2011/05/07(土) - 17:04
常夏のグアム島で2月27日に開催されたロードレース「ツール・ド・グアム」に、ロード初心者女性 加藤奈穂子さんがチャレンジ。昨年12月のサイパンのレース「ヘルオブマリアナ」に続いてみごと完走・入賞を果たした。加藤さんの手記で紹介しよう。
スタート! 焦らず走り出します
加藤奈穂子さん サイパンのレースからグアムのレースへ
サイパンのレース「ヘル・オブ・マリアナが終了してからというもの、すっかり自転車の魅力にとりつかれると同時に、自分の未熟さを実感していました。
次回はもっと良い成績が残せるようにと、2011年12月のヘル・オブ・マリアナに向けて、1年かけてじっくりトレーニングをしようと決意した私でした。
もちろん新しい『勝てる自転車』購入も2011年の大事な目標になっていました(笑)。今愛用している自転車は友人から「鉄下駄号」と呼ばれている、重い重い鉄製のロードバイクなのです。
そんな中、ツールドグアムの案内が私の元に届きました。
「行きたい!」でも、サイパンから帰国後、日本は真冬だったので、私がしていた練習は週3回のスピニング+筋トレのみ。屋外での実走は、1回しかしていませんでした。更に、初のグアムだから、前回のように応援の友人たちや一緒に参加する女性陣がいない。
致命的なのは、私のクロモリ製の愛車「鉄下駄号」(おまけにインナーが42Tで、リアが軽いのがない9段ギア)での参加はやはり無理だろうなぁ~、と思い、さらに梱包・運送のための自転車の解体と組み立てが、私ひとりではできないことも重なり...。完全に無理だと諦めていました。
シクロワイアードの告知記事をみて、編集部の綾野さんに「参加したいけど自転車がないので諦めます」という連絡をしたところ、「お貸しできる自転車はあるから、参加しましょう!」とのありがたいお言葉をいただきました。
ということで、いざ、ツール・ド・グアムへ。また今回も人の自転車をお借りして、レースに出ることになりました!!
軽くて素晴らしいバイクにモチベーションアップ!
グアムに着いて、入国審査では「脱水に気をつけて」という言葉をもらい、寒い日本から常夏のグアムへ上陸。 確かに暑い!!
大会前日、日本人参加者の方たちと、試走へ。そこで初めて、今回一緒に私とレースに参加する自転車とご対面!
なんと、光栄なことに綾野さんから日本に1台しかないという貴重なキャノンデールのシクロクロスバイクをお借りしました。アップダウンに対応できるようにギア比が軽くて、私にサイズもぴったり。シクロクロスバイクにロードホイールを取り付けていただき、バッチリです。
大会エントリー時にも、スタッフの方に「いいバイクだねぇ~」と言われ、その後もレースに参加する方々から「いいバイクだねっ!!」と次々と声をかけていただいたのですが、心の中で「ものすごい自転車を借りてしまったのかも・・・。」と焦りました。
「軽いバイクだね~」と皆に言われるとおり、普段鉄下駄号で練習している私は、アウターのトップ、1番重いギアで「これ、今1番