2013/08/03(土) - 00:15
イタリア・トレヴィーゾに居を構えるスポーツバイクブランド、ピナレロ。全く新しい2台のタイムトライアルバイク「BOLIDE」と「SIBILO」を発表した。いずれも内蔵ブレーキ/バッテリーシステムなどを画期的なシステムを多く取り込んだ意欲作だ。
ピナレロ BOLIDE
ジロ・デ・イタリアでブラドレー・ウィギンス（イギリス）が駆り初披露されたBOLIDE（伊：ボリデ、英：ボライド）は、スカイプロサイクリングとの共同開発によって生まれた新型タイムトライアルバイク。更なる空気抵抗の削減と、走行性能の向上を目指したバイクだ。
ピナレロ BOLIDE（826 Sky） (c)カワシマサイクルサプライ
トップチューブ下側が大きくアーチを描く独特な造形は、エアロダイナミクスの向上とリアブレーキワイヤーのフレーム内蔵化を行うため。ドグマ65.1 THINK2と同様の東レ製65HM1KNanoalloyカーボンを採用したことで剛性を高め、1-1/8、1-1/4という上下異系ベアリングをヘッドに使うことで安定したハンドリングと直進安定性を獲得している。ボトムブラケットはBB86規格を採用し、SRMのセンサーをセットアップするための空間が設けられているなどあくまでプロユースを前提としたモデルである。
電動/機械式コンポーネントいずれにも対応するTHINK2とし、バッテリーはダウンチューブのヘッド寄りに内蔵化。ブレーキやシフターワイヤー/ケーブルなども全てフレーム内蔵、ブレーキは前後ともにエアロカバーを設けることで極限の抵抗削減を狙っている。リアはトラックエンドでリアホイールを前後に調整可能だが、これはホイールをできるだけフレームに近づけることで乱流の発生を回避するギミックだ。各チューブ形状は前方向のみならず、様々な方向からの風を受け流すフォルムとされている。
ピナレロ BOLIDE（825 Gold） (c)カワシマサイクルサプライ
結果的にBOLIDEは前モデルのグラールと比較して15%の空気抵抗削減と、5%の軽量化を達成。もちろんUCIルールをクリアしているため、登録系レースでの使用が可能だ。ちなみにスカイプロサイクリングとの共同開発のため、他のプロチームがはBOLIDEに乗ることはできないという。カラーはウィギンスがジロ・デ・イタリアで駆ったものと同じ「825 Gold」と、スカイプロサイクリングのチームカラーに彩られた「826 Sky」、そして「827 Nero Rosso」。BOLIDEはフレームセットでの販売となり、TTハンドルシステム、ブレーキレバー、ブレーキシステム、シートポストが付属する。
ピナレロ BOLIDE
フレーム素材：65HM1KNanoalloy
カラー：825 Gold、826 Sky、827 Nero Rosso
ヘッドセット：1-1/8、1-1/4
サイズ：45, 52.5, 55(CC)
価 格：1,530,000円（フレームセット）
ピナレロ SIBILO
BOLIDEがスカイプロサイクリングの為に生まれたバイクなら、このSIBILO（シビロ）はピナレロもう一つのサポートチームであるモビスターの為に作られた新型タイムトライアルバイク。
ピナレロ SIBILO（828 Nero Verde） (c)カワシマサイクルサプライ
BOLIDEと同じく前方向のみならず、様々な方向からの風を受け流すチューブ形状を各所に取り入れ、「concave back」と呼ばれるリアホイールを極限まで近づけるシートチューブ形状を採用し、抵抗が多く発生するリアセクションの適正化を図った。フロントブレーキはフォーク内蔵とし、リアブレーキはボトムブラケット下に設けられている。
シートステー上部にリアブレーキを設けず、トップチューブ内側にブレーキワイヤーを通す必要が無いことから、BOLIDEのようなトップチューブフォルムは採用していない。リアバックは可能な限りコンパクト化されており、乱流の発生を抑えるよう工夫されている。
SIBILOのフレームに使われるのは、ドグマ65.1 THINK2と同様の東レ製65HM1KNanoalloyカーボンで、ボトムブラケットのBB86規格と共にロス無くペダリングパワーを伝達する。ヘッドセットは上下とも1-1/8インチベアリングを採用することでヘッドチューブを細くし、空気抵抗を削減。新開発のエアロハンドルとステムは安定した走行性能を発揮する。
SIBILOと同じくフレームセットでの販売となり、カラーはモビスターのチームカラーである「828 Nero Verde」とブラック×レッドの「829 Nero Rosso」の2種類。BOLIDE同様にUCIルールをクリアしているため、登録系レースでの使用が可能だ。
ピナレロ SIBILO
フレーム素材：65HM1KNanoalloy
