2016/07/03(日) - 01:20
広島連戦初日は逃げ切った4人の勝負となり増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が中根英登(愛三工業レーシングチーム)をタイヤ差で下し優勝。JBCF女子チャンピオンシップとして行われた女子は、坂口聖香(パナソニックレディース)が逃げ切って優勝。
初日はショートロードレース
2in1大会の広島。7月2日(土)はDay-1でP1はショートロードレース、女子は年間で最高峰のJBCF女子チャンピオンシップとして行われた。会場は広島県中央森林公園の周回で1周12.3km。バランスのとれた名コースだ。P1は6周する73.8kmで行われた。翌日のP1の半分の距離であり、速いレース展開やワンチャンスをものにできるレースが期待された。
スタートから各チームがアタックを繰り出す中、2周目の通称「フェンストンネル」を抜けてから増田とホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)が前方に抜け出す。さらに中根英登(愛三工業レーシングチーム)そして阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)が合流し4人の逃げができる。4人はメイン集団と30秒ほどの差を保つが4人それぞれがローテーションしたことと、メイン集団も落ち着き、差は1分半前後に拡大する。
序盤に逃げた4人が逃げ切り
短いロードレースのため早めに吸収の動きに出ないと逃げ切りが決まるが、メイン集団はシマノレーシングやチーム右京らが追うものの差は変わらない。逃げる4人は独走や逃げを得意とする選手たちばかりで逃げ切りの公算が大きくなる。そしてラスト1周、差は1分を超えているがメイン集団も活性化して逃げ切りが微妙になる。しかし逃げる4人は最後の上りでもアタックせず協調し、ラスト400mの直線に入ってから勝負をかける。
先に仕掛けたのはホセ・ビセンテ。これを中根がかわしさらに増田が追い上げる。フィニッシュライン上で先行していた中根に増田が追いつき、タイヤ差ほどの微差で増田が優勝。メイン集団は6秒差で吉田隼人(マトリックスパワータグ)先頭にフィニッシュ。逃げ切りは、わずか4人でも平均ラップは17分55秒と速く、逃げのメンバーが良かったことが最大の要因。増田はスピードもあり、1週間前の全日本選手権でもメイン集団スプリントの頭を取っている。
坂口聖香がJBCF女子チャンピオンに 岡篤志がE1で圧倒
年間で最もレイティングの高いFFで行われたJBCF女子チャンピオンシップは、序盤から唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)らがペースを上げて数を減らしていく展開に。最終周回の上りで鋭くアタックしたのは坂口。坂の頂上で17秒差をつけた坂口は、唐見らに追い込まれるもののタイム差なしで逃げ切り優勝。タイトルを手にした。
強豪がそろう中で行われたE1クラスタは、序盤から逃げたグループから岡篤志(弱虫ペダルサイクリングチーム)が単独で抜け出す。最大3分以上の差をつけた岡は、残り3周を一人で逃げ切り2位の松木健治(クラブシルベスト)らに2分29秒の大差をつけ圧勝。「失敗した」という全日本選手権U23ロードレースの悔しさを晴らす快走を見せた。
結果
P1クラスタ 73.8km
1位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)1時間47分29秒
2位 中根英登(愛三工業レーシングチーム)
3位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
4位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)+01秒
5位 吉田隼人(マトリックスパワータグ)+06秒
6位 ベンジャミ・プラデス(チーム右京)+07秒
7位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)
8位 サルバドール・グアルディオラ(チーム右京)
9位 早川朋宏(愛三工業レーシングチーム)+08秒
10位 ロイック・デリアク(ニールプライド南信スバルサイクリングチーム)
Jプロツアーリーダー ジョン・アベラストゥリ(チーム右京)
U23リーダー 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
Fクラスタ 61.5km
1位 坂口聖香(パナソニックレディース)1時間49分49秒
2位 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)
3位 吉川美穂(Live GARDEN BICI STELLE)+01秒
4位 合田祐美子(BH ASTIFO)
5位 西加南子(LUMINARIA)+02秒
6位 針谷千紗子(Live GARDEN BICI STELLE)+10秒
Jフェミニンツアーリーダー 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)
E1クラスタ 61.5km
1位 岡篤志(弱虫ペダルサイクリングチーム)1時間33分48秒
2位 松木健治(クラブシルベスト)+2分29秒
3位 大町健斗(安芸府中高等学校)
4位 西脇圭亮(BC ANELLO)+2分30秒
