フランスに居を構えるカーボンホイールのリーディングブランド、コリマ。リムに近年トレンドとなっているカムテール形状を採用した47mmハイトのカーボンホイール「AERO」にチタン/アルミ製の新型ハブを搭載した 「AERO"S"」が登場。独自のスポークパターンと併せて空力性能と剛性の向上を実現している。


コリマ エアロSロードコリマ エアロSロード (c)So.Isobe/cyclowired.jp
コリマの定番モデルであり、優れた汎用性でラインナップの中でも高い人気を誇る「AERO(エアロ)」シリーズ。2014ラインナップに新たに追加された「AERO"S"」はコリマ独自のスポークパターンを実現するために、ハブを金属製の新型”S”に変更したホイールだ。

位置づけはカーボン製ハブ&スポーク採用のMCCと、カーボンハブ+ステンレススポーク採用のプラスに次ぐサードグレード。しかしながら、すでにUCIワールドツアーチームのアスタナによって実戦投入されている。ラインナップはチューブラーモデルとクリンチャーモデル”HPS”の2種類だ。

横剛性を向上させる22.6mmのリム幅横剛性を向上させる22.6mmのリム幅 カーボンの折り目が美しい12Kカーボンを採用カーボンの折り目が美しい12Kカーボンを採用

高い信頼性を持つチタンとアルミ製のSハブを搭載高い信頼性を持つチタンとアルミ製のSハブを搭載 左右異数のスポークでテンションバランスをとっている左右異数のスポークでテンションバランスをとっている


チタン/アルミニウム製ハブの「Sハブ」は従来モデルが持つシンプルな構造をそのままに、ボディ本体が一回り大型化されマッシブな印象となっている。カラーは従来のブラックから、金属光沢溢れるクロームコーティングへと変更され、差し色としてフォーク及びエンドと接触する部分には赤いアルマイト処理が施された。

スポークパターンはフロントが2本毎に大きく間隔が開けられ、リアが2:1をベースとした独自のアレンジとされ、エアロダイナミクスと左右のテンションバランス(リアのみ)の向上を図った。本数はフロントが18本、リアが駆動側12本/反駆動側8本の計20本。スポークはトラディショナルで補修部品の入手性が高いベンドタイプとされ、サピムのステンレス製エアロモデルを採用している。

空力と剛性に優れるカムテール形状のワイドリム空力と剛性に優れるカムテール形状のワイドリム (c)So.Isobe/cyclowired.jp
リムはエアロダイナミクスと横剛性の向上を目指し最新のトレンドを多く盛り込んだデザインとされ、より硬質な印象となっている。従来三角形であった断面形状はカムテールとなり、横幅は22.6mmに拡張された。ニップルは内蔵式とされ、エアロダイナミクスの向上に貢献。フィニッシュ層には12Kカーボンが採用され、コリマらしい大きな網目模様は従来モデルから引き継がれている。

フリーボディはシマノ/スラム11速対応とカンパニョーロ11速対応がラインナップ。また、チューブラーモデルには現在では希少となった26インチも用意される。リムへのダメージが少ないオリジナルのコルク製ブレーキシューとニップル回し、バルブエクステンダー、ステッカーが付属。取り扱いはトライスポーツ。



コリマのステッカーなどが付属するコリマのステッカーなどが付属する コリマ AERO"S" ロード
ホイールサイズ:700c、26インチ
リム形式:チューブラー
リムハイト:47mm
リム幅:22.6mm
スポーク:18H(フロント)、20H(リア)
ハブ:Sハブ
対応カセット:シマノ11s、カンパニョーロ11s
付属品:ステッカー、ブレーキシュー、エクステンションバルブ、スポークレンチ
価格:90,000円(税抜、フロント)、105,000円(税抜、リア)

コリマ AERO"S" HPS ロード
ホイールサイズ:700c
リム形式:クリンチャー
リムハイト:47mm
リム幅:22.6mm
スポーク:18H(フロント)、20H(リア)
ハブ:Sハブ
対応カセット:シマノ11s、カンパニョーロ11s
付属品:ステッカー、ブレーキシュー、エクステンションバルブ、スポークレンチ
価格:110,000円(税抜、フロント)、125,000円(税抜、リア)


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