2016/02/04(木) - 14:31
ツアー・ダウンアンダーを走った全チームのバイクをゼッケン順に紹介するシリーズ第4弾。アスタナのスペシャライズド・ターマック、カチューシャのキャニオン・エアロード、FDJのラピエール・ゼリウスを紹介します。
アスタナ スペシャライズド S-WORKS TARMAC
ツアー・ダウンアンダーに出場したアスタナのメンバーは全員がスペシャライズドのターマックに乗った。リプレーサブルのディレイラーハンガーは耐久性が高そうな金属製のものに変更されている。ステム、ハンドル、シートポストはFSAで、サドルはスペシャライズドのS-Worksパワー。ホイールとブレーキシューは変わらずコリマ製で、様々な高さのカーボンリムホイールを用意していた。2015年はEPSと機械式が混在していたが、コンポーネントはカンパニョーロのスーパーレコードEPSに統一。さらにクランクをS-WorksからSRM搭載のカンパニョーロクランクに変更している。ペダルはルックのKEOブレード2(クロモリアクスル)。写真のバイクの持ち主ラース・ボーム(オランダ)はダウンアンダー終了後、シクロクロス世界選手権に出場(14位)し、その後すぐに移動してドバイツアーに出場するという過密スケジュールをこなしている。
カチューシャ キャニオン AEROAD CF SLX
コンポーネントをシマノからスラムにスイッチしたロシアのカチューシャ。機材の面において最も大きな変化を遂げたチームと言える。ワイヤレス電動コンポーネントのスラム・レッドeTapを全てのバイクに組み付けた。ホイールもマヴィックからスラムグループのジップに変更している。パワーメーターもスラムグループのクォークだ。バイクは変わらずキャニオンで、メンバーの多くがエアロードCF SLXをセレクトした。まだポジションが定まらないシーズン序盤のため、ステム一体型ハンドルではなくノーマルのステムとハンドルを使用する選手が多かった。サドルはバーテープはセライタリア製。なお、スラムにはダイレクトマウント方式のブレーキがラインナップされていないため、ブレーキのみシマノ・デュラエースが装着されている。
FDJ ラピエール XELIUS SL
フランスのFDJはフランスのラピエールに乗る。シートチューブではなくトップチューブにシートステーが接合された特徴的なフレームのゼリウスSLと、エアロロードバイクのエアーコードSLを選手の好みによって使い分けた。2015年シーズンからの変更点はなく、コンポーネントはシマノ・デュラエースDi2で、ホイールやステム、ハンドルもシマノ/PRO製品で固めている。サドルは引き続きチームカラーのフィジーク。タイヤはコンチネンタルのコンペティション・プロリミテッド。コンピューターはガーミンで、SRMのパワーメーターを使用する。なお、ダウンアンダーでは確認されながったが、チャレンジマヨルカではFDJがシマノのパワーメーターをテストしていたとフランスのレキップ紙は報じている。
text:Kei Tsuji
アスタナ スペシャライズド S-WORKS TARMAC
ツアー・ダウンアンダーに出場したアスタナのメンバーは全員がスペシャライズドのターマックに乗った。リプレーサブルのディレイラーハンガーは耐久性が高そうな金属製のものに変更されている。ステム、ハンドル、シートポストはFSAで、サドルはスペシャライズドのS-Worksパワー。ホイールとブレーキシューは変わらずコリマ製で、様々な高さのカーボンリムホイールを用意していた。2015年はEPSと機械式が混在していたが、コンポーネントはカンパニョーロのスーパーレコードEPSに統一。さらにクランクをS-WorksからSRM搭載のカンパニョーロクランクに変更している。ペダルはルックのKEOブレード2(クロモリアクスル)。写真のバイクの持ち主ラース・ボーム(オランダ)はダウンアンダー終了後、シクロクロス世界選手権に出場(14位)し、その後すぐに移動してドバイツアーに出場するという過密スケジュールをこなしている。
カチューシャ キャニオン AEROAD CF SLX
コンポーネントをシマノからスラムにスイッチしたロシアのカチューシャ。機材の面において最も大きな変化を遂げたチームと言える。ワイヤレス電動コンポーネントのスラム・レッドeTapを全てのバイクに組み付けた。ホイールもマヴィックからスラムグループのジップに変更している。パワーメーターもスラムグループのクォークだ。バイクは変わらずキャニオンで、メンバーの多くがエアロードCF SLXをセレクトした。まだポジションが定まらないシーズン序盤のため、ステム一体型ハンドルではなくノーマルのステムとハンドルを使用する選手が多かった。サドルはバーテープはセライタリア製。なお、スラムにはダイレクトマウント方式のブレーキがラインナップされていないため、ブレーキのみシマノ・デュラエースが装着されている。
FDJ ラピエール XELIUS SL
フランスのFDJはフランスのラピエールに乗る。シートチューブではなくトップチューブにシートステーが接合された特徴的なフレームのゼリウスSLと、エアロロードバイクのエアーコードSLを選手の好みによって使い分けた。2015年シーズンからの変更点はなく、コンポーネントはシマノ・デュラエースDi2で、ホイールやステム、ハンドルもシマノ/PRO製品で固めている。サドルは引き続きチームカラーのフィジーク。タイヤはコンチネンタルのコンペティション・プロリミテッド。コンピューターはガーミンで、SRMのパワーメーターを使用する。なお、ダウンアンダーでは確認されながったが、チャレンジマヨルカではFDJがシマノのパワーメーターをテストしていたとフランスのレキップ紙は報じている。
text:Kei Tsuji
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サイクルスポーツ 2016年 04 月号
八重洲出版