2015/10/08(木) - 09:21
TT/トライアスロンバイクのベンチマークの1つであるキャニオン「Speedmax CF」がフルモデルチェンジを果たし、「Speedmax CF SLX」が登場した。フレーム単体の空力性能を高めたのはもちろんのこと、各ストレージとのインテグレーテッド設計を推し進め、よりトライアスロンに特化。ブランド史上最速という1台を紹介しよう。
トップチューブとヘッド周りのインテグレーテッド設計や、フォーク内蔵型ブレーキなど、今やTT/トライアスロンバイクの標準となった設計をいち早く取り入れ2012年にデビューを飾った「Speedmax CF」。その後継モデルであり、よりトライアスロンに特化したのが今回登場した「Speedmax CF SLX」である。
開発の上で、Speedmax CF SLXが目指したのは「最も速く、選手のパフォーマンスを最大限に発揮することのできるバイク」。フレーム単体に加え、アクセサリーを装着した状態でのエアロダイナミクスの向上させ、専用設計のハンドル周りは調整幅はこれまでと比較して更にワイドになった。
従来モデルよりも明らかに各チューブのボリュームが増したフレーム形状は、ゼロベースで見直されたという。開発にあたってはコンピューターによるCFD解析と風洞実験を繰り返し行い、あらゆる空気抵抗の原因を徹底的に排除。同時にトップアスリートのレーススピードである時速50km/hにおいて最もエアロ効果を発揮するようセットアップが最適化されているという。加えて高速巡航時の安定性も改善するためにジオメトリーにも変更が加えられており、チェーンステー及びホイールベースを伸ばし、ヘッドを寝かせている。
一方では、これまでのエアロバイクとは異なり扱いやすさにも配慮。優れた空力性能の要の1つとなるフォーク内蔵のフロントブレーキは、従来モデルが後ろ側にあったのに対し、新型では前側に移動。これにより制動力とメンテナンス性の向上、ブレーキング時に発生する振動の低減を同時に達成ブレーキのパーツは全てり外し可能なカバーの中に格納される。
Speedmax CF SLXより新たに導入される専用設計のストレージ類も使い勝手良く設計されている。DHバーの間に取り付けるボトル「HYDRATION SOURCE」により高速走行中に姿勢を変えずとも容易に水分補給が可能に。サイクルコンピューター用のマウントを設けている点や、取り外しと洗浄が可能な点も嬉しいポイントだ。
この「HYDRATION SOURCE」や、エナジーバーやジェルを収納に便利な「ENERGY SOURCE」と共に空気抵抗の少ない形状を採用しており、バイクの中でも特に重要なハンドル周りの空力向上にも貢献。シートポストの根本にはチューブやCO2インフレーターなどを収納するためのスペース「GEAR BOX」が設けられている。また、シートポスト後部に取り付けるボトルゲージを装着するためのアダプターも取り外し簡単な専用品が用意されている。
そしてハンドル周りには、長年に渡ってパートナーシップを組むエルゴンとの共同開発パーツを採用。DHバー先端のグリップとアームレストは厚手とすることで優れた振動吸収性を実現。ブルホーンバーのグリップは摩擦力に優れ、高速のダウンヒルセクションでもシッカリと握り続けることが可能だ。
新型Speedmax CF SLXについて、テストライダーであり、10月10日開催のアイアンマン世界選手権に出場するヤン・フロデノは次の様に語っている。「バイクをテストして、そしてその感触をフィードバックする時、エンジニアやデザイナーは皆真摯に耳を傾けてくれた。自分のバイクを一緒に作り上げているんだって実感できてとても嬉しかったよ。新型Speedmax CF SLX は完璧なルックスを持つバイクだと思うけど、それだけでなく、トライアスロンに必要な全てを備えているんだ。全てのディテールが考えに考え抜かれて、バイクパートを快適に、そして最も速く走ることができるパッケージングになっている。これほどまでに完璧なバイクは他には無いよ。」
