル(イタリア、アスタナ) +7’35”
28位 ワレン・バーギル(フランス、ジャイアント・アルペシン)
32位 ピエール・ロラン(フランス、キャノンデール・ドラパック) +8’41”
39位 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ロットNLユンボ) +10’08”
111位 新城幸也(日本、ランプレ・メリダ) +31’48”
マイヨジョーヌ(個人総合成績)
1位 クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ) 44h36’03”
2位 アダム・イェーツ(イギリス、オリカ・バイクエクスチェンジ) +16”
3位 ダニエル・マーティン(アイルランド、エティックス・クイックステップ) +19”
4位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) +23”
5位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) +37”
6位 ロメン・バルデ(フランス、AG2Rラモンディアール) +44”
7位 バウク・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード)
8位 セルジオルイス・エナオモントーヤ(コロンビア、チームスカイ)
9位 ルイス・マインティーズ(南アフリカ、ランプレ・メリダ) +55”
10位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) +1’01”
マイヨヴェール(ポイント賞)
1位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ) 204pts
2位 ペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ) 197pts
3位 マルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ) 182pts
マイヨアポワ(山岳賞)
1位 ティボー・ピノ(フランス、FDJ) 80pts
2位 ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ) 77pts
3位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン) 50pts
マイヨブラン(ヤングライダー賞)
1位 アダム・イェーツ(イギリス、オリカ・バイクエクスチェンジ) 44h36’19”
2位 ルイス・マインティーズ(南アフリカ、ランプレ・メリダ) +39”
3位 ワレン・バーギル(フランス、ジャイアント・アルペシン) +2’35”
チーム総合成績
3位 モビスター 133h49’31”
2位 チームスカイ +2’26”
3位 BMCレーシング +3’28”
ステージ敢闘賞
トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン)
リタイア
アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ)
マーク・レンショー(オーストラリア、ディメンションデータ)
マチュー・ラダニュ(フランス、FDJ)
セドリック・ピノー(フランス、FDJ)
text&photo:Kei Tsuji in Arcalis, Andorra
ツール・ド・フランス第9ステージは隣国スペインとアンドラ公国を舞台にしたピレネー最終決戦。クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)のマイヨジョーヌ獲得から一夜明け、休息日を前にした前半戦最大の山場は獲得標高差が4,500mに達する。
スタート直後に1級山岳ボネギュア峠の登りが始まり、1級山岳カント峠を経てアンドラ公国へ。残り55km地点で国境を越え、そこから10%オーバーの急勾配区間が連発する2級山岳コメリャ峠と1級山岳ベイシャリス峠を立て続けにクリアする。フィニッシュ地点は超級山岳アンドラ・アルカリス(10.1km/平均7.2%)だ。
フランス語とスペイン語が混じる賑やかなビエルハのスタート地点を後にするとすぐ、ローラー台や実走で入念にアップしていた選手たちがアタックを開始する。
開始早々に1級山岳ボネギュア峠で形成された約40名の逃げ集団に入ったのはアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ)とアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)。やがて25名に絞られた逃げ集団はメイン集団から1分25秒ものリードを稼ぎ出す。スペイン勢による逆襲が始まったが、精彩を欠いたコンタドールは徐々に失速し、チームスカイ率いるメイン集団に吸収されている。
1級山岳ボネギュア峠の頂上ではマイヨアポワをかけたバトルが繰り広げられ、トーマス・デヘント(ベルギー、ロット・ソウダル)とラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ)を振り切ったティボー・ピノ(フランス、FDJ)が先頭通過。約20名の逃げ集団は懸命にペースを上げたものの、総合5位バルベルデの存在を嫌ったチームスカイが集団ペースアップを続けたためタイム差は1分を超えない。
