2014/01/14(火) - 11:29
寒さ厳しい今日このごろ。少しでも暖かくと厚着をするけど却って暑くなってしまい、多量に吹き出す汗に悩むサイクリストは少なく無いはず。特に目に入ってくる汗は厄介なもので安全を害してしまう。そんな悩みを解決してくれるHALOの冬用ヘッドギア「アンチフリーズ スカルキャップ」をテストした。
アメリカに居を構えるHALO(ヘイロー)は、キャップやバイザーなどを展開するヘッドギア専業ブランド。サイクリングをはじめランニングやバスケットボールなど様々なスポーツに対応するアイテムを展開しており、アメリカを拠点に活動するMTBエンデューロのプロライダー池田祐樹選手(トピーク・エルゴン)も愛用している。
その特長は「スウェットブロック・テクノロジー」という特許技術にある。これはヘッドギアの裏側に配された黄色いゴム製のシールが額に密着することで頭から流れてきた汗を顔の側面へ流し、目へ流れることを防止する技術のことで、HALOがリリースする15種類のアイテム中14種類に採用されている。素材にはアレルギーの心配が少ない種類のゴムを使用した。
今回は風を受けやすい耳を覆うことで防寒性を高めた「アンチフリーズ」シリーズからスカルキャップタイプをインプレッションした。ヘルメットの下に着用することを考慮して薄手とし、フラットな縫製を採用することで滑らかな質感と優れたフィット感を実現したことが特長だ。
生地には吸汗速乾性に優れたドライライン素材を採用し、銀イオン加工によって不快な匂いの発生を抑えている。また、耳を覆いながらも周りの音が聞こえるように配慮されているとのこと。
サイズは1種類、カラーはブラックのみとなるで、スカルキャップタイプの他にバンドタイプもラインナップされる。なお、着用方法が指定されており、シール部分を額に直接触れるよう水平に当て、眉上6~12mmに位置させることでスウェットブロック・テクノロジーを最大限に発揮させることが可能だ。
ーインプレッション
まず着用するとややタイトフィットな被り心地で、特に耳を覆う部分は隙間無くぴったりとフィットしてくれるために耳が冷気にさらされることがありません。テスト当日は気温10℃以下でしたが、暖かく非常に快適でした。恐らく伸縮性を低く抑えることで密着させているのでしょう。
このような防寒仕様のキャップの中には生地が厚手で、物によってヘルメットのサイズを大きくしないと着用できないことがありますが、このアンチフリーズスカルキャップはとても薄手で窮屈な印象はありませんでした。また、生地が薄いため周囲の音がしっかりと聞こえることから、安全性に配慮されているといって良いでしょう。
テスト中はインターバルトレーニングの様に高負荷で走ることで多くの汗をかいてみましたが、汗が目にしみて痛い思いをすることはありませんでした。これはゴム製シールが良く密着し、シールが眉先まで長いというスウェットブロック・テクノロジーの効果を実感できた部分です。また、バンドが密着していないと汗が流れて来てしまうため、着用の際には留意が必要ですね。
総じて冬であればアンチフリーズスカルキャップは様々なシチュエーションで快適な走行に貢献してくれると感じました。中でもヒルクライムやシクロクロス、マウンテンバイクなどは高強度ながら低速であるため、汗が滴りやすいのですが、その様なシーンにオススメですね。またコンタクトレンズを使用している方であれば必ず重宝するでしょう。
HALOアンチフリーズ シリーズ
生 地:ドライライン素材
サイズ:フリー
カラー:ブラック
価 格:
■スカルキャップ 4,500円(税込)
■ヘッドバンド 3,300円 (税込)
インプレライダーのプロフィール
江下健太郎(じてんしゃPit)
ロード、MTB、シクロクロスとジャンルを問わず活躍する現役ライダー。かつては愛三工業レーシングに所属し、2005年の実業団チームランキング1位に貢献。1999年MTB&シクロクロスU23世界選手権日本代表。ロードでは2002年ツール・ド・台湾日本代表を経験し、また、ツール・ド・ブルギナファソで敢闘賞を獲得。埼玉県日高市の「じてんしゃPit」店主としてレースの現場から得たノウハウを提供している。愛称は「えしけん」。
