2015/11/29(日) - 06:40
シクロクロスの熱い戦いはどのクラスも同じ。強豪が揃ったC2、一番大人げない?と言われるCM(マスターズ)、女性たちのホットな戦いのCL、大人気のC3、C4、そしてカオスなシングルスピード選手権を、写真とともにダイジェストレポートでお届けします。
C2
UCIレースを除いた最高峰カテゴリーとなるC2には68名がエントリー。スタート直後の混乱を避け、足立晴信(フリッツェン)と古畑博志(スワコレーシング)が先頭に立ち、レースの幕が切って落とされた。しかし展開が進むに連れて中盤スタートの織田聖(Above Bike Store Cycle Club)が番手を次々と上げ、一躍先頭に立ってみせる。
「あの走りはレベルが違った」とライバル選手に言わしめる、テクニックとパワーをミックスした走りで差を広げる織田。2番手には梶鉄輝(ソニックレーシング)が浮上し、その後ろには足立とザック・レイノルズ(株フタバ商店)が付かず離れずのバトルを繰り広げた。最終的に首位を堅持した織田は、梶に大きく差を付けて圧勝。3位争いは「今日は良いところを見せたかった」という足立が制しC1へ返り咲いた。
C2結果
1位 織田聖(Above Bike Store Cycle Club)
2位 梶鉄輝(ソニックレーシング)
3位 足立晴信(フリッツェン)
4位 ザック・レイノルズ(株フタバ商店)
5位 小寺知之(sunday-riders)
6位 藪内靖弘(TeamRuedaNagoya)
CM
C1カテゴリーに迫る熱い(最も大人げない?)戦いが毎年繰り広げられるマスターズ(CM)。今年はCM1とCM2クラスが混走となり、52名がエントリー。その中には筧五郎(56イナーメ)や小田島貴弘(マイヨ シーナック)といった強豪選手が顔を揃えた。なお昨年優勝している筧太一(BUCYOcoffee.CLT)や、全日本マスターズ王者の清水達也(北陸ドロタボウ)らは参加せず。
レースは序盤から筧が先頭に立ち、後続を一気に突き放し独走態勢を築き上げる。中盤、後半になってもその勢いは全く衰えず、後続を大きく引き離して圧勝。2位には佐々木正(CICADA UNITED)の追い上げを冷静に交わした小田島が入った。表彰式では「勝って当たり前のレースで勝つのも難しい」と余裕で語る筧に対し、会場から暖かなブーイングが飛んだ。
CM結果
1位 筧五郎(56イナーメ)
2位 小田島貴弘(マイヨ シーナック)
3位 佐々木正(CICADA UNITED)
4位 有持真人(Team ARI)
5位 須藤大輔(VOLCAオードビーBOMA・UVEX)
6位 西野順一(Team スクアドラ)
CL
CL3クラス、CL2クラスの混走となったCL(レディース)には29名がエントリー。序盤からMTBクロスカントリーのエリート選手として活躍する広瀬由紀(パックスプロジェクト)が先行し、独走をキープしたままフィニッシュラインへ。2位には西林弘子(サイクルクラブ3アップ)が、残る表彰台の一角は武藤優奈(YOU CAN山梨)が抑えた。
CL結果
1位 広瀬由紀(パックスプロジェクト)
2位 西林弘子(サイクルクラブ3アップ)
3位 武藤優奈(YOU CAN山梨)
4位 山本貴子(オーシーアイ)
5位 西形舞(TRCパナマレッズ)
6位 二口早紀(バルバクラブ フクイ)
C3
例年2レースが行われていた大人気のC3クラスは、今年C4クラスがAJOCCに正式採用されたため1レースに。69名が一斉に30分間の戦いに挑んだ。スタート直後から「念願のディスクブレーキバイクを手に入れたので嬉しい!」と語るシマノレーシング監督の野寺秀徳が爆走を開始した。
