2013/09/24(火) - 05:18
平坦な43.49kmコースを平均52.4km/hで駆け抜けたダミアン・ハウソン(オーストラリア)が他を圧倒。ロード世界選手権2日目のU23個人タイムトライアルで、南オーストラリア州出身の21歳が最速タイムを叩き出した。
ピストイアを出発し、フィレンツェまで直線的に平野を突き進むU23個人タイムトライアル。全長43.49kmのコースはほぼフラットで、前日とは打って変わって追い風基調に。23歳以下の選手たちによる闘いは高速化した。
ピストイアの中心に位置するドゥオーモ前から、75名の選手たちが1分半のインターバルで旅立って行く。
長時間暫定トップタイムをキープしたのは、現ボントレガー所属で2014年アルゴス・シマノ入りを決めているローソン・クラドック(アメリカ)。ジュニア時代に世界選手権で2位と3位を経験しているテキサス州出身の21歳のトップタイムは、ラポム・マルセイユ所属のU23フランスTTチャンピオン、ヨアン・パイヨ(フランス)によって塗り替えられた。
徐々に日が西に傾き始めた頃、過去の上位入賞者のレースが始まる。昨年大会で3位に入ったダミアン・ハウソン(オーストラリア)が手始めに第1計測ポイント(9.5km地点)でトップタイムを更新。すると、最終走者のラッセノーマン・ハンセン(デンマーク)がさらに0.36秒上回ってみせた。
ロンドン五輪のオムニアムで金メダルを獲得した21歳のハンセンが前半から快走。しかし、真っ平らな直線コースは長身&高出力のハウソンに味方した。
中盤に暫定トップを奪ったハウソンは、第2計測ポイント(27.7km地点)でハンセンを32秒引き離すことに成功する。両者のタイム差は広がり続け、ハンセンはパイヨのタイムにも及ばず3位に転落。ハウソンがパイヨを57秒差で下し、ハンセンは1分10秒差の3位に終わった。
AIS(オーストラリア国立スポーツ研究所)出身のハウソンは「シーズン前半にオーストラリアとオセアニアのタイトルを獲得していたので、世界タイトルも一緒に取りたいと思っていた。目標を達成することが出来て本当に嬉しい。今までのキャリアの中で一番の走りだったと思う」と振り返る。U23の世界タイトルを獲得したハウソンは、2014年にオリカ・グリーンエッジでプロデビューを果たす。
フランスのパイヨが銀メダル、デンマークのハンセンが銅メダルを獲得。ハンセンは2014年ガーミン・シャープ入りが決まっている。
その他の写真はフォトギャラリーにて!
ロード世界選手権2013U23男子個人タイムトライアル結果
1位 ダミアン・ハウソン(オーストラリア) 49'49"
2位 ヨアン・パイヨ(フランス) +57"
3位 ラッセノーマン・ハンセン(デンマーク) +1'10"
4位 キャンベル・フレークモア(オーストラリア) +1'22"
5位 ローソン・クラドック(アメリカ) +1'41"
6位 ステファン・キュング(スイス) +1'46"
7位 ライアン・ミューレン(アイルランド) +1'47"
8位 ヴィクトル・カンペナルツ(ベルギー) +1'47"
9位 ダニル・フォミニク(カザフスタン) +2'05"
10位 エドゥアルド・セプルベダ(アルゼンチン) +2'10"
text&photo:Kei Tsuji in Firenze, Italy
ピストイアを出発し、フィレンツェまで直線的に平野を突き進むU23個人タイムトライアル。全長43.49kmのコースはほぼフラットで、前日とは打って変わって追い風基調に。23歳以下の選手たちによる闘いは高速化した。
ピストイアの中心に位置するドゥオーモ前から、75名の選手たちが1分半のインターバルで旅立って行く。
長時間暫定トップタイムをキープしたのは、現ボントレガー所属で2014年アルゴス・シマノ入りを決めているローソン・クラドック(アメリカ)。ジュニア時代に世界選手権で2位と3位を経験しているテキサス州出身の21歳のトップタイムは、ラポム・マルセイユ所属のU23フランスTTチャンピオン、ヨアン・パイヨ(フランス)によって塗り替えられた。
徐々に日が西に傾き始めた頃、過去の上位入賞者のレースが始まる。昨年大会で3位に入ったダミアン・ハウソン(オーストラリア)が手始めに第1計測ポイント(9.5km地点)でトップタイムを更新。すると、最終走者のラッセノーマン・ハンセン(デンマーク)がさらに0.36秒上回ってみせた。
ロンドン五輪のオムニアムで金メダルを獲得した21歳のハンセンが前半から快走。しかし、真っ平らな直線コースは長身&高出力のハウソンに味方した。
中盤に暫定トップを奪ったハウソンは、第2計測ポイント(27.7km地点)でハンセンを32秒引き離すことに成功する。両者のタイム差は広がり続け、ハンセンはパイヨのタイムにも及ばず3位に転落。ハウソンがパイヨを57秒差で下し、ハンセンは1分10秒差の3位に終わった。
AIS(オーストラリア国立スポーツ研究所)出身のハウソンは「シーズン前半にオーストラリアとオセアニアのタイトルを獲得していたので、世界タイトルも一緒に取りたいと思っていた。目標を達成することが出来て本当に嬉しい。今までのキャリアの中で一番の走りだったと思う」と振り返る。U23の世界タイトルを獲得したハウソンは、2014年にオリカ・グリーンエッジでプロデビューを果たす。
フランスのパイヨが銀メダル、デンマークのハンセンが銅メダルを獲得。ハンセンは2014年ガーミン・シャープ入りが決まっている。
その他の写真はフォトギャラリーにて!
ロード世界選手権2013U23男子個人タイムトライアル結果
1位 ダミアン・ハウソン(オーストラリア) 49'49"
2位 ヨアン・パイヨ(フランス) +57"
3位 ラッセノーマン・ハンセン(デンマーク) +1'10"
4位 キャンベル・フレークモア(オーストラリア) +1'22"
5位 ローソン・クラドック(アメリカ) +1'41"
6位 ステファン・キュング(スイス) +1'46"
7位 ライアン・ミューレン(アイルランド) +1'47"
8位 ヴィクトル・カンペナルツ(ベルギー) +1'47"
9位 ダニル・フォミニク(カザフスタン) +2'05"
10位 エドゥアルド・セプルベダ(アルゼンチン) +2'10"
text&photo:Kei Tsuji in Firenze, Italy
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