2016/02/16(火) - 09:03
2月14日(日)の埼玉サイクルエキスポ2016のメインステージでエキップアサダの若手育成チーム『EQADS(エカーズ)』の全11選手が登壇、今季チーム体制とともに正式にお披露目された。
チームプレゼンテーションは、ロードレースとチームの歴史を綴ったムービーで始まり、続いて浅田顕監督、山崎健一マネージャーが登壇。選手入場の前に今季のチーム活動予定を紹介していった。
チームにおける1年間の活動でまず目指すのは、ネイションズカップの最終戦『ツール・ド・ラヴニール』への出場のため、ポイントを重ねること。「その上で日本代表入りし、その後の世界選手権出場を果たす選手が出て欲しい」と浅田監督は語った。
2015年からの所属選手は内野直也、石上優大、渡邊歩、椙田明仁、蠣崎優仁の4名。そこに城田大和、新城雄大、津村翔平、津田悠義、小野寛斗、浜田大雅の7名が加わった。渡邊、蠣崎、小野、浜田はジュニア、津田はU15カテゴリーで走る。渡邊は世代的には石上と同じだが、早生まれのため現時点ではジュニアカテゴリーに属する。
エカーズでは、U23未満の選手は準所属として普段は各学校の競技部所属で走るのが通例。しかし、津田悠義は若干13歳にしてエカーズのユース所属となった。浅田監督も上の世代と一緒に走らせる事は迷ったと話したが、最後はその実力と伸びしろを買って決断したと言う。
今季のキャプテンには地元埼玉県出身の内野直也が指名された。最年長の21歳で在籍期間も長く、チームをよく知るまとめ役として重責を担う。
国内プロチームから移籍の城田大和、新城雄大もファンの前での初めてのEQADSジャージお披露目となった。ツール・ド・熊野2015新人賞の城田、Jプロツアー2015のU23総合勝者の新城が、あえてアマチュア選手としてヨーロッパへ挑む勇気を浅田監督は評価した。
プロになるためには、やはりヨーロッパでの活躍がそのままアピールとなるため、勝利は欠かせないもの。そのため、とりわけU23世代の7名からは、漏れなく「勝利」や「一勝」と言った貪欲な言葉が発せられた。エカーズはU23世代を終えた時点で卒業となるため、それまでに最善の結果が求められる。2年目の椙田は「もう後がないので」と、笑顔の中にも厳しい言葉を口にしていた。
スポンサーには若干の入れ替わりがあったものの、ウエイブワン提供のジャージは昨年からデザインが継続された。ヘルメットはOGKカブト『ステアー』、バイクはアンカー『RIS9』、これらも継続してチームに供給される。
彼らは2月23日に渡欧、そこから約1週間後の28日にはフランスのトゥールーズ近郊で開催されるグランプリ・モンタストリュック(FFC1.12.1※)へ参戦、ヨーロッパレースへの挑戦をスタートさせる。これは毎年チームがシーズン初戦に選んでおり、後にプロに進んだ選手達も勝者として名を連ねているレースだ。チームはそこから20近くのレースをヨーロッパで走る予定となっている。
※FFC = Fédération Française de Cyclisme(フランス自転車競技連盟)の略。数字はそこで定められたレースカテゴリー。
■EQADS 2016年チーム体制
選手
石上 優大(いしがみ まさひろ/神奈川県)
内野 直也(うちの なおや/埼玉県)
城田 大和(しろた やまと/沖縄県)
新城 雄大(あらしろ ゆうだい/沖縄県)
椙田 明仁(すぎた あきひと/埼玉県)
津村 翔平(つむら しょうへい/神奈川県)
渡邉 歩(わたなべ あゆむ/福島県)
ユース選手
津田 悠義(つだ ゆうぎ/愛知県)
準所属選手
小野 寛斗(おの ひろと/神奈川県)
蠣崎 優仁(かきざき ゆうじん/静岡県)
浜田 大雅(はまだ たいが/大阪府)
※括弧内はふりがなと出身地
スタッフ
監督:浅田顕(JCFロードヘッドコーチ)
マネージャー:山崎健一(UCI公認選手代理人)
アドバイザー:デニス・ゴンザレス(元USポスタル第2監督)
コーチ:相川 将、香立武士(ともに日本体育協会公認自転車コーチ)
チーフメカニック:高橋優平(JCF強化支援スタッフ 自転車整備士)
メカニック:市川貴大(JCF強化支援スタッフ)
アシスタントメカニック:鈴木悠延
番外編 - 内野選手には漫画家のお兄さんがいる!?
