2013/11/05(火) - 19:10
サイクルモード最終日はステージ上でJBCF年間表彰式が行われた。個人総合はホセ・ビセンテ(チーム右京)と豊岡英子(パナソニックレディース)に。団体はチーム右京で賞金100万円を獲得。そして最終プログラムは各方面の11人が出場したタイムトライアル選手権が行われた。
Jプロツアー 年間団体総合1位 チーム右京へ優勝賞金100万円の小切手が photo:Hideaki TAKAGI
Jユースツアー ジュニア年間個人総合1位 石上優大(横浜高校自転車競技部) photo:Hideaki TAKAGIサイクルモードインターナショナル2013東京会場最終日の11月4日(月)は、全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)の年間総合表彰式の日だ。今年のJプロツアーは終盤2戦がなくなったために全15戦となり、総合表彰もこの幕張メッセで行われることになった。15時からメインステージで行われた模様をお伝えしよう。
Jユースツアー 石上優大(横浜高校自転車競技部)
今年から高体連所属校でも、学校長の承認があれば実業団登録できることとなった。高校生にとってはレースの機会が増え、ほぼ毎週行われてきた実業団レースに参戦できることは、モチベーションとレベルアップの点で歓迎される取り組みだ。年間個人総合1位となりアクアブルージャージを獲得した石上が所属する横浜高校もそのひとつ。石上はまだ高校1年生。積極さと戦略面で頭ひとつ抜け出しており、将来が期待される。
Jフェミニンツアー 豊岡英子(パナソニックレディース)、ジュニア:伊藤杏菜(Ready Go JAPAN)
年々参加者が増えている女子のJフェミニンツアー。ポイントを獲得している選手だけでも80人、今年は24戦が開催された。そのうち13戦に出場し最多の6勝を挙げたのは豊岡。オールラウンドに強い走りを見せた。そして全体で2位、ジュニアで1位は伊藤。坂口聖香(パナソニックレディース)を僅差で退け栄冠に。
Jフェミニンツアー 年間個人総合1位 豊岡英子(パナソニックレディース) photo:Hideaki TAKAGI
Jフェミニンツアー ジュニア女子年間個人総合1位 伊藤杏菜(Ready Go JAPAN) photo:Hideaki TAKAGI
Jエリートツアー 個人:今井雄輝(EURO-WORKS Racing)、団体:GRUPPO ACQUA TAMA
シーズン前半は今井が豊田勝徳(チーム・アヴェル)と、後半は追い上げる秋山悟郎(GRUPPO ACQUA TAMA)と熾烈な戦いを演じたが、今井が逃げ切ってネクストイエロージャージを獲得。団体総合は秋山、若松達人らをそろえたGRUPPO ACQUA TAMAが1位になった。
Jエリートツアー 年間個人総合1位 今井雄輝(EURO-WORKS Racing) photo:Hideaki TAKAGI
Jエリートツアー 年間団体総合1位 GRUPPO ACQUA TAMA photo:Hideaki TAKAGI
Jプロツアー
個人:ホセ・ビセンテ(チーム右京)
4月のJプロツアー初戦の伊吹山ヒルクライムで衝撃デビューを果たしたホセ・ビセンテ。勝利はその伊吹山、白浜TTT、富士山、TT選手権と4勝。タイムトライアル、ヒルクライムさらにはスプリント力も持ち合わせるオールラウンダーぶりは、すべての選手の目標にもなった。
団体:チーム右京
団体総合はそのホセ・ビセンテ、個人2位の土井雪広、さらに山下貴宏、狩野智也、阿部嵩之、大久保陣らが上位に入り、ベテランから若手、ヒルクライマーからスプリンターまでバランスの取れた陣容でチーム右京がオールラウンドに加点し、他のチームを圧倒した。
U23:西村大輝(シマノレーシング)
高校を卒業後、シマノレーシング入り1年目の西村が非凡な才能を発揮し、U23の1位になった。チーム内ではアシストの役を担っており、仕事をこなしつつも上位でゴールする強さを持ち合わせた。10月で19歳になったルーキーは、全日本選手権やUCIレースでも好走。将来を担う若手の一人だ。
Jプロツアー 年間個人総合1位 ホセ・ビセンテ(チーム右京)と2位 土井雪広(チーム右京)、3位 鈴木真理(宇都宮ブリッツェン) photo:Hideaki TAKAGI
Jプロツアー U23年間個人総合1位 西村大輝(シマノレーシング) photo:Hideaki TAKAGI
モード会場内を駆け抜ける! 第5回サイクルモード・タイムトライアル選手権開催
43秒台を出して優勝の大久保陣(チーム右京) photo:Hideaki TAKAGIサイクルモード東京会場の名イベントがこのタイムトライアル。16時30分から始まる最終プログラムだが、これを楽しみにコース沿いには多くの観客が集まった。今年の出場者は今迄で最多の11人。
