プロコンチネンタル登録ながら、アグリチュベルはツール・ド・フランスの常連チーム。2000年ツールで総合4位に入ったクリストフ・モロー(フランス)や、スプリント力のあるロメン・フェイユ(フランス)、新加入のシルヴァン・カルザッティ(フランス)らが果敢な走りで魅せるだろう。

クリストフ・モロー(フランス、アグリチュベル)クリストフ・モロー(フランス、アグリチュベル) photo:Cor Vos牧畜や農業用の鉄製パイプを製造するアグリチュベル社がスポンサーにつき、2005年に誕生したアグリチュベル。翌年から4年連続でツール出場を決めた。ジャージデザインは白&黄緑から青一色に変更されている。

チームリーダーは、2000年ツールで総合4位に入ったクリストフ・モロー(フランス)だ。このツールでの経験豊富な38歳のベテランオールラウンダーは、今年パリ〜ニースで総合11位。フレーシュ・ワロンヌでは別府史之(スキル・シマノ)と一緒に逃げ、山岳賞を獲得している。モローのツール出場は13回目。

ロメン・フェイユ(フランス、アグリチュベル)ロメン・フェイユ(フランス、アグリチュベル) photo:Makoto Ayanoロメン・フェイユ(フランス)は果敢に集団スプリントに突っ込む闘志の持ち主。昨年ツールでは3回ステージ3位に入り、マイヨジョーヌを1日着用した。2006年ロード世界選手権U23銀メダリストのフェイユは、今年こそ念願のスプリント勝利を狙う。ツール初出場の弟ブリースは兄と違って山岳を得意とするクライマーだ。

2006年ツールでステージ優勝を飾ったクライマーのシルヴァン・カルザッティ(フランス)がチームに新加入し、即戦力として活躍が期待される。エデュアルド・ゴンサロ(スペイン)やジョフロワ・ルカトル(フランス)も山岳ステージでの逃げに注目。

昨年フランスチャンピオンジャージを着て挑んだツール第5ステージで逃げ、ゴール手前100mで惜しくも吸収されたニコラ・ヴォゴンディ(フランス)はリベンジを誓う。

アグリチュベルメンバー
171 クリストフ・モロー(フランス)
172 マキシム・ブエ(フランス)
173 シルヴァン・カルザッティ(フランス)
174 ブリース・フェイユ(フランス)
175 ロメン・フェイユ(フランス)
176 エデュアルド・ゴンサロ(スペイン)
177 ダヴィ・ルレイ(フランス)
178 ジョフロワ・ルカトル(フランス)
179 ニコラ・ヴォゴンディ(フランス)

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