2012/10/16(火) - 08:14
今年もシクロワイアードが密着取材した、内容盛りだくさんで人気のトップツアーのホノルルセンチュリーライド参加ツアー。全体レポートに続く今回は、前日編と題して今中大介さん、絹代さんによる直前講習会、そしてプラクティスライドの模様をお届けします。
最長で100マイル(160km)を駆け抜けるホノルルセンチュリーライド。走りやすいコース設定と、ハワイならではののんびりとした空気、青い海と空、そして燦々と輝く太陽に光る白いビーチ...。ハワイと言えば誰もが思いつくようなロケーションの中を走る大人気イベントだ。
ホノルルセンチュリーライドならではのユルい雰囲気から総じてロングライドビギナーからの人気も高い事が特徴で、およそ140名を数えたツアー参加者さんも、おおよそビギナー~中級者の方々が多い。実際にこの大会で初めて100km超えにチャレンジする方もいらっしゃるし、そもそもスポーツバイク初めて!自転車持ってない!という方も、オプションで現地にてレンタサイクルを借りて参加することができるのだ。
でも、そんなビギナーさんや自転車イベント、そしてロングライドに初チャレンジする方にとって、最長160kmという未到達の距離にチャレンジするのは、コースがどこでも折り返し可能とは言ってもけっこう不安要素が大きいもの。せっかくなら、自分のまだ走ったことのない距離や、最長の100マイルを走りきりたいものですから。
トップツアーではそんな方々に向けた事前講習会を7月と8月に東京で開催している(その模様はこちらから)が、でもやっぱり大会が近づけばちょっぴり心配も募るもの。そこで大会の前日に、当日のスタート/ゴール地点であるカピオラニ公園での直前講習会が今年も開催された。
講師を務めるのは、もちろんトップツアーお決まりのゲストである今中大介さんと絹代さん。まずは今中さんより装備や携帯グッズのポイントから説明が始まった。
ロングライドの基本であるパンク対策については、予備チューブ、ポンプなどはしっかりと携帯しておくこと、そしてなるべく自分で修理できるようにしておくこと、などなど。ちなみに、どうしてもセルフリカバリー不能になってしまった場合には、トップツアー参加者ならメカニックカーが応援に駆けつける豪華サポートがあるので心配は不要なのだ。
次いで、ロングライドで効率良く走るためのペダリングや途中でのストレッチなどが説明されたのだが、非常に的確で分かりやすい説明は、世界の舞台でプロとして走り、テレビの解説をこなす今中さんならでは。そして栄養士でもある絹代さんからは、エイドで何をどう食べるか、持っていく補給食についてなどのアドバイスを受けることができた。その内容は、例え上級者でも講習を受ければためになるものばかり。参加者の方々もとても真剣に話を聞いていたのが印象的だった。
ちなみに、講習を聞いて、「補修パーツを忘れてしまった」「持っていく補給食が心配」となった方でも大丈夫。講習会場の近くには地元のバイクショップがあって、必要とあらば前もって買い足すことができる。
講習会を終えた後は、皆で足慣らしに軽く練習走行。ダイアモンドヘッドの軽い丘をこなし、カハラの高級住宅街を通る、往復約10kmほどのルートをこなした。右側通行が初めての方も多く、良い練習になったのではないだろうか。
そして一旦ホテルに戻り、午後からはプラクティスライドが開催された。毎年恒例となっているプラクティスライドは、今年も距離・難易度の異なるAコース、Bコースが用意された。レポーターの私、磯部は初・中級者向けのAコースにジョイン。
ホノルル市街地にあるホテルを出発したAコース一行は、直前講習会でも走ったダイヤモンドヘッドの海側を走りぬけ、本番のコースに沿ってハイウェイをひた走る。Aコースに同行してくれるのは、絹代さんと鶴見辰吾さん、奥様の和美さん。そしてサポート役の湘南ベルマーレの内山監督。参加者さんのレベルもいくぶんか差があってバラけてしまうが、ゲストの皆さんはそれぞれのグループに別れて終始サポートをしてくれた。
