2014/10/11(土) - 16:33
10月11日、宇都宮市の宇都宮城址公園を舞台にしたジャパンカップ・シクロクロスが開幕。日曜日のAJOCCレースに先立って国内トップ選手によるエキシビションレースが行なわれ、地元の声援を受けた小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)が勝利した。
宇都宮にジャパンカップウィークの到来を告げるシクロクロスが初開催。舞台となるのは宇都宮市中心部の宇都宮城址公園だ。市民の憩いの場として親しまれている同公園をシクロクロッサーたちが駆け抜ける。宇都宮は自転車競技への関心が高く、ロードレースと比べてマイナー競技のシクロクロスの周知に最適な環境だ。
2km弱のコースで行なわれるAJOCCレースに先立ち、土曜日のエキシビションレースに使用されるのは全長が1kmに満たないショートコース。城壁内の芝生や階段、堀をぐるりと取り囲む舗装路が組み合わされており、シケインも一カ所設定されている。
エキシビションレースに出場したのは男女合わせて18名の選手たち。元シクロクロス全日本チャンピオンの三船雅彦も加わり、カテゴリーの枠を越えたオールスターレースが繰り広げられた。
佐藤栄一市長によってスタートが切られると、30分間という短いレースで1周目から合田正之(cycleclub3UP)が飛び出す。かつて所属していた宇都宮ブリッツェンジャージを身にまとい、「昔の自分のコスプレ」で走った辻善光(Team Zenko)が追走パックを率い、小坂光や濱由嵩(SPEEDVAGEN CYCLOCROSS TEAM)、小坂正則(スワコレーシングチーム)らが追う展開。
やがて追走パックから一人ジャンプした小坂光が合田を捉え、盛り上がる観客の声援に後押しされるようにパスして先頭へ。宇都宮城址公園に集まった3,000人の観客(公式発表)の前で、宇都宮ブリッツェンジャージを着る小坂光が勝利した。
「地元のホームレースでこんなに観客が集まって、こんな大きな大会になるとは思っていませんでした」と、立ち上げにも関わった小坂光は語る。「5年前の冬にこの城址公園で宇都宮ブリッツェンのチーム写真を撮ったんです。その場所で、まさかシクロクロスを出来るとは思っていませんでした」。
「コースレイアウトは僕が提案し、それを(TOHOKU CXプロジェクト代表の)菅田さんと一緒に形にしました。盛り上げないといけないという使命感をもっていました。来季以降も継続して、もっと大きくしたいですね」と小坂光。もちろん翌日のC1レースでも優勝を狙う。
同時スタートのエリート女子は宮内佐季子(Team CHAINRING)と坂口聖香(パナソニックレディース)が先頭争いを繰り広げ、全体の9番手でフィニッシュした宮内が勝利している。
翌12日(日)には同会場でAJOCC(日本シクロクロス競技主催者協会)公式戦が開催される。スケジュールは以下の通り。
■10月12日スケジュール(会場:宇都宮城址公園)
8:15〜 開会式
8:40〜 中学生、キッズA、キッズB
9:20〜 カテゴリー3A
10:10〜 カテゴリー3B、カテゴリーL2
11:00〜 カテゴリー2
12:00〜 カテゴリーL1、マスターズ
13:00〜 カテゴリー1
14:20〜 表彰式 及び 閉会式
ジャパンカップシクロクロス2014エキシビションレース結果
エリート男子
1位 小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム) 29'23"
2位 合田正之(cycleclub3UP) +05"
3位 濱由嵩(SPEEDVAGEN CYCLOCROSS TEAM) +25"
4位 小坂正則(スワコレーシングチーム) +29"
5位 丸山厚(BOMA RACING) +37"
6位 山川淳太郎(Team CHAINRING) +48"
7位 辻善光(Team Zenko) +1'01"
8位 中間森太郎(TEAM edcoグラファイトデザインGIRO)+1'20"
9位 池本真也 +1'51"
10位 向山浩司(SNEL CYCLOCROSS TEAM) +1'57"
11位 三船雅彦 -1LAP
12位 武井亨介(チームForza!) -2LAP
エリート女子
1位 宮内佐季子(Team CHAINRING) 30'45"
2位 坂口聖香(パナソニックレディース) +24"
3位 與那嶺恵理(サクソバンクFX証券) +1'01"
4位 武田和佳(Team CHAINRING) +1'14"
5位 坂口楓香(パナソニックレディース) -1LAP