流石のバイクコントロールでシケインを飛び、観客を沸かせる野寺は積田連(Team CHAINRING Espoir)と小島大輝(SNEL CYCLOCROSS TEAM)の若手コンビによる追撃を振り切り、得意のウイリーを決めてフィニッシュした。
C3結果
1位 野寺秀徳
2位 積田連(Team CHAINRING Espoir)
3位 小島大輝(SNEL CYCLOCROSS TEAM)
4位 間藤清仁(NCC CEREZO)
5位 増田謙一(パインヒルズ90)
6位 山瀧純一(山滝軍団)
C4
Rapha スーパークロス野辺山2015のオープニングレースとなったC4クラスは、国内のシクロクロスブームを象徴するかのように(?)なんと137名がエントリー。スタート後のコースが狭くなる区間では見事な渋滞ができあがった。そんな中リードを奪ったのはロードの強豪ホビーレーサーとして活躍する今田裕一(12So)。持ち前の脚力で後続を引き離し勝利を掴んだ。2位は加藤健悟(臼杵レーシング)、3位は藤江雄太(NorthWheelie)。
C4結果
1位 今田裕一(12So)
2位 加藤健悟(臼杵レーシング)
3位 藤江雄太(NorthWheelie)
4位 酒井紀章(バルバクラブ フクイ)
5位 広瀬航(TEAM YOU CAN)
6位 神宮規(TRCパナマレッズ)
シングルスピード選手権
「参加資格はバイクがシングルスピードになっていること」というルールのシングルスピード選手権だが、今年も愉快な仮装ライダーが大集合。過去最高レベルに身軽なコスチュームに身を包んだ(?)筧五郎(56イナーメ)が爆勝し、正装を取り戻した川村誠(スクミズマシンワークス)と、偽デイブな蜂須賀智也(CLT BUCYO COFFEE)による熾烈な2位争いはスクール水着に軍配した。
シングルスピード選手権結果
1位 筧五郎(56イナーメ)
2位 川村誠(スクミズマシンワークス)
3位 蜂須賀智也(CLT BUCYO COFFEE)
text:So.Isobe
photo:Kei.Tsuji
C2
UCIレースを除いた最高峰カテゴリーとなるC2には68名がエントリー。スタート直後の混乱を避け、足立晴信(フリッツェン)と古畑博志(スワコレーシング)が先頭に立ち、レースの幕が切って落とされた。しかし展開が進むに連れて中盤スタートの織田聖(Above Bike Store Cycle Club)が番手を次々と上げ、一躍先頭に立ってみせる。
「あの走りはレベルが違った」とライバル選手に言わしめる、テクニックとパワーをミックスした走りで差を広げる織田。2番手には梶鉄輝(ソニックレーシング)が浮上し、その後ろには足立とザック・レイノルズ(株フタバ商店)が付かず離れずのバトルを繰り広げた。最終的に首位を堅持した織田は、梶に大きく差を付けて圧勝。3位争いは「今日は良いところを見せたかった」という足立が制しC1へ返り咲いた。
C2結果
1位 織田聖(Above Bike Store Cycle Club)
2位 梶鉄輝(ソニックレーシング)
3位 足立晴信(フリッツェン)
4位 ザック・レイノルズ(株フタバ商店)
5位 小寺知之(sunday-riders)
6位 藪内靖弘(TeamRuedaNagoya)
CM
C1カテゴリーに迫る熱い(最も大人げない?)戦いが毎年繰り広げられるマスターズ(CM)。今年はCM1とCM2クラスが混走となり、52名がエントリー。その中には筧五郎(56イナーメ)や小田島貴弘(マイヨ シーナック)といった強豪選手が顔を揃えた。なお昨年優勝している筧太一(BUCYOcoffee.CLT)や、全日本マスターズ王者の清水達也(北陸ドロタボウ)らは参加せず。
