2009/07/17(金) - 17:09
天候に恵まれる今年のツール。青空と湿度の低い気候で迎えてくれる。トネールからミネラルウォーターで世界に名を知られる小さな街ヴィッテルまで、211.5kmの長いコースはスプリンター向きのステージだ。
コースは長いが小さな道を繋ぎ、常にアップダウンが繰り返す。カテゴリー山岳が6つも登場するが、ポイントとなるコース最後の3級山岳もゴールの40km以上手前にあり、決め手に欠ける。逃げはあってもスプリンター擁するチームが意欲を見せればゴール勝負に持ち込まれるだろうという予測だった。
ヴィッテル、ペリエ、アクアレル?
不快指数は高くないが、晴れれば暑い。朝ガーミン・スリップストリームのホテルに立ち寄ってボトルを用意するところを見せてもらったが、大型クーラーボックスにはスポーツドリンクや水を詰めたボトルやコーラの小缶がぎっしり。
商品名が出たついでに書かせてもらうとミネラルウォーターのペリエ缶が入っていた。ソワニエ(スタッフ)さんに「あの〜、今日はヴィッテルに行くんだけど」と訊いてみる。
「鋭いところを突くナ(笑)。これはスーパーマルシェで買出ししたヤツなんだ。ペリエはだいたいスタッフの居眠り運転防止用。ガス(炭酸)系の水を欲しがる選手もたまにいるけど、ヴィッテルのガスはないんだよ。でもスポーツドリンクのベースは支給されているヴィッテル(笑)」。
ヴィッテルは大会スポンサーでもある。しかもパートナーと呼ばれる4つのメジャースポンサーのひとつだ(それぞれが各賞ジャージの提供スポンサーになっている)。
ネスレ社のミネラルウォーターブランドには欧州マーケットで売られる"アクアレル"もあって、2001年からはずっとアクアレルが配られていた。それがヴィッテルに変わったのは昨年だったか。どちらにしろ、このスポンサー水は大会関係者に無料で<(湯)水のように>配られ、渇きを癒してくれる。キャラバン隊が観客にも配りながら走るので、このおかげで救われる観戦者も多い。
余談ついでに書くと、選手たちに配られ、ユキヤも毎日選ぶのに迷っているパワーバーやジェルもネスレ社提供。「ありがとうヴィッテル」ということで一路水の都、テルメ(温泉)でも有名なヴィッテルを目指す。
アタックが決まるまで2時間!
スタートの街トネールはフランス語で「雷」という意味らしいが、ラマンション川沿に北上して対岸をまた南下。スタートしたら運河に沿って走り出すプロトンを見ていると、なんだか今日は「水」づいている。が、走りだすと麦畑に葡萄畑。ワインで有名なシャブリやコートドールも近いこの一帯は、丘だらけ。乾いた風景。時折深い深い森のなかの道を通過する。
今日のコースは複雑なので迂回しながら追いかけるのも大変。だがアチコチで観ることができる。スタート直後からアタックが繰り返されていることをラジオが伝えるが、一向に決まらない。アタックが決まらないうちに最初の中間ポイント賞区間へ。カヴとフースホフトが出てカヴが獲得! カヴ、話が違うぞ。それとも流れで取れるものは取っておこうと?
総合争いと関係ない大多数の選手たちがなんとか逃げに乗ろうとやっきになっている。どころか、有力チームも動いている。フミ&ユキヤも前に位置しているようだが、逃げが決まるまでじつに約2時間もかかった!
エゴイとペッリの真剣勝負 熱いアポア争い!
カテゴリーが低いとはいえ、6つも山岳が連続すると山岳賞争いにも影響が出る。逃げ屋に混じって山岳賞争いトップ2のエゴイ・マルチネス(エウスカルテル)とフランコ・ペッリツォッティ(リクイガス)も逃げ集団7人に入った。すでにこの2人は真剣バトルモードに入ったようだ。逃げに入る前にペッリツォッティはベンナーティとクロイツィゲルのサポートを得てポイントをゲットしていた。
それにしてもアタック合戦でその逃げに入り込むあたり、この細かいポイントの累積をどれだけ重視しているかが分かる。この先山岳に入るとどうなる??
