2011/06/17(金) - 11:11
スポーツのメッカ、東京の神宮外苑に位置する国立競技場で、小径自転車の祭典「MINI LOVE」が6月4日(土)に開催された。会場は気軽に立ちよれるカジュアルさと自由な雰囲気がミックスされ、なんとも心地よい空間が広がっていた。
「MINI LOVE」は小径自転車のお祭り
マンハッタンイメージガールズの2人も大活躍 MINI VELO LOVERS FESTA '11(通称:MINI LOVE)は、小径車と折り畳み自転車が主役のイベント。小径自転車の気軽さや楽しさ、気持ちよさを多くの人に伝えようと、今回が初の開催となった。
早々と梅雨入りをした東京地方だが、ちょうどその晴れ間となった当日は、夏を思わせるくらいの晴天に恵まれた絶好のイベント日和。
会場となった国立競技場には、参加者や小径車のユーザーはもとより、これから小径車やスポーツバイクを楽しみたいという来場者も多く、メーカーやショップの試乗コーナーも大盛況。
アクセスの良い都心部で行われた入場無料のイベントということもあって、多くの来場者で賑わっていた。
ダホンガールとマンハッタンイメージガールズも参加してイベントを盛り上げる
この日初めてミニベロに接するという来場者も
イベントの方は、小径車や折り畳み自転車のクリテリウムやタイムトライアルなどのレース系に加えて、各ブランドやショップによる最新ミニベロ試乗会、ブランド対抗折りたたみ競争や、チャリティーオークションにトライアルショー、ミニベロに造詣の深い方々が熱く語りあうトークショー、こだわりのミニベロがずらりと勢揃いしたカスタムバイクコンテストなど、事前申し込みを済ませた参加者だけでなく、ふらりと立ち寄った一般の来場者でも楽しめるイベントがたくさん用意されていた。
バリバリのレースとはちょっと違う、小径車ならではの楽しい会場の様子をいくつか紹介しよう。
組み立ててスタートの「フォールディングバイクの部」
この日のレースイベントでユニークだったのは、フォールディングバイク(折りたたみ自転車)のクラス。まずはコンパクトな折りたたみ状態でグリッドに並び、スタートの合図とともにバイクを組み立ててから走り出す。
自転車の折りたたみ機構と組み立ての慣れが勝敗をも左右する、という折り畳み自転車ならではのルール設定が効いていた。たとえ組み立てで優位に立ってスタートダッシュで前に出ても、その後の走りで逆転されてしまうなんてのも、小径車ならではのご愛嬌。
折りたたみ自転車のクラスは、まずは組み立ててからスタート
タイムトライアルはお決まりのスタート台から発射!
最新ミニベロ試乗会は大賑わい
この日は出展ブースも大忙し。メーカーやショップが最新の小径車や折りたたみ自転車を持ちより、デモや試乗を行なっていた。ふらりと立ちよって気になるモデルを試乗する来場者や、この日がスポーツバイク初体験の人などもいて、各社の試乗コーナーは大きな賑わいを見せていた。
小径車や折りたたみ自転車は、設計思想もさまざま。様々な目的を持って作られた小径自転車の世界は実に幅広く、メーカー担当者の説明に熱心に聞き入る来場者も多かった。
試乗車が豊富に揃っているので乗り比べもOK
説明に熱心に聞き入る来場者も目立った
シマノは内装変速アルフィーネと小径車用コンポ、カプレオを展示
ミニベロイベントならではのカジュアルで微笑ましい会場風景
一応レースイベントも行われたが、小径車だからなのかレースの方もどことなく微笑ましい雰囲気が漂っていたのがこのMINI LOVE。それは会場全体に共通したところで、出展ブースの方も何やらこのお祭りを楽しんでいるような雰囲気が満点。
小径車には、みんなを笑顔にする何かがあるのかもしれない。
趣味は自転車というミュージシャン、秋山透さんが中心となって結成された自転車業界バンドが登場
人気コミック「アオバ自転車店」の作者・宮尾岳先生のサイン会も実施。宮尾先生は1枚1枚丁寧に書かれていた
1970年代に一斉を風靡したこの自転車は、栃木県の自転車店オレンヂジュースが展示
こんなユニークなトレーラーも登場
カスタムバイクコンテスト、シクロワアード賞はこちらに決定!
そしてMINI LOVEならではの楽しさが詰まった企画といえるのが、こだわりのカスタムバイクが一堂に揃ったカスタムバイクコンテスト。もともと小径車や折りたたみ自転車は、各社の設計思想を示したようなユニークなバイクが多い。そこにオーナー独自の熱い思いが加わったバイクたちが100台以上も参加。1台1台じっくり見ていても飽きない力作ばかり。
会場にずらりと並んだカスタムバイクコンテストのエントリーバイク
シクロワイアード賞はこちら!
じつは今回そんな皆さんの力作バイクを、メディア各社が独自の基準で審査させていただくという大役を仰せつかった。シクロワイアードの審査基準は「カワイイ」。そして私が会場で選ばせていただいた「カワイイ」シクロワアード賞はこちら。竹内啓子さんの「ポーターシルク 406」に決定しました!
竹内啓子さんの「ポーターシルク 406」に決定
シンプルな構造でこんなにコンパクトになる優れものです
脱ママチャリを目指してフルオーダーしたというこのバイク。すごくシンプルで合理的な作りが光るポーターシルク 406の詳細は次回じっくりお伝えします。
初めて開催された小径車の祭典、MINI VELO LOVERS FESTA。イベント全体を通してカジュアルで気軽な雰囲気は、新たな自転車の楽しみを発見させるなんとも心地よいイベントだった。ぜひ来年も開催して欲しい。
text,&photo: Takashi Kayaba


