2009/09/18(金) - 19:11
ロードバイクばかりが目立ってきた昨今だが、ヨーロッパではマウンテンバイクが元気いっぱい。最新テクノロジーを満載したハイエンドバイクが続々登場している。そんなMTBのホットモデルをレポートしよう。
確かにここ数年のロードバイクの進化は目を見張るばかりで、各社がどんどん新しい形状やテクノロジーでニューモデルを華やかに飾ってきた。対してMTBは、日本ではやや話題の中心から外れていたこともあり、目立ったニュースや大きな進化を感じられずにいた。
しかしユーロバイクに行くと、まるでそんな心配は無用。メーカーによっては、MTBをメインステージに展示しているところもあり、元気なMTB達に数多く出会った。
使用用途やメーカーの思想によって、もともと個性的なモデルが多かったMTBの世界である。そこにカーボンやアルミの加工技術が発達したこともあり、ロード以上に特徴的な形状のMTBが数多く展示されていた。
日本ではロードバイクが有名なヨーロッパのメーカーから、名前も知らないメーカーまで。とにかくあらゆるジャンルのニューモデルが並ぶのが、ユーロバイクショーである。
ORBEA ALMA G TEAM
ロードバイク「ORCA」の有機的な形状が印象的なORBEA。MTBも負けないくらいに複雑な形状をしているALMA G TEAMがデビュー。写真では判りづらいが、ダウンチューブは下側に向かって広がり、裏側は泥ヨケのように湾曲している。
ロードで特徴的だったアウター受けを兼ねた「O」のヘッドバッジも健在。チェーンステイもエンドから大きく下がり、かなり凝った形状をしている。今回見たMTBの中で、カーボンを駆使した形状に一番驚かされた一台だ。
ORBEA ALMA G team
ORBEA ALMA G team ダウンチューブはドロヨケも兼ねる形状だ
ORBEA ALMA G team 美しい造形美
ORBEA ALMA G team ヘッドバッヂはおなじみのケーブル受けになっている
ORBEA OIZ CARBON
ORBEAが作るとMTBもこうなる。ダウンチューブの特徴的な形状がよく判る。ドロヨケ不用でルックスも最高だ。
ORBEA OIZ 高い完成度が伺えるフルサスバイク
ORBEA OIZ こちらもドロヨケ不要のデザイン
TREK REMEDY9.8
日本でも人気の高いTREK REMEDY9.8。ダウンチューブに張られたラバー製のフレームガードに細やかな配慮が伺える。
TREK REMEDY9.8
TREK REMEDY9.8 石にヒットしても大丈夫! ラバー製のガードがプレ装着されている
LOOK 986
カーボンフレームの老舗、LOOKのリジットMTB。デビュー当時は、価格も含め明快なコンセプトが衝撃的だった。今見てもただならぬオーラを感じる。
LOOK986
LOOK986のヘッド部。ロードバイクさながらだ
LOOK986 シートはISPだ
LOOK 996
LOOKのフルサスMTBが996だ。一見オーソドックスな作りに見えるが、トップチューブは湾曲した凹形状になっている。
LOOK996 マラソンに使用できそうなダブルサスバイク
LOOK996 トップチューブは湾曲した凹形状になっている
CUBE REACTION
トップチューブからシートステイの流れるような造形がキレイなCUBE REACTION。CUBEはドイツでは有名なマスプロブランドで、デザインもなかなか洗練されていて好印象だ。
CUBE REACTION
シート周辺の力強い構造
CUBE STING
CUBEのフルサスフレームがSTINGだ。シートチューブに繋がる形状が美しい。リアタイアの前にちょこんと付く泥ヨケもカーボン製。その泥ヨケの裏側には「I LIKE IT DIRTY(汚したい)」という洒落たコメントがつく。
CUBE STING
アドヴァンスド・ツインモールド と名づけられたシート部。2つの金型を使用する?
CUBE STING
SCAPIN
SCAPNはMTBも仕上げの美しさが際立つ。フルカーボンMTBもラインナップ。金属ラグでカーボンパイプを繋ぐMTBも、仕上げの美しさは素晴らしい。
SCAPINの「ついにフルカーボン」モデル
SCAPIN こちらはスカピン独特のクロモリラグ&カーボンチューブ構造
WILIER
日本ではランプレチームのバイクとして有名なWILIERにも、MTBモデルが存在する。ロードモデルの挑戦的な作りに比べると、オーソドックスな作りである。
WILIER
RIDLEY IGNITE TEAM FS
ベルギーのリドレーから、ついにフルサスMTBが登場。IGNITE TEAM FSはいきなりすごいコンペティションバイクだ。
Ridley IGNITE FS
Ridley IGNITE FS 力強いヘッド周り
KRAFTSTOFF
ビビットなグリーンのブースが会場内でひときわ目立っていた、オーストリアのKRAFTSTOFF。カラーリングやグラフィックに独特のセンスが光っていた。それらは写真で堪能して欲しい。
KRAFT シンプルなカラーリング
「I LIKE IT DIRTY(汚したい)」「汚してね!」
KRAFTのブースは蛍光グリーン
KRAFT ここまで単純だと逆に新鮮なカラーリングだ
確かにここ数年のロードバイクの進化は目を見張るばかりで、各社がどんどん新しい形状やテクノロジーでニューモデルを華やかに飾ってきた。対してMTBは、日本ではやや話題の中心から外れていたこともあり、目立ったニュースや大きな進化を感じられずにいた。
しかしユーロバイクに行くと、まるでそんな心配は無用。メーカーによっては、MTBをメインステージに展示しているところもあり、元気なMTB達に数多く出会った。
使用用途やメーカーの思想によって、もともと個性的なモデルが多かったMTBの世界である。そこにカーボンやアルミの加工技術が発達したこともあり、ロード以上に特徴的な形状のMTBが数多く展示されていた。
日本ではロードバイクが有名なヨーロッパのメーカーから、名前も知らないメーカーまで。とにかくあらゆるジャンルのニューモデルが並ぶのが、ユーロバイクショーである。
ORBEA ALMA G TEAM
ロードバイク「ORCA」の有機的な形状が印象的なORBEA。MTBも負けないくらいに複雑な形状をしているALMA G TEAMがデビュー。写真では判りづらいが、ダウンチューブは下側に向かって広がり、裏側は泥ヨケのように湾曲している。
ロードで特徴的だったアウター受けを兼ねた「O」のヘッドバッジも健在。チェーンステイもエンドから大きく下がり、かなり凝った形状をしている。今回見たMTBの中で、カーボンを駆使した形状に一番驚かされた一台だ。




