2015/09/02(水) - 09:14
メリダのラインアップに、本格的なレーシングCXバイクが帰ってきた。今回登場した「CYCLO CROSS」はMTBのテクノロジーを取り入れ一から設計を行い、ディスクブレーキやスルーアクスル、電動コンポーネントへの対応など昨今のトレンドを網羅し、走行性能を追求している。
メリダ CYCLO CROSS 9000、CYCLO CROSS 5000
メリダ CYCLO CROSS 9000 photo:Yuya.Yamamoto
メリダとしては3年ぶりとなる本格的なカーボン製レーシングCXバイクが2016年モデルの「CYCLO CROSS」シリーズだ。ここ2年はアルミモデルのみをラインアップしてきたものの、昨今のシクロクロス人気の高まりを受け、一から設計しなおし開発したという1台だ。
その最大の特徴は前後ともスルーアクスル仕様としたことにあり、フロントが15x100mm、リアが12x142mmとクロスカントリーMTBで主流の規格を採用。これによりエンド周りの剛性を高め、安定感高いハンドリング性能を実現している。また、MTB用ホイールが使用可能なことも大きなメリットだ。
直線的な造形のリアトライアングル
優れた反応性を生み出す大径のダウンチューブ
安定した操作性とブレーキング性能に貢献するフロントフォーク。ブレーキホースはブレードに内蔵する
ブレーキはディスク仕様で、台座は前後ともMTBで一般的なポストマウントとしている。そして、同社のクロスカントリーMTBと同様に、リアの台座をチェーンステーに設けることでシートステーの柔軟性を向上させ、また泥づまりのリスクを低減。油圧ブレーキにも完全対応し、フォークを含めホースは全て内蔵される。
使用するカーボンは、ナノテクノロジーによって従来比で40%の高強度を達成した「NANO MATRIX CARBON」。成形時には内部のシワを排除し耐久性を高める「AWS」テクノロジーとあわせて、CXバイクに求められる軽量性と剛性の両立を図った。
BB386規格のボトムブラケット
ヘッドチューブは短めとすることでアグレッシブなポジションに対応
MTBの様な造形のリアエンド周り
フロントはMTBで主流の15x100mm規格のスルーアクスルとした
フレーム形状はフルモデルチェンジを果たした新型「SCULTRA」と一部が共通しており、扁平したトップチューブと細身のシートステーによって振動吸収性を確保。一方で、大径のダウンチューブからBB386規格のBB、チェーンステーへとつながるボトムラインによって、優れた反応性を実現。ジオメトリーも「SCULTRA」の様にアグレッシブなポジションを取りやすい設定となっている。
上位モデルの9000はコンポーネントにフロントシングルのスラムForce CX1を採用する 下側1.5インチのテーパードヘッドや、MTBの様な造形のリアエンドは、ディスクブレーキの制動力を余すことなく引き出すことを可能とし、同時に安定した操作性に貢献。フォーク及びリアトライアングルはタイヤクリアランスを大きくとることで泥づまりを防止し、ケーブル類は全て内装として不意のトラブルのリスクを低減した。なおシマノDi2の電動ケーブルの完全内装にも対応。そして、ダボ穴が設けられていることからキャリアの取り付けも可能だ。
サイズは47cm、50cm、53cm、56cmの4種類展開。販売パッケージは、フレーム及びフォークが共通で、コンポーネントを始めとしたパーツアッセンブルの異なる2種類がラインアップされる。
メリダ CYCLO CROSS 5000 (c)ミヤタサイクル
上位モデルの「9000」は、フロントシングル/油圧ブレーキのスラム「Force CX1」にDTスイスR23 Splineホイールを組み合わせたレース仕様。バリューモデルの「5000」は、シマノ105をメインコンポーネントに、ブレーキには機械式ディスクを採用しており、レースからツーリングまで幅広く楽しめる1台となっている。
メリダ CYCLO CROSS 9000、CYCLO CROSS 5000
フレーム:Race disc CF3 R12
フロントフォーク:CC Carbon disc 15
コンポーネント:スラム Force CX1(9000)、シマノ 105(5000)
ホイール:DTスイス R23 Spline cen/disc (9000)、メリダ comp 22 disc cross(5000)
サイズ:47cm、50cm、53cm、56cm
カラー:マットブラック/シグナルレッド(9000)、グリーン/ブラック(5000)
税抜価格(完成車):429,000円(9000)、269,000円(5000)
メリダ CYCLO CROSS CANTI
メリダ CYCLO CROSS CANTI (c)ミヤタサイクル
「CYCLO CROSS CANTI」は、ディスクブレーキ仕様のCYCLO CROSSをベースに、現在でもトッププロのレース現場では主流であり続けるカンチブレーキ仕様とした1台。ブレーキの変更以外にも、前後のエンドがクイックレリーズ対応となり、リアエンド周りがスリムになるなどの変更が施されている。
その他、優れた軽量性と反応性を兼ね備え、泥づまりしにくいフレーム設計や、ジオメトリーはディスクブレーキ仕様と共通。サイズは47cm、50cm、53cm、56cmの4種類で、販売パッケージはフレームセットのみとなる。
メリダ CYCLO CROSS CANTI FRAME(フレームセット)
フレーム:Race CF4 canti
フロントフォーク:CC Carbon Canti
サイズ:47cm、50cm、53cm、56cm
カラー:マットブラック/シグナルレッド
税抜価格:210,000円
メリダ CYCLO CROSS 9000、CYCLO CROSS 5000