販売パッケージは5種類がラインアップされ、12月よりオーダーが開始される予定だ。詳しいスペックや販売パッケージごとの価格などは、今後公開される。
トップチューブとヘッド周りのインテグレーテッド設計や、フォーク内蔵型ブレーキなど、今やTT/トライアスロンバイクの標準となった設計をいち早く取り入れ2012年にデビューを飾った「Speedmax CF」。その後継モデルであり、よりトライアスロンに特化したのが今回登場した「Speedmax CF SLX」である。
開発の上で、Speedmax CF SLXが目指したのは「最も速く、選手のパフォーマンスを最大限に発揮することのできるバイク」。フレーム単体に加え、アクセサリーを装着した状態でのエアロダイナミクスの向上させ、専用設計のハンドル周りは調整幅はこれまでと比較して更にワイドになった。
従来モデルよりも明らかに各チューブのボリュームが増したフレーム形状は、ゼロベースで見直されたという。開発にあたってはコンピューターによるCFD解析と風洞実験を繰り返し行い、あらゆる空気抵抗の原因を徹底的に排除。同時にトップアスリートのレーススピードである時速50km/hにおいて最もエアロ効果を発揮するようセットアップが最適化されているという。加えて高速巡航時の安定性も改善するためにジオメトリーにも変更が加えられており、チェーンステー及びホイールベースを伸ばし、ヘッドを寝かせている。
一方では、これまでのエアロバイクとは異なり扱いやすさにも配慮。優れた空力性能の要の1つとなるフォーク内蔵のフロントブレーキは、従来モデルが後ろ側にあったのに対し、新型では前側に移動。これにより制動力とメンテナンス性の向上、ブレーキング時に発生する振動の低減を同時に達成ブレーキのパーツは全てり外し可能なカバーの中に格納される。
Speedmax CF SLXより新たに導入される専用設計のストレージ類も使い勝手良く設計されている。DHバーの間に取り付けるボトル「HYDRATION SOURCE」により高速走行中に姿勢を変えずとも容易に水分補給が可能に。サイクルコンピューター用のマウントを設けている点や、取り外しと洗浄が可能な点も嬉しいポイントだ。
この「HYDRATION SOURCE」や、エナジーバーやジェルを収納に便利な「ENERGY SOURCE」と共に空気抵抗の少ない形状を採用しており、バイクの中でも特に重要なハンドル周りの空力向上にも貢献。シートポストの根本にはチューブやCO2インフレーターなどを収納するためのスペース「GEAR BOX」が設けられている。また、シートポスト後部に取り付けるボトルゲージを装着するためのアダプターも取り外し簡単な専用品が用意されている。
そしてハンドル周りには、長年に渡ってパートナーシップを組むエルゴンとの共同開発パーツを採用。DHバー先端のグリップとアームレストは厚手とすることで優れた振動吸収性を実現。ブルホーンバーのグリップは摩擦力に優れ、高速のダウンヒルセクションでもシッカリと握り続けることが可能だ。
新型Speedmax CF SLXについて、テストライダーであり、10月10日開催のアイアンマン世界選手権に出場するヤン・フロデノは次の様に語っている。「バイクをテストして、そしてその感触をフィードバックする時、エンジニアやデザイナーは皆真摯に耳を傾けてくれた。自分のバイクを一緒に作り上げているんだって実感できてとても嬉しかったよ。新型Speedmax CF SLX は完璧なルックスを持つバイクだと思うけど、それだけでなく、トライアスロンに必要な全てを備えているんだ。全てのディテールが考えに考え抜かれて、バイクパートを快適に、そして最も速く走ることができるパッケージングになっている。これほどまでに完璧なバイクは他には無いよ。」
販売パッケージは5種類がラインアップされ、12月よりオーダーが開始される予定だ。詳しいスペックや販売パッケージごとの価格などは、今後公開される。
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