選手を出走順に紹介すると、ブラッキー中島さん、若杉厚仁(那須ブラーゼン)、大久保陣(チーム右京)、伊丹健治(ブリヂストンアンカー)、畑中勇介(シマノレーシング)、鈴木真理(宇都宮ブリッツェン)、三船雅彦(JPスポーツテストチーム・マッサ・アンデックス監督)、団長安田さん、宮澤崇史(サクソ・ティンコフ)、中村誠(宇都宮ブリッツェン)、ホセ・ビセンテ(チーム右京)。
3番目スタートの大久保がスプリンターの脚力を見せて唯一43秒台のタイムで優勝。2位にはこれで3度目の2位という中村が入った。中村と若杉は今シーズンで引退。これがラストランに。
ウィーラースクールで大忙しのブラッキー中島さんが気合を入れてスタート photo:Hideaki TAKAGI
引退していなかった?三船雅彦監督(JPスポーツテストチーム・マッサ・アンデックス)。数日前にブルベ(SR600)に挑戦したときのプレート付き photo:Hideaki TAKAGI
団長安田さん、スーツ姿で疾走 photo:Hideaki TAKAGI
応援団を前にラストランの中村誠(宇都宮ブリッツェン) photo:Hideaki TAKAGI
photo&text:高木秀彰
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Jユースツアー 石上優大(横浜高校自転車競技部)
今年から高体連所属校でも、学校長の承認があれば実業団登録できることとなった。高校生にとってはレースの機会が増え、ほぼ毎週行われてきた実業団レースに参戦できることは、モチベーションとレベルアップの点で歓迎される取り組みだ。年間個人総合1位となりアクアブルージャージを獲得した石上が所属する横浜高校もそのひとつ。石上はまだ高校1年生。積極さと戦略面で頭ひとつ抜け出しており、将来が期待される。
Jフェミニンツアー 豊岡英子(パナソニックレディース)、ジュニア:伊藤杏菜(Ready Go JAPAN)
年々参加者が増えている女子のJフェミニンツアー。ポイントを獲得している選手だけでも80人、今年は24戦が開催された。そのうち13戦に出場し最多の6勝を挙げたのは豊岡。オールラウンドに強い走りを見せた。そして全体で2位、ジュニアで1位は伊藤。坂口聖香(パナソニックレディース)を僅差で退け栄冠に。
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Jエリートツアー 個人:今井雄輝(EURO-WORKS Racing)、団体:GRUPPO ACQUA TAMA
シーズン前半は今井が豊田勝徳(チーム・アヴェル)と、後半は追い上げる秋山悟郎(GRUPPO ACQUA TAMA)と熾烈な戦いを演じたが、今井が逃げ切ってネクストイエロージャージを獲得。団体総合は秋山、若松達人らをそろえたGRUPPO ACQUA TAMAが1位になった。
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Jプロツアー
個人:ホセ・ビセンテ(チーム右京)
4月のJプロツアー初戦の伊吹山ヒルクライムで衝撃デビューを果たしたホセ・ビセンテ。勝利はその伊吹山、白浜TTT、富士山、TT選手権と4勝。タイムトライアル、ヒルクライムさらにはスプリント力も持ち合わせるオールラウンダーぶりは、すべての選手の目標にもなった。
団体:チーム右京
団体総合はそのホセ・ビセンテ、個人2位の土井雪広、さらに山下貴宏、狩野智也、阿部嵩之、大久保陣らが上位に入り、ベテランから若手、ヒルクライマーからスプリンターまでバランスの取れた陣容でチーム右京がオールラウンドに加点し、他のチームを圧倒した。
U23:西村大輝(シマノレーシング)
高校を卒業後、シマノレーシング入り1年目の西村が非凡な才能を発揮し、U23の1位になった。チーム内ではアシストの役を担っており、仕事をこなしつつも上位でゴールする強さを持ち合わせた。10月で19歳になったルーキーは、全日本選手権やUCIレースでも好走。将来を担う若手の一人だ。
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モード会場内を駆け抜ける! 第5回サイクルモード・タイムトライアル選手権開催
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3番目スタートの大久保がスプリンターの脚力を見せて唯一43秒台のタイムで優勝。2位にはこれで3度目の2位という中村が入った。中村と若杉は今シーズンで引退。これがラストランに。
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photo&text:高木秀彰
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