2009/10/14(水) - 08:46
アルベルト・コンタドール(スペイン)をツール・ド・フランス総合優勝に導いたアスタナチームに、フランス当局が疑いの目を向けている。チームの医療廃棄物の中から疑わしい注射器が発見されたとして、当局は捜査を開始した。
10月13日付けのフランス・レキップ紙が伝えたところによると、ツール期間中、レース主催者ASOは各チームに医療廃棄物回収コンテナを提供していた。レース後、そのコンテナをOCLAESP(フランスの環境健康対策局)が調査したところ、アスタナのコンテナから“疑わしい”注射器が数本発見されたという。注射器は現在パリにある検査機関で検査中だ。
今回の調査に関して、チーム側はすぐさまプレスリリースを出して反論。「アスタナチームは隠すものなんて何も無い。選手たちは禁止されている薬物を一切摂取していない。検査機関が出す結果に自信をもっており、今後彼らに協力していくつもりだ」との見解を述べている。
AFLD(フランスアンチドーピング機関)がツール期間中のドーピング検査の不公平さを訴え、UCI(国際自転車競技連合)との溝を深める要因にもなったアスタナチーム。レース終了から2ヶ月半が経とうとしているが、優勝チームの宿命か、ドーピング関連のニュースが絶えない。続報が入り次第お伝えします。
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
10月13日付けのフランス・レキップ紙が伝えたところによると、ツール期間中、レース主催者ASOは各チームに医療廃棄物回収コンテナを提供していた。レース後、そのコンテナをOCLAESP(フランスの環境健康対策局)が調査したところ、アスタナのコンテナから“疑わしい”注射器が数本発見されたという。注射器は現在パリにある検査機関で検査中だ。
今回の調査に関して、チーム側はすぐさまプレスリリースを出して反論。「アスタナチームは隠すものなんて何も無い。選手たちは禁止されている薬物を一切摂取していない。検査機関が出す結果に自信をもっており、今後彼らに協力していくつもりだ」との見解を述べている。
AFLD(フランスアンチドーピング機関)がツール期間中のドーピング検査の不公平さを訴え、UCI(国際自転車競技連合)との溝を深める要因にもなったアスタナチーム。レース終了から2ヶ月半が経とうとしているが、優勝チームの宿命か、ドーピング関連のニュースが絶えない。続報が入り次第お伝えします。
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos