2012/01/26(木) - 00:11
いよいよ迎えた美ら島オキナワCentury Run大会当日は、どんよりとした鉛色の曇り空。途中雨が降らないことを祈りましょう。160kmのセンチュリーコースの様子を編集部の実走レポートでお伝えします。
いよいよ迎えた美ら島オキナワCentury Runの朝は、すぐにも降り出しそうな、湿った空気がしっとりと路面を濡らしていた。予報は午後から雨だ。
暖かいイメージの強い沖縄でも1月の雨は若干肌寒いが、寒い東京から来ている私たちにとっては、そもそも1月にニーウォーマーとウインドブレーカー程度があれば事足りてしまうのは非常にありがたいし、それだけでリゾート気分に浸ることができる。併走しながらの取材とはいえ、南国でサイクリングできるなんて素晴らしい役得である。
昨日は編集長と二人、遅くまでリゾート気分を味わってしまったが、何事もなく無事に起床。100kmコースの取材をする編集長と、撮影機材の準備を整えホテルを出発する。ひんやりとした空気が心地良い。
会場の置かれた恩納村は比較的ローカルな場所柄とあって、周辺で早朝に開いているのはコンビニエンスストアが1店舗だけ。明りが点いている建物もほとんどないので、煌々と照明が焚かれている会場は遠目からも良く分かる。その灯りを目指して続々と会場入りしてくるサイクリストの数は総計1540名と過去最大だそうだ。大会の人気の高さがうかがい知れる。
センチュリーコーススタート時刻の7時を迎え、号砲とともに参加者の皆さん達が続々走りだしていく。私もスタート写真は編集長にお任せをしていよいよスタートだ。まだ薄暗い海岸線の道にサイクリストの赤いテールライトが連なる、何とも幻想的な光景がずっと続く。各々のペースで第1エイドの名護市民会館を目指して行く。
160kmのセンチュリーコースは、古宇利島や海中道路などの景勝地を通過し、スタート地点の恩納村コミュニティセンターへとゴールする、美ら島Century Runメインコースだ。途中、古宇利島、屋我地島、平安座島、浜比嘉島と4つの島へと渡るので、旅気分もしっかりと味わえることで人気が高い。
約20km間隔でエイドステーションが設けられているのでビギナーの入門にも最適といえる。
第1エイドを過ぎると海岸線に別れを告げて、コースは丘超えルートへ。東側の今帰仁村へと本島をまたぐ県道72号線は信号も少なく、程よいアップダウンが続いているのでとても走りやすい。
気温もだいぶ上がり少々の雨でも防寒アイテムを着けなくてもしのぐことができる。つくづく沖縄は走るのには最高の環境だと思う。仕事とはいえ、重たい機材を背負っていても楽しくって仕方がない。
屋我地島に架かるワルミ大橋を超えると、今大会一番の見所である古宇利大橋はもうすぐそこだ。古宇利島を表す道路標識がワクワク感を高めてくれる。手前の丘を越えると、ドーンと一直線に続く大橋と、サンゴ礁のブルーが目に飛び込んできた。
天気が思わしく無いのがいささか残念ではあるが、自分の360度に渡って広がるサンゴ硝の海に気分は最高!皆さんも思い思いに撮影をしたり、景色を胸いっぱいに楽しんでいるご様子。ロングライドイベントならではの楽しみ方と言えるだろう。
お話を伺った初ロングライドという女性の「こんな景色が見られるなんてスゴイ!来てよかったです。」というコメントを聞くと、私まで嬉しい気分になってしまう。やっぱり、自転車ってイイもんである。
古宇利島のエイドステーションでは補給をしつつ、お約束のアイスクリームを頂きます。沖縄と言ったらやっぱり、ブルーシール食べなきゃ!甘党にはたまりらないですね。
休憩の後は、宜野座村にある「アムズホテルズ カンナリゾートヴィラ」へ一直線。何とこちらではリゾートホテルのレストランで、ビュッフェ形式のランチを楽しむことができるのだ。沖縄そばや炒め物、チキンのトマトソース煮など、しょっぱい料理がカラダに嬉しい。振舞われる美味しい料理をオープンテラス風の席でゆったり楽しんでいると、走りだすのが億劫になってしまう。
後ろ髪をひかれつつ再スタートを切ると、天候が一気に悪くなって土砂降りに見舞われる。さっきまでとは打って変わって、打ち付ける雨と強風で体感温度も下がってくる厳しい条件に。カメラも出せないので、体が冷えないようピッチを上げてルートを進んだ。