今季エカーズのキャプテンとなった内野直也選手の兄・優一さん、彼は漫画家/イラストレーターとして多方面で活躍されている。昨年の全日本選手権で内野選手のイラストが描かれた横断幕をご覧になった方もいるだろう。それも優一さんの作によるもの。
この日は小室雅成さんが監督を務めるサイタマサイクルプロジェクトの一員としても会場へ足を運んでおり、会場に設置された優一さん作のマスコットガールは、来場者が次々と撮影、SNSで拡散され話題となっていた。なお、サイタマサイクルプロジェクト( http://saitamacycle-project.com/ )では、現在彼女の名前を募集中だ。
text&photo: Yuichiro Hosoda
チームプレゼンテーションは、ロードレースとチームの歴史を綴ったムービーで始まり、続いて浅田顕監督、山崎健一マネージャーが登壇。選手入場の前に今季のチーム活動予定を紹介していった。
チームにおける1年間の活動でまず目指すのは、ネイションズカップの最終戦『ツール・ド・ラヴニール』への出場のため、ポイントを重ねること。「その上で日本代表入りし、その後の世界選手権出場を果たす選手が出て欲しい」と浅田監督は語った。
2015年からの所属選手は内野直也、石上優大、渡邊歩、椙田明仁、蠣崎優仁の4名。そこに城田大和、新城雄大、津村翔平、津田悠義、小野寛斗、浜田大雅の7名が加わった。渡邊、蠣崎、小野、浜田はジュニア、津田はU15カテゴリーで走る。渡邊は世代的には石上と同じだが、早生まれのため現時点ではジュニアカテゴリーに属する。
エカーズでは、U23未満の選手は準所属として普段は各学校の競技部所属で走るのが通例。しかし、津田悠義は若干13歳にしてエカーズのユース所属となった。浅田監督も上の世代と一緒に走らせる事は迷ったと話したが、最後はその実力と伸びしろを買って決断したと言う。
今季のキャプテンには地元埼玉県出身の内野直也が指名された。最年長の21歳で在籍期間も長く、チームをよく知るまとめ役として重責を担う。
国内プロチームから移籍の城田大和、新城雄大もファンの前での初めてのEQADSジャージお披露目となった。ツール・ド・熊野2015新人賞の城田、Jプロツアー2015のU23総合勝者の新城が、あえてアマチュア選手としてヨーロッパへ挑む勇気を浅田監督は評価した。
プロになるためには、やはりヨーロッパでの活躍がそのままアピールとなるため、勝利は欠かせないもの。そのため、とりわけU23世代の7名からは、漏れなく「勝利」や「一勝」と言った貪欲な言葉が発せられた。エカーズはU23世代を終えた時点で卒業となるため、それまでに最善の結果が求められる。2年目の椙田は「もう後がないので」と、笑顔の中にも厳しい言葉を口にしていた。
スポンサーには若干の入れ替わりがあったものの、ウエイブワン提供のジャージは昨年からデザインが継続された。ヘルメットはOGKカブト『ステアー』、バイクはアンカー『RIS9』、これらも継続してチームに供給される。
彼らは2月23日に渡欧、そこから約1週間後の28日にはフランスのトゥールーズ近郊で開催されるグランプリ・モンタストリュック(FFC1.12.1※)へ参戦、ヨーロッパレースへの挑戦をスタートさせる。これは毎年チームがシーズン初戦に選んでおり、後にプロに進んだ選手達も勝者として名を連ねているレースだ。チームはそこから20近くのレースをヨーロッパで走る予定となっている。
※FFC = Fédération Française de Cyclisme(フランス自転車競技連盟)の略。数字はそこで定められたレースカテゴリー。
■EQADS 2016年チーム体制
選手
石上 優大(いしがみ まさひろ/神奈川県)
内野 直也(うちの なおや/埼玉県)
城田 大和(しろた やまと/沖縄県)
新城 雄大(あらしろ ゆうだい/沖縄県)
椙田 明仁(すぎた あきひと/埼玉県)
津村 翔平(つむら しょうへい/神奈川県)
渡邉 歩(わたなべ あゆむ/福島県)
ユース選手
津田 悠義(つだ ゆうぎ/愛知県)
準所属選手
小野 寛斗(おの ひろと/神奈川県)
蠣崎 優仁(かきざき ゆうじん/静岡県)
浜田 大雅(はまだ たいが/大阪府)
※括弧内はふりがなと出身地
スタッフ
監督:浅田顕(JCFロードヘッドコーチ)
マネージャー:山崎健一(UCI公認選手代理人)
アドバイザー:デニス・ゴンザレス(元USポスタル第2監督)
コーチ:相川 将、香立武士(ともに日本体育協会公認自転車コーチ)
チーフメカニック:高橋優平(JCF強化支援スタッフ 自転車整備士)
メカニック:市川貴大(JCF強化支援スタッフ)
アシスタントメカニック:鈴木悠延
番外編 - 内野選手には漫画家のお兄さんがいる!?
今季エカーズのキャプテンとなった内野直也選手の兄・優一さん、彼は漫画家/イラストレーターとして多方面で活躍されている。昨年の全日本選手権で内野選手のイラストが描かれた横断幕をご覧になった方もいるだろう。それも優一さんの作によるもの。
この日は小室雅成さんが監督を務めるサイタマサイクルプロジェクトの一員としても会場へ足を運んでおり、会場に設置された優一さん作のマスコットガールは、来場者が次々と撮影、SNSで拡散され話題となっていた。なお、サイタマサイクルプロジェクト( http://saitamacycle-project.com/ )では、現在彼女の名前を募集中だ。
text&photo: Yuichiro Hosoda
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