2012/03/16(金) - 10:38
人気漫画の「かもめ☆チャンス」作者の玉井雪雄先生も走ったエンデューロは、イベントやお楽しみ企画盛りだくさん。3月10日、国営武蔵丘陵森林公園に自転車仲間が集まった。
埼玉県滑川町の国営武蔵丘陵森林公園北口駐車場にたくさんの参加者が集まった。メインイベントは10時45分スタートの3時間エンデューロ。
園内サイクリングコース4kmを使ったエンデューロは女性や家族連れが多い。それもそのはず、たくさん走った人が優勝者ではなく途中で設定する規定周回数に最も近い人が優勝、というルール。そして必ず途中で豚汁とおにぎりを食べるチェックがある。優勝者の最終的な平均時速は20キロを切るくらいなので、ほどよいペースだ。シクロパビリオンのスタッフやエカーズ選手がサポートしてくれるので安全に走れる。
かもめ☆チャンス とは
仕事と子育てに忙殺される、シングルファーザーの更科二郎が、1台の高価なロードバイクとの出会いで運命を変えるサイクリング漫画。小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載中だ。
緻密な取材で臨場感あふれるタッチと展開、個性的な登場人物が魅力。最新の第13巻では、群馬サイクルスポーツセンターの6kmサーキットでの攻防がリアルに描かれている。
玉井雪雄先生が走る!
一番の目玉はかもめ☆チャンス作者の玉井雪雄先生が実際に走ること。そしてお楽しみグッズやびっくり企画も。リドレーのロードにカンパ・シャマルを履いた玉井先生、ご家族の声援を受けて周回を重ねる。フォームやペダリングも慣れたもの。週2回くらいは走っているそうだ。そして今年の大きな目標は5月の佐渡ロングライド。そのためには3時間のエンデューロは軽いもの?
優勝者には漫画への出演権が!
規定周回数は途中で出されるクイズがヒント。
「かもめは何羽?(3羽)」「日本10周した男 車坂弾吉」「俺ちゃんが1番だ」で、結局合計14周に。3時間終えて14周した人は20人以上。そこからマニアでもうなるクイズ5問、たとえば「新城幸也は2010年のツール・ド・フランスを112位で完走した。これは○それとも×?」などをクリアした人から優勝者が決まった。その優勝者にはなんと、かもめ☆チャンスの中に登場できる権利が。どういう形で登場するかは、漫画が出てのお楽しみ?
埼玉県任命の「ポタガール埼玉」
会場には「ポタガール埼玉」10人が来場。エンデューロを走り会場を盛り上げる。
埼玉県は自転車に縁の深い県なのだ。自転車保有率日本一、自転車出荷台数日本一、川沿いサイクリングロード長さ日本一で、ブリヂストンサイクルから三ヶ島製作所など多くの企業が集まる。安全で快適にサイクリングができる「じてんしゃ王国」づくりに向けて自転車と埼玉の魅力を発信する女性グループが結成された。それがポタガール埼玉だ。
これは埼玉県(県民生活部広聴広報課)が主導するもので、地方自治体が直接行うものとしては全国的に珍しいもの。そしてよく調べている!(県庁担当者の口から東叡社の名前が出たときには正直驚きました)
会場にはなんとコバトンが!