6位 林口幸恵(SNEL CYCLOCROSS TEAM) -1LAP
text&photo:Kei Tsuji
宇都宮にジャパンカップウィークの到来を告げるシクロクロスが初開催。舞台となるのは宇都宮市中心部の宇都宮城址公園だ。市民の憩いの場として親しまれている同公園をシクロクロッサーたちが駆け抜ける。宇都宮は自転車競技への関心が高く、ロードレースと比べてマイナー競技のシクロクロスの周知に最適な環境だ。
2km弱のコースで行なわれるAJOCCレースに先立ち、土曜日のエキシビションレースに使用されるのは全長が1kmに満たないショートコース。城壁内の芝生や階段、堀をぐるりと取り囲む舗装路が組み合わされており、シケインも一カ所設定されている。
エキシビションレースに出場したのは男女合わせて18名の選手たち。元シクロクロス全日本チャンピオンの三船雅彦も加わり、カテゴリーの枠を越えたオールスターレースが繰り広げられた。
佐藤栄一市長によってスタートが切られると、30分間という短いレースで1周目から合田正之(cycleclub3UP)が飛び出す。かつて所属していた宇都宮ブリッツェンジャージを身にまとい、「昔の自分のコスプレ」で走った辻善光(Team Zenko)が追走パックを率い、小坂光や濱由嵩(SPEEDVAGEN CYCLOCROSS TEAM)、小坂正則(スワコレーシングチーム)らが追う展開。
やがて追走パックから一人ジャンプした小坂光が合田を捉え、盛り上がる観客の声援に後押しされるようにパスして先頭へ。宇都宮城址公園に集まった3,000人の観客(公式発表)の前で、宇都宮ブリッツェンジャージを着る小坂光が勝利した。
「地元のホームレースでこんなに観客が集まって、こんな大きな大会になるとは思っていませんでした」と、立ち上げにも関わった小坂光は語る。「5年前の冬にこの城址公園で宇都宮ブリッツェンのチーム写真を撮ったんです。その場所で、まさかシクロクロスを出来るとは思っていませんでした」。
「コースレイアウトは僕が提案し、それを(TOHOKU CXプロジェクト代表の)菅田さんと一緒に形にしました。盛り上げないといけないという使命感をもっていました。来季以降も継続して、もっと大きくしたいですね」と小坂光。もちろん翌日のC1レースでも優勝を狙う。
同時スタートのエリート女子は宮内佐季子(Team CHAINRING)と坂口聖香(パナソニックレディース)が先頭争いを繰り広げ、全体の9番手でフィニッシュした宮内が勝利している。
翌12日(日)には同会場でAJOCC(日本シクロクロス競技主催者協会)公式戦が開催される。スケジュールは以下の通り。
■10月12日スケジュール(会場:宇都宮城址公園)
8:15〜 開会式
8:40〜 中学生、キッズA、キッズB
9:20〜 カテゴリー3A
10:10〜 カテゴリー3B、カテゴリーL2
11:00〜 カテゴリー2
12:00〜 カテゴリーL1、マスターズ
13:00〜 カテゴリー1
14:20〜 表彰式 及び 閉会式
ジャパンカップシクロクロス2014エキシビションレース結果
エリート男子
1位 小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム) 29'23"
2位 合田正之(cycleclub3UP) +05"
3位 濱由嵩(SPEEDVAGEN CYCLOCROSS TEAM) +25"
4位 小坂正則(スワコレーシングチーム) +29"
5位 丸山厚(BOMA RACING) +37"
6位 山川淳太郎(Team CHAINRING) +48"
7位 辻善光(Team Zenko) +1'01"
8位 中間森太郎(TEAM edcoグラファイトデザインGIRO)+1'20"
9位 池本真也 +1'51"
10位 向山浩司(SNEL CYCLOCROSS TEAM) +1'57"
11位 三船雅彦 -1LAP
12位 武井亨介(チームForza!) -2LAP
エリート女子
1位 宮内佐季子(Team CHAINRING) 30'45"
2位 坂口聖香(パナソニックレディース) +24"
3位 與那嶺恵理(サクソバンクFX証券) +1'01"
4位 武田和佳(Team CHAINRING) +1'14"
5位 坂口楓香(パナソニックレディース) -1LAP
6位 林口幸恵(SNEL CYCLOCROSS TEAM) -1LAP
text&photo:Kei Tsuji
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