2015/10/28(水) - 19:02
スーパープレスティージュ第2戦がベルギーのゾンホーフェンで行われ、砂地が大半を占めるテクニカル&パワーコースでワウト・ファンアールト(ベルギー、ファストフートサービス)が勝利。今シーズンすでに7勝目で、ライバルたちを寄せ付けない強さを見せている。
「意識的に早い段階から独走に持ち込もうとしていたわけじゃない。砂の担ぎ区間を終えたところで後ろが離れたんだ。そこからは自分のペースを刻んだだけ。砂地では自分の長い脚が生きたよ」。レース前半から先頭に立ち、独走でスーパープレスティージュ2連勝を射止めたファンアールトはレース後にそう語った。
ファンアールトが「自分向きだった」と語るゾンホーフェンのコースは砂地が名物。水際の単なる平らな砂地ではなく、起伏に富んだアップダウンが砂に覆われている。担ぎを強いる砂の登りや、前転する選手続出の砂の下りが組み合わされたダイナミックなコースだ。
前半から先頭に出たファンアールトには前週のUCIワールドカップで勝利したラルス・ファンデルハール(オランダ、ジャイアント・アルペシン)が対抗したものの、徐々にその差が広がり始める。レース後半にはケヴィン・パウエルス(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス)やスヴェン・ネイス(ベルギー、クレランAAドリンク)が追撃したものの、ファンアールトの勢いは最後まで落ちなかった。
最終的に後続を1分以上引き離したファンアールトが独走勝利。今シーズンすでに8戦を走って7勝で、手がつけられない強さを誇っている。敗れたのは体調を崩していた前週のUCIワールドカップだけ。「ファルケンベルフのワールドカップが終わってすぐ体調が崩れたんだ。おそらく連戦の疲れが出ていたんだと思う。そこから1週間、自分の身体に耳を傾けながら休んだ」とファンアールト。「10戦のうち8勝したら上出来だけど、そこにこだわるつもりはない。この調子をできるだけ長くキープしたい。今日はスタートしてすぐに好調だと確信したよ」。
2位争いはパウエルスとのスプリントの末にロブ・ピータース(ベルギー、ファストフートサービス)が先着し、ファストフートサービスがワンツーを果たしている。ベルギーチャンピオンのクラース・ファントルノート(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス)はレース中盤に砂の下りでクラッシュし、リタイアを喫している。
前日のナショナルレースを22位で終えた全日本チャンピオンの竹之内悠(ベランクラシック・エコイ)は連戦出場。マイナス4ラップの25位という結果に「力の差を見せつけられた感じです」とコメントしている。竹之内の次戦は11月1日にベルギーで開催されるBpostトロフェー第2戦「コッペンベルグクロス」だ。
選手コメントはレース公式サイトより。
スーパープレスティージュ2015-2016第1戦結果
1位 ワウト・ファンアールト(ベルギー、ファストフートサービス) 1h00’51”
2位 ロブ・ピータース(ベルギー、ファストフートサービス) +1’09”
3位 ケヴィン・パウエルス(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス)
4位 スヴェン・ネイス(ベルギー、クレランAAドリンク) +1’17”
5位 ラルス・ファンデルハール(オランダ、ジャイアント・アルペシン) +1’18”
6位 ローレンス・スウィーク(ベルギー、エラリアルエステート) +1’45”
7位 デーヴィッド・ファンデルポール(オランダ、BKCPコレンドン) +2’04”
8位 ジュリアン・タラマルカス(スイス、エラリアルエステート)
9位 イェンス・アダムス(ベルギー、ファストフートサービス) +2’07”
10位 トム・メーウセン(ベルギー、テレネット・フィデア) +2’21”
25位 竹之内悠(日本、ベランクラシック・エコイ) -4LAP
text:Kei Tsuji
photo:Tim de Waele
「意識的に早い段階から独走に持ち込もうとしていたわけじゃない。砂の担ぎ区間を終えたところで後ろが離れたんだ。そこからは自分のペースを刻んだだけ。砂地では自分の長い脚が生きたよ」。レース前半から先頭に立ち、独走でスーパープレスティージュ2連勝を射止めたファンアールトはレース後にそう語った。
ファンアールトが「自分向きだった」と語るゾンホーフェンのコースは砂地が名物。水際の単なる平らな砂地ではなく、起伏に富んだアップダウンが砂に覆われている。担ぎを強いる砂の登りや、前転する選手続出の砂の下りが組み合わされたダイナミックなコースだ。
前半から先頭に出たファンアールトには前週のUCIワールドカップで勝利したラルス・ファンデルハール(オランダ、ジャイアント・アルペシン)が対抗したものの、徐々にその差が広がり始める。レース後半にはケヴィン・パウエルス(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス)やスヴェン・ネイス(ベルギー、クレランAAドリンク)が追撃したものの、ファンアールトの勢いは最後まで落ちなかった。
最終的に後続を1分以上引き離したファンアールトが独走勝利。今シーズンすでに8戦を走って7勝で、手がつけられない強さを誇っている。敗れたのは体調を崩していた前週のUCIワールドカップだけ。「ファルケンベルフのワールドカップが終わってすぐ体調が崩れたんだ。おそらく連戦の疲れが出ていたんだと思う。そこから1週間、自分の身体に耳を傾けながら休んだ」とファンアールト。「10戦のうち8勝したら上出来だけど、そこにこだわるつもりはない。この調子をできるだけ長くキープしたい。今日はスタートしてすぐに好調だと確信したよ」。
2位争いはパウエルスとのスプリントの末にロブ・ピータース(ベルギー、ファストフートサービス)が先着し、ファストフートサービスがワンツーを果たしている。ベルギーチャンピオンのクラース・ファントルノート(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス)はレース中盤に砂の下りでクラッシュし、リタイアを喫している。
前日のナショナルレースを22位で終えた全日本チャンピオンの竹之内悠(ベランクラシック・エコイ)は連戦出場。マイナス4ラップの25位という結果に「力の差を見せつけられた感じです」とコメントしている。竹之内の次戦は11月1日にベルギーで開催されるBpostトロフェー第2戦「コッペンベルグクロス」だ。
選手コメントはレース公式サイトより。
スーパープレスティージュ2015-2016第1戦結果
1位 ワウト・ファンアールト(ベルギー、ファストフートサービス) 1h00’51”
2位 ロブ・ピータース(ベルギー、ファストフートサービス) +1’09”
3位 ケヴィン・パウエルス(ベルギー、サンウェブ・ナポレオンゲームス)
4位 スヴェン・ネイス(ベルギー、クレランAAドリンク) +1’17”
5位 ラルス・ファンデルハール(オランダ、ジャイアント・アルペシン) +1’18”
6位 ローレンス・スウィーク(ベルギー、エラリアルエステート) +1’45”
7位 デーヴィッド・ファンデルポール(オランダ、BKCPコレンドン) +2’04”
8位 ジュリアン・タラマルカス(スイス、エラリアルエステート)
9位 イェンス・アダムス(ベルギー、ファストフートサービス) +2’07”
10位 トム・メーウセン(ベルギー、テレネット・フィデア) +2’21”
25位 竹之内悠(日本、ベランクラシック・エコイ) -4LAP
text:Kei Tsuji
photo:Tim de Waele
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