メリダとしては3年ぶりとなる本格的なカーボン製レーシングCXバイクが2016年モデルの「CYCLO CROSS」シリーズだ。ここ2年はアルミモデルのみをラインアップしてきたものの、昨今のシクロクロス人気の高まりを受け、一から設計しなおし開発したという1台だ。
その最大の特徴は前後ともスルーアクスル仕様としたことにあり、フロントが15x100mm、リアが12x142mmとクロスカントリーMTBで主流の規格を採用。これによりエンド周りの剛性を高め、安定感高いハンドリング性能を実現している。また、MTB用ホイールが使用可能なことも大きなメリットだ。



ブレーキはディスク仕様で、台座は前後ともMTBで一般的なポストマウントとしている。そして、同社のクロスカントリーMTBと同様に、リアの台座をチェーンステーに設けることでシートステーの柔軟性を向上させ、また泥づまりのリスクを低減。油圧ブレーキにも完全対応し、フォークを含めホースは全て内蔵される。
使用するカーボンは、ナノテクノロジーによって従来比で40%の高強度を達成した「NANO MATRIX CARBON」。成形時には内部のシワを排除し耐久性を高める「AWS」テクノロジーとあわせて、CXバイクに求められる軽量性と剛性の両立を図った。




フレーム形状はフルモデルチェンジを果たした新型「SCULTRA」と一部が共通しており、扁平したトップチューブと細身のシートステーによって振動吸収性を確保。一方で、大径のダウンチューブからBB386規格のBB、チェーンステーへとつながるボトムラインによって、優れた反応性を実現。ジオメトリーも「SCULTRA」の様にアグレッシブなポジションを取りやすい設定となっている。

サイズは47cm、50cm、53cm、56cmの4種類展開。販売パッケージは、フレーム及びフォークが共通で、コンポーネントを始めとしたパーツアッセンブルの異なる2種類がラインアップされる。

上位モデルの「9000」は、フロントシングル/油圧ブレーキのスラム「Force CX1」にDTスイスR23 Splineホイールを組み合わせたレース仕様。バリューモデルの「5000」は、シマノ105をメインコンポーネントに、ブレーキには機械式ディスクを採用しており、レースからツーリングまで幅広く楽しめる1台となっている。
メリダ CYCLO CROSS 9000、CYCLO CROSS 5000
フレーム:Race disc CF3 R12
フロントフォーク:CC Carbon disc 15
コンポーネント:スラム Force CX1(9000)、シマノ 105(5000)
ホイール:DTスイス R23 Spline cen/disc (9000)、メリダ comp 22 disc cross(5000)
サイズ:47cm、50cm、53cm、56cm
カラー:マットブラック/シグナルレッド(9000)、グリーン/ブラック(5000)
税抜価格(完成車):429,000円(9000)、269,000円(5000)
メリダ CYCLO CROSS CANTI

「CYCLO CROSS CANTI」は、ディスクブレーキ仕様のCYCLO CROSSをベースに、現在でもトッププロのレース現場では主流であり続けるカンチブレーキ仕様とした1台。ブレーキの変更以外にも、前後のエンドがクイックレリーズ対応となり、リアエンド周りがスリムになるなどの変更が施されている。
その他、優れた軽量性と反応性を兼ね備え、泥づまりしにくいフレーム設計や、ジオメトリーはディスクブレーキ仕様と共通。サイズは47cm、50cm、53cm、56cmの4種類で、販売パッケージはフレームセットのみとなる。
メリダ CYCLO CROSS CANTI FRAME(フレームセット)
フレーム:Race CF4 canti
フロントフォーク:CC Carbon Canti
サイズ:47cm、50cm、53cm、56cm
カラー:マットブラック/シグナルレッド
税抜価格:210,000円
リンク
Amazon.co.jp