チームの指示でバルベルデが逃げ集団を離脱したところでようやくメイン集団はペースダウン。ピノやマイカ、デヘント、トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン)、ルイ・コスタ(ポルトガル、ランプレ・メリダ)、そして下りで単独ブリッジを成功させたペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ)を含む20名の逃げ集団のリードは最大10分30秒まで広がった。
熱い太陽に照らされて最高気温が36度まで上がったこの日、序盤にアタックしたコンタドールが1級山岳カント峠でメイン集団から脱落する。前夜に発熱し、落車による怪我に加えて体調不良に苦しんだコンタドールは83km地点でバイクを降りている。
国境の検問をするりと抜けてスペインからアンドラ公国に入国。街中に設定された中間スプリントポイントに差し掛かるとサガンが前に出る。争うことなく先頭通過したサガンは20ポイントを獲得し、ポイント賞トップのマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)の7ポイント差に迫った。
逃げ集団の中で総合成績が最も良いのはマティアス・フランク(スイス、IAMサイクリング)で、フルームから14分51秒遅れの総合31位。メイン集団をコントロールするチームスカイに逃げを吸収する意思はなく、3つのカテゴリー山岳を残した残り50km地点で逃げ集団とのタイム差は10分のまま。現実的に逃げ切りが確実なものになり、この日はステージ争いと総合争いが並行して行われる運びとなった。
ブエルタ・ア・エスパーニャの定番峠である2級山岳コメリャ峠で独走に持ち込んだデヘントは続く1級山岳ベイシャリス峠で追走集団に吸収される。アンドラの街を見下ろすベイシャリス峠はピノの手に収まり、10名に絞られた逃げ集団がいよいよ超級山岳アンドラ・アルカリスの登坂を開始する。
フィニッシュ地点としては今大会最も高い(ツール史上3番目)標高2,240mのスキー場に続く本格的な登りを前に、残り12km地点の緩斜面でドゥムランがアタック。逃げメンバーは置き去りにしたドゥムランが個人TTモードで独走を開始した。
それまでの快晴&猛暑はどこへやらアルカリスの登りを進むうちに周囲は雨雲に覆われ、残り6kmを切ったところで叩きつけるような雨が降り始める。雹混じりの雨は徐々に強さを増して気温は急降下。雷鳴が轟く超級山岳をドゥムランが先頭で駆け上がる。
後方ではコスタやマイカが追走したものの届かず、ペースを崩すことなく連続スイッチバックをこなしたドゥムランが雨降りしきるフィニッシュに単独で辿り着いた。
昨年のブエルタ・ア・エスパーニャでステージ初優勝し、今年のジロ・デ・イタリアでもステージ初優勝、そしてこのツールでステージ初優勝を飾ったドゥムラン。リオ五輪のタイムトライアルを見据える25歳は「夢が叶った。クイーンステージで優勝したんだ!疲れ切って言葉が出てこない。信じられないような1日だった。自分の持ち味がタイムトライアルだけじゃないことを証明できたよ」とコメントしている。
オリジナル逃げメンバーのうちメイン集団から逃げ切ったのは9名。ステージ優勝を飾ったドゥムランが敢闘賞を獲得している。前日の30ポイントに続いてこの日50ポイントを獲得したピノがマイヨアポワを獲得。コンタドールのリタイアによって自由な動きが許されると見られるマイカが3ポイント差の山岳賞2位につけている。
8分後方のメイン集団はチームスカイがコントロールしたまま超級山岳アンドラ・アルカリスに突入。残り6kmで最初に動いたのはセルジオルイス・エナオモントーヤ(コロンビア、チームスカイ)で、ダニエル・マーティン(アイルランド、エティックス・クイックステップ)がこの動きを封じ込める。
続いて、マイヨジョーヌが動いた。クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)のアタックにはナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)が素早く対応。しばらくしてリッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシング)らが合流して集団は10名ほどに戻ったが、その中にロマン・クロイツィゲル(チェコ、ティンコフ)やファビオ・アル(イタリア、アスタナ)、バルベルデらの姿はなかった。
その後のアタックによってティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシング)やロメン・バルデ(フランス、AG2Rラモンディアール)が脱落する。トップライダーたちのアタックはいずれも決まらず、アダム・イェーツ(イギリス、オリカ・バイクエクスチェンジ)を先頭にフルームとキンタナ、ポート、マーティンがスプリントしながらフィニッシュ。キンタナとイェーツを除くライバルたちからリードを奪う走りでフルームがマイヨジョーヌを守った。
「厳しい気象条件の中でのレースだったけどチームスカイにとって良い1日になったよ。コンタドールとバルベルデが序盤に先行したもののチームは慌てることなく対処した。チームメイトたちのおかげで今もこうしてマイヨジョーヌを着ることができている」とフルームは語る。
第9ステージを終えてルイス・マインティーズ(南アフリカ、ランプレ・メリダ)までの総合トップ9が1分以内。長い長い1週目を終えてツールはアンドラ公国で1回目の休息日を迎える。
ツール・ド・フランス2016第9ステージ結果
1位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン) 5h16’24”
2位 ルイ・コスタ(ポルトガル、ランプレ・メリダ) +38”
