2018/10/22(月) - 11:58
本章ではTOPSTONEのインプレッションを紹介しよう。本場アメリカのグラベルレースを走ることで見えた、リーズナブルさだけじゃないTOPSTONEの魅力、そして日本での使い勝手の良し悪しとは?
東京から12時間掛けてワシントン州のダレス国際空港へ、そこからバーモント州の空の玄関バーリントン国際空港まで1時間。さらにレンタカーに乗り換えて2時間ほど。およそ1日弱を掛けて到着したグラベルレースイベント「バーモント・オーバーランド」の会場は、「ここはカナダ?」と思うほど、メープルツリーが立ち並ぶ広大な広葉樹林のただ中にあった。
設営に追われるキャノンデールの首脳陣と慌ただしく挨拶を済ませ、昨年の野辺山シクロクロスでSLATEツアーを開催したティム(ジョンソン)との久々の再会を喜び、メカニックからはこれから1日半を共に過ごすAPEX組のTOPSTONEを受け取る。日本から来た私を気遣ってくれたメカニックがブレーキを右前に組み替え、出荷段階ではチューブが組み込まれているタイヤをチューブレス仕様にしてくれていた。なんともありがたいことだ。
今回私が参加したグラベルレース「バーモント・オーバーランド」は、緑豊かなバーモント州中部に位置する、数千エーカーにおよぶ森林地帯を駆け巡るイベントだ。ニューヨーク周辺からアクセスしやすいことも手伝って、毎年700名以上のエントラントを集めるというから、グラベルレースの文化が無い日本の感覚からすると大変驚かされる。会場でNY在住の日本人の参加者を見つけ、その方々と話すことができたのは新鮮な感覚だった。
この日はティムと、元プロロード選手にして、320kmを走破する全米最大規模のグラベルレース「ダーティー・カンザ」の優勝者テッド・キング、そしてアメリカMTB界のリビングレジェンド、ティンカー・ウォレスによる下見ライド+走り方講習会が開催され、100名以上もの老若男女が参加していた。その全員を暖かい眼差しで見守り、惜しげも無くアドバイスを贈るティムは、もちろんTOPSTONEの開発にも関わった一人。
元トップレーサーでありながら、誰よりもファンとの距離を近く保っていた彼が携わったグラベルバイクだけに、翌日の本番で走らせる期待は膨らむばかり。この日は下りを攻めたりすることはなかったが、少し乗っただけでもバイクからは上々のフィーリングを感じ取ることができた。初めてのグラベルレース参戦への興奮と取材疲れと、そして時差ぼけがごちゃ混ぜになったまま、早々に床に就いた。
明くる朝、夜露に濡れた会場は、早朝から参加者たちの熱気に包まれていた。いそいそと機材の準備を進める人々の隣では焚き火とコーヒーの香りが立ち上がり、地元のコーヒーショップや5ドルのベーコンエッグサンドを出すフードトラックには長い列ができる。決して大規模なイベントではないけれど、手作りで暖かく、参加者が皆スタートを心待ちにしているのが伝わってきた。日本で言えば、その雰囲気は野辺山シクロクロスの朝に近かったかもしれない。国歌斉唱に拍手喝采が巻き起こったあと、700名が一斉にスタートを切った。
今回参加したバーモント・オーバーランドは、70kmという距離だけ見ればイージーに思うかもしれない。しかし問題は70kmしか走らないのに獲得標高が1750mで、そのほとんどが未舗装路ということだ。しかも出発直前まで「グラインデューロ」のような、決められた区間だけタイム計測するファンイベントかと思っていたら、実のところ結構ガチンコなレースだったというオチつき。実際、スタート直後にある最初の登坂区間もかなりのハイペースで突き進む。チューブレスにしてくれた足回りの軽量化が効きそうだ……。
