2014/12/17(水) - 09:00
サイクルモード2014フォトレポートは第10弾。BHバイクジャパン、シマノ/PRO、チャンピオンシステムの3ブースから注目の新モデル&気になるプロダクツを一挙に紹介します。
BHバイクジャパン
ブレーキなどのダイレクトマウント化などによって高性能化したG6 PROとBHバイクジャパン代表の中田真琴さん photo:Yuya.Yamamoto
G6 Proと双璧をなすもう1つのフラッグシップが軽量モデルULTRA LIGHT
展示されたカーボンパイプのカットサンプル。平滑でバルーンなども残っていない綺麗な仕上がりだ
スペインの総合バイクブランド「BH」。スペイン本社が出資し、かつてNIPPO等で活躍した中田真琴さんが率いる形で日本法人として10月にスタートを切った「BHバイクジャパン」だ。これまではロードバイクをメインに国内展開されていたBHだが、2015モデルよりMTBやクロスバイクなども豊富にラインナップされるとのこと。また、今後は国内マーケットに合わせた日本企画のバイクも開発されるという。
2015モデルでのトピックスは新型レーシングエアロバイク「G6 Pro」だ。従来モデルの「G6」をベースにダイレクトマウントブレーキの採用やDi2バッテリーの内蔵などによって空力性能を煮詰めつつ、カーボン素材のアップグレードにより高剛性化と軽量化を達成。エアロ形状のルックスとは裏腹にフレーム単体で830gに仕上がっている。
インテグレーテッドブレーキや専用ステムによって空力性能を追求したAeroLight
ULTIMATEシリーズをはじめMTBもラインナップ豊富に展開される
スペインのアパレルメーカーSPIUK(エスピューク)も取り扱う。写真はエアロヘルメットのDharma
ネオングリーンが鮮やかなロード用シューズの新型ハイエンドRC16
また、BHの傘下にあるサイクルウェアのSPIUK(エスピューク)の取り扱いも開始。スペイン本国では同分野で高いシェアを誇るブランドで、久方ぶりの国内展開となる。サイクルモードではシェルが着脱可能なエアロヘルメット「Dharma」や、ネオンカラーが鮮やかなロード用シューズの新型ハイエンド「RC16」が展示された。
シマノ/PRO
昨年に引き続き行われたバイクフィッティングシステムのデモンストレーション。設置店舗も徐々に増加中だ
自転車向けアクションカムとしては高いシェアを誇るスポーツカメラCM-1000。これに対応する純正マウントがPROより登場した
ブース正面に置かれたスバル・レヴォーグのシマノニュートラルカー
ブース車両がスバルの新型ワゴン「レヴォーグ」となったニュートラルカーで注目を集めたシマノ。ブース正面では、昨年に引き続いて「バイクフィッティングシステム」のデモンストレーションが開催され、多くの来場者の興味を引いていた。その特徴は専用のマシンを使い「短時間でベストなポジションを出す事ができ、更にペダリングのパワーやベクトルの方向を算出可能」であることで、設置店舗も順次増加中だ。
コンポーネントではフルモデルチェンジし待望のリア11速化を果たしたマウンテンバイクコンポーネントの最高峰「M9000系XTR」がトピックス。多様化するライディングスタイルに合わせて、XC用やトレイル用と言った様に幅広いバリエーションが用意されている。
遂にリア11速化を果たしたM9000系XTR
M9050系Di2を含む全てのM9000系XTRのパーツが展示された
国内では初となるXTR Di2の試乗会は盛況。FOX製サスとの連携など次世代のMTBコンポの性能をチェックできた
電動ケーブルやバッテリーの内蔵などXTR Di2にいち早く対応したPRO THARSIS XCシリーズのハンドル&ステム
そして、一般ユーザーへ初披露となった電動変速の「M9050系XTR Di2」も大きな話題に。サイクルモードでは試乗車も用意され、レバー1つで前後のディレーラーを動かすことができる「シンクロシフト」や、FOXサスペンションとの連携などDi2ならではの機能をチェックすることができた。
また、PROからはXTR Di2に対応したハンドルバとステム「THARSIS XC」が登場した。ハンドルは電動ケーブルの内蔵が可能で、ステムはフォークのステアリングコラムにバッテリーを収納するための新機構を採用している。
全ラインナップが展示されたホイールコーナー
リア11速となった5800系105も注目のプロダクトだ
カーボンラミネートリムを採用するチューブレス対応のWH-9000-TL。XC&TRAILと2タイプが用意される
フルカーボンチューブラーリムを採用するXCレース向けのWH-9000-TU
昨今トレンドとなっているロードディスク対応のWH-RX830。TL対応のリムにはカーボンラミネート構造を採用
加えて、XTRはホイールもモデルチェンジし、3種類がラインナップされる。WH-M9000-TUはハイクラスのXCレースをターゲットとした29インチモデルでリムを150g、アクスルを33gと大幅に軽量化し、加速性を高めた。「WH-M9000/M9020-TL」はカーボンラミネートアルミリムを採用したチューブレス対応モデルで、29インチと27.5インチの2種類のホイールサイズ、リム幅別にXC用とTRAIL用の2種類をラインナップ。
そして、昨年より大きなトレンドとなっているディスクブレーキロードに対応する新型ホイール「WH-RX830」も展示された。リムにはカーボンラミネート構造を採用し、外周からブレーキ面を廃したディスクブレーキ専用設計で、チューブレス対応としている。
ロード用の新型ハイエンドシューズWH-R321。独自のアッパー構造で空力性能の向上を図っている
ライト層から注目を集めたクリッカーシューズ。スニーカーライクなデザインが特徴だ
サイクリングバッグはカラーラインナップが豊富となった
蛍光カラーによって安全性を高めたHi Vizシリーズ
Di2と連携してギアポジションを表示する新登場のSCiOシリーズ
プロユースのコンポーネントPRO VIBEとMISSILEシリーズにはブラックカラーのリミテッドモデルが登場
その他、ロード用シューズの新型ハイエンド「SH-R321」やデザインを一新したクリッカーシューズ、ネオンカラーによって被視認性を高めたアパレルアクセサリー「Hi Viz」シリーズなどもトピックス。VIBE&MISSILEシリーズのブラックカラーのリミテッドモデルやDi2と連携してギアポジションを表示する新登場のサイクルコンピューターSCiOシリーズなども展示されていた。
チャンピオンシステム
弱虫ペダルCXチームのジャージを写真に収める弱ペファンの姿が多く見られた
ルイ・コスタのアルカンシェルやツアー・オブ・ジャパンの4勝ジャージなどが飾られた
ブース内にサンプルが並べられ、オーダーウェア制作について相談することができた
併催のCXレース「スターライト幕張」のオーガナイザーを務め、大成功を収めたチャンピオンシステム。ブース正面にはスターライト幕張で見事優勝を果たした山本和弘選手が所属する弱虫ペダルシクロクロスチームのスキンスーツが飾られ、それを写真に収める弱ペファンの姿が多く見かけられた。加えて、2013ロードレース世界王者ルイ・コスタのサイン入りアルカンシェルや、ツアー・オブ・ジャパンの4賞ジャージなども展示されていた。
サイクルモードのブースでは、プロチームへのウェア供給実績を誇る高品質ながら小ロットから注文可能なことで人気のオーダージャージを重きを置いたブースを展開。バリエーションが豊富なアイテムのほとんどが展示され、それらを実際に見たり触ったりしながら、オーダージャージ作成について相談することができた。
text:Yuya.Yamamoto
photo:CW編集部
BHバイクジャパン