一日中引き続けたアージェードゥーゼル
レース後半の山岳ポイント前、小さな小さな通過するだけの村に翻る日本の国旗、そして着物の女性の姿発見...。たしかこのカップルはモンペリエでもお会いした2人。着物が暑そうだが、しっかり2人の応援してね! 声をかけるとこちらまで取材がんばってと応援されてしまった。メルシー、ボンジョルネ。
メイン集団で追走の仕事をするのはどうやらアージェードゥーゼルだけのようだ。アスタナも前のほうにはいるがほとんど引かない。マイヨジョーヌはコンタドールやアームストロングにはまだ必要ないが、アージェードゥーゼルにとっては一日でも長く守りたいもの。エースナンバーのエフィムキンが昨ステージの落車のケガの影響か、遅れているとの情報。エフィムキンは総合15位の好位置にいるのに、マイヨジョーヌ死守に全員が力を使っているのでつくアシストはいない。
仕事をしなかったコロンビア
ゴールのヴィッテルに向けてメイン集団がペースをあげるはずが、アージェードゥーゼルが引き続けるだけで集団はなんとまったく動きなし。コロンビアトレインは最後まで動き出さなかった。貴重な1ステージをわざわざ流した意図は? 1つ目の中間スプリントポイントをカヴが取ったのも、最初からそのつもりだった?
確かに「もしマークが調子がよければチームは狙う」とはステイプルトンGMの昨日のコメント。でも悪ければこうもあっさりあきらめるのか。
超ベテランのセレンセン「最悪は力を使わずに負けること」
ゴールまで20km以上を残して早めのアタックで勝負に出た34歳の超ベテラン、"ニッキー"セレンセン。カルザッティが合流するが、再度振りきりのアタックを決めて独走に持ち込んだ。
セレンセンが恐れたのは、ツール優勝経験者カルザッティ以上にエゴイ・マルチネスとペッリツォッティのことだった。なかでも山岳ポイントを軒並み獲得し続けたペッリは好調で、その様子を見てスプリント力を警戒していたようだ。そしてスプリントで負けてしまうよりも全力で逃げることを選んだ。
「ラスト25kmで全力で行こうと心に決めた。最悪のパターンは、ゴール前まで力を使い果たさず来て、負けてしまうこと」。
10年のプロキャリアと7回のツールを経験。ツールでは初優勝だが、2005年にブエルタ・ア・エスパーニャ第18ステージで勝利を飾っている。グランツールすべてに出場経験があり、2001年のチーム加入以来、バッソやサストレらのアシストとして働いてきた。ステージを取りに行くのはめったなチャンスではない。
サクソバンクにとってはリタイアしたアルヴェセンがひとり欠けた今、チームを明るくニュースであるとともに、アルプスに備えてエネルギーを使うべきときで無いという声もある。平坦でも山岳でも働ける、サクソバンクの重要な機関車のひとりだ。
セレンセンは言う「僕のようなアシスト選手が自分のために走れるチャンスは本当に少ない。そのチャンスをものにして勝てたことは本当に嬉しい。栄誉だ。確かにクルト(アルヴェセン)が抜けたのはチームにとって大きな損失だ。そして僕は多すぎるエネルギーを消費した。でもすぐに回復することを願っている」。
34歳、確かに年齢の壁はある。でもそれを上回る経験がある。アルベセンが去ったことで沈むチームの雰囲気を盛り上げてくれるだろう。
ゴール争いを演じたカヴ&トール
調子が悪いのか良いのか? カヴはステージ優勝をみすみす逃しながらも、ゴール8位のポイントは獲りに来た。フースホフトとのバトルは8,9位でそれぞれ18,17点獲得。それならなぜゴールを狙わない? それともフースホフトだけをマーク? 今日の動きで前途を塞がれたようなフースホフトは、もはや山岳のあるステージで逃げに乗るしかない??
