2021/11/19(金) - 12:19
オルターロック第2世代を掘り下げる特集の第3弾は、開発者の照山聖岳さんとワイズロード大元英俊さんによるクロストークをお届けしよう。いちサイクリスト、ショップスタッフから見るオルターロックとは。
照山聖岳 自らもサイクリストであり、サイクリストの要望を理解してくれるオルターロックの開発者。デバイス等の開発状況の記事を公式ページに掲載したり、SNSでの動向をフォローするなどコミュニケーションを大切にしているエンジニア。
大元英俊 ワイズロード東大和店のスタッフ。同店に勤務する前は旧新宿カスタム館に勤めており、スポーツバイクのディープなところ、ニッチなパーツまで知り尽くしている。店舗ブログでは知見を活かした鋭い目利きによる題材を取り上げていることで人気だ。
大元:まずは自転車を取り巻く様々な製品、例えば電動変速機やローラー台がハイテク化していく中で、その流れに乗るように自転車用の鍵をハイテク化したオルターロックは非常に魅力的に映りました。
スポーツサイクリングはグループで走る楽しさもありますが、ソロもまた同じ様に楽しいですよね。でも、一人の場合だと自転車をおいて景色の良いところまで歩いていく、なんて時に自転車から目を離すのは不安が大きいです。私のように1人で走ることの多いサイクリストにとっては、このようなプロダクトは頼もしい存在だと思います。
照山:実は市場調査をした時に、ソロで走る方は85%もいるって判明しました。一人で練習として走っているから、自宅を出発してからトレーニングを終え帰宅するまでどこにも寄らないという方もいらっしゃいますが、夏場はコンビニでドリンクの購入が必要になるでしょうし、そういった時に一瞬の隙は生まれてしまいます。
大元:100km先、200km先まで足を伸ばしたのに、自転車が盗まれる不安があるからと寄りたい場所を素通りするのはもったいないな、と思います。せっかく訪れた場所の景色や食事も楽しんでもらいたいです。
照山:ただ、オルターロックは実際に使ってみないとその安心感は感じにくいというのはわかります。第1世代がデビューしてから2年ほど経過していますが、使っていただいているユーザーさんから「安心感がある」という声は頂いています。
大元:みなさんの心のなかで鍵として機能しているわけですね。
照山:もちろんオルターロックがあれば物理的な鍵は必要ない、とはなり得ません。ただ現状の鍵の場合はロックしていても切られていることを知ることはできず、自転車の前に来るまで状態がわかりません。オルターロックを併用していれば、何か異変があれば外でアラームが鳴っていることに気がつけるし、スマホに通知が来るというのは、既存の鍵とは違う安心感を得られると思います。
大元:実際に使ってみても、お店の中に入る時に安心感が違います。「自転車が盗まれてないかな」と思うだけで心労が溜まっていきますから、それがないのは快適です。
大元:あります。毎月のように誰かが盗まれたという話を聞きますね。新車を購入しに来たお客さんが「駐輪場に置いておいたら盗まれちゃいました」というのも珍しくありません。
照山:ショップの前に駐輪していた時にロックを切られかけて、オルターロックのアラームで犯人が逃げていったという実際のケースもユーザーから届いています。調査で3年以上ロードバイクに乗っているサイクリストの4人に1人が盗難された経験があると判明しています。盗られていない方が幸せな状態です。
大元:実際に私も盗まれたことあります。中学生の頃にクロスバイクを公民館に置いて試験勉強していて、出てきたら無くなっていました。それからは勉強そっちのけで自転車を探すことになりました。それに自転車を外に置いておいたら、DURA-ACEホイールの前輪だけ無くなっているとか。その時の悔しさは今でも忘れられないですよ。
CW編集部:悲しい経験をお持ちだったんですね。クロスバイクが盗まれた時にオルターロックがあれば…という感じですね。
大元:自転車が盗まれた時、誰しもが「どこに行ったんだよ!」と思うじゃないですか。GPSで位置情報を捕捉して、スマホが「ココだよ」と教えてくれるのは夢のようなアイテムですよ。自分の自転車がどこか、さらに「あの辺りにある!」ってわかるのは、安心具合がだいぶ違いますよね。万が一盗まれても見つかるかもしれないというのは前向きになれると思います。
