2013/02/06(水) - 09:56
温暖なマヨルカ島で開催中のチャレンジ・マヨルカ。第3戦のトロフェオ・デイアは後半に抜け出した4名がゴールまで逃げ切り。アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスターチーム）がスプリントを制した。
スタート前のブラドレー・ウィギンズ（イギリス、スカイプロサイクリング）やビセンテ・レイネス（ベルギー、ロット・ベリソル） photo:http://vueltamallorca.comUCIカテゴリー1のワンデーレースが連続して行われることが特徴のチャレンジ・マヨルカ。2月5日に開催された第3戦トロフェオ・デイアは、マヨルカ島北部の山岳地帯を舞台とした難関コースがその舞台だ。
アレクサンドル・コロブネフ（ロシア、カチューシャ）率いる10名の逃げグループ photo:http://vueltamallorca.comマヨルカ島北部にコの字を描くように敷かれたコースの走行距離は152.9kmと短いが、その中にはカテゴリー3級と2級が2つずつと、ゴール前30km地点からは1級山岳マジョール峠が用意される。
この日は山岳コースを平均速度37km以上で駆け抜けるハイスピードな展開となった。
桜咲くマヨルカ島北部を走る逃げグループ photo:http://vueltamallorca.com先ず序盤に逃げを決めたのは、エンリケ・サンズ（スペイン、モビスターチーム）やアレクサンドル・コロブネフ（ロシア、カチューシャ）、ブラム・タンキンク（オランダ、ブランコプロサイクリング）、ウェズリー・サルツバージャー（オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ）ら実力者を含む10名。
強力なエスケープグループは山岳地帯を快調に飛ばして行くと、最大タイム差はスタートから80km地点で4分30秒をマーク。
しかしリゴベルト・ウラン（コロンビア）やブラドレー・ウィギンズ（イギリス）を擁するスカイプロサイクリング勢がペースを上げたことで、逃げグループとの差は縮小の一途をたどった。
そして105km地点の2級山岳ソレル峠では、ウィギンズのアタックをきっかけに4名の追走グループが形成される。
ここに入ったのはバルベルデと、チームメイトのルイ・コスタ（ポルトガル、モビスターチーム）、ロバート・ヘーシンク（オランダ、ブランコプロサイクリング）、セルジオルイス・エナオモントーヤ（コロンビア、スカイプロサイクリング）。
1級山岳マジョール峠のつづら折れを上るメイン集団 photo:http://vueltamallorca.com
セルジオルイス・エナオモントーヤ（コロンビア、スカイプロサイクリング）を下したアレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスターチーム） photo:Cor.Vos4名は1級マジョール峠でこれまで逃げていた選手を全てパスし先頭に立つと、後続の追い上げを振り払ってゴールへと到達した。
今シーズン初勝利を挙げたアレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスターチーム） photo:http://vueltamallorca.com最後はモントーヤとバルベルデによる一騎打ちのスプリントとなり、ゴールライン寸前のコーナーでイン側を取ったバルベルデが先着した。その後ろはメイン集団から1人抜けだしたベン・スイフト（イギリス、スカイプロサイクリング）が入った。
「昨年は良い形でオフシーズンに入り、今日は僕が強いと分かっていた。後半4人になった時、僕とルイはモントーヤを脱落させようとアタックを繰り返した。けれど彼は強くて反応も素早い。だからスプリントまで勝負を待つことにしたんだ」と語るバルベルデは今季初優勝。
「4人の逃げとなってからルイは凄い働きを見せてくれた。そのおかげで勝利できたんだ。こんな早い時期に勝利できるのはいい事だね。勝利することで僕はもちろん、チーム全体の意識が高まるんだ」とエースとしての言葉を付け加えたバルベルデ。モビスターチームとしてもこの勝利が今シーズン初勝利となった。
レース展開はチャレンジ・マヨルカ公式サイト、選手コメントはモビスターチーム公式サイトより。
トロフェオ・デイア2013結果
1位 アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスターチーム） 4h04′57″
2位 セルジオルイス・エナオモントーヤ（コロンビア、スカイプロサイクリング）
3位 ロバート・ヘーシンク（オランダ、ブランコプロサイクリング）
4位 ルイ・コスタ（ポルトガル、モビスターチーム）
5位 ベン・スイフト（イギリス、スカイプロサイクリング） ＋51″
6位 プリジミスラウ・ニエミエツ（ポーランド、ランプレ・メリダ）
7位 バルト・デクレルク（ベルギー、ロット・ベリソル）
8位 トニ・マルティン（ドイツ、オメガファーマ・クイックステップ） ＋01′13″
9位 ピーター・ウェーニング（オランダ、オリカ・グリーンエッジ） ＋01′15″