エヴァンス、ライプハイマーの落車
ヴィッテルの街に入ってのコーナーでエヴァンスとライプハイマーがクラッシュしたようだ。ライプハイマーはTwitterに次のように書き込んでいる。
「大丈夫、手首は痛むけど折れてない。皮膚が剥けた。もっと悪い落車になるところだった。何が起こったのかわからないけど、覚えているのはカーブを曲がろうと前を見ていたことと、これで終わりか、と思ったこと」。
フミ、ユキヤの長い一日
消耗戦のステージを乗り切って汗が光った2人。アタック合戦にも加わろうとしていたようだが、乗ることは出来なかったようだ。
ユキヤ「きつかったですよ。暑かった。ずっとアタックを狙って何回か動いたんですけど、ダメでした。決まらなかったです。自分から動いて逃げようとしたとき、「行くな」、と言われて、『は〜い』って(下がった)。キツイところで逃げが決まったので、後ろ(メイン集団)もキツくて追えない感じでした。」
「アージェードゥーゼルしか引くところがいなかった。それ以外は引くチームが無かったですね。前の集団のと同じペースで引く感じ。いっぱい水飲みましたね。でも50km過ぎまではボトル2本だけで走ってました。速過ぎてチームカーに取りに戻る余裕やタイミングは無かったです。さすがにボトルたくさん飲みましたね...。」
「3級山岳の後、どこもチームが追わなかったので『今日は終わりだ〜』って。しかし、最初2時間のアタック合戦はきつかった。選手みんなに聞いてください。ついているのもキツかったです。全然つなぎのステージじゃなかったです。これからの山のステージも、逃げのチャンスがあればどんどん行きたいですね。モチロン」
フミ「とくに何も動けることなく終わりました。あのアタック合戦は速かったです。様子見て行こうと思っていたんですが、それでも着くだけでしたね。アタックが落ち着くまでずいぶん長く掛かった。スキルも動いて行こうと思ったんですが、有力どころがかなり強力な動きをしていたから、なかなか難しかったですね。後ろにいても、ペースが速かったからキツかった。」
「みんなが力を使い果たしていたから、逃げが決まった後は皆がぐったりしていました。そこで抜け出せたということは、前の6人は命がけで行った感じだったと思います。アップダウンがあまりに続いて。暑かった。水も信じられないぐらいたくさん飲みましたよ」。
逃げのチャンスはまだまだ続く。乗れるかどうかは運次第もあるが、期待しよう!
コースは長いが小さな道を繋ぎ、常にアップダウンが繰り返す。カテゴリー山岳が6つも登場するが、ポイントとなるコース最後の3級山岳もゴールの40km以上手前にあり、決め手に欠ける。逃げはあってもスプリンター擁するチームが意欲を見せればゴール勝負に持ち込まれるだろうという予測だった。
ヴィッテル、ペリエ、アクアレル?
不快指数は高くないが、晴れれば暑い。朝ガーミン・スリップストリームのホテルに立ち寄ってボトルを用意するところを見せてもらったが、大型クーラーボックスにはスポーツドリンクや水を詰めたボトルやコーラの小缶がぎっしり。
商品名が出たついでに書かせてもらうとミネラルウォーターのペリエ缶が入っていた。ソワニエ(スタッフ)さんに「あの〜、今日はヴィッテルに行くんだけど」と訊いてみる。
「鋭いところを突くナ(笑)。これはスーパーマルシェで買出ししたヤツなんだ。ペリエはだいたいスタッフの居眠り運転防止用。ガス(炭酸)系の水を欲しがる選手もたまにいるけど、ヴィッテルのガスはないんだよ。でもスポーツドリンクのベースは支給されているヴィッテル(笑)」。
ヴィッテルは大会スポンサーでもある。しかもパートナーと呼ばれる4つのメジャースポンサーのひとつだ(それぞれが各賞ジャージの提供スポンサーになっている)。
ネスレ社のミネラルウォーターブランドには欧州マーケットで売られる"アクアレル"もあって、2001年からはずっとアクアレルが配られていた。それがヴィッテルに変わったのは昨年だったか。どちらにしろ、このスポンサー水は大会関係者に無料で<(湯)水のように>配られ、渇きを癒してくれる。キャラバン隊が観客にも配りながら走るので、このおかげで救われる観戦者も多い。
余談ついでに書くと、選手たちに配られ、ユキヤも毎日選ぶのに迷っているパワーバーやジェルもネスレ社提供。「ありがとうヴィッテル」ということで一路水の都、テルメ(温泉)でも有名なヴィッテルを目指す。
アタックが決まるまで2時間!