さて、TOPSTONEだ。走り出してすぐに気づくことは、とにかくハンドリングが安定している点。耐久性も考慮したアルミフレームと、決して軽くないホイールの組み合わせだけに正直走りの軽さは感じないが、予期せぬ凹みに突っ込んでも慌てない直進安定性の良さが光る。実を言うと身長176cmの筆者にはMサイズのリーチ量が長くコントロールが難しかったものの、ある程度バイク任せでも全く問題は感じなかった。
後編のインタビューでも語られたことが、ここ一帯のグラベルロードの特徴は、細かく目の詰まった硬い砂利敷きということだ。試しに後輪を滑らせてみても、路面ではなくタイヤの方が削られるのでは?と思うほどなので、とにかくパワーが必要でスピードが乗る。登りだけなら28cタイヤ装備のロードバイクが最速だが、下りでいい気になっていると、ふとルーズな路面や工事現場のような石敷き、あるいは大きな凹凸が待ち受けているから気が抜けない。50〜60km/h、場合によっては70km/h近くまで上がる、日本ではまず体験できないハイスピードグラベルは相当エキサイティングで、その楽しさを表す言葉はなかなか見つからない。
そして、TOPSTONEをTOPSTONEたらしめるドロッパーポストは、そんなダウンヒル中に最も効果を生むものだった。少なくとも50km/hは出ている緩い下りコーナーの道幅めいっぱいを使ってクリアするとき、手元にあるレバーでサドルを下げて、重心を低く構え路面のグリップと対峙する。「懐の中でコントロールしてる感じ」は当然サドルを下げる前とは段違いで、ズルッとやった時の足つきも良い。身体を自由に動かすために存在する、MTBのドロッパーポストとは違う意味合いを持つように感じる。
このバーモント・オーバーランドで驚いたのは、とにかくキャノンデールユーザーが多かったこと。本社から近いエリアということもあるだろうけれど、少なくとも全体の3割はキャノンデール。シクロクロスのSUPERXが大多数で、SLATEがその次。タイヤは37〜42cあたりが主流だろうか?SYNAPSEに25cを履かせた猛者も一人見かけたが、MTBがそれと同じくらい皆無という事実に、グラベル”ロード”カルチャーの成熟ぶりを伺い知る。
それだけに、私が乗るエレクトリックブルーのTOPSTONEは参加者の目に刺激的だったようだ。「それ試乗車?さっき会場で見たけど良さそうだね」「乗り味はどう?」「えっ、わざわざ日本から来たのか!」「やっぱり日本のラーメンは美味いのか?」などなど。走りながら話を聞くと普段ロードバイクを楽しむという方も多く、シクロクロスほどテクニックがなくても楽しむことができ、かつその土地を巡る旅要素も味わえるから好きという意見が多かった。
いつ終わるとも知れないアップダウンの間に平坦は一切無く、日本のようなつづら折れなど無い直登はところどころ15%にも達する。合計7箇所組み込まれた「パヴェ」と呼ばれる難関区間(とは言ってもシクロクロスやMTBに乗り慣れていれば問題ないレベル)は楽しめたが、それ以外の「普通の」グラベルでは疲れから集中力は切れ気味に。それでもTOPSTONEの安定感ある走りに助けられ、出発から3時間40分後、だいたい半分よりも前くらいの位置で無事フィニッシュラインを切ることができたのだった。
筆者はSUPERXを所有し、何度もSLATEでライドを楽しんだ経験があるが、安定感あるTOPSTONEの走りはそのどちらとも趣が異なる。例えばシクロクロス用のSUPERXは細かい切り返しからの立ち上がりの軽さが信条で、倒し込みのタイミングが早い。一方スリックタイヤを装備するオリジナルのSLATEは30mmトラベルのサスペンションとクイックなハンドリングゆえ低速域での走破性は素晴らしい反面、滑りやすいコーナーではかなりナーバスになる。3車種ともドロップハンドルのオフロードバイクだが、これほどキャラクターが異なるのは何ともキャノンデールらしい。そして、超高速でグラベルを下る、あるいは長距離走行で疲れてきた時に乗り手を助けてくれるという意味では安定性のあるTOPSTONEが一番だ。
