2015/04/17(金) - 18:33
トレック史上最軽量ロードとして昨年誕生した「EMONDA」シリーズに、その設計コンセプトを踏襲するアルミモデル「EMONDA ALR」が登場した。フレーム単体で960g、シマノULTEGRA組で7.82kgとカーボンに匹敵する重量をマークしたことが特徴だ。
トレック EMONDA ALR 6（Matte Dnister Black） (c)トレック・ジャパン
インビジブル・ウェルド・テクノロジーによってカーボンフレームの様に滑らかな継ぎ目を実現 (c)トレック・ジャパン
ハンドルやステム、ホイールなどはボントレガーで統一される (c)トレック・ジャパン
他ブランドに先駆けてカーボンをいち早く取り入れ、軍事技術等を用い最先端の素材として独自素材「OCLV」を進化させてきたトレック。一方で、かねてよりアルミの開発にも力をいれており、ジルコニウムを添加した「ZR9000」などで高い評価を得てきた。
そんなトレックが久方ぶりにハイグレードモデルとして開発したアルミバイクが、今回デビューを飾った「EMONDA ALR」である。モデル名の通り、昨年デビューした同ブランド史上最軽量のカーボンロード「EMONDA」シリーズの流れを汲み、「徹底的に無駄を省いた設計」によって軽さを追求。フレーム単体で960gを実現した。
素材はトレック史上最軽量という新開発の「300シリーズAlphaアルミニウム」で、これをハイドロフォーミングによって成型。強度を保ちながらもビード部を最小限とすることでカーボンフレームの様に滑らかな継ぎ目を実現する「インビジブル・ウェルド・テクノロジー」によって各チューブを接合していることもトピックだ。サイズごとに専用設計としたチューブや、トレックのロードとしては初となるBB86規格の採用も重量剛性バランス向上の要だ。
トレック EMONDA ALR 5（Black Pearl） (c)トレック・ジャパン
トレック EMONDA ALR 5（Waterloo Blue） (c)トレック・ジャパン
フレームセットでの販売も行われる（カラーはMatte Dnister Black） (c)トレック・ジャパン
フレームの軽さを活かすべくフロントフォークも軽量性を追い求めており、シリーズのセカンドグレード「EMONDA SL」と共通のフルカーボン製フォーク（345gペイント込み、240mmステアリングコラム）を流用している。
緩やかにカーブするトップチューブは衝撃吸収性を確保し、アルミ特有の硬さを軽減。汎用規格のシートポスト、ステアリングコラム、ブレーキキャリパーや、外出しのシフトワイヤーなど、ただ軽さを追求しただけでは無い、乗りやすさや使い勝手を求めた設計も嬉しい。
ジオメトリーはビギナーからプロレーサーまで幅広いライダーが最適なポジションを実現することができる「H2」フィットを採用。ロードレーサーらしいミニマムな見た目を実現すると共に、空気抵抗の低減を図った内蔵式スピード/ケイデンスセンサー「DuoTrap S」に対応する。
販売パッケージはシマノULTEGRA完成車（ALR 6）と同105完成車（ALR 5）、フレームセットの3種類。同価格帯のバイクでサードパティとされることが多いクランクやブレーキも統一されている。ハンドル周りやホイールはボントレガーで統一され、54サイズの完成車重量はALR 6が7.82kg、ALR 5が8.19kg。カラーはALR 6が1色、ALR 5がトレックファクトリーレーシングカラーを含む3バリエーションだ。
これから本格的にロードバイクを始めたいというビギナーや積極的に走るホビーレーサーにとって、ハイスペックアルミレーサーとして選択肢に割って入る一台となるであろう。
トレック EMONDA ALR 6、EMONDA ALR 5、EMONDA ALRフレームセット
フレーム素材：300シリーズAlphaアルミニウム
フォーク：Emonda SL
コンポーネント：シマノULTEGRA（ALR 6）、シマノ105（ALR 5）
サイズ：47、50、52、54、56、58、60、62、64cm
フレーム単体重量：960g（サイズ47、未塗装）
完成車重量（サイズ54）：7.82kg（ALR 6）、8.19kg（ALR 5）
カラー：Matte Dnister Black（ALR 6、フレームセット）、Black Pearl（ALR 5）、Waterloo Blue（ALR 5）