スタートの街トネールはフランス語で「雷」という意味らしいが、ラマンション川沿に北上して対岸をまた南下。スタートしたら運河に沿って走り出すプロトンを見ていると、なんだか今日は「水」づいている。が、走りだすと麦畑に葡萄畑。ワインで有名なシャブリやコートドールも近いこの一帯は、丘だらけ。乾いた風景。時折深い深い森のなかの道を通過する。
今日のコースは複雑なので迂回しながら追いかけるのも大変。だがアチコチで観ることができる。スタート直後からアタックが繰り返されていることをラジオが伝えるが、一向に決まらない。アタックが決まらないうちに最初の中間ポイント賞区間へ。カヴとフースホフトが出てカヴが獲得! カヴ、話が違うぞ。それとも流れで取れるものは取っておこうと?
総合争いと関係ない大多数の選手たちがなんとか逃げに乗ろうとやっきになっている。どころか、有力チームも動いている。フミ&ユキヤも前に位置しているようだが、逃げが決まるまでじつに約2時間もかかった!
エゴイとペッリの真剣勝負 熱いアポア争い!
カテゴリーが低いとはいえ、6つも山岳が連続すると山岳賞争いにも影響が出る。逃げ屋に混じって山岳賞争いトップ2のエゴイ・マルチネス(エウスカルテル)とフランコ・ペッリツォッティ(リクイガス)も逃げ集団7人に入った。すでにこの2人は真剣バトルモードに入ったようだ。逃げに入る前にペッリツォッティはベンナーティとクロイツィゲルのサポートを得てポイントをゲットしていた。
それにしてもアタック合戦でその逃げに入り込むあたり、この細かいポイントの累積をどれだけ重視しているかが分かる。この先山岳に入るとどうなる??
一日中引き続けたアージェードゥーゼル
レース後半の山岳ポイント前、小さな小さな通過するだけの村に翻る日本の国旗、そして着物の女性の姿発見...。たしかこのカップルはモンペリエでもお会いした2人。着物が暑そうだが、しっかり2人の応援してね! 声をかけるとこちらまで取材がんばってと応援されてしまった。メルシー、ボンジョルネ。
メイン集団で追走の仕事をするのはどうやらアージェードゥーゼルだけのようだ。アスタナも前のほうにはいるがほとんど引かない。マイヨジョーヌはコンタドールやアームストロングにはまだ必要ないが、アージェードゥーゼルにとっては一日でも長く守りたいもの。エースナンバーのエフィムキンが昨ステージの落車のケガの影響か、遅れているとの情報。エフィムキンは総合15位の好位置にいるのに、マイヨジョーヌ死守に全員が力を使っているのでつくアシストはいない。
仕事をしなかったコロンビア
ゴールのヴィッテルに向けてメイン集団がペースをあげるはずが、アージェードゥーゼルが引き続けるだけで集団はなんとまったく動きなし。コロンビアトレインは最後まで動き出さなかった。貴重な1ステージをわざわざ流した意図は? 1つ目の中間スプリントポイントをカヴが取ったのも、最初からそのつもりだった?