スペインの総合バイクブランド「BH」。スペイン本社が出資し、かつてNIPPO等で活躍した中田真琴さんが率いる形で日本法人として10月にスタートを切った「BHバイクジャパン」だ。これまではロードバイクをメインに国内展開されていたBHだが、2015モデルよりMTBやクロスバイクなども豊富にラインナップされるとのこと。また、今後は国内マーケットに合わせた日本企画のバイクも開発されるという。
2015モデルでのトピックスは新型レーシングエアロバイク「G6 Pro」だ。従来モデルの「G6」をベースにダイレクトマウントブレーキの採用やDi2バッテリーの内蔵などによって空力性能を煮詰めつつ、カーボン素材のアップグレードにより高剛性化と軽量化を達成。エアロ形状のルックスとは裏腹にフレーム単体で830gに仕上がっている。




また、BHの傘下にあるサイクルウェアのSPIUK(エスピューク)の取り扱いも開始。スペイン本国では同分野で高いシェアを誇るブランドで、久方ぶりの国内展開となる。サイクルモードではシェルが着脱可能なエアロヘルメット「Dharma」や、ネオンカラーが鮮やかなロード用シューズの新型ハイエンド「RC16」が展示された。
シマノ/PRO



ブース車両がスバルの新型ワゴン「レヴォーグ」となったニュートラルカーで注目を集めたシマノ。ブース正面では、昨年に引き続いて「バイクフィッティングシステム」のデモンストレーションが開催され、多くの来場者の興味を引いていた。その特徴は専用のマシンを使い「短時間でベストなポジションを出す事ができ、更にペダリングのパワーやベクトルの方向を算出可能」であることで、設置店舗も順次増加中だ。
コンポーネントではフルモデルチェンジし待望のリア11速化を果たしたマウンテンバイクコンポーネントの最高峰「M9000系XTR」がトピックス。多様化するライディングスタイルに合わせて、XC用やトレイル用と言った様に幅広いバリエーションが用意されている。




そして、一般ユーザーへ初披露となった電動変速の「M9050系XTR Di2」も大きな話題に。サイクルモードでは試乗車も用意され、レバー1つで前後のディレーラーを動かすことができる「シンクロシフト」や、FOXサスペンションとの連携などDi2ならではの機能をチェックすることができた。
また、PROからはXTR Di2に対応したハンドルバとステム「THARSIS XC」が登場した。ハンドルは電動ケーブルの内蔵が可能で、ステムはフォークのステアリングコラムにバッテリーを収納するための新機構を採用している。





加えて、XTRはホイールもモデルチェンジし、3種類がラインナップされる。WH-M9000-TUはハイクラスのXCレースをターゲットとした29インチモデルでリムを150g、アクスルを33gと大幅に軽量化し、加速性を高めた。「WH-M9000/M9020-TL」はカーボンラミネートアルミリムを採用したチューブレス対応モデルで、29インチと27.5インチの2種類のホイールサイズ、リム幅別にXC用とTRAIL用の2種類をラインナップ。
そして、昨年より大きなトレンドとなっているディスクブレーキロードに対応する新型ホイール「WH-RX830」も展示された。リムにはカーボンラミネート構造を採用し、外周からブレーキ面を廃したディスクブレーキ専用設計で、チューブレス対応としている。






その他、ロード用シューズの新型ハイエンド「SH-R321」やデザインを一新したクリッカーシューズ、ネオンカラーによって被視認性を高めたアパレルアクセサリー「Hi Viz」シリーズなどもトピックス。VIBE&MISSILEシリーズのブラックカラーのリミテッドモデルやDi2と連携してギアポジションを表示する新登場のサイクルコンピューターSCiOシリーズなども展示されていた。
チャンピオンシステム



併催のCXレース「スターライト幕張」のオーガナイザーを務め、大成功を収めたチャンピオンシステム。ブース正面にはスターライト幕張で見事優勝を果たした山本和弘選手が所属する弱虫ペダルシクロクロスチームのスキンスーツが飾られ、それを写真に収める弱ペファンの姿が多く見かけられた。加えて、2013ロードレース世界王者ルイ・コスタのサイン入りアルカンシェルや、ツアー・オブ・ジャパンの4賞ジャージなども展示されていた。
サイクルモードのブースでは、プロチームへのウェア供給実績を誇る高品質ながら小ロットから注文可能なことで人気のオーダージャージを重きを置いたブースを展開。バリエーションが豊富なアイテムのほとんどが展示され、それらを実際に見たり触ったりしながら、オーダージャージ作成について相談することができた。
text:Yuya.Yamamoto
photo:CW編集部
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