南アフリカで開催されているMTB世界選手権大会。8月29日には男女のジュニアカテゴリーのレースが行われ、男子はルーカス・バーム(ドイツ)が優勝。山田誉史輝はマイナス1Lapの52位でレースを終えた。

男子はスタート直後のストレートで集団落車が発生した男子はスタート直後のストレートで集団落車が発生した photo:Hiroyuki.NAKAGAWA
その落車を避けてクリアする山田誉史輝(ゼッケン58番)が右端に見えるその落車を避けてクリアする山田誉史輝(ゼッケン58番)が右端に見える photo:Hiroyuki.NAKAGAWA一気に長い列になったスタート、完全なドライ路面からは猛烈な砂塵が立ちこめた一気に長い列になったスタート、完全なドライ路面からは猛烈な砂塵が立ちこめた photo:Hiroyuki.NAKAGAWA


南アフリカで開催されているMTB世界選手権、ここ数日は晴天に恵まれ、砂塵が舞うドライコンディションで各競技が行われている。ピーターマリッツバーグのクロスカントリーコースは長い登りと、人工的なドロップ、ロックセクション等、現在のXCOのトレンドをしっかりと取り入れた1周4.7キロのタフなコースである。5周回で争われた男子ジュニアのレースはスタート直後に集団後方で落車が発生、ここで早くも大きな差が開いてしまう。

日本から参加した山田誉史輝はこの落車をうまくかわし、徐々に順位を上げたが4周目の後半にあるコークスクリューという斜度のある難しいセクションでバイクから降りてしまう。ここでのミスが大きく響いてぎりぎり最終周回に入る事ができず、-1Lapの52位でレースを終えた。

コース後半に搭乗するコークスクリューと名付けられたセクション。メインラインとエスケープライン2本の複雑なセクションだが、山田はメインラインを果敢に走っていたコース後半に搭乗するコークスクリューと名付けられたセクション。メインラインとエスケープライン2本の複雑なセクションだが、山田はメインラインを果敢に走っていた photo:Hiroyuki.NAKAGAWA4周目のフィードエリア、山田はドリンクを取らなかった。フィードサポートは鈴木監督と阿部メカニック4周目のフィードエリア、山田はドリンクを取らなかった。フィードサポートは鈴木監督と阿部メカニック photo:Hiroyuki.NAKAGAWA

優勝したルーカス・バーム(ドイツ)の力強いゴールシーン優勝したルーカス・バーム(ドイツ)の力強いゴールシーン photo:Hiroyuki.NAKAGAWA男子表彰式、左からピーター・ディセーラ(カナダ)、ルーカス・バーム(ドイツ)、ジオーレ・ベルトリーニ(イタリア)男子表彰式、左からピーター・ディセーラ(カナダ)、ルーカス・バーム(ドイツ)、ジオーレ・ベルトリーニ(イタリア) photo:Hiroyuki.NAKAGAWA


レースを終えた山田は「とにかく集団のペースが速くて、ずっとスプリントしている印象でした。2回転倒してしまって、それでも少しずつ追い上げていったんですけど、4周目に一気に足にきてしまって、最後のセクションで止まってしまいました。自分の力は出し切れたと思いますが、やっぱり悔しいです」とコメントした。


MTB世界選手権XCOジュニア結果
男子5周回
1位 ルーカス・バーム(ドイツ)1h20'06
2位 ピーター・ディセーラ(カナダ)
3位 ジオーレ・ベルトリーニ(イタリア)

女子4周回
1位 アレッサンドラ・ケラー(スイス)1h18'24
2位 エミリー・カラム(イタリア)
3位 サラ・バウアー(ドイツ)


photo&text Hiroyuki NAKAGAWA
SLm http://www.slmedia.jp/slm-mtbphotojournal/


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