じてんしゃPit
text:Yuya.Yamamoto
photo:Makoto.AYANO
アメリカに居を構えるHALO(ヘイロー)は、キャップやバイザーなどを展開するヘッドギア専業ブランド。サイクリングをはじめランニングやバスケットボールなど様々なスポーツに対応するアイテムを展開しており、アメリカを拠点に活動するMTBエンデューロのプロライダー池田祐樹選手(トピーク・エルゴン)も愛用している。
その特長は「スウェットブロック・テクノロジー」という特許技術にある。これはヘッドギアの裏側に配された黄色いゴム製のシールが額に密着することで頭から流れてきた汗を顔の側面へ流し、目へ流れることを防止する技術のことで、HALOがリリースする15種類のアイテム中14種類に採用されている。素材にはアレルギーの心配が少ない種類のゴムを使用した。
今回は風を受けやすい耳を覆うことで防寒性を高めた「アンチフリーズ」シリーズからスカルキャップタイプをインプレッションした。ヘルメットの下に着用することを考慮して薄手とし、フラットな縫製を採用することで滑らかな質感と優れたフィット感を実現したことが特長だ。
生地には吸汗速乾性に優れたドライライン素材を採用し、銀イオン加工によって不快な匂いの発生を抑えている。また、耳を覆いながらも周りの音が聞こえるように配慮されているとのこと。
サイズは1種類、カラーはブラックのみとなるで、スカルキャップタイプの他にバンドタイプもラインナップされる。なお、着用方法が指定されており、シール部分を額に直接触れるよう水平に当て、眉上6~12mmに位置させることでスウェットブロック・テクノロジーを最大限に発揮させることが可能だ。
ーインプレッション
まず着用するとややタイトフィットな被り心地で、特に耳を覆う部分は隙間無くぴったりとフィットしてくれるために耳が冷気にさらされることがありません。テスト当日は気温10℃以下でしたが、暖かく非常に快適でした。恐らく伸縮性を低く抑えることで密着させているのでしょう。
このような防寒仕様のキャップの中には生地が厚手で、物によってヘルメットのサイズを大きくしないと着用できないことがありますが、このアンチフリーズスカルキャップはとても薄手で窮屈な印象はありませんでした。また、生地が薄いため周囲の音がしっかりと聞こえることから、安全性に配慮されているといって良いでしょう。
テスト中はインターバルトレーニングの様に高負荷で走ることで多くの汗をかいてみましたが、汗が目にしみて痛い思いをすることはありませんでした。これはゴム製シールが良く密着し、シールが眉先まで長いというスウェットブロック・テクノロジーの効果を実感できた部分です。また、バンドが密着していないと汗が流れて来てしまうため、着用の際には留意が必要ですね。
総じて冬であればアンチフリーズスカルキャップは様々なシチュエーションで快適な走行に貢献してくれると感じました。中でもヒルクライムやシクロクロス、マウンテンバイクなどは高強度ながら低速であるため、汗が滴りやすいのですが、その様なシーンにオススメですね。またコンタクトレンズを使用している方であれば必ず重宝するでしょう。
HALOアンチフリーズ シリーズ
生 地:ドライライン素材
サイズ:フリー
カラー:ブラック
価 格:
■スカルキャップ 4,500円(税込)
■ヘッドバンド 3,300円 (税込)
インプレライダーのプロフィール
江下健太郎(じてんしゃPit)
ロード、MTB、シクロクロスとジャンルを問わず活躍する現役ライダー。かつては愛三工業レーシングに所属し、2005年の実業団チームランキング1位に貢献。1999年MTB&シクロクロスU23世界選手権日本代表。ロードでは2002年ツール・ド・台湾日本代表を経験し、また、ツール・ド・ブルギナファソで敢闘賞を獲得。埼玉県日高市の「じてんしゃPit」店主としてレースの現場から得たノウハウを提供している。愛称は「えしけん」。
じてんしゃPit
text:Yuya.Yamamoto
photo:Makoto.AYANO
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