トレックがファビアン・カンチェラーラ(スイス、現レディオシャック・レオパード)と契約を結んだことを発表。今年のパリ〜ルーベとフランドルを制したカンチェラーラは、2014年より新生トレックチームのメンバーとして向こう3年間走ることとなる。

今年の北のクラシックで圧勝したファビアン・カンチェラーラ(スイス、レディオシャック・レオパード)今年の北のクラシックで圧勝したファビアン・カンチェラーラ(スイス、レディオシャック・レオパード) photo:Cor Vosトレック社がルクセンブルク籍のUCIプロチーム「レディオシャック・レオパード・トレック」を所有・運営するレオパードSAとUCIライセンスの移行に関する合意を行い、新チームを作るためのワールドツアーライセンスを取得したことは既報の通り。

トレックと3年契約を結んだカンチェラーラ。チームは春のクラシックに注力するというトレックと3年契約を結んだカンチェラーラ。チームは春のクラシックに注力するという photo:Kei Tsujiそしてトレック社は7月3日付けのプレスリリースにおいて、2014年よりスタートする新チームのメンバーとして、カンチェラーラと3年契約を結んだことを発表した。新チームは現レディオシャック・レオパードからほとんどのチーム体制を引き継ぐとみられており、つまり今回の発表はカンチェラーラのチーム残留を意味している。

プレスリリース内で、カンチェラーラは次のようにコメントしている。

「ここ数週間、僕のプロフェッショナルとしての将来についての様々な憶測が流れていた。この先もトレックファミリーのメンバーとしていられることを確認でき、とても嬉しく思っている。トレックはここ3年間、例えばドマーネの開発など、とても良い関係を僕と築き上げてくれた。つまりこのことは、プロライダーとして活動する僕にとって、非常に大きなメリットとなる。出場するレースに勝つことは、引退するまで変わらない僕の目標なんだ。トレックと協力して選手活動を続けることに最大級のモチベーションを感じている。」

トレック社の副社長であるジョー・ヴァドボンクール氏はリリースの中で、チーム体制については現在構築中の段階ではあるものの、シーズン序盤のビッグレースに集中することを明記。「春のクラシックレースに注力できるチーム体制を築き上げている段階だ。」とコメントしている。


text:So.Isobe


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