照山:位置情報の確度は100%ではありませんが、そもそもGPSの衛星をキャッチしないと情報を得られません。そのGPSが位置を測位するのが苦手なシチュエーションもあるため、第2世代からはWi-Fiを搭載しました。コンビニなどのフリーWi-Fiを捕捉すれば100%位置情報がわかりますし、自宅にあるWi-FiルーターでもGoogleが位置情報を持っていたりするので、室内に持ち込まれても位置情報を辿れるという可能性があります。
大元:GPS機器と聞くと電力消費が激しいイメージがあるのですが、オルターロックに関しては特定の条件下でGPSが機能する点は素晴らしいと思いますね。充電も月に1回程度なので気にかけるほどでもないです。アプリを見るとバッテリー残量も把握しやすいのが素晴らしいですよね。
大元:自分の自転車の基本仕様からこだわり情報などを自由に書き込めるようになっているので、盗難された時の車体の情報を伝えやすいなと思います。自転車は消耗品などを定期的に交換するものですが、パーツを交換するたびに写真を撮るわけではないですし、覚えていないこともありますし、パーツ情報を入力しておく仕組みは素晴らしいです。
照山:自分でもバーテープを替える時に「前回替えたのはいつだっけ」と確認する時に使っています。ある程度使っていたら新しいパーツを買う口実を自分の中で作れるんですよ(笑)。
大元:自転車に乗り慣れている人は、タイヤの摩耗や劣化具合を目視や感覚などでわかりますが、ビギナーではわからないです。メンテナンス記録をつけておくことで、定期的にパーツ交換を行う目安にできると思います。特にショップスタッフからのアドバイスを受けた後に、交換タイミングに気がつくきっかけになるかと。
照山:実は今メンテナンスのリマインダー機能を開発していまして、ストラバと連携することでアップロードされたデータを元に走行距離などを判断して、任意のパーツのメンテナンス時期になると通知で知らせてくれるようになるようになります。DI2のバッテリー充電などもオルターロックのアプリで通知してくれるので、出先でのトラブルを少なくできるはずです。
CW編集部:メイン機能ではない周辺機能を充実させる理由はあるのでしょうか。
照山:盗難防止の観点から言えばコンビニに寄る時などでも忘れずにロックしてもらいたく、アプリを立ち上げて見る習慣をつけてもらいたいというのが一つあります。よく使う機能を少しずつ充実させたいという想いでアップデートを続けています。
大元:管理するだけのアプリだと、スマホのトップページには置かないと思うんですね。フォルダの奥の方に行ってしまう。ただこのアプリは、自転車情報サイトへのアクセスも集約していて、毎日チェックする理由になるかなと思います。情報収集しやすいので、マニアの方ならたまらないですよ。
照山:情報サイトを見る習慣が無い方がこれがきっかけとなり、スポーツ自転車について色々知っていけば、サイクリング趣味もさらに楽しくなるのかなと考えています。オルターロック全体でサイクリングを楽しめるようなものにしていきたいですね。
大元:デバイス自体はフレームと一体となるスマートな形状で全く気になりません。今回はエアロの解析も行われたということで、説明どおりにダウンチューブにつけてみたら、見た目もスマートに取り付けられていると感じます。完全に隠されていないという点も、犯人がもしオルターロックを知っていれば、手を伸ばすことが無くなり、抑止力が働くのではないでしょうか。
照山:この点の意見はユーザーさんの達の中でも割れている部分です。4割は「もっと目立たせて欲しい」、6割は「隠して欲しい」という要望があるんです。今後どうなっていくかは検討中です。
CW編集部:オルターロックを知っている犯人であれば、デバイスを外されそうな気がしますが、どのような対策を行っていますか。
照山:外そうとすると、その動きでオルターロックが異変を検知するので、犯行を知ることができるのが一つ。オプションで特殊ボルトと脱着に必要な特殊工具のセット販売を第2世代から開始していますし、第1世代から店舗さんにはよりセキュリティの高い専用工具を置いてもらい、希望するユーザーには該当する店舗で取り付けてもらうということを行っています。
大元:ワイズロードでは購入していただいた方には盗難防止ボルトをサービスしています。