次に目指すのは、「センチュリーコース」だけが通る海中道路だ。その名の通り、遠浅のサンゴ硝の中をまっすぐに走る幅広な道路で、本島と平安座島を結んでいる。遠くからでも良く目立つ海中道路の背の高い吊り橋を目指し、風を避けるように皆でまとまって走った。このころには雨も上がり、唯一強風が吹き付けている以外は走りやすい。
左右に広がるパノラマビューを楽しみながら、海中道路の途中に設定されたエイドステーションに到着。こちらでは名物もずくの天ぷらとサーターアンダギーを頂いてエネルギーチャージ完了だ。再出発してまた島を繋ぐ橋を渡り浜比嘉島で折り返す。
ルートも後半に入り、いよいよ脚に疲れが出てくる。コース中に大きな丘超えは無いものの沿岸以外はずっと緩やかな傾斜が続き、意外と走り応え十分だ。おまけに折からの強風が結構ダメージを与えてくれている。いやはや、結構しんどいです。
コースはもう終盤に入り、本島東側のうるま市から仲泊へと2回目の本島横断だ。このあたりは車通りの多い市街地だが、やはり細かなアップダウンがずっと続いている。キツいけれど、もう少しだけ頑張ればゴールの恩納村コミュニティセンターはすぐそこ!辺りを走っている人を連結しながら、最後は数名と一緒にゴールへと飛び込んだ。
会場で振舞われた豚の丸焼き(!)や豚汁を美味しく頂きながら、まぁさんスイーツコース60kmを走りきった小島よしおさんのショーで大爆笑!(前日と違って、海パンで登場してくれた)。
中盤は非常に厳しい天気となったが、その分160kmという長距離を走破した喜びは皆それぞれ大きかったのではないだろうか。私自身も取材をしながら、食事や運営も含めて非常に充実したホスピタリティの中サイクリングができて大満足。ぜひまた来年も遊びに来たいな、と思った大会でした。
フォトギャラリー(Google Picasaウェブアルバム) vol.1
フォトギャラリー(Google Picasaウェブアルバム) vol.2
text:So.Isobe
photo:So.Isobe&Makoto.Ayano
いよいよ迎えた美ら島オキナワCentury Runの朝は、すぐにも降り出しそうな、湿った空気がしっとりと路面を濡らしていた。予報は午後から雨だ。
暖かいイメージの強い沖縄でも1月の雨は若干肌寒いが、寒い東京から来ている私たちにとっては、そもそも1月にニーウォーマーとウインドブレーカー程度があれば事足りてしまうのは非常にありがたいし、それだけでリゾート気分に浸ることができる。併走しながらの取材とはいえ、南国でサイクリングできるなんて素晴らしい役得である。
昨日は編集長と二人、遅くまでリゾート気分を味わってしまったが、何事もなく無事に起床。100kmコースの取材をする編集長と、撮影機材の準備を整えホテルを出発する。ひんやりとした空気が心地良い。
会場の置かれた恩納村は比較的ローカルな場所柄とあって、周辺で早朝に開いているのはコンビニエンスストアが1店舗だけ。明りが点いている建物もほとんどないので、煌々と照明が焚かれている会場は遠目からも良く分かる。その灯りを目指して続々と会場入りしてくるサイクリストの数は総計1540名と過去最大だそうだ。大会の人気の高さがうかがい知れる。
センチュリーコーススタート時刻の7時を迎え、号砲とともに参加者の皆さん達が続々走りだしていく。私もスタート写真は編集長にお任せをしていよいよスタートだ。まだ薄暗い海岸線の道にサイクリストの赤いテールライトが連なる、何とも幻想的な光景がずっと続く。各々のペースで第1エイドの名護市民会館を目指して行く。
160kmのセンチュリーコースは、古宇利島や海中道路などの景勝地を通過し、スタート地点の恩納村コミュニティセンターへとゴールする、美ら島Century Runメインコースだ。途中、古宇利島、屋我地島、平安座島、浜比嘉島と4つの島へと渡るので、旅気分もしっかりと味わえることで人気が高い。
約20km間隔でエイドステーションが設けられているのでビギナーの入門にも最適といえる。
