2009/07/25(土) - 12:52
ツール・ド・フランス第19ステージを闘い終えた選手たちのコメント。
マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC)出典:letour.fr
「素晴らしい勝利だ。今日はチームの決意が固かった。チームメイトの5〜6人はすでに力を使い切っていたから、本当にハードな一日だった。それでもチームメイトは僕の勝利に全てを尽くしてくれた。彼らのおかげで山岳を乗り越え、ゴールに辿り着いたんだ。素晴らしい働きだった。」
「昨晩チーム監督のブライアン(・ホルム)と話して、今日の最後の2級山岳について意見を交わした。これぐらいの上りなら乗り切れる。仮にこの山岳を越える自信が無かったら、大人しくグルペットで走っていたよ。ツール第1週目は何も問題なく、ただ全力でスプリント勝負に挑める。でも第3週目は脚が疲れきっている中で、ライバルチームはハードな展開を強いてくる。チームメイトにはずっと傍で走るようお願いしたんだ。風よけはあまり必要無かったけど、チームメイトが周りにいてくれることは精神的に大きな支えになる。一人だったら心が折れるような上りでも、チームメイトと一緒なら乗り切れるんだ。メンショフが引くメイン集団内で山岳を走るのは生易しいことじゃなかったけど、チームメイトたちのおかげで難局を乗り切れたんだ。」
「ラスト1kmを切ってから、マルティンが最後の力を振り絞って前を引いてくれた。彼の力が尽きたので、ラスト260〜270mで早めに仕掛けたんだ。平坦なスプリント勝負では珍しい距離じゃないけど、今日のような上り基調のスプリントとしてはかなり早めの仕掛けだった。チームメイトの働きに応えるため、ゴールまで全力で突っ走ったよ。」
アンディ・シュレク(ルクセンブルク、サクソバンク)出典:letour.fr
「昨日の個人タイムトライアルの疲れを残しながらも、明日のステージのことでアタマがいっぱい。今日は今年のツールで最も厳しいステージだった。タフな1週間を終えて、明日は脚が物を言う。そこには秘策なんか無い。ポジションに気をつけながらモンヴァントゥーの上りに突入して、そこからは注意深く走るだけ。まだステージ優勝の経験が無いから、明日はチャンスを狙っていきたい。もし兄フランクと一緒なら・・・前回は彼に勝利を譲ったから、今回は僕が勝つ番だ。でも当然モンヴァントゥーで勝利を狙っている選手は大勢いる。アルベルト(・コンタドール)を上りで振るい落とすのは難しい。でもやってみるしかない。」
「今日は力を温存したかったけど、全くセーブ出来なかった。終盤はスプリンターたちのホイールに食らいつくことで精一杯だった。本当に信じられないぐらいハードなステージだったよ。平均スピードはどれぐらいか分からないけど、スピードメーターを見ると常に50km/hオーバーだった。」
「明日のモンヴァントゥーは頂上6km手前のシャレー・レイナール(中腹にあるレストラン)までに攻撃を仕掛ける必要がある。そこを越えるとタイム差をつけるのが難しい。モンヴァントゥーの上りが始まるとすぐにアタックがかかると思うよ。」
アルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)出典:letour.fr
「シュレクブラザーズが明日攻撃を仕掛けてくることは間違いない。モンヴァントゥーは伝説的な上りで好きだけど、終盤にアタック出来るかは分からない。頂上手前の6km(禿げ山の部分)は風が強いから、攻撃を仕掛けても独走でゴールまで走りきるのは難しいんだ。」
「明日は兄フランクが攻撃を仕掛けてくると思う。総合表彰台を狙う彼にとって明日が最後のチャンス。コロンビエール峠での闘いの再現になるだろう。またサクソバンクVSアスタナの闘いになるだろうけど、総合表彰台の順位変動はかなり難しいと思う。とにかく明日のステージは距離も長いし、苦しく複雑な闘いになる。」
トル・フースホフト(ノルウェー、サーヴェロ)出典:letour.fr
「今日は非常にスピードの速い展開で、厳しいステージだった。今日は逃げグループが最後まで逃げ切ると予想していたから、まさか集団スプリントになるとは思っていなかった。終盤はカヴェンディッシュのためにコロンビアのアシストたちが集団を引き続けていたので、僕は最後までカヴェンディッシュの付き位置を確保していた。今日は早めに仕掛ける“新鮮な脚”が無かったから、カヴェンディッシュが先行。そこから全力で追いかけたけど、彼には追いつかなかった。」
「パリが近づいてきた。今はマイヨヴェール争いのリードは25ポイントで、ジャージを守りきるのは問題ないと思う。でも危険や馬鹿げたミスは避けないといけない。もちろん最高のシナリオは、マイヨヴェールを着てシャンゼリゼで勝つこと。調子がとてもいいので、シャンゼリゼでカヴェンディッシュを打ち負かすのは不可能なことじゃない。その力は備わっている。」
アレッサンドロ・バッラン(イタリア、ランプレ)出典:teamlampre.com
「ツールに出場した証を何か残したかった。今日がおそらく最後のチャンスだったから、攻撃に出たんだ。脚に力を感じていたし、上りでアタックした。残念ながらルフェーブルはすでに疲れていて、先頭交代は上手くいかなかった。あの状況で集団吸収は避けきれなかったよ。ゴールまであと少しだっただけに悔しい結果だ。」
ローラン・ルフェーヴル(フランス、Bboxブイグテレコム)出典:equipebouyguestelecom.fr
「向かい風だったから、バッランの合流は大きな助けになった。でも残念ながらカヴェンディッシュが粘り強く集団内に残っていたので、逃げの状況は悪化した。努力は実らなかったけど、最後まで諦めずに逃げ続けた。」
マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC)出典:letour.fr
「素晴らしい勝利だ。今日はチームの決意が固かった。チームメイトの5〜6人はすでに力を使い切っていたから、本当にハードな一日だった。それでもチームメイトは僕の勝利に全てを尽くしてくれた。彼らのおかげで山岳を乗り越え、ゴールに辿り着いたんだ。素晴らしい働きだった。」
「昨晩チーム監督のブライアン(・ホルム)と話して、今日の最後の2級山岳について意見を交わした。これぐらいの上りなら乗り切れる。仮にこの山岳を越える自信が無かったら、大人しくグルペットで走っていたよ。ツール第1週目は何も問題なく、ただ全力でスプリント勝負に挑める。でも第3週目は脚が疲れきっている中で、ライバルチームはハードな展開を強いてくる。チームメイトにはずっと傍で走るようお願いしたんだ。風よけはあまり必要無かったけど、チームメイトが周りにいてくれることは精神的に大きな支えになる。一人だったら心が折れるような上りでも、チームメイトと一緒なら乗り切れるんだ。メンショフが引くメイン集団内で山岳を走るのは生易しいことじゃなかったけど、チームメイトたちのおかげで難局を乗り切れたんだ。」
「ラスト1kmを切ってから、マルティンが最後の力を振り絞って前を引いてくれた。彼の力が尽きたので、ラスト260〜270mで早めに仕掛けたんだ。平坦なスプリント勝負では珍しい距離じゃないけど、今日のような上り基調のスプリントとしてはかなり早めの仕掛けだった。チームメイトの働きに応えるため、ゴールまで全力で突っ走ったよ。」
アンディ・シュレク(ルクセンブルク、サクソバンク)出典:letour.fr
「昨日の個人タイムトライアルの疲れを残しながらも、明日のステージのことでアタマがいっぱい。今日は今年のツールで最も厳しいステージだった。タフな1週間を終えて、明日は脚が物を言う。そこには秘策なんか無い。ポジションに気をつけながらモンヴァントゥーの上りに突入して、そこからは注意深く走るだけ。まだステージ優勝の経験が無いから、明日はチャンスを狙っていきたい。もし兄フランクと一緒なら・・・前回は彼に勝利を譲ったから、今回は僕が勝つ番だ。でも当然モンヴァントゥーで勝利を狙っている選手は大勢いる。アルベルト(・コンタドール)を上りで振るい落とすのは難しい。でもやってみるしかない。」
「今日は力を温存したかったけど、全くセーブ出来なかった。終盤はスプリンターたちのホイールに食らいつくことで精一杯だった。本当に信じられないぐらいハードなステージだったよ。平均スピードはどれぐらいか分からないけど、スピードメーターを見ると常に50km/hオーバーだった。」
「明日のモンヴァントゥーは頂上6km手前のシャレー・レイナール(中腹にあるレストラン)までに攻撃を仕掛ける必要がある。そこを越えるとタイム差をつけるのが難しい。モンヴァントゥーの上りが始まるとすぐにアタックがかかると思うよ。」
アルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)出典:letour.fr
「シュレクブラザーズが明日攻撃を仕掛けてくることは間違いない。モンヴァントゥーは伝説的な上りで好きだけど、終盤にアタック出来るかは分からない。頂上手前の6km(禿げ山の部分)は風が強いから、攻撃を仕掛けても独走でゴールまで走りきるのは難しいんだ。」
「明日は兄フランクが攻撃を仕掛けてくると思う。総合表彰台を狙う彼にとって明日が最後のチャンス。コロンビエール峠での闘いの再現になるだろう。またサクソバンクVSアスタナの闘いになるだろうけど、総合表彰台の順位変動はかなり難しいと思う。とにかく明日のステージは距離も長いし、苦しく複雑な闘いになる。」
トル・フースホフト(ノルウェー、サーヴェロ)出典:letour.fr
「今日は非常にスピードの速い展開で、厳しいステージだった。今日は逃げグループが最後まで逃げ切ると予想していたから、まさか集団スプリントになるとは思っていなかった。終盤はカヴェンディッシュのためにコロンビアのアシストたちが集団を引き続けていたので、僕は最後までカヴェンディッシュの付き位置を確保していた。今日は早めに仕掛ける“新鮮な脚”が無かったから、カヴェンディッシュが先行。そこから全力で追いかけたけど、彼には追いつかなかった。」
「パリが近づいてきた。今はマイヨヴェール争いのリードは25ポイントで、ジャージを守りきるのは問題ないと思う。でも危険や馬鹿げたミスは避けないといけない。もちろん最高のシナリオは、マイヨヴェールを着てシャンゼリゼで勝つこと。調子がとてもいいので、シャンゼリゼでカヴェンディッシュを打ち負かすのは不可能なことじゃない。その力は備わっている。」
アレッサンドロ・バッラン(イタリア、ランプレ)出典:teamlampre.com
「ツールに出場した証を何か残したかった。今日がおそらく最後のチャンスだったから、攻撃に出たんだ。脚に力を感じていたし、上りでアタックした。残念ながらルフェーブルはすでに疲れていて、先頭交代は上手くいかなかった。あの状況で集団吸収は避けきれなかったよ。ゴールまであと少しだっただけに悔しい結果だ。」
ローラン・ルフェーヴル(フランス、Bboxブイグテレコム)出典:equipebouyguestelecom.fr
「向かい風だったから、バッランの合流は大きな助けになった。でも残念ながらカヴェンディッシュが粘り強く集団内に残っていたので、逃げの状況は悪化した。努力は実らなかったけど、最後まで諦めずに逃げ続けた。」
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