11月3日(日)、勝運(かちうん)の寺として有名な応頂山勝尾寺の境内において、Red Bull Holy Ride (レッドブル・ホーリーライド)が開催された。このイベントはマウンテンバイクで神聖な場所を駆け下るエキサイティングなレースで、日本では3度めの開催だ。

雨に濡れ、滑りやすい石段を駆けるダウンヒラーたち雨に濡れ、滑りやすい石段を駆けるダウンヒラーたち photo:Jason Halayko/ (c)Red Bull Content Pool
願いを込めたおみくじの脇を駆け抜けるライダーたち願いを込めたおみくじの脇を駆け抜けるライダーたち photo:Hiroyuki Nakagawa/ (c)Red Bull Content Pool石段へと下り降りるダウンヒラーたち石段へと下り降りるダウンヒラーたち photo:Hiroyuki Nakagawa/ (c)Red Bull Content Pool


階段や坂道、ブリッジやバームで構成された境内のコースは全長約500メートル、石段約250段、最大傾斜約25度。当日は約3,000人の観衆が見守るなか、 117人の参加ライダーたちがこのテクニカルなコースに果敢にアタックし、ライディングテクニックを競い合った。当日は終日雨が降る過酷な路面コンディション。急な石段を駆け下りる華麗なテクニックに大観衆の目は釘付けになった。

通常は山の斜面にて行うMTBダウンヒル・レースを、聖なる場所で行うRed Bull Holy Ride。日本での1回目の開催は2010年京都府八幡市の石清水八幡宮、2回目は2011年愛媛県西条市の石鎚神社、そして3回目の開催となる今回は、初めてお寺での開催となった。

勝尾寺境内を駆けるフィリップ・ポルク(スロバキア)勝尾寺境内を駆けるフィリップ・ポルク(スロバキア) photo:Hiroyuki Nakagawa/ (c)Red Bull Content Pool
大阪・箕面の勝尾寺境内で開催されたレッドブル・ホーリーライド大阪・箕面の勝尾寺境内で開催されたレッドブル・ホーリーライド photo:Jason Halayko/ (c)Red Bull Content Pool優勝したフィリップ・ポルク(スロバキア)、2位は竹本将史、3位は青木卓也優勝したフィリップ・ポルク(スロバキア)、2位は竹本将史、3位は青木卓也 photo:Jason Halayko/ (c)Red Bull Content Pool


マウンテンバイク・ダウンヒルの JCF(日本自転車競技連盟)2013年度ナショナル・ポイントランキングの男女エリートクラス上位陣 が参加するハイレベルな戦いとな中、強さを見せたのがレッドブル・アスリート、フィリップ・ポルク (Filip Polc:31歳・ スロバキア)。前回に続き優勝したポルクは「天候が悪くてレースが厳しかったけど、厳しいほうが自分にとってはよかった。自分のラッキーナンバーは3なので、次もまた日本に来て優勝を狙いたいと思う」と3連覇への意気込みとともにコメント。2位は竹本将史、3位は青木卓也という結果になった。


優勝したフィリップ・ポルク(スロバキア)連覇を飾った優勝したフィリップ・ポルク(スロバキア)連覇を飾った photo:Jason Halayko/ (c)Red Bull Content Poolフィリップ・ポルク(Filip Polc)  
スロバキア共和国出身、31歳。
2006 年から 2008 年までのスロバキアのダウンヒル チャンピオン。
2004 年のスノースクートでの世界スピード記録 (134.51 km)を樹立。
2011 年 Red Bull Holy Ride 優勝
2012 年 Red Bull Descenso del Condor 優勝
10 年以上にわたり Red Bull アスリートとして活躍するトップライダー。


photo:Jason Halayko、Hiroyuki Nakagawa/ Red Bull Content Pool


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