第1エイドを過ぎると海岸線に別れを告げて、コースは丘超えルートへ。東側の今帰仁村へと本島をまたぐ県道72号線は信号も少なく、程よいアップダウンが続いているのでとても走りやすい。
気温もだいぶ上がり少々の雨でも防寒アイテムを着けなくてもしのぐことができる。つくづく沖縄は走るのには最高の環境だと思う。仕事とはいえ、重たい機材を背負っていても楽しくって仕方がない。
屋我地島に架かるワルミ大橋を超えると、今大会一番の見所である古宇利大橋はもうすぐそこだ。古宇利島を表す道路標識がワクワク感を高めてくれる。手前の丘を越えると、ドーンと一直線に続く大橋と、サンゴ礁のブルーが目に飛び込んできた。
天気が思わしく無いのがいささか残念ではあるが、自分の360度に渡って広がるサンゴ硝の海に気分は最高!皆さんも思い思いに撮影をしたり、景色を胸いっぱいに楽しんでいるご様子。ロングライドイベントならではの楽しみ方と言えるだろう。
お話を伺った初ロングライドという女性の「こんな景色が見られるなんてスゴイ!来てよかったです。」というコメントを聞くと、私まで嬉しい気分になってしまう。やっぱり、自転車ってイイもんである。
古宇利島のエイドステーションでは補給をしつつ、お約束のアイスクリームを頂きます。沖縄と言ったらやっぱり、ブルーシール食べなきゃ!甘党にはたまりらないですね。
休憩の後は、宜野座村にある「アムズホテルズ カンナリゾートヴィラ」へ一直線。何とこちらではリゾートホテルのレストランで、ビュッフェ形式のランチを楽しむことができるのだ。沖縄そばや炒め物、チキンのトマトソース煮など、しょっぱい料理がカラダに嬉しい。振舞われる美味しい料理をオープンテラス風の席でゆったり楽しんでいると、走りだすのが億劫になってしまう。
後ろ髪をひかれつつ再スタートを切ると、天候が一気に悪くなって土砂降りに見舞われる。さっきまでとは打って変わって、打ち付ける雨と強風で体感温度も下がってくる厳しい条件に。カメラも出せないので、体が冷えないようピッチを上げてルートを進んだ。
次に目指すのは、「センチュリーコース」だけが通る海中道路だ。その名の通り、遠浅のサンゴ硝の中をまっすぐに走る幅広な道路で、本島と平安座島を結んでいる。遠くからでも良く目立つ海中道路の背の高い吊り橋を目指し、風を避けるように皆でまとまって走った。このころには雨も上がり、唯一強風が吹き付けている以外は走りやすい。
左右に広がるパノラマビューを楽しみながら、海中道路の途中に設定されたエイドステーションに到着。こちらでは名物もずくの天ぷらとサーターアンダギーを頂いてエネルギーチャージ完了だ。再出発してまた島を繋ぐ橋を渡り浜比嘉島で折り返す。
ルートも後半に入り、いよいよ脚に疲れが出てくる。コース中に大きな丘超えは無いものの沿岸以外はずっと緩やかな傾斜が続き、意外と走り応え十分だ。おまけに折からの強風が結構ダメージを与えてくれている。いやはや、結構しんどいです。
コースはもう終盤に入り、本島東側のうるま市から仲泊へと2回目の本島横断だ。このあたりは車通りの多い市街地だが、やはり細かなアップダウンがずっと続いている。キツいけれど、もう少しだけ頑張ればゴールの恩納村コミュニティセンターはすぐそこ!辺りを走っている人を連結しながら、最後は数名と一緒にゴールへと飛び込んだ。
会場で振舞われた豚の丸焼き(!)や豚汁を美味しく頂きながら、まぁさんスイーツコース60kmを走りきった小島よしおさんのショーで大爆笑!(前日と違って、海パンで登場してくれた)。
中盤は非常に厳しい天気となったが、その分160kmという長距離を走破した喜びは皆それぞれ大きかったのではないだろうか。私自身も取材をしながら、食事や運営も含めて非常に充実したホスピタリティの中サイクリングができて大満足。ぜひまた来年も遊びに来たいな、と思った大会でした。
フォトギャラリー(Google Picasaウェブアルバム) vol.1
フォトギャラリー(Google Picasaウェブアルバム) vol.2
text:So.Isobe
photo:So.Isobe&Makoto.Ayano
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