税込価格：259,000円（ALR 6）、199,000円（ALR 5）、129,000円（フレームセット）
トレック EMONDA ALR 6（Matte Dnister Black） (c)トレック・ジャパンインビジブル・ウェルド・テクノロジーによってカーボンフレームの様に滑らかな継ぎ目を実現 (c)トレック・ジャパンハンドルやステム、ホイールなどはボントレガーで統一される (c)トレック・ジャパン他ブランドに先駆けてカーボンをいち早く取り入れ、軍事技術等を用い最先端の素材として独自素材「OCLV」を進化させてきたトレック。一方で、かねてよりアルミの開発にも力をいれており、ジルコニウムを添加した「ZR9000」などで高い評価を得てきた。
そんなトレックが久方ぶりにハイグレードモデルとして開発したアルミバイクが、今回デビューを飾った「EMONDA ALR」である。モデル名の通り、昨年デビューした同ブランド史上最軽量のカーボンロード「EMONDA」シリーズの流れを汲み、「徹底的に無駄を省いた設計」によって軽さを追求。フレーム単体で960gを実現した。
素材はトレック史上最軽量という新開発の「300シリーズAlphaアルミニウム」で、これをハイドロフォーミングによって成型。強度を保ちながらもビード部を最小限とすることでカーボンフレームの様に滑らかな継ぎ目を実現する「インビジブル・ウェルド・テクノロジー」によって各チューブを接合していることもトピックだ。サイズごとに専用設計としたチューブや、トレックのロードとしては初となるBB86規格の採用も重量剛性バランス向上の要だ。
トレック EMONDA ALR 5（Black Pearl） (c)トレック・ジャパントレック EMONDA ALR 5（Waterloo Blue） (c)トレック・ジャパンフレームセットでの販売も行われる（カラーはMatte Dnister Black） (c)トレック・ジャパンフレームの軽さを活かすべくフロントフォークも軽量性を追い求めており、シリーズのセカンドグレード「EMONDA SL」と共通のフルカーボン製フォーク（345gペイント込み、240mmステアリングコラム）を流用している。
緩やかにカーブするトップチューブは衝撃吸収性を確保し、アルミ特有の硬さを軽減。汎用規格のシートポスト、ステアリングコラム、ブレーキキャリパーや、外出しのシフトワイヤーなど、ただ軽さを追求しただけでは無い、乗りやすさや使い勝手を求めた設計も嬉しい。
ジオメトリーはビギナーからプロレーサーまで幅広いライダーが最適なポジションを実現することができる「H2」フィットを採用。ロードレーサーらしいミニマムな見た目を実現すると共に、空気抵抗の低減を図った内蔵式スピード/ケイデンスセンサー「DuoTrap S」に対応する。
販売パッケージはシマノULTEGRA完成車（ALR 6）と同105完成車（ALR 5）、フレームセットの3種類。同価格帯のバイクでサードパティとされることが多いクランクやブレーキも統一されている。ハンドル周りやホイールはボントレガーで統一され、54サイズの完成車重量はALR 6が7.82kg、ALR 5が8.19kg。カラーはALR 6が1色、ALR 5がトレックファクトリーレーシングカラーを含む3バリエーションだ。
これから本格的にロードバイクを始めたいというビギナーや積極的に走るホビーレーサーにとって、ハイスペックアルミレーサーとして選択肢に割って入る一台となるであろう。
トレック EMONDA ALR 6、EMONDA ALR 5、EMONDA ALRフレームセット
フレーム素材：300シリーズAlphaアルミニウム
フォーク：Emonda SL
コンポーネント：シマノULTEGRA（ALR 6）、シマノ105（ALR 5）
サイズ：47、50、52、54、56、58、60、62、64cm
フレーム単体重量：960g（サイズ47、未塗装）
完成車重量（サイズ54）：7.82kg（ALR 6）、8.19kg（ALR 5）
カラー：Matte Dnister Black（ALR 6、フレームセット）、Black Pearl（ALR 5）、Waterloo Blue（ALR 5）
税込価格：259,000円（ALR 6）、199,000円（ALR 5）、129,000円（フレームセット）
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