5位 津田悠義(EQADS)
6位 濱野克悠(バルバレーシングクラブ)+2分31秒
photo&text:高木秀彰
初日はショートロードレース
2in1大会の広島。7月2日(土)はDay-1でP1はショートロードレース、女子は年間で最高峰のJBCF女子チャンピオンシップとして行われた。会場は広島県中央森林公園の周回で1周12.3km。バランスのとれた名コースだ。P1は6周する73.8kmで行われた。翌日のP1の半分の距離であり、速いレース展開やワンチャンスをものにできるレースが期待された。
スタートから各チームがアタックを繰り出す中、2周目の通称「フェンストンネル」を抜けてから増田とホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)が前方に抜け出す。さらに中根英登(愛三工業レーシングチーム)そして阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)が合流し4人の逃げができる。4人はメイン集団と30秒ほどの差を保つが4人それぞれがローテーションしたことと、メイン集団も落ち着き、差は1分半前後に拡大する。
序盤に逃げた4人が逃げ切り
短いロードレースのため早めに吸収の動きに出ないと逃げ切りが決まるが、メイン集団はシマノレーシングやチーム右京らが追うものの差は変わらない。逃げる4人は独走や逃げを得意とする選手たちばかりで逃げ切りの公算が大きくなる。そしてラスト1周、差は1分を超えているがメイン集団も活性化して逃げ切りが微妙になる。しかし逃げる4人は最後の上りでもアタックせず協調し、ラスト400mの直線に入ってから勝負をかける。
先に仕掛けたのはホセ・ビセンテ。これを中根がかわしさらに増田が追い上げる。フィニッシュライン上で先行していた中根に増田が追いつき、タイヤ差ほどの微差で増田が優勝。メイン集団は6秒差で吉田隼人(マトリックスパワータグ)先頭にフィニッシュ。逃げ切りは、わずか4人でも平均ラップは17分55秒と速く、逃げのメンバーが良かったことが最大の要因。増田はスピードもあり、1週間前の全日本選手権でもメイン集団スプリントの頭を取っている。
坂口聖香がJBCF女子チャンピオンに 岡篤志がE1で圧倒
年間で最もレイティングの高いFFで行われたJBCF女子チャンピオンシップは、序盤から唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)らがペースを上げて数を減らしていく展開に。最終周回の上りで鋭くアタックしたのは坂口。坂の頂上で17秒差をつけた坂口は、唐見らに追い込まれるもののタイム差なしで逃げ切り優勝。タイトルを手にした。
強豪がそろう中で行われたE1クラスタは、序盤から逃げたグループから岡篤志(弱虫ペダルサイクリングチーム)が単独で抜け出す。最大3分以上の差をつけた岡は、残り3周を一人で逃げ切り2位の松木健治(クラブシルベスト)らに2分29秒の大差をつけ圧勝。「失敗した」という全日本選手権U23ロードレースの悔しさを晴らす快走を見せた。
結果
P1クラスタ 73.8km
1位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)1時間47分29秒
2位 中根英登(愛三工業レーシングチーム)
3位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
4位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)+01秒
5位 吉田隼人(マトリックスパワータグ)+06秒
6位 ベンジャミ・プラデス(チーム右京)+07秒
7位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)
8位 サルバドール・グアルディオラ(チーム右京)
9位 早川朋宏(愛三工業レーシングチーム)+08秒
10位 ロイック・デリアク(ニールプライド南信スバルサイクリングチーム)
Jプロツアーリーダー ジョン・アベラストゥリ(チーム右京)
U23リーダー 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
Fクラスタ 61.5km
1位 坂口聖香(パナソニックレディース)1時間49分49秒
2位 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)
3位 吉川美穂(Live GARDEN BICI STELLE)+01秒
4位 合田祐美子(BH ASTIFO)
5位 西加南子(LUMINARIA)+02秒
6位 針谷千紗子(Live GARDEN BICI STELLE)+10秒
Jフェミニンツアーリーダー 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)
E1クラスタ 61.5km
1位 岡篤志(弱虫ペダルサイクリングチーム)1時間33分48秒
2位 松木健治(クラブシルベスト)+2分29秒
3位 大町健斗(安芸府中高等学校)
4位 西脇圭亮(BC ANELLO)+2分30秒
5位 津田悠義(EQADS)
6位 濱野克悠(バルバレーシングクラブ)+2分31秒
photo&text:高木秀彰
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