レースは序盤から筧が先頭に立ち、後続を一気に突き放し独走態勢を築き上げる。中盤、後半になってもその勢いは全く衰えず、後続を大きく引き離して圧勝。2位には佐々木正(CICADA UNITED)の追い上げを冷静に交わした小田島が入った。表彰式では「勝って当たり前のレースで勝つのも難しい」と余裕で語る筧に対し、会場から暖かなブーイングが飛んだ。
CM結果
1位 筧五郎(56イナーメ)
2位 小田島貴弘(マイヨ シーナック)
3位 佐々木正(CICADA UNITED)
4位 有持真人(Team ARI)
5位 須藤大輔(VOLCAオードビーBOMA・UVEX)
6位 西野順一(Team スクアドラ)
CL
CL3クラス、CL2クラスの混走となったCL(レディース)には29名がエントリー。序盤からMTBクロスカントリーのエリート選手として活躍する広瀬由紀(パックスプロジェクト)が先行し、独走をキープしたままフィニッシュラインへ。2位には西林弘子(サイクルクラブ3アップ)が、残る表彰台の一角は武藤優奈(YOU CAN山梨)が抑えた。
CL結果
1位 広瀬由紀(パックスプロジェクト)
2位 西林弘子(サイクルクラブ3アップ)
3位 武藤優奈(YOU CAN山梨)
4位 山本貴子(オーシーアイ)
5位 西形舞(TRCパナマレッズ)
6位 二口早紀(バルバクラブ フクイ)
C3
例年2レースが行われていた大人気のC3クラスは、今年C4クラスがAJOCCに正式採用されたため1レースに。69名が一斉に30分間の戦いに挑んだ。スタート直後から「念願のディスクブレーキバイクを手に入れたので嬉しい!」と語るシマノレーシング監督の野寺秀徳が爆走を開始した。
流石のバイクコントロールでシケインを飛び、観客を沸かせる野寺は積田連(Team CHAINRING Espoir)と小島大輝(SNEL CYCLOCROSS TEAM)の若手コンビによる追撃を振り切り、得意のウイリーを決めてフィニッシュした。
C3結果
1位 野寺秀徳
2位 積田連(Team CHAINRING Espoir)
3位 小島大輝(SNEL CYCLOCROSS TEAM)
4位 間藤清仁(NCC CEREZO)
5位 増田謙一(パインヒルズ90)
6位 山瀧純一(山滝軍団)
C4
Rapha スーパークロス野辺山2015のオープニングレースとなったC4クラスは、国内のシクロクロスブームを象徴するかのように(?)なんと137名がエントリー。スタート後のコースが狭くなる区間では見事な渋滞ができあがった。そんな中リードを奪ったのはロードの強豪ホビーレーサーとして活躍する今田裕一(12So)。持ち前の脚力で後続を引き離し勝利を掴んだ。2位は加藤健悟(臼杵レーシング)、3位は藤江雄太(NorthWheelie)。
C4結果
1位 今田裕一(12So)
2位 加藤健悟(臼杵レーシング)
3位 藤江雄太(NorthWheelie)
4位 酒井紀章(バルバクラブ フクイ)
5位 広瀬航(TEAM YOU CAN)
6位 神宮規(TRCパナマレッズ)
シングルスピード選手権
「参加資格はバイクがシングルスピードになっていること」というルールのシングルスピード選手権だが、今年も愉快な仮装ライダーが大集合。過去最高レベルに身軽なコスチュームに身を包んだ(?)筧五郎(56イナーメ)が爆勝し、正装を取り戻した川村誠(スクミズマシンワークス)と、偽デイブな蜂須賀智也(CLT BUCYO COFFEE)による熾烈な2位争いはスクール水着に軍配した。
シングルスピード選手権結果
1位 筧五郎(56イナーメ)
2位 川村誠(スクミズマシンワークス)
3位 蜂須賀智也(CLT BUCYO COFFEE)
text:So.Isobe
photo:Kei.Tsuji
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