ORBEA OIZ CARBON
ORBEAが作るとMTBもこうなる。ダウンチューブの特徴的な形状がよく判る。ドロヨケ不用でルックスも最高だ。


TREK REMEDY9.8
日本でも人気の高いTREK REMEDY9.8。ダウンチューブに張られたラバー製のフレームガードに細やかな配慮が伺える。


LOOK 986
カーボンフレームの老舗、LOOKのリジットMTB。デビュー当時は、価格も含め明快なコンセプトが衝撃的だった。今見てもただならぬオーラを感じる。



LOOK 996
LOOKのフルサスMTBが996だ。一見オーソドックスな作りに見えるが、トップチューブは湾曲した凹形状になっている。


CUBE REACTION
トップチューブからシートステイの流れるような造形がキレイなCUBE REACTION。CUBEはドイツでは有名なマスプロブランドで、デザインもなかなか洗練されていて好印象だ。


CUBE STING
CUBEのフルサスフレームがSTINGだ。シートチューブに繋がる形状が美しい。リアタイアの前にちょこんと付く泥ヨケもカーボン製。その泥ヨケの裏側には「I LIKE IT DIRTY(汚したい)」という洒落たコメントがつく。



SCAPIN
SCAPNはMTBも仕上げの美しさが際立つ。フルカーボンMTBもラインナップ。金属ラグでカーボンパイプを繋ぐMTBも、仕上げの美しさは素晴らしい。


WILIER
日本ではランプレチームのバイクとして有名なWILIERにも、MTBモデルが存在する。ロードモデルの挑戦的な作りに比べると、オーソドックスな作りである。

RIDLEY IGNITE TEAM FS
ベルギーのリドレーから、ついにフルサスMTBが登場。IGNITE TEAM FSはいきなりすごいコンペティションバイクだ。


KRAFTSTOFF
ビビットなグリーンのブースが会場内でひときわ目立っていた、オーストリアのKRAFTSTOFF。カラーリングやグラフィックに独特のセンスが光っていた。それらは写真で堪能して欲しい。