3位 ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ)
4位 ダニエル・ナバーロ(スペイン、コフィディス) +1’39”
5位 ビネル・アナコナゴメス(コロンビア、モビスター) +1’57”
6位 ティボー・ピノ(フランス、FDJ) +2’30”
7位 ジョージ・ベネット(ニュージーランド、ロットNLユンボ) +2’48”
8位 ディエゴ・ローザ(イタリア、アスタナ) +2’52”
9位 マティアス・フランク(スイス、IAMサイクリング) +3’44”
10位 アダム・イェーツ(イギリス、オリカ・バイクエクスチェンジ) +6’35”
11位 クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)
12位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)
13位 リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシング) +6’37”
14位 ダニエル・マーティン(アイルランド、エティックス・クイックステップ)
17位 ロメン・バルデ(フランス、AG2Rラモンディアール) +6’56”
18位 バウク・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード)
19位 ルイス・マインティーズ(南アフリカ、ランプレ・メリダ)
20位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)
21位 ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシング) +7’13”
22位 ロマン・クロイツィゲル(チェコ、ティンコフ) +7’17”
23位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
27位 ファビオ・アル(イタリア、アスタナ) +7’35”
28位 ワレン・バーギル(フランス、ジャイアント・アルペシン)
32位 ピエール・ロラン(フランス、キャノンデール・ドラパック) +8’41”
39位 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ロットNLユンボ) +10’08”
111位 新城幸也(日本、ランプレ・メリダ) +31’48”
マイヨジョーヌ(個人総合成績)
1位 クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ) 44h36’03”
2位 アダム・イェーツ(イギリス、オリカ・バイクエクスチェンジ) +16”
3位 ダニエル・マーティン(アイルランド、エティックス・クイックステップ) +19”
4位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) +23”
5位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) +37”
6位 ロメン・バルデ(フランス、AG2Rラモンディアール) +44”
7位 バウク・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード)
8位 セルジオルイス・エナオモントーヤ(コロンビア、チームスカイ)
9位 ルイス・マインティーズ(南アフリカ、ランプレ・メリダ) +55”
10位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) +1’01”
マイヨヴェール(ポイント賞)
1位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ) 204pts
2位 ペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ) 197pts
3位 マルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ) 182pts
マイヨアポワ(山岳賞)
1位 ティボー・ピノ(フランス、FDJ) 80pts
2位 ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ) 77pts
3位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン) 50pts
マイヨブラン(ヤングライダー賞)
1位 アダム・イェーツ(イギリス、オリカ・バイクエクスチェンジ) 44h36’19”
2位 ルイス・マインティーズ(南アフリカ、ランプレ・メリダ) +39”
3位 ワレン・バーギル(フランス、ジャイアント・アルペシン) +2’35”
チーム総合成績
3位 モビスター 133h49’31”
2位 チームスカイ +2’26”
3位 BMCレーシング +3’28”
ステージ敢闘賞
トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン)
リタイア
アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ)
マーク・レンショー(オーストラリア、ディメンションデータ)
マチュー・ラダニュ(フランス、FDJ)
セドリック・ピノー(フランス、FDJ)
text&photo:Kei Tsuji in Arcalis, Andorra
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東洋経済新報社