海に面した公園の駐車場での小休止を経て、本番のコースでは内陸に入るルートを海沿いに進む。なぜかと言うと、この先に現れるハナウマベイに沿った道路は、オアフ島でも随一の景観を誇るルート。本番ではこの場所を回避して名物の上り、「ハートブレイク・ヒル」を目指すため、このプラクティスライドAコースこそ、滞在中にその絶景を堪能できるチャンスなのだ。
ちょっとした丘を登りきり、カーブを曲がると現れるのは、溶岩でできた荒々しい地形と、絵の具で塗ったような濃い青とエメラルドグリーンの海という大絶景。道路は美しい海をめがけてダイナミックに下りながら、気持ちの良いカーブを繰り返していく。これには取材で同行している私も大感動して、言葉が出てこないくらい...。「息を飲む」とはこういう事を言うのか、とか、そんな事を思わされてしまった。
そして本番の第1エイドステーションとなるサンディービーチパークへと滑りこむ。ここで配られたアイスを食べたりして、ゆったりと思い思いに時間を過ごす。皆さんはお互いに記念撮影をしたりと、参加者同士すっかり仲良くなったご様子で、こうやって友達の輪が広がることもツアーの楽しみの一つだ。
さて、サンディービーチパークから走りはじめたら、今度はコースに沿って内陸を走り、元きたハイウェイに合流してホテルに戻る。本番は難所で有名なハートブレイクヒルだが、プラクティスライドでは反対側から下るため、その難易度を知ることができるのが嬉しいポイントだ。そしてペースの合う人達でグループを作ってホテルに戻り、流れ解散に。プラクティスライドは明日の練習走行がメインテーマだが、皆さんは本番では体験できない絶景コースを心から堪能したご様子だった。
最後尾の方がゴールしても、ふと時計を見ればまだ4時前。早く寝るにしてもまだまだ余裕のある時間が嬉しい。参加者の方々、そして私達も明日への英気を養いに、ホノルルの街へと繰り出した。
シクロワイアードのホノルルセンチュリーライド密着レポートまだまだ続きます。
直前講座@カピオラニ公園 フォトギャラリー(Google Picasaウェブアルバム)
プラクティスライドAコース フォトギャラリー(Google Picasaウェブアルバム)
text&photo:So.Isobe
最長で100マイル(160km)を駆け抜けるホノルルセンチュリーライド。走りやすいコース設定と、ハワイならではののんびりとした空気、青い海と空、そして燦々と輝く太陽に光る白いビーチ...。ハワイと言えば誰もが思いつくようなロケーションの中を走る大人気イベントだ。
ホノルルセンチュリーライドならではのユルい雰囲気から総じてロングライドビギナーからの人気も高い事が特徴で、およそ140名を数えたツアー参加者さんも、おおよそビギナー~中級者の方々が多い。実際にこの大会で初めて100km超えにチャレンジする方もいらっしゃるし、そもそもスポーツバイク初めて!自転車持ってない!という方も、オプションで現地にてレンタサイクルを借りて参加することができるのだ。
でも、そんなビギナーさんや自転車イベント、そしてロングライドに初チャレンジする方にとって、最長160kmという未到達の距離にチャレンジするのは、コースがどこでも折り返し可能とは言ってもけっこう不安要素が大きいもの。せっかくなら、自分のまだ走ったことのない距離や、最長の100マイルを走りきりたいものですから。
トップツアーではそんな方々に向けた事前講習会を7月と8月に東京で開催している(その模様はこちらから)が、でもやっぱり大会が近づけばちょっぴり心配も募るもの。そこで大会の前日に、当日のスタート/ゴール地点であるカピオラニ公園での直前講習会が今年も開催された。
講師を務めるのは、もちろんトップツアーお決まりのゲストである今中大介さんと絹代さん。まずは今中さんより装備や携帯グッズのポイントから説明が始まった。
ロングライドの基本であるパンク対策については、予備チューブ、ポンプなどはしっかりと携帯しておくこと、そしてなるべく自分で修理できるようにしておくこと、などなど。ちなみに、どうしてもセルフリカバリー不能になってしまった場合には、トップツアー参加者ならメカニックカーが応援に駆けつける豪華サポートがあるので心配は不要なのだ。