CW編集部:重量や充電ポートなども気にされる方はいるかと思います。
大元:重量についても影響しない程度ですし、もし気になるようであっても他のパーツでやりようはあるかと思います。充電ケーブルの規格についてですが、Micro USBは結構壊れるんですよね。ライトでもその部分が壊れてしまい、充電ができなくなってしまったというお客様がいらっしゃることもあります。
照山:Micro USBのポート自体が世界中で何十億個と生産されているので、クオリティの差は結構あるみたいですよ。Type-Cはコネクタ自体の頑丈さが違うので、差し込んだ時にグラグラしないとかメリットは大きいです。
大元:私はスマートフォンの充電ケーブルと兼用できるのは嬉しいです。
CW編集部:ショップスタッフの目線からどのような方におすすめできると考えますか
大元:自分のロードバイクが好きな人ですね。片時も自分の自転車から離れたくないという皆さんに付けてほしいです。何年乗っているとか関係なく、今日からロードバイクが好きになったという方でも今すぐ装着してもらいたいと思います。ビギナーサイクリストの方がベテランより休憩回数も時間も多いと思いますし、オルターロックの魅力を感じられるんじゃないですか。
月額料金に関しても、昨今のサブスク事情を考えると決して高くないです。年間一括であれば月あたり330円ですし、それで外に行った時の安心が買えるのであればむしろ安いと感じます。
先程も言いましたが、自転車を盗まれた時の悔しさは忘れられないです。そういう思いは皆さんにしてもらいたくないので、導入を強くお勧めしたいです。
※オルターロック第2世代は8月までに予約した分は11月26日頃、9月以降の予約分は12月2日頃より出荷開始予定
開発者×ショップスタッフ クロストーク
登場人物
照山聖岳 自らもサイクリストであり、サイクリストの要望を理解してくれるオルターロックの開発者。デバイス等の開発状況の記事を公式ページに掲載したり、SNSでの動向をフォローするなどコミュニケーションを大切にしているエンジニア。
大元英俊 ワイズロード東大和店のスタッフ。同店に勤務する前は旧新宿カスタム館に勤めており、スポーツバイクのディープなところ、ニッチなパーツまで知り尽くしている。店舗ブログでは知見を活かした鋭い目利きによる題材を取り上げていることで人気だ。
「せっかく足を伸ばしたのだから、観光や食事を楽しまないのはもったいない」大元
CW編集部:今回の取材にあたり、大元さんには予めオルターロックを使っていただいていますが、いちサイクリスト目線から見たオルターロックに、どのような感想をもちましたか。大元:まずは自転車を取り巻く様々な製品、例えば電動変速機やローラー台がハイテク化していく中で、その流れに乗るように自転車用の鍵をハイテク化したオルターロックは非常に魅力的に映りました。
スポーツサイクリングはグループで走る楽しさもありますが、ソロもまた同じ様に楽しいですよね。でも、一人の場合だと自転車をおいて景色の良いところまで歩いていく、なんて時に自転車から目を離すのは不安が大きいです。私のように1人で走ることの多いサイクリストにとっては、このようなプロダクトは頼もしい存在だと思います。
照山:実は市場調査をした時に、ソロで走る方は85%もいるって判明しました。一人で練習として走っているから、自宅を出発してからトレーニングを終え帰宅するまでどこにも寄らないという方もいらっしゃいますが、夏場はコンビニでドリンクの購入が必要になるでしょうし、そういった時に一瞬の隙は生まれてしまいます。
大元:100km先、200km先まで足を伸ばしたのに、自転車が盗まれる不安があるからと寄りたい場所を素通りするのはもったいないな、と思います。せっかく訪れた場所の景色や食事も楽しんでもらいたいです。
照山:ただ、オルターロックは実際に使ってみないとその安心感は感じにくいというのはわかります。第1世代がデビューしてから2年ほど経過していますが、使っていただいているユーザーさんから「安心感がある」という声は頂いています。
大元:みなさんの心のなかで鍵として機能しているわけですね。