「でもそんなこと言ったって、日本にはそんな場所ないよ」という意見もあるだろう。確かに都心部の長距離グラベルといえば河川敷くらいで、今回走ったようなフラットダートは日本では見たことがない。しかし42cタイヤと前40T/後11-42Tというギアを備えたTOPSTONEの走破性は実際素晴らしく、関東近郊で言えば大弛峠や中津川林道、栗原川林道、あるいは房総半島の林道など、おおよその未舗装山岳林道はキャパシティ内に収めることができるはず。
アルミフレームだけにカーボンより気を使わずに済むし、釣りやキャンプ用品、あるいはコーヒーセットを詰め込んだバイクパッキング仕様にカスタムすれば、最高の旅の相棒になってくれるはず。SLATEにはラックやフェンダー、エクストラボトルケージマウントが装備されていないため、拡張性という意味でもTOPSTONEに軍配が上がる。
安定感を高めたぶん反応の重さは否めないが、その大部分はホイール交換で払拭できるはずで、実際にティムのTOPSTONEはマヴィックのALLROADに換装されていた。価格がそう高くないぶん足回りの軽量化に投資して、舗装路や登りでの軽快感を高めるのは賢い策と言えるだろう。
ただし気をつけたいのがサイズ選びで、50mm上下するシートポストを踏まえなくてはいけない。従来のキャノンデールとは異なりXS、S、M、L、XLという5種類展開なので、信頼できるプロショップで相談することを忘れずに。参考までに身長176cmの筆者はMではリーチとサドル突き出し量が足らず、Sサイズでシートポストを出し、長いステムを組み合わせて乗るのが良いと感じた。
本場のグラベルカルチャーの中で生まれたTOPSTONEは、「分かってる」キャノンデールが作った真のグラベルロードバイクだ。レフティでも650Bホイールでもない端正なアルミバイクを、ビギナー用と侮るなかれ。オンオフ問わず、乗れば乗るだけもっと乗りたくなる、もっと遊びに出かけたくなる仕立ての良さがそこには隠れていた。
距離70km/獲得1750m:バーモント・オーバーランド
東京から12時間掛けてワシントン州のダレス国際空港へ、そこからバーモント州の空の玄関バーリントン国際空港まで1時間。さらにレンタカーに乗り換えて2時間ほど。およそ1日弱を掛けて到着したグラベルレースイベント「バーモント・オーバーランド」の会場は、「ここはカナダ?」と思うほど、メープルツリーが立ち並ぶ広大な広葉樹林のただ中にあった。
設営に追われるキャノンデールの首脳陣と慌ただしく挨拶を済ませ、昨年の野辺山シクロクロスでSLATEツアーを開催したティム(ジョンソン)との久々の再会を喜び、メカニックからはこれから1日半を共に過ごすAPEX組のTOPSTONEを受け取る。日本から来た私を気遣ってくれたメカニックがブレーキを右前に組み替え、出荷段階ではチューブが組み込まれているタイヤをチューブレス仕様にしてくれていた。なんともありがたいことだ。
今回私が参加したグラベルレース「バーモント・オーバーランド」は、緑豊かなバーモント州中部に位置する、数千エーカーにおよぶ森林地帯を駆け巡るイベントだ。ニューヨーク周辺からアクセスしやすいことも手伝って、毎年700名以上のエントラントを集めるというから、グラベルレースの文化が無い日本の感覚からすると大変驚かされる。会場でNY在住の日本人の参加者を見つけ、その方々と話すことができたのは新鮮な感覚だった。
この日はティムと、元プロロード選手にして、320kmを走破する全米最大規模のグラベルレース「ダーティー・カンザ」の優勝者テッド・キング、そしてアメリカMTB界のリビングレジェンド、ティンカー・ウォレスによる下見ライド+走り方講習会が開催され、100名以上もの老若男女が参加していた。その全員を暖かい眼差しで見守り、惜しげも無くアドバイスを贈るティムは、もちろんTOPSTONEの開発にも関わった一人。