確かに「もしマークが調子がよければチームは狙う」とはステイプルトンGMの昨日のコメント。でも悪ければこうもあっさりあきらめるのか。
超ベテランのセレンセン「最悪は力を使わずに負けること」
ゴールまで20km以上を残して早めのアタックで勝負に出た34歳の超ベテラン、"ニッキー"セレンセン。カルザッティが合流するが、再度振りきりのアタックを決めて独走に持ち込んだ。
セレンセンが恐れたのは、ツール優勝経験者カルザッティ以上にエゴイ・マルチネスとペッリツォッティのことだった。なかでも山岳ポイントを軒並み獲得し続けたペッリは好調で、その様子を見てスプリント力を警戒していたようだ。そしてスプリントで負けてしまうよりも全力で逃げることを選んだ。
「ラスト25kmで全力で行こうと心に決めた。最悪のパターンは、ゴール前まで力を使い果たさず来て、負けてしまうこと」。
10年のプロキャリアと7回のツールを経験。ツールでは初優勝だが、2005年にブエルタ・ア・エスパーニャ第18ステージで勝利を飾っている。グランツールすべてに出場経験があり、2001年のチーム加入以来、バッソやサストレらのアシストとして働いてきた。ステージを取りに行くのはめったなチャンスではない。
サクソバンクにとってはリタイアしたアルヴェセンがひとり欠けた今、チームを明るくニュースであるとともに、アルプスに備えてエネルギーを使うべきときで無いという声もある。平坦でも山岳でも働ける、サクソバンクの重要な機関車のひとりだ。
セレンセンは言う「僕のようなアシスト選手が自分のために走れるチャンスは本当に少ない。そのチャンスをものにして勝てたことは本当に嬉しい。栄誉だ。確かにクルト(アルヴェセン)が抜けたのはチームにとって大きな損失だ。そして僕は多すぎるエネルギーを消費した。でもすぐに回復することを願っている」。
34歳、確かに年齢の壁はある。でもそれを上回る経験がある。アルベセンが去ったことで沈むチームの雰囲気を盛り上げてくれるだろう。
ゴール争いを演じたカヴ&トール
調子が悪いのか良いのか? カヴはステージ優勝をみすみす逃しながらも、ゴール8位のポイントは獲りに来た。フースホフトとのバトルは8,9位でそれぞれ18,17点獲得。それならなぜゴールを狙わない? それともフースホフトだけをマーク? 今日の動きで前途を塞がれたようなフースホフトは、もはや山岳のあるステージで逃げに乗るしかない??
エヴァンス、ライプハイマーの落車
ヴィッテルの街に入ってのコーナーでエヴァンスとライプハイマーがクラッシュしたようだ。ライプハイマーはTwitterに次のように書き込んでいる。
「大丈夫、手首は痛むけど折れてない。皮膚が剥けた。もっと悪い落車になるところだった。何が起こったのかわからないけど、覚えているのはカーブを曲がろうと前を見ていたことと、これで終わりか、と思ったこと」。
フミ、ユキヤの長い一日
消耗戦のステージを乗り切って汗が光った2人。アタック合戦にも加わろうとしていたようだが、乗ることは出来なかったようだ。
ユキヤ「きつかったですよ。暑かった。ずっとアタックを狙って何回か動いたんですけど、ダメでした。決まらなかったです。自分から動いて逃げようとしたとき、「行くな」、と言われて、『は〜い』って(下がった)。キツイところで逃げが決まったので、後ろ(メイン集団)もキツくて追えない感じでした。」
「アージェードゥーゼルしか引くところがいなかった。それ以外は引くチームが無かったですね。前の集団のと同じペースで引く感じ。いっぱい水飲みましたね。でも50km過ぎまではボトル2本だけで走ってました。速過ぎてチームカーに取りに戻る余裕やタイミングは無かったです。さすがにボトルたくさん飲みましたね...。」
「3級山岳の後、どこもチームが追わなかったので『今日は終わりだ〜』って。しかし、最初2時間のアタック合戦はきつかった。選手みんなに聞いてください。ついているのもキツかったです。全然つなぎのステージじゃなかったです。これからの山のステージも、逃げのチャンスがあればどんどん行きたいですね。モチロン」
フミ「とくに何も動けることなく終わりました。あのアタック合戦は速かったです。様子見て行こうと思っていたんですが、それでも着くだけでしたね。アタックが落ち着くまでずいぶん長く掛かった。スキルも動いて行こうと思ったんですが、有力どころがかなり強力な動きをしていたから、なかなか難しかったですね。後ろにいても、ペースが速かったからキツかった。」
「みんなが力を使い果たしていたから、逃げが決まった後は皆がぐったりしていました。そこで抜け出せたということは、前の6人は命がけで行った感じだったと思います。アップダウンがあまりに続いて。暑かった。水も信じられないぐらいたくさん飲みましたよ」。
逃げのチャンスはまだまだ続く。乗れるかどうかは運次第もあるが、期待しよう!
フォトギャラリー