2014/06/21(土) - 16:45
単なる総合首位キープのためではなく、総合優勝を見据えたトニ・マルティン(ドイツ、オメガファーマ・クイックステップ)の走り。24.7kmの個人タイムトライアルでリーダージャージが快走した。
アップダウンのある24.7kmコースで行なわれたツール・ド・スイス第7ステージの個人タイムトライアル。コース試走中にセルジオルイス・エナオモントーヤ(コロンビア、チームスカイ)が落車し、膝の皿を割ると言うトラブルが発生する。レースに復帰したばかりのエナオモントーヤだが、ツール・ド・フランス出場に赤信号が灯った。
スイスの期待を背負って走ったファビアン・カンチェラーラ(スイス、トレックファクトリーレーシング)が暫定トップタイムをマークしたものの、大会3連覇が懸かったルイ・コスタ(ポルトガル、ランプレ・メリダ)がこれを上回ってみせる。しかしコスタの力をもってしても、総合1位と総合2位の勢いには及ばなかった。
まずは総合2位トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・シマノ)がコスタのタイムを6秒更新。初日の9.4km個人タイムトライアルで2位だった23歳が、最終走者マルティンのフィニッシュを待つ。
「最後の下りで使う必要が出ると思って、58Tのチェーンリングで挑んだんだ。そのセットアップのおかげでライバルたちとのタイム差が生まれたと思っている」と語るマルティンが、ドゥムランのタイムを22秒も更新。時間にして30分強の闘いは、総合リーダーに軍配が上がった。
「明日からのステージでは何でも起こり得る」と語るマルティンは、コスタらに対して1分リードで2連続山岳ステージに挑むことに。何とか最後まで総合首位の座を守りきりたい考えだ。
「ツール・ド・フランスで登ったことがあるので、ヴェルビエの登りはよく知っている。個人TTのようにリズムを刻んで走り、ライバルたちに食らいつきたい。総合トップ20の選手たち全員がライバル。でも1週間にわたってチームはずっと働き続けてくれたので、チームメイトたちの努力に報いるためにこのリーダージャージに110%の敬意を払って闘いたい」。
選手コメントはオメガファーマ・クイックステップ公式サイトより。
ツール・ド・スイス2014第7ステージ結果
個人総合成績
ポイント賞
ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデール)
山岳賞
ビョルン・トゥラウ(ドイツ、ユーロップカー)
チーム総合成績
ジャイアント・シマノ
text:Kei Tsuji
photo:Tim de Waele
アップダウンのある24.7kmコースで行なわれたツール・ド・スイス第7ステージの個人タイムトライアル。コース試走中にセルジオルイス・エナオモントーヤ(コロンビア、チームスカイ)が落車し、膝の皿を割ると言うトラブルが発生する。レースに復帰したばかりのエナオモントーヤだが、ツール・ド・フランス出場に赤信号が灯った。
スイスの期待を背負って走ったファビアン・カンチェラーラ(スイス、トレックファクトリーレーシング)が暫定トップタイムをマークしたものの、大会3連覇が懸かったルイ・コスタ(ポルトガル、ランプレ・メリダ)がこれを上回ってみせる。しかしコスタの力をもってしても、総合1位と総合2位の勢いには及ばなかった。
まずは総合2位トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・シマノ)がコスタのタイムを6秒更新。初日の9.4km個人タイムトライアルで2位だった23歳が、最終走者マルティンのフィニッシュを待つ。
「最後の下りで使う必要が出ると思って、58Tのチェーンリングで挑んだんだ。そのセットアップのおかげでライバルたちとのタイム差が生まれたと思っている」と語るマルティンが、ドゥムランのタイムを22秒も更新。時間にして30分強の闘いは、総合リーダーに軍配が上がった。
「明日からのステージでは何でも起こり得る」と語るマルティンは、コスタらに対して1分リードで2連続山岳ステージに挑むことに。何とか最後まで総合首位の座を守りきりたい考えだ。
「ツール・ド・フランスで登ったことがあるので、ヴェルビエの登りはよく知っている。個人TTのようにリズムを刻んで走り、ライバルたちに食らいつきたい。総合トップ20の選手たち全員がライバル。でも1週間にわたってチームはずっと働き続けてくれたので、チームメイトたちの努力に報いるためにこのリーダージャージに110%の敬意を払って闘いたい」。
選手コメントはオメガファーマ・クイックステップ公式サイトより。
ツール・ド・スイス2014第7ステージ結果
1位 トニ・マルティン(ドイツ、オメガファーマ・クイックステップ)
2位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・シマノ)
3位 ルイ・コスタ(ポルトガル、ランプレ・メリダ)
4位 ファビアン・カンチェラーラ(スイス、トレックファクトリーレーシング)
5位 マティアス・フランク(スイス、IAMサイクリング)
6位 ローソン・クラドック(アメリカ、ジャイアント・シマノ)
7位 スタフ・クレメント(オランダ、ベルキン)
8位 ヨン・イサギーレ(スペイン、モビスター)
9位 ティボー・ピノ(フランス、FDJ.fr)
10位 マティア・カッターネオ(イタリア、ランプレ・メリダ)
2位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・シマノ)
3位 ルイ・コスタ(ポルトガル、ランプレ・メリダ)
4位 ファビアン・カンチェラーラ(スイス、トレックファクトリーレーシング)
5位 マティアス・フランク(スイス、IAMサイクリング)
6位 ローソン・クラドック(アメリカ、ジャイアント・シマノ)
7位 スタフ・クレメント(オランダ、ベルキン)
8位 ヨン・イサギーレ(スペイン、モビスター)
9位 ティボー・ピノ(フランス、FDJ.fr)
10位 マティア・カッターネオ(イタリア、ランプレ・メリダ)
31'27"
+22"
+28"
+41"
+45"
+59"
+1'02"
+1'06"
+1'13"
+22"
+28"
+41"
+45"
+59"
+1'02"
+1'06"
+1'13"
個人総合成績
1位 トニ・マルティン(ドイツ、オメガファーマ・クイックステップ)
2位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・シマノ)
3位 ルイ・コスタ(ポルトガル、ランプレ・メリダ)
4位 マティアス・フランク(スイス、IAMサイクリング)
5位 ヨン・イサギーレ(スペイン、モビスター)
6位 ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデール)
7位 ローソン・クラドック(アメリカ、ジャイアント・シマノ)
8位 マティア・カッターネオ(イタリア、ランプレ・メリダ)
9位 ダヴィデ・フォルモロ(イタリア、キャノンデール)
10位 ティボー・ピノ(フランス、FDJ.fr)
2位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・シマノ)
3位 ルイ・コスタ(ポルトガル、ランプレ・メリダ)
4位 マティアス・フランク(スイス、IAMサイクリング)
5位 ヨン・イサギーレ(スペイン、モビスター)
6位 ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデール)
7位 ローソン・クラドック(アメリカ、ジャイアント・シマノ)
8位 マティア・カッターネオ(イタリア、ランプレ・メリダ)
9位 ダヴィデ・フォルモロ(イタリア、キャノンデール)
10位 ティボー・ピノ(フランス、FDJ.fr)
23h42'43"
+28"
+1'05"
+1'14"
+1'33"
+1'36"
+1'42"
+1'47"
+1'48"
+28"
+1'05"
+1'14"
+1'33"
+1'36"
+1'42"
+1'47"
+1'48"
ポイント賞
ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデール)
山岳賞
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チーム総合成績
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