元トップレーサーでありながら、誰よりもファンとの距離を近く保っていた彼が携わったグラベルバイクだけに、翌日の本番で走らせる期待は膨らむばかり。この日は下りを攻めたりすることはなかったが、少し乗っただけでもバイクからは上々のフィーリングを感じ取ることができた。初めてのグラベルレース参戦への興奮と取材疲れと、そして時差ぼけがごちゃ混ぜになったまま、早々に床に就いた。
明くる朝、夜露に濡れた会場は、早朝から参加者たちの熱気に包まれていた。いそいそと機材の準備を進める人々の隣では焚き火とコーヒーの香りが立ち上がり、地元のコーヒーショップや5ドルのベーコンエッグサンドを出すフードトラックには長い列ができる。決して大規模なイベントではないけれど、手作りで暖かく、参加者が皆スタートを心待ちにしているのが伝わってきた。日本で言えば、その雰囲気は野辺山シクロクロスの朝に近かったかもしれない。国歌斉唱に拍手喝采が巻き起こったあと、700名が一斉にスタートを切った。
今回参加したバーモント・オーバーランドは、70kmという距離だけ見ればイージーに思うかもしれない。しかし問題は70kmしか走らないのに獲得標高が1750mで、そのほとんどが未舗装路ということだ。しかも出発直前まで「グラインデューロ」のような、決められた区間だけタイム計測するファンイベントかと思っていたら、実のところ結構ガチンコなレースだったというオチつき。実際、スタート直後にある最初の登坂区間もかなりのハイペースで突き進む。チューブレスにしてくれた足回りの軽量化が効きそうだ……。
さて、TOPSTONEだ。走り出してすぐに気づくことは、とにかくハンドリングが安定している点。耐久性も考慮したアルミフレームと、決して軽くないホイールの組み合わせだけに正直走りの軽さは感じないが、予期せぬ凹みに突っ込んでも慌てない直進安定性の良さが光る。実を言うと身長176cmの筆者にはMサイズのリーチ量が長くコントロールが難しかったものの、ある程度バイク任せでも全く問題は感じなかった。
後編のインタビューでも語られたことが、ここ一帯のグラベルロードの特徴は、細かく目の詰まった硬い砂利敷きということだ。試しに後輪を滑らせてみても、路面ではなくタイヤの方が削られるのでは?と思うほどなので、とにかくパワーが必要でスピードが乗る。登りだけなら28cタイヤ装備のロードバイクが最速だが、下りでいい気になっていると、ふとルーズな路面や工事現場のような石敷き、あるいは大きな凹凸が待ち受けているから気が抜けない。50〜60km/h、場合によっては70km/h近くまで上がる、日本ではまず体験できないハイスピードグラベルは相当エキサイティングで、その楽しさを表す言葉はなかなか見つからない。
そして、TOPSTONEをTOPSTONEたらしめるドロッパーポストは、そんなダウンヒル中に最も効果を生むものだった。少なくとも50km/hは出ている緩い下りコーナーの道幅めいっぱいを使ってクリアするとき、手元にあるレバーでサドルを下げて、重心を低く構え路面のグリップと対峙する。「懐の中でコントロールしてる感じ」は当然サドルを下げる前とは段違いで、ズルッとやった時の足つきも良い。身体を自由に動かすために存在する、MTBのドロッパーポストとは違う意味合いを持つように感じる。
このバーモント・オーバーランドで驚いたのは、とにかくキャノンデールユーザーが多かったこと。本社から近いエリアということもあるだろうけれど、少なくとも全体の3割はキャノンデール。シクロクロスのSUPERXが大多数で、SLATEがその次。タイヤは37〜42cあたりが主流だろうか?SYNAPSEに25cを履かせた猛者も一人見かけたが、MTBがそれと同じくらい皆無という事実に、グラベル”ロード”カルチャーの成熟ぶりを伺い知る。