カラー：828 Nero Verde、829 Nero Rosso
ヘッドセット：上下1-1/8
サイズ：未定
価 格：未定
ピナレロ BOLIDE
ジロ・デ・イタリアでブラドレー・ウィギンス（イギリス）が駆り初披露されたBOLIDE（伊：ボリデ、英：ボライド）は、スカイプロサイクリングとの共同開発によって生まれた新型タイムトライアルバイク。更なる空気抵抗の削減と、走行性能の向上を目指したバイクだ。
ピナレロ BOLIDE（826 Sky） (c)カワシマサイクルサプライトップチューブ下側が大きくアーチを描く独特な造形は、エアロダイナミクスの向上とリアブレーキワイヤーのフレーム内蔵化を行うため。ドグマ65.1 THINK2と同様の東レ製65HM1KNanoalloyカーボンを採用したことで剛性を高め、1-1/8、1-1/4という上下異系ベアリングをヘッドに使うことで安定したハンドリングと直進安定性を獲得している。ボトムブラケットはBB86規格を採用し、SRMのセンサーをセットアップするための空間が設けられているなどあくまでプロユースを前提としたモデルである。
電動/機械式コンポーネントいずれにも対応するTHINK2とし、バッテリーはダウンチューブのヘッド寄りに内蔵化。ブレーキやシフターワイヤー/ケーブルなども全てフレーム内蔵、ブレーキは前後ともにエアロカバーを設けることで極限の抵抗削減を狙っている。リアはトラックエンドでリアホイールを前後に調整可能だが、これはホイールをできるだけフレームに近づけることで乱流の発生を回避するギミックだ。各チューブ形状は前方向のみならず、様々な方向からの風を受け流すフォルムとされている。
ピナレロ BOLIDE（825 Gold） (c)カワシマサイクルサプライ結果的にBOLIDEは前モデルのグラールと比較して15%の空気抵抗削減と、5%の軽量化を達成。もちろんUCIルールをクリアしているため、登録系レースでの使用が可能だ。ちなみにスカイプロサイクリングとの共同開発のため、他のプロチームがはBOLIDEに乗ることはできないという。カラーはウィギンスがジロ・デ・イタリアで駆ったものと同じ「825 Gold」と、スカイプロサイクリングのチームカラーに彩られた「826 Sky」、そして「827 Nero Rosso」。BOLIDEはフレームセットでの販売となり、TTハンドルシステム、ブレーキレバー、ブレーキシステム、シートポストが付属する。
ピナレロ BOLIDE
フレーム素材：65HM1KNanoalloy
カラー：825 Gold、826 Sky、827 Nero Rosso
ヘッドセット：1-1/8、1-1/4
サイズ：45, 52.5, 55(CC)
価 格：1,530,000円（フレームセット）
ピナレロ SIBILO
BOLIDEがスカイプロサイクリングの為に生まれたバイクなら、このSIBILO（シビロ）はピナレロもう一つのサポートチームであるモビスターの為に作られた新型タイムトライアルバイク。
ピナレロ SIBILO（828 Nero Verde） (c)カワシマサイクルサプライBOLIDEと同じく前方向のみならず、様々な方向からの風を受け流すチューブ形状を各所に取り入れ、「concave back」と呼ばれるリアホイールを極限まで近づけるシートチューブ形状を採用し、抵抗が多く発生するリアセクションの適正化を図った。フロントブレーキはフォーク内蔵とし、リアブレーキはボトムブラケット下に設けられている。
シートステー上部にリアブレーキを設けず、トップチューブ内側にブレーキワイヤーを通す必要が無いことから、BOLIDEのようなトップチューブフォルムは採用していない。リアバックは可能な限りコンパクト化されており、乱流の発生を抑えるよう工夫されている。
SIBILOのフレームに使われるのは、ドグマ65.1 THINK2と同様の東レ製65HM1KNanoalloyカーボンで、ボトムブラケットのBB86規格と共にロス無くペダリングパワーを伝達する。ヘッドセットは上下とも1-1/8インチベアリングを採用することでヘッドチューブを細くし、空気抵抗を削減。新開発のエアロハンドルとステムは安定した走行性能を発揮する。
SIBILOと同じくフレームセットでの販売となり、カラーはモビスターのチームカラーである「828 Nero Verde」とブラック×レッドの「829 Nero Rosso」の2種類。BOLIDE同様にUCIルールをクリアしているため、登録系レースでの使用が可能だ。
ピナレロ SIBILO
フレーム素材：65HM1KNanoalloy
カラー：828 Nero Verde、829 Nero Rosso
ヘッドセット：上下1-1/8
サイズ：未定
価 格：未定
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