年間8レース開催のチャレンジリーグ開幕 ”スプリングエンデューロードinはりちゅう”で脚だめし

3月3日（日）、兵庫県加東市の播磨中央公園でチャレンジリーグ13「スプリングエンデューロードinはりちゅう」が行われた。主催はサイクルロードレース協会。年間8レースを主催するレースの今年最初の大会だ。

エリート　中盤 photo:Hideaki TAKAGI

「加東伝の助」君も応援に　年齢は「ずっと15歳前後（変わりません）」だそう photo:Hideaki TAKAGIスポーツⅡゴール photo:Hideaki TAKAGIコースは公園東側部分の3kmで、勾配はきつくはないがアップダウンが多く脚に応えるもの。午前中はロードレース、午後はエンデューロが行われた。会場には加東市のマスコットキャラクター、加東伝の助君も登場。加東市に釣り針を伝えた小寺彦兵衛の想いを受け継いで誕生したもの。

レース前にはマトリックスパワータグの真鍋和幸はじめチーム員による安全講習会が。チャレンジリーグのイベントでは必ず開かれているもので、初心者やレースに不慣れなサイクリストにとっては必須。何よりも一流選手から直接教えてもらえるのが嬉しい。当日は落車が1件も発生しなかったことも成果だ。

ロードレースは4周12kmのビギナーⅠ・Ⅱからスタート。10周30kmのエリートクラスまで逃げや追走など活発なレースが展開、多くのクラスがゴールスプリントで決着。ここでもマトリックスパワータグの選手たちが活発で安全なレースをエスコート。

午後からは120分エンデューロ。ソロの部とチームの部があり、参加者の2/3はソロ。ロードレースのように走る先頭集団から気の合った仲間達で楽しく走るチームまでさまざま。先頭は24周72kmを走破、ソロのトップは16歳の武智気吹（松山中央高校）。チームのトップはHINO-K（日野友葵、泰静）の姉弟のペア。弟はアンダー12でも優勝している。

スポーツⅠ　ゴール photo:Hideaki TAKAGIエリート　ゴール photo:Hideaki TAKAGI



リザルト

120分エンデューロ・ソロ　スタート photo:Hideaki TAKAGI120分エンデューロ　70分経過の先頭集団 photo:Hideaki TAKAGIエリート　30km
1位　高橋泰夫（BOMA/Win-NOZAKI）49分20秒（AVS36.47km/h）
2位　児玉誠治（Lumiere KOBE）
3位　今井雄輝（EURO-WORKS Racing）+01秒

スポーツⅠ　24km
1位　松岡亮（ポナペティ）40分26秒
2位　中川智（まんま-AO・HANI Cycling Team）
3位　前田真吾（まんま-AO・HANI Cycling Team）

スポーツⅡ　18km
1位　清水琢（TEAM TETSU/POPPO）31分08秒
2位　西辻将也（アバンギャルド和歌山）
3位　山本哲哉（アバンギャルド和歌山）+01秒

ビギナーⅠ　12km
1位　高橋亘平　21分24秒
2位　平井昌嗣　+03秒
3位　中藪大意樹　+17秒

120分エンデューロ　ソロ優勝の武智気吹（松山中央高校） photo:Hideaki TAKAGIビギナーⅡ　12km
1位　矢代直也（LifeRide）23分54秒
2位　大塚昇平　+02秒
3位　藤田浩　+21秒

120分エンデューロ　ソロ
1位　武智気吹（松山中央高校）24Lap（AVS34.39km/h）
2位　今井雄輝（EURO-WORKS Racing）+15秒
3位　石橋健三朗（広島城北高校）+16秒

120分エンデューロ　チーム
1位　HINO-K（日野友葵、日野泰静）22Lap（AVS32.17km/h）
2位　UNIVERS（ユニヴェール）（植田良、神笠鉱平）+1Lap
3位　KCCT-Racing（山田北斗、吹本大樹、竹内勇輝）+1Lap

当日大会中に開催されたチームマトリックス・パワータグの2013年体制発表の模様は別記事で紹介します。


photo&text:高木秀彰