早々と梅雨入りをした東京地方だが、ちょうどその晴れ間となった当日は、夏を思わせるくらいの晴天に恵まれた絶好のイベント日和。
会場となった国立競技場には、参加者や小径車のユーザーはもとより、これから小径車やスポーツバイクを楽しみたいという来場者も多く、メーカーやショップの試乗コーナーも大盛況。
アクセスの良い都心部で行われた入場無料のイベントということもあって、多くの来場者で賑わっていた。


イベントの方は、小径車や折り畳み自転車のクリテリウムやタイムトライアルなどのレース系に加えて、各ブランドやショップによる最新ミニベロ試乗会、ブランド対抗折りたたみ競争や、チャリティーオークションにトライアルショー、ミニベロに造詣の深い方々が熱く語りあうトークショー、こだわりのミニベロがずらりと勢揃いしたカスタムバイクコンテストなど、事前申し込みを済ませた参加者だけでなく、ふらりと立ち寄った一般の来場者でも楽しめるイベントがたくさん用意されていた。
バリバリのレースとはちょっと違う、小径車ならではの楽しい会場の様子をいくつか紹介しよう。
組み立ててスタートの「フォールディングバイクの部」
この日のレースイベントでユニークだったのは、フォールディングバイク(折りたたみ自転車)のクラス。まずはコンパクトな折りたたみ状態でグリッドに並び、スタートの合図とともにバイクを組み立ててから走り出す。
自転車の折りたたみ機構と組み立ての慣れが勝敗をも左右する、という折り畳み自転車ならではのルール設定が効いていた。たとえ組み立てで優位に立ってスタートダッシュで前に出ても、その後の走りで逆転されてしまうなんてのも、小径車ならではのご愛嬌。


最新ミニベロ試乗会は大賑わい
この日は出展ブースも大忙し。メーカーやショップが最新の小径車や折りたたみ自転車を持ちより、デモや試乗を行なっていた。ふらりと立ちよって気になるモデルを試乗する来場者や、この日がスポーツバイク初体験の人などもいて、各社の試乗コーナーは大きな賑わいを見せていた。
小径車や折りたたみ自転車は、設計思想もさまざま。様々な目的を持って作られた小径自転車の世界は実に幅広く、メーカー担当者の説明に熱心に聞き入る来場者も多かった。



ミニベロイベントならではのカジュアルで微笑ましい会場風景
一応レースイベントも行われたが、小径車だからなのかレースの方もどことなく微笑ましい雰囲気が漂っていたのがこのMINI LOVE。それは会場全体に共通したところで、出展ブースの方も何やらこのお祭りを楽しんでいるような雰囲気が満点。
小径車には、みんなを笑顔にする何かがあるのかもしれない。




カスタムバイクコンテスト、シクロワアード賞はこちらに決定!
そしてMINI LOVEならではの楽しさが詰まった企画といえるのが、こだわりのカスタムバイクが一堂に揃ったカスタムバイクコンテスト。もともと小径車や折りたたみ自転車は、各社の設計思想を示したようなユニークなバイクが多い。そこにオーナー独自の熱い思いが加わったバイクたちが100台以上も参加。1台1台じっくり見ていても飽きない力作ばかり。


じつは今回そんな皆さんの力作バイクを、メディア各社が独自の基準で審査させていただくという大役を仰せつかった。シクロワイアードの審査基準は「カワイイ」。そして私が会場で選ばせていただいた「カワイイ」シクロワアード賞はこちら。竹内啓子さんの「ポーターシルク 406」に決定しました!


脱ママチャリを目指してフルオーダーしたというこのバイク。すごくシンプルで合理的な作りが光るポーターシルク 406の詳細は次回じっくりお伝えします。
初めて開催された小径車の祭典、MINI VELO LOVERS FESTA。イベント全体を通してカジュアルで気軽な雰囲気は、新たな自転車の楽しみを発見させるなんとも心地よいイベントだった。ぜひ来年も開催して欲しい。
text,&photo: Takashi Kayaba
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