スカイ、レディオシャック、スキル・シマノがプロツアーライセンス申請

8月3日、UCI（国際自転車競技連盟）はプレスリリースを出し、チームスカイ、チームレディオシャック、スキル・シマノの3チームが新たにUCIプロツアーライセンスの申請を済ませたと発表した。今季でライセンスを失う5チームは更新手続きを済ませている。

プロツアー昇格を目指すスキル・シマノ photo:Makoto AyanoUCIのプレスリリースによると、現プロツアー18チーム中、2009年末でプロツアーライセンスを失効するのはアージェードゥーゼル、Bboxブイグテレコム、コフィディス、ランプレ、ミルラムの5チーム。これらのチームは、すでにライセンス更新の申請を済ませている。

2010年シーズンに向けて、新たにプロツアーライセンス取得を申請したのは3チーム。現プロコンチネンタル登録で、別府史之と土井雪広が所属するスキル・シマノは、世界トップカテゴリーのプロツアーチームへの昇格を目指す。

2010年に始動するチームレディオシャック photo:www.teamradioshack.com他にも、来シーズン新たに結成予定の2チームがプロツアーライセンス獲得に名乗りを挙げた。イギリスのチームスカイと、アメリカのチームレディオシャックだ。

チームスカイは、イギリスのテレビ局BSkyB（ブリティッシュ・スカイ・ブロードキャスティング）がメインスポンサーにつき、5年以内のツール・ド・フランス総合優勝を目標に掲げるイギリス純正チーム。多くのイギリス人選手が合流すると見られており、イギリス初のプロツアーチーム誕生に注目が集まる。

チームレディオシャックは、ツール7連覇後に引退し、3年半のブランクを経て現役に復帰したランス・アームストロング（アメリカ）率いる新チーム。アメリカ・テキサス州に拠点を置き、大型家電チェーンを展開するレディオシャック社がメインスポンサーにつく。7月のツールを総合3位で終えたアームストロングの他にも、ヨハン・ブリュイネール監督や他の選手数名も新チームに移籍する予定で、申請が認められれば、チームコロンビア・HTCとガーミン・スリップストリームに続く、3つ目のアメリカンプロツアーチームが誕生する。

これらの審査はUCIのライセンス委員会が行ない、9月に2010年のプロツアーチームリストが発表される予定だ。