それだけに、私が乗るエレクトリックブルーのTOPSTONEは参加者の目に刺激的だったようだ。「それ試乗車?さっき会場で見たけど良さそうだね」「乗り味はどう?」「えっ、わざわざ日本から来たのか!」「やっぱり日本のラーメンは美味いのか?」などなど。走りながら話を聞くと普段ロードバイクを楽しむという方も多く、シクロクロスほどテクニックがなくても楽しむことができ、かつその土地を巡る旅要素も味わえるから好きという意見が多かった。
いつ終わるとも知れないアップダウンの間に平坦は一切無く、日本のようなつづら折れなど無い直登はところどころ15%にも達する。合計7箇所組み込まれた「パヴェ」と呼ばれる難関区間(とは言ってもシクロクロスやMTBに乗り慣れていれば問題ないレベル)は楽しめたが、それ以外の「普通の」グラベルでは疲れから集中力は切れ気味に。それでもTOPSTONEの安定感ある走りに助けられ、出発から3時間40分後、だいたい半分よりも前くらいの位置で無事フィニッシュラインを切ることができたのだった。
筆者はSUPERXを所有し、何度もSLATEでライドを楽しんだ経験があるが、安定感あるTOPSTONEの走りはそのどちらとも趣が異なる。例えばシクロクロス用のSUPERXは細かい切り返しからの立ち上がりの軽さが信条で、倒し込みのタイミングが早い。一方スリックタイヤを装備するオリジナルのSLATEは30mmトラベルのサスペンションとクイックなハンドリングゆえ低速域での走破性は素晴らしい反面、滑りやすいコーナーではかなりナーバスになる。3車種ともドロップハンドルのオフロードバイクだが、これほどキャラクターが異なるのは何ともキャノンデールらしい。そして、超高速でグラベルを下る、あるいは長距離走行で疲れてきた時に乗り手を助けてくれるという意味では安定性のあるTOPSTONEが一番だ。
「でもそんなこと言ったって、日本にはそんな場所ないよ」という意見もあるだろう。確かに都心部の長距離グラベルといえば河川敷くらいで、今回走ったようなフラットダートは日本では見たことがない。しかし42cタイヤと前40T/後11-42Tというギアを備えたTOPSTONEの走破性は実際素晴らしく、関東近郊で言えば大弛峠や中津川林道、栗原川林道、あるいは房総半島の林道など、おおよその未舗装山岳林道はキャパシティ内に収めることができるはず。
アルミフレームだけにカーボンより気を使わずに済むし、釣りやキャンプ用品、あるいはコーヒーセットを詰め込んだバイクパッキング仕様にカスタムすれば、最高の旅の相棒になってくれるはず。SLATEにはラックやフェンダー、エクストラボトルケージマウントが装備されていないため、拡張性という意味でもTOPSTONEに軍配が上がる。
安定感を高めたぶん反応の重さは否めないが、その大部分はホイール交換で払拭できるはずで、実際にティムのTOPSTONEはマヴィックのALLROADに換装されていた。価格がそう高くないぶん足回りの軽量化に投資して、舗装路や登りでの軽快感を高めるのは賢い策と言えるだろう。
ただし気をつけたいのがサイズ選びで、50mm上下するシートポストを踏まえなくてはいけない。従来のキャノンデールとは異なりXS、S、M、L、XLという5種類展開なので、信頼できるプロショップで相談することを忘れずに。参考までに身長176cmの筆者はMではリーチとサドル突き出し量が足らず、Sサイズでシートポストを出し、長いステムを組み合わせて乗るのが良いと感じた。
本場のグラベルカルチャーの中で生まれたTOPSTONEは、「分かってる」キャノンデールが作った真のグラベルロードバイクだ。レフティでも650Bホイールでもない端正なアルミバイクを、ビギナー用と侮るなかれ。オンオフ問わず、乗れば乗るだけもっと乗りたくなる、もっと遊びに出かけたくなる仕立ての良さがそこには隠れていた。
提供:キャノンデール・ジャパン text&photo:So.Isobe