2011/12/13(火) - 21:26
快晴に恵まれた11月27日、下総フレンドリーパークにて「第6回セオサイクル・サイクルフェスティバル」が開催された。ロードシーズンの締めくくりをアットホームな雰囲気の中で楽しむことのできる人気レースイベントだ。
晴天に恵まれた11月27日(日)に開催された、今年で6年目を迎える通称“セオフェス”。主催は関東一円に、現在116店舗を構える老舗サイクルショップチェーン、セオサイクルだ。名称こそ「セオサイクル」の名前が入るが、もちろんこの大会はセオサイクルのクラブ員でなくても気軽にエントリーができる。
セオフェスに使用されるコースは、千葉県成田市にあるフレンドリーパーク下総運動公園。この公園内に1周1.5kmのゆるい勾配を持つ平坦基調のサイクリングコースだ。運動公園に併設とあってコース内側は広い芝生スペースとなっており、チームや家族でシートを張ってのんびり応援する姿が多く見受けられた。
レースは多くのカテゴリーに分類され、参加者それぞれのレベルに合ったクラスにエントリーすることができる。ガチンコのロードレーサーはもちろん、フラットバー、キッズ部門に初級者やレース初参加の部など、ビギナー向けのクラスが豊富に設定されているのも嬉しい特徴の一つだ。9:00出走のシニア初級クラスを皮切りに次々とスタートしていくレーサーたち。
スタートをするとコースは緩く下る。連続するコーナーをクリアすると、最後はコーナリングしつつゴールに向かうゆるやかな登りとなる。逃げが決まる事がほとんどない平坦基調のコースであるため、最後はスプリントバトルとなるのが恒例となっている。参加の皆さんも慣れたもので、ディープリムのホイールを装備したバイクも多く見受けられた。
各クラスとも集団スプリントとなる中、上級クラスでは4人による逃げ切りが決まる。均等にローテーションを回して逃げ続ける4人の選手に会場は大きく盛り上がり、最後は逃げ集団による接戦のゴール勝負を伊豆総合高校の蠣崎選手が制した。他にも同校からは昨年静岡総体チャンピオンの小川選手も参加し、レディース上級の部で優勝。伊豆総合高校は男女の上級クラスで優勝となった。
ちなみに私、シクロワイアード編集部の磯部聡は中級クラスにエントリー。中盤までは比較的穏やかなペースでレースは進んだが、危険を減らすため、レースがヒートアップする残り5周からアンカーの招待選手5名がトレインを組んでペースアップを開始した。何とかその列車に食らいついたものの、ゴールでのスプリント勝負をする脚は残っておらず最後はズブズブの12位。なんとも練習不足が露呈する結果となってしまいました・・・。
またビギナーの入門レースとしても定評のあるこの大会、レース初参加クラスでは参加人数がなんと100名を超え、クラスを3つに分けるほどの盛況ぶりとなった。
■ブリヂストンアンカーの強力サポート体制が嬉しい
当日はゲストライダーとしてブリヂストンアンカーとエスポワールチームの選手達が参加。ペースコントロールや最後尾伴走など、一日中にわたってコースを走り続け、参加者の皆さんの安全を守ってくれていた。また今季で引退する山本雅道選手もゲストライダーとして終日走り続けた。
参加者からも「ペースを作ってくれたので落車の危険が減り、より安全に走る事が出来た。」「集団から遅れてもずっと付き添って走ってくれたので頑張れた。」という、大満足の声が多く聞かれた。
そのほか人気だったのは、簡易形式ながらも一人ひとりフィッティングが受けられる「サイクルクリニック」。昨年現役を退いたばかりの飯島誠さんによるアドバイスを受けようと、行列ができるほどだった。
■優勝者には自転車も! 豪華賞品がもらえます
協賛各社による賞品が非常に豪華なこともセオフェスの特徴で、各カテゴリーの優勝者にはそれぞれなんとスポーツバイクがプレゼントされた。中・上級クラスにはカーボンロードバイクと超太っ腹。
他にも協賛各社からバイクラック、ウェア類、パーツなどなどたくさんの品々が提供され、入賞賞品はもちろん、参加賞(タオル、Tシャツ、チェーンオイルなどなど)まで充実した内容に参加者の笑顔もほころんだ。このあたりは最大チェーン店のセオサイクルならでは。
■まるで展示会 充実の出店ブース
年を追うごとにブースの数が増えているセオフェス。今年は30以上のブランドが軒を連ねた。芝生敷きの広場にはロードバイクを中心に話題の2012年モデルが多数展示され、訪れた人の注目を大いに集めていた。
また今年は「勝浦整形外科クリニック」のテントも登場。外科医の笹谷勝己さんは当日レースに参加するほどの本格ローディーだ。自転車乗り目線のマッサージが受けられると参加者の列がとぎれなかった。
大会の最後を締めくくるのは、主催のセオサイクルスタッフや出店者が走るスタッフレース。豪華メンバーによるレースをブリヂストンサイクルの藤田晃三さんが優勝、飯島誠さんが2位に入った。
とてもアットホームな雰囲気の中行われた第6回セオサイクル・サイクルフェスティバル。
チームでも、家族で来ても楽しめるこの大会は、ロードシーズンの締めくくりにまさにぴったり。すがすがしい秋晴れの一日でした。
