2014/09/12(金) - 11:01
カテゴリー2級のフィニッシュながら総合に動きが見られたブエルタ・ア・エスパーニャ第18ステージ。アタックを成功させたファビオ・アル(イタリア、アスタナ)やクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)を始め、この日の主役のコメントを紹介します。
ステージ2勝目を掴んだファビオ・アル(イタリア、アスタナ)
残り3.5kmでアタックを仕掛けたファビオ・アル(イタリア、アスタナ) photo:Tim de Waele1年で2つのグランツールに出場するのは初めての経験。このブエルタに向けて周到に準備してきたんだ。必ず結果を出したいと思っていたし、ここまでの走りに大満足。ステージ2勝なんてファンタスティックだ。
監督の指示で、最も勾配がキツいところでアタックした。1度目の通過の際にアタックポイントの目星を付けていたんだ。フルームが合流したことが逃げ切りに繋がった。彼は本当に強力だった。偉大なチャンピオンたちと肩を並べて闘っていることを誇りに思う。土曜日(第20ステージ)でも先頭争いに加わりたい。
グランツールでステージ2勝を飾ったのでさすがに舞い上がっているよ。でも最後まで集中力を切らしてはいけない。ブエルタが終わってからもロンバルディアが控えているし、出場するからにはインパクトを残したい。
総合首位を守ったアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ)
アルとフルームを追走するアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ) photo:Tim de Waele今日は開始直後から50km/hを超えるハイスピードな展開だったけど、おそらく明日も同じような展開になると思う。残り2.5kmでフルームがアタックした時、総合2位の座を守る立場のバルベルデが追走すべきだと判断した。追走グループを率いてフルームを追わなければならないのはバルベルデだった。
少し冷静に判断し過ぎたのかも知れない。仮に単独であればフルームに追いつけていた。タイムを失ったことは残念であり、数日後に今日のタイムロスを後悔するかも知れない。でも今はそこまで気にしていないよ。
爆発力が必要な今日の登りと違って、土曜日の登り(超級山岳アンカレス峠)はフルームや自分向き。本格的な山岳が登場する土曜日に最も警戒すべき相手はフルームだ。
総合2位に浮上したクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)
コンタドールらを引き離すクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)とファビオ・アル(イタリア、アスタナ) photo:Unipublic繰り返されるアタックに対応しながら、正しいタイミングでアタックを仕掛けた。またステージ2位だけど、総合2位に浮上することが出来たので満足している。
総合3位に順位を下げたアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
(コンタドールとロドリゲスと3人で)協力体制を築けず、互いに牽制していた。プリートが最初にフルームを追いかけたけど届かず、そこから追走を仕掛けたものの追いつかなかった。フルームが僕ら3人よりも強かったとは思わない。4人のレベルが拮抗する中で、今日は彼が一番スマートに走った。フルームが強力であることに違いはないけど、コンタドールを王座から引き摺り下ろすほどの力はない。
ステージ4位のホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)
懸命に追走するホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) photo:Unipublicチームの働きに報いることが出来なくて残念だ。正直言うとアルとフルームが今日は一枚上手だった。総合表彰台は厳しい状況だけど、諦めずに闘いを続ける。表彰台とステージ優勝がこれからの目標だ。
積極的に攻撃を仕掛けたワレン・バーギル(フランス、ジャイアント・シマノ)
3週目に入ってようやく身体が仕上がった。だから最後の登りでアタックしたけど、タイミングが早すぎた。しっかりとアタックのタイミングを見極めることが必要だ。結果的にタイムを失ってしまった。でも今は学ぶべき時期であり、この失敗を次に活かしたい。第20ステージが待ち遠しいよ。
2級山岳でアタックしたクリストフ・ルメヴェル(フランス、コフィディス)
今日はチームとして逃げグループに入ろうとアタックしたけど成功しなかった。でも結局逃げグループは捕まったので、逃げに乗れなかったことに悔いはない。今日が誕生日だったので、自分へのプレゼントとして最後の登りでどうしてもアタックしたかったんだ。
text:Kei Tsuji
ステージ2勝目を掴んだファビオ・アル(イタリア、アスタナ)
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監督の指示で、最も勾配がキツいところでアタックした。1度目の通過の際にアタックポイントの目星を付けていたんだ。フルームが合流したことが逃げ切りに繋がった。彼は本当に強力だった。偉大なチャンピオンたちと肩を並べて闘っていることを誇りに思う。土曜日(第20ステージ)でも先頭争いに加わりたい。
グランツールでステージ2勝を飾ったのでさすがに舞い上がっているよ。でも最後まで集中力を切らしてはいけない。ブエルタが終わってからもロンバルディアが控えているし、出場するからにはインパクトを残したい。
総合首位を守ったアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ)
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少し冷静に判断し過ぎたのかも知れない。仮に単独であればフルームに追いつけていた。タイムを失ったことは残念であり、数日後に今日のタイムロスを後悔するかも知れない。でも今はそこまで気にしていないよ。
爆発力が必要な今日の登りと違って、土曜日の登り(超級山岳アンカレス峠)はフルームや自分向き。本格的な山岳が登場する土曜日に最も警戒すべき相手はフルームだ。
総合2位に浮上したクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)
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総合3位に順位を下げたアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
(コンタドールとロドリゲスと3人で)協力体制を築けず、互いに牽制していた。プリートが最初にフルームを追いかけたけど届かず、そこから追走を仕掛けたものの追いつかなかった。フルームが僕ら3人よりも強かったとは思わない。4人のレベルが拮抗する中で、今日は彼が一番スマートに走った。フルームが強力であることに違いはないけど、コンタドールを王座から引き摺り下ろすほどの力はない。
ステージ4位のホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)
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積極的に攻撃を仕掛けたワレン・バーギル(フランス、ジャイアント・シマノ)
3週目に入ってようやく身体が仕上がった。だから最後の登りでアタックしたけど、タイミングが早すぎた。しっかりとアタックのタイミングを見極めることが必要だ。結果的にタイムを失ってしまった。でも今は学ぶべき時期であり、この失敗を次に活かしたい。第20ステージが待ち遠しいよ。
2級山岳でアタックしたクリストフ・ルメヴェル(フランス、コフィディス)
今日はチームとして逃げグループに入ろうとアタックしたけど成功しなかった。でも結局逃げグループは捕まったので、逃げに乗れなかったことに悔いはない。今日が誕生日だったので、自分へのプレゼントとして最後の登りでどうしてもアタックしたかったんだ。
text:Kei Tsuji
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