2015/04/25(土) - 09:18
数多くのプロライダーから愛用されるビンディングペダル、スピードプレイ。その代表作である「ゼロ」シリーズ用に、歩きやすく空力の良い新型クリート「エアロウォーカブルクリートセット」が登場した。
競合他社のペダルとは、全く違った設計思想のもと、オリジナリティある製品を世に送り出しているスピードプレイ。ブラドレー・ウィギンズをはじめとした、多くのトッププロ選手たちが愛用するペダルとして、ロードレースファンの間では広く認知されているブランドだ。
その最大の特長は、従来のペダルではペダル本体が受け持っていたビンディング機構をクリート側に移すことで、ペダル本体は非常にシンプルなデザインとしていること。逆に言えば、ビンディングペダルとしての機能の大部分をクリート側に移しているということでもある。
そのため、スピードプレイのクリートは大きく、また接地部分が金属のために滑りやすいという問題を抱えていた。その問題を解決すべく、純正もしくはサードパーティー製のクリートカバーが販売されており、スピードプレイユーザーの人気を集めていた。
だが、クリートカバーとは面倒なもの。純正のものは、クリート開口部を覆うことでビンディング機構へのダメージを抑えるプロテクション性能を持つ一方、いちいち脱着する必要がある。一部のサードパーティーがリリースしているカバーはつけっぱなしにできるように、接地面のみを覆うデザインで、運用は簡便な一方で肝心のビンディング機構を守るような構造にはなっていなかった。
その使い勝手と、プロテクション性能のジレンマを解決すべく、スピードプレイが新たに開発したのが、このエアロウォーカブルクリートセット。従来、金属性のプレートであった接地面を硬質ゴム製のカバーで覆うことで、滑りづらく、高い耐久性を持たせることに成功。しかも、シューズのソールから流れるようなデザインとすることと、表面にディンプルを設けることで空気抵抗の削減にも貢献している。
開口部については、クリートバディと名付けられた専用の蓋をねじ込むことでビンディング機構への異物の混入をシャットアウト。このクリートバディは従来のカバーに比べてかなり小さいので、バックポケットやツールケースにいれておいても全く邪魔にならない。脱着も、クリートの穴に差し込んでひねるだけと非常に簡単なので、煩わしさを感じることはないだろう。
歩きやすさと使い勝手、プロテクション性能を兼ね備え、さらにはエアロダイナミクスまで向上させているエアロウォーカブルクリートセット。しかも片側89g(実測、3穴変換プレート、ネジ類、クリートバディ含む)と、ノーマルクリートの118g(ペア/カタログ値)にクリートカバー(50g程度)を付けた場合と比べてもほぼ変わらない重量に仕上がっている。
価格はノーマルクリートより2,000円高い7,800円となっているが、長寿命化、クリートカバーのコストを考慮すれば、結果的に安く運用できるのではないだろうか。ノーマルクリートから交換しない理由が見つからないエアロウォーカブルクリート。スピードプレイユーザーはぜひ一度お試しあれ。
スピードプレイ ZEROエアロウォーカブルクリートセット
価 格:7,800円(税抜)
競合他社のペダルとは、全く違った設計思想のもと、オリジナリティある製品を世に送り出しているスピードプレイ。ブラドレー・ウィギンズをはじめとした、多くのトッププロ選手たちが愛用するペダルとして、ロードレースファンの間では広く認知されているブランドだ。
その最大の特長は、従来のペダルではペダル本体が受け持っていたビンディング機構をクリート側に移すことで、ペダル本体は非常にシンプルなデザインとしていること。逆に言えば、ビンディングペダルとしての機能の大部分をクリート側に移しているということでもある。
そのため、スピードプレイのクリートは大きく、また接地部分が金属のために滑りやすいという問題を抱えていた。その問題を解決すべく、純正もしくはサードパーティー製のクリートカバーが販売されており、スピードプレイユーザーの人気を集めていた。
だが、クリートカバーとは面倒なもの。純正のものは、クリート開口部を覆うことでビンディング機構へのダメージを抑えるプロテクション性能を持つ一方、いちいち脱着する必要がある。一部のサードパーティーがリリースしているカバーはつけっぱなしにできるように、接地面のみを覆うデザインで、運用は簡便な一方で肝心のビンディング機構を守るような構造にはなっていなかった。
その使い勝手と、プロテクション性能のジレンマを解決すべく、スピードプレイが新たに開発したのが、このエアロウォーカブルクリートセット。従来、金属性のプレートであった接地面を硬質ゴム製のカバーで覆うことで、滑りづらく、高い耐久性を持たせることに成功。しかも、シューズのソールから流れるようなデザインとすることと、表面にディンプルを設けることで空気抵抗の削減にも貢献している。
開口部については、クリートバディと名付けられた専用の蓋をねじ込むことでビンディング機構への異物の混入をシャットアウト。このクリートバディは従来のカバーに比べてかなり小さいので、バックポケットやツールケースにいれておいても全く邪魔にならない。脱着も、クリートの穴に差し込んでひねるだけと非常に簡単なので、煩わしさを感じることはないだろう。
歩きやすさと使い勝手、プロテクション性能を兼ね備え、さらにはエアロダイナミクスまで向上させているエアロウォーカブルクリートセット。しかも片側89g(実測、3穴変換プレート、ネジ類、クリートバディ含む)と、ノーマルクリートの118g(ペア/カタログ値)にクリートカバー(50g程度)を付けた場合と比べてもほぼ変わらない重量に仕上がっている。
価格はノーマルクリートより2,000円高い7,800円となっているが、長寿命化、クリートカバーのコストを考慮すれば、結果的に安く運用できるのではないだろうか。ノーマルクリートから交換しない理由が見つからないエアロウォーカブルクリート。スピードプレイユーザーはぜひ一度お試しあれ。
スピードプレイ ZEROエアロウォーカブルクリートセット
価 格:7,800円(税抜)
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