photo&text:So.Isobe
edit:Kenji Degawa
晴天に恵まれた11月27日(日)に開催された、今年で6年目を迎える通称“セオフェス”。主催は関東一円に、現在116店舗を構える老舗サイクルショップチェーン、セオサイクルだ。名称こそ「セオサイクル」の名前が入るが、もちろんこの大会はセオサイクルのクラブ員でなくても気軽にエントリーができる。
セオフェスに使用されるコースは、千葉県成田市にあるフレンドリーパーク下総運動公園。この公園内に1周1.5kmのゆるい勾配を持つ平坦基調のサイクリングコースだ。運動公園に併設とあってコース内側は広い芝生スペースとなっており、チームや家族でシートを張ってのんびり応援する姿が多く見受けられた。
レースは多くのカテゴリーに分類され、参加者それぞれのレベルに合ったクラスにエントリーすることができる。ガチンコのロードレーサーはもちろん、フラットバー、キッズ部門に初級者やレース初参加の部など、ビギナー向けのクラスが豊富に設定されているのも嬉しい特徴の一つだ。9:00出走のシニア初級クラスを皮切りに次々とスタートしていくレーサーたち。
スタートをするとコースは緩く下る。連続するコーナーをクリアすると、最後はコーナリングしつつゴールに向かうゆるやかな登りとなる。逃げが決まる事がほとんどない平坦基調のコースであるため、最後はスプリントバトルとなるのが恒例となっている。参加の皆さんも慣れたもので、ディープリムのホイールを装備したバイクも多く見受けられた。
各クラスとも集団スプリントとなる中、上級クラスでは4人による逃げ切りが決まる。均等にローテーションを回して逃げ続ける4人の選手に会場は大きく盛り上がり、最後は逃げ集団による接戦のゴール勝負を伊豆総合高校の蠣崎選手が制した。他にも同校からは昨年静岡総体チャンピオンの小川選手も参加し、レディース上級の部で優勝。伊豆総合高校は男女の上級クラスで優勝となった。
ちなみに私、シクロワイアード編集部の磯部聡は中級クラスにエントリー。中盤までは比較的穏やかなペースでレースは進んだが、危険を減らすため、レースがヒートアップする残り5周からアンカーの招待選手5名がトレインを組んでペースアップを開始した。何とかその列車に食らいついたものの、ゴールでのスプリント勝負をする脚は残っておらず最後はズブズブの12位。なんとも練習不足が露呈する結果となってしまいました・・・。
またビギナーの入門レースとしても定評のあるこの大会、レース初参加クラスでは参加人数がなんと100名を超え、クラスを3つに分けるほどの盛況ぶりとなった。
■ブリヂストンアンカーの強力サポート体制が嬉しい
当日はゲストライダーとしてブリヂストンアンカーとエスポワールチームの選手達が参加。ペースコントロールや最後尾伴走など、一日中にわたってコースを走り続け、参加者の皆さんの安全を守ってくれていた。また今季で引退する山本雅道選手もゲストライダーとして終日走り続けた。
参加者からも「ペースを作ってくれたので落車の危険が減り、より安全に走る事が出来た。」「集団から遅れてもずっと付き添って走ってくれたので頑張れた。」という、大満足の声が多く聞かれた。
そのほか人気だったのは、簡易形式ながらも一人ひとりフィッティングが受けられる「サイクルクリニック」。昨年現役を退いたばかりの飯島誠さんによるアドバイスを受けようと、行列ができるほどだった。
■優勝者には自転車も! 豪華賞品がもらえます
協賛各社による賞品が非常に豪華なこともセオフェスの特徴で、各カテゴリーの優勝者にはそれぞれなんとスポーツバイクがプレゼントされた。中・上級クラスにはカーボンロードバイクと超太っ腹。
他にも協賛各社からバイクラック、ウェア類、パーツなどなどたくさんの品々が提供され、入賞賞品はもちろん、参加賞(タオル、Tシャツ、チェーンオイルなどなど)まで充実した内容に参加者の笑顔もほころんだ。このあたりは最大チェーン店のセオサイクルならでは。
■まるで展示会 充実の出店ブース
年を追うごとにブースの数が増えているセオフェス。今年は30以上のブランドが軒を連ねた。芝生敷きの広場にはロードバイクを中心に話題の2012年モデルが多数展示され、訪れた人の注目を大いに集めていた。
また今年は「勝浦整形外科クリニック」のテントも登場。外科医の笹谷勝己さんは当日レースに参加するほどの本格ローディーだ。自転車乗り目線のマッサージが受けられると参加者の列がとぎれなかった。
大会の最後を締めくくるのは、主催のセオサイクルスタッフや出店者が走るスタッフレース。豪華メンバーによるレースをブリヂストンサイクルの藤田晃三さんが優勝、飯島誠さんが2位に入った。
とてもアットホームな雰囲気の中行われた第6回セオサイクル・サイクルフェスティバル。
チームでも、家族で来ても楽しめるこの大会は、ロードシーズンの締めくくりにまさにぴったり。すがすがしい秋晴れの一日でした。
photo&text:So.Isobe
edit:Kenji Degawa
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