照山:もちろんオルターロックがあれば物理的な鍵は必要ない、とはなり得ません。ただ現状の鍵の場合はロックしていても切られていることを知ることはできず、自転車の前に来るまで状態がわかりません。オルターロックを併用していれば、何か異変があれば外でアラームが鳴っていることに気がつけるし、スマホに通知が来るというのは、既存の鍵とは違う安心感を得られると思います。
大元:実際に使ってみても、お店の中に入る時に安心感が違います。「自転車が盗まれてないかな」と思うだけで心労が溜まっていきますから、それがないのは快適です。
「実は盗まれたことがある。今でも悔しさを感じる」大元
CW編集部:自転車の盗難は被害に合ったことがなければ、盗難被害をイメージしにくいのかなと思います。ショップで働いているとそういう声を聞くことは多いですか。大元:あります。毎月のように誰かが盗まれたという話を聞きますね。新車を購入しに来たお客さんが「駐輪場に置いておいたら盗まれちゃいました」というのも珍しくありません。
照山:ショップの前に駐輪していた時にロックを切られかけて、オルターロックのアラームで犯人が逃げていったという実際のケースもユーザーから届いています。調査で3年以上ロードバイクに乗っているサイクリストの4人に1人が盗難された経験があると判明しています。盗られていない方が幸せな状態です。
大元:実際に私も盗まれたことあります。中学生の頃にクロスバイクを公民館に置いて試験勉強していて、出てきたら無くなっていました。それからは勉強そっちのけで自転車を探すことになりました。それに自転車を外に置いておいたら、DURA-ACEホイールの前輪だけ無くなっているとか。その時の悔しさは今でも忘れられないですよ。
CW編集部:悲しい経験をお持ちだったんですね。クロスバイクが盗まれた時にオルターロックがあれば…という感じですね。
大元:自転車が盗まれた時、誰しもが「どこに行ったんだよ!」と思うじゃないですか。GPSで位置情報を捕捉して、スマホが「ココだよ」と教えてくれるのは夢のようなアイテムですよ。自分の自転車がどこか、さらに「あの辺りにある!」ってわかるのは、安心具合がだいぶ違いますよね。万が一盗まれても見つかるかもしれないというのは前向きになれると思います。
照山:位置情報の確度は100%ではありませんが、そもそもGPSの衛星をキャッチしないと情報を得られません。そのGPSが位置を測位するのが苦手なシチュエーションもあるため、第2世代からはWi-Fiを搭載しました。コンビニなどのフリーWi-Fiを捕捉すれば100%位置情報がわかりますし、自宅にあるWi-FiルーターでもGoogleが位置情報を持っていたりするので、室内に持ち込まれても位置情報を辿れるという可能性があります。
大元:GPS機器と聞くと電力消費が激しいイメージがあるのですが、オルターロックに関しては特定の条件下でGPSが機能する点は素晴らしいと思いますね。充電も月に1回程度なので気にかけるほどでもないです。アプリを見るとバッテリー残量も把握しやすいのが素晴らしいですよね。
「メンテナンスの履歴やニュースサイトのまとめが使いやすいアプリ」大元
CW編集部:アプリの話が出たので、そちらに移りたいと思うのですが、アプリに関して印象に残っている部分はありますか。大元:自分の自転車の基本仕様からこだわり情報などを自由に書き込めるようになっているので、盗難された時の車体の情報を伝えやすいなと思います。自転車は消耗品などを定期的に交換するものですが、パーツを交換するたびに写真を撮るわけではないですし、覚えていないこともありますし、パーツ情報を入力しておく仕組みは素晴らしいです。
照山:自分でもバーテープを替える時に「前回替えたのはいつだっけ」と確認する時に使っています。ある程度使っていたら新しいパーツを買う口実を自分の中で作れるんですよ(笑)。
大元:自転車に乗り慣れている人は、タイヤの摩耗や劣化具合を目視や感覚などでわかりますが、ビギナーではわからないです。メンテナンス記録をつけておくことで、定期的にパーツ交換を行う目安にできると思います。特にショップスタッフからのアドバイスを受けた後に、交換タイミングに気がつくきっかけになるかと。
照山:実は今メンテナンスのリマインダー機能を開発していまして、ストラバと連携することでアップロードされたデータを元に走行距離などを判断して、任意のパーツのメンテナンス時期になると通知で知らせてくれるようになるようになります。DI2のバッテリー充電などもオルターロックのアプリで通知してくれるので、出先でのトラブルを少なくできるはずです。