会場にはぬいぐるみが2羽。埼玉県のマスコット「コバトン」だ。2004年の埼玉国体を機に生まれたコバトンの人気は今や全国区。熱心なファンが多く、当日も50人ほどがコバトンの追っかけで会場に。もちろん選手や家族ともふれあう。「シラコバト」と「バトン」で「コバトン」の名前のとおり、みんなの熱意と真心をつなぐ存在だ。
子供たちに人気の「にゃんたぶぅ」
ファミリーエコユニットの「にゃんたぶぅ」が選手を応援、そしてオリジナル曲を披露する。和田琢磨(たくまん)さん、並木のり子(のんたん)さん、森田桂介(もりちぃ)さんの3人構成のユニットに覚えのある人も多いのでは?じつは昨年の実業団南信州松川ロードのE1スタート前に会場を盛り上げたのが、にゃんたぶぅ。子供たちに人気で、親子連れのファンと触れ合う姿も。
エンデューロの選手だけでなく、一緒に来た仲間や家族だけでも楽しめた、かもめ☆チャンス杯。「主人公の更科はこれからUCIレースなども目標にします。でも本人がたとえばツール・ド・フランスに出る、というのではなく、更科は周りの人たちに影響を与える存在なのです」と語るのは玉井先生。漫画の展開にも注目だ。
photo&text:Hideaki.TAKAGI
埼玉県滑川町の国営武蔵丘陵森林公園北口駐車場にたくさんの参加者が集まった。メインイベントは10時45分スタートの3時間エンデューロ。
園内サイクリングコース4kmを使ったエンデューロは女性や家族連れが多い。それもそのはず、たくさん走った人が優勝者ではなく途中で設定する規定周回数に最も近い人が優勝、というルール。そして必ず途中で豚汁とおにぎりを食べるチェックがある。優勝者の最終的な平均時速は20キロを切るくらいなので、ほどよいペースだ。シクロパビリオンのスタッフやエカーズ選手がサポートしてくれるので安全に走れる。
かもめ☆チャンス とは
仕事と子育てに忙殺される、シングルファーザーの更科二郎が、1台の高価なロードバイクとの出会いで運命を変えるサイクリング漫画。小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載中だ。
緻密な取材で臨場感あふれるタッチと展開、個性的な登場人物が魅力。最新の第13巻では、群馬サイクルスポーツセンターの6kmサーキットでの攻防がリアルに描かれている。
玉井雪雄先生が走る!
一番の目玉はかもめ☆チャンス作者の玉井雪雄先生が実際に走ること。そしてお楽しみグッズやびっくり企画も。リドレーのロードにカンパ・シャマルを履いた玉井先生、ご家族の声援を受けて周回を重ねる。フォームやペダリングも慣れたもの。週2回くらいは走っているそうだ。そして今年の大きな目標は5月の佐渡ロングライド。そのためには3時間のエンデューロは軽いもの?
優勝者には漫画への出演権が!
規定周回数は途中で出されるクイズがヒント。
「かもめは何羽?(3羽)」「日本10周した男 車坂弾吉」「俺ちゃんが1番だ」で、結局合計14周に。3時間終えて14周した人は20人以上。そこからマニアでもうなるクイズ5問、たとえば「新城幸也は2010年のツール・ド・フランスを112位で完走した。これは○それとも×?」などをクリアした人から優勝者が決まった。その優勝者にはなんと、かもめ☆チャンスの中に登場できる権利が。どういう形で登場するかは、漫画が出てのお楽しみ?
埼玉県任命の「ポタガール埼玉」
会場には「ポタガール埼玉」10人が来場。エンデューロを走り会場を盛り上げる。
埼玉県は自転車に縁の深い県なのだ。自転車保有率日本一、自転車出荷台数日本一、川沿いサイクリングロード長さ日本一で、ブリヂストンサイクルから三ヶ島製作所など多くの企業が集まる。安全で快適にサイクリングができる「じてんしゃ王国」づくりに向けて自転車と埼玉の魅力を発信する女性グループが結成された。それがポタガール埼玉だ。
これは埼玉県(県民生活部広聴広報課)が主導するもので、地方自治体が直接行うものとしては全国的に珍しいもの。そしてよく調べている!(県庁担当者の口から東叡社の名前が出たときには正直驚きました)
会場にはなんとコバトンが!
会場にはぬいぐるみが2羽。埼玉県のマスコット「コバトン」だ。2004年の埼玉国体を機に生まれたコバトンの人気は今や全国区。熱心なファンが多く、当日も50人ほどがコバトンの追っかけで会場に。もちろん選手や家族ともふれあう。「シラコバト」と「バトン」で「コバトン」の名前のとおり、みんなの熱意と真心をつなぐ存在だ。
子供たちに人気の「にゃんたぶぅ」
ファミリーエコユニットの「にゃんたぶぅ」が選手を応援、そしてオリジナル曲を披露する。和田琢磨(たくまん)さん、並木のり子(のんたん)さん、森田桂介(もりちぃ)さんの3人構成のユニットに覚えのある人も多いのでは?じつは昨年の実業団南信州松川ロードのE1スタート前に会場を盛り上げたのが、にゃんたぶぅ。子供たちに人気で、親子連れのファンと触れ合う姿も。
エンデューロの選手だけでなく、一緒に来た仲間や家族だけでも楽しめた、かもめ☆チャンス杯。「主人公の更科はこれからUCIレースなども目標にします。でも本人がたとえばツール・ド・フランスに出る、というのではなく、更科は周りの人たちに影響を与える存在なのです」と語るのは玉井先生。漫画の展開にも注目だ。
photo&text:Hideaki.TAKAGI
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