10位 イアン・ビビィ（イギリス、マディソン・ジェネシス）
text:So.Isobe
photo:http://vueltamallorca.com
スタート前のブラドレー・ウィギンズ（イギリス、スカイプロサイクリング）やビセンテ・レイネス（ベルギー、ロット・ベリソル） photo:http://vueltamallorca.comUCIカテゴリー1のワンデーレースが連続して行われることが特徴のチャレンジ・マヨルカ。2月5日に開催された第3戦トロフェオ・デイアは、マヨルカ島北部の山岳地帯を舞台とした難関コースがその舞台だ。アレクサンドル・コロブネフ（ロシア、カチューシャ）率いる10名の逃げグループ photo:http://vueltamallorca.comマヨルカ島北部にコの字を描くように敷かれたコースの走行距離は152.9kmと短いが、その中にはカテゴリー3級と2級が2つずつと、ゴール前30km地点からは1級山岳マジョール峠が用意される。この日は山岳コースを平均速度37km以上で駆け抜けるハイスピードな展開となった。
桜咲くマヨルカ島北部を走る逃げグループ photo:http://vueltamallorca.com先ず序盤に逃げを決めたのは、エンリケ・サンズ（スペイン、モビスターチーム）やアレクサンドル・コロブネフ（ロシア、カチューシャ）、ブラム・タンキンク（オランダ、ブランコプロサイクリング）、ウェズリー・サルツバージャー（オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ）ら実力者を含む10名。強力なエスケープグループは山岳地帯を快調に飛ばして行くと、最大タイム差はスタートから80km地点で4分30秒をマーク。
しかしリゴベルト・ウラン（コロンビア）やブラドレー・ウィギンズ（イギリス）を擁するスカイプロサイクリング勢がペースを上げたことで、逃げグループとの差は縮小の一途をたどった。
そして105km地点の2級山岳ソレル峠では、ウィギンズのアタックをきっかけに4名の追走グループが形成される。
ここに入ったのはバルベルデと、チームメイトのルイ・コスタ（ポルトガル、モビスターチーム）、ロバート・ヘーシンク（オランダ、ブランコプロサイクリング）、セルジオルイス・エナオモントーヤ（コロンビア、スカイプロサイクリング）。
1級山岳マジョール峠のつづら折れを上るメイン集団 photo:http://vueltamallorca.comセルジオルイス・エナオモントーヤ（コロンビア、スカイプロサイクリング）を下したアレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスターチーム） photo:Cor.Vos4名は1級マジョール峠でこれまで逃げていた選手を全てパスし先頭に立つと、後続の追い上げを振り払ってゴールへと到達した。今シーズン初勝利を挙げたアレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスターチーム） photo:http://vueltamallorca.com最後はモントーヤとバルベルデによる一騎打ちのスプリントとなり、ゴールライン寸前のコーナーでイン側を取ったバルベルデが先着した。その後ろはメイン集団から1人抜けだしたベン・スイフト（イギリス、スカイプロサイクリング）が入った。「昨年は良い形でオフシーズンに入り、今日は僕が強いと分かっていた。後半4人になった時、僕とルイはモントーヤを脱落させようとアタックを繰り返した。けれど彼は強くて反応も素早い。だからスプリントまで勝負を待つことにしたんだ」と語るバルベルデは今季初優勝。
「4人の逃げとなってからルイは凄い働きを見せてくれた。そのおかげで勝利できたんだ。こんな早い時期に勝利できるのはいい事だね。勝利することで僕はもちろん、チーム全体の意識が高まるんだ」とエースとしての言葉を付け加えたバルベルデ。モビスターチームとしてもこの勝利が今シーズン初勝利となった。
レース展開はチャレンジ・マヨルカ公式サイト、選手コメントはモビスターチーム公式サイトより。
トロフェオ・デイア2013結果
1位 アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスターチーム） 4h04′57″
2位 セルジオルイス・エナオモントーヤ（コロンビア、スカイプロサイクリング）
3位 ロバート・ヘーシンク（オランダ、ブランコプロサイクリング）
4位 ルイ・コスタ（ポルトガル、モビスターチーム）
5位 ベン・スイフト（イギリス、スカイプロサイクリング） ＋51″
6位 プリジミスラウ・ニエミエツ（ポーランド、ランプレ・メリダ）
7位 バルト・デクレルク（ベルギー、ロット・ベリソル）
8位 トニ・マルティン（ドイツ、オメガファーマ・クイックステップ） ＋01′13″
9位 ピーター・ウェーニング（オランダ、オリカ・グリーンエッジ） ＋01′15″
10位 イアン・ビビィ（イギリス、マディソン・ジェネシス）
text:So.Isobe
photo:http://vueltamallorca.com