CW編集部:メイン機能ではない周辺機能を充実させる理由はあるのでしょうか。
照山:盗難防止の観点から言えばコンビニに寄る時などでも忘れずにロックしてもらいたく、アプリを立ち上げて見る習慣をつけてもらいたいというのが一つあります。よく使う機能を少しずつ充実させたいという想いでアップデートを続けています。
大元:管理するだけのアプリだと、スマホのトップページには置かないと思うんですね。フォルダの奥の方に行ってしまう。ただこのアプリは、自転車情報サイトへのアクセスも集約していて、毎日チェックする理由になるかなと思います。情報収集しやすいので、マニアの方ならたまらないですよ。
照山:情報サイトを見る習慣が無い方がこれがきっかけとなり、スポーツ自転車について色々知っていけば、サイクリング趣味もさらに楽しくなるのかなと考えています。オルターロック全体でサイクリングを楽しめるようなものにしていきたいですね。
「デバイスがもっと目立てば抑止力になるのではないか」大元
CW編集部:第2世代はハードウェアの進化も著しいです。ハード面で気になることはありましたか。大元:デバイス自体はフレームと一体となるスマートな形状で全く気になりません。今回はエアロの解析も行われたということで、説明どおりにダウンチューブにつけてみたら、見た目もスマートに取り付けられていると感じます。完全に隠されていないという点も、犯人がもしオルターロックを知っていれば、手を伸ばすことが無くなり、抑止力が働くのではないでしょうか。
照山:この点の意見はユーザーさんの達の中でも割れている部分です。4割は「もっと目立たせて欲しい」、6割は「隠して欲しい」という要望があるんです。今後どうなっていくかは検討中です。
CW編集部:オルターロックを知っている犯人であれば、デバイスを外されそうな気がしますが、どのような対策を行っていますか。
照山:外そうとすると、その動きでオルターロックが異変を検知するので、犯行を知ることができるのが一つ。オプションで特殊ボルトと脱着に必要な特殊工具のセット販売を第2世代から開始していますし、第1世代から店舗さんにはよりセキュリティの高い専用工具を置いてもらい、希望するユーザーには該当する店舗で取り付けてもらうということを行っています。
大元:ワイズロードでは購入していただいた方には盗難防止ボルトをサービスしています。
CW編集部:重量や充電ポートなども気にされる方はいるかと思います。
大元:重量についても影響しない程度ですし、もし気になるようであっても他のパーツでやりようはあるかと思います。充電ケーブルの規格についてですが、Micro USBは結構壊れるんですよね。ライトでもその部分が壊れてしまい、充電ができなくなってしまったというお客様がいらっしゃることもあります。
照山:Micro USBのポート自体が世界中で何十億個と生産されているので、クオリティの差は結構あるみたいですよ。Type-Cはコネクタ自体の頑丈さが違うので、差し込んだ時にグラグラしないとかメリットは大きいです。
大元:私はスマートフォンの充電ケーブルと兼用できるのは嬉しいです。
CW編集部:ショップスタッフの目線からどのような方におすすめできると考えますか
大元:自分のロードバイクが好きな人ですね。片時も自分の自転車から離れたくないという皆さんに付けてほしいです。何年乗っているとか関係なく、今日からロードバイクが好きになったという方でも今すぐ装着してもらいたいと思います。ビギナーサイクリストの方がベテランより休憩回数も時間も多いと思いますし、オルターロックの魅力を感じられるんじゃないですか。
月額料金に関しても、昨今のサブスク事情を考えると決して高くないです。年間一括であれば月あたり330円ですし、それで外に行った時の安心が買えるのであればむしろ安いと感じます。
先程も言いましたが、自転車を盗まれた時の悔しさは忘れられないです。そういう思いは皆さんにしてもらいたくないので、導入を強くお勧めしたいです。
※オルターロック第2世代は8月までに予約した分は11月26日頃、9月以降の予約分は12月2日頃より出荷開始予定
提供:オルターロック 制作:シクロワイアード編集部