次いで、ロングライドで効率良く走るためのペダリングや途中でのストレッチなどが説明されたのだが、非常に的確で分かりやすい説明は、世界の舞台でプロとして走り、テレビの解説をこなす今中さんならでは。そして栄養士でもある絹代さんからは、エイドで何をどう食べるか、持っていく補給食についてなどのアドバイスを受けることができた。その内容は、例え上級者でも講習を受ければためになるものばかり。参加者の方々もとても真剣に話を聞いていたのが印象的だった。
ちなみに、講習を聞いて、「補修パーツを忘れてしまった」「持っていく補給食が心配」となった方でも大丈夫。講習会場の近くには地元のバイクショップがあって、必要とあらば前もって買い足すことができる。
講習会を終えた後は、皆で足慣らしに軽く練習走行。ダイアモンドヘッドの軽い丘をこなし、カハラの高級住宅街を通る、往復約10kmほどのルートをこなした。右側通行が初めての方も多く、良い練習になったのではないだろうか。
そして一旦ホテルに戻り、午後からはプラクティスライドが開催された。毎年恒例となっているプラクティスライドは、今年も距離・難易度の異なるAコース、Bコースが用意された。レポーターの私、磯部は初・中級者向けのAコースにジョイン。
ホノルル市街地にあるホテルを出発したAコース一行は、直前講習会でも走ったダイヤモンドヘッドの海側を走りぬけ、本番のコースに沿ってハイウェイをひた走る。Aコースに同行してくれるのは、絹代さんと鶴見辰吾さん、奥様の和美さん。そしてサポート役の湘南ベルマーレの内山監督。参加者さんのレベルもいくぶんか差があってバラけてしまうが、ゲストの皆さんはそれぞれのグループに別れて終始サポートをしてくれた。
海に面した公園の駐車場での小休止を経て、本番のコースでは内陸に入るルートを海沿いに進む。なぜかと言うと、この先に現れるハナウマベイに沿った道路は、オアフ島でも随一の景観を誇るルート。本番ではこの場所を回避して名物の上り、「ハートブレイク・ヒル」を目指すため、このプラクティスライドAコースこそ、滞在中にその絶景を堪能できるチャンスなのだ。
ちょっとした丘を登りきり、カーブを曲がると現れるのは、溶岩でできた荒々しい地形と、絵の具で塗ったような濃い青とエメラルドグリーンの海という大絶景。道路は美しい海をめがけてダイナミックに下りながら、気持ちの良いカーブを繰り返していく。これには取材で同行している私も大感動して、言葉が出てこないくらい...。「息を飲む」とはこういう事を言うのか、とか、そんな事を思わされてしまった。
そして本番の第1エイドステーションとなるサンディービーチパークへと滑りこむ。ここで配られたアイスを食べたりして、ゆったりと思い思いに時間を過ごす。皆さんはお互いに記念撮影をしたりと、参加者同士すっかり仲良くなったご様子で、こうやって友達の輪が広がることもツアーの楽しみの一つだ。
さて、サンディービーチパークから走りはじめたら、今度はコースに沿って内陸を走り、元きたハイウェイに合流してホテルに戻る。本番は難所で有名なハートブレイクヒルだが、プラクティスライドでは反対側から下るため、その難易度を知ることができるのが嬉しいポイントだ。そしてペースの合う人達でグループを作ってホテルに戻り、流れ解散に。プラクティスライドは明日の練習走行がメインテーマだが、皆さんは本番では体験できない絶景コースを心から堪能したご様子だった。
最後尾の方がゴールしても、ふと時計を見ればまだ4時前。早く寝るにしてもまだまだ余裕のある時間が嬉しい。参加者の方々、そして私達も明日への英気を養いに、ホノルルの街へと繰り出した。
シクロワイアードのホノルルセンチュリーライド密着レポートまだまだ続きます。
直前講座@カピオラニ公園 フォトギャラリー(Google Picasaウェブアルバム)
プラクティスライドAコース フォトギャラリー(Google Picasaウェブアルバム)
text&photo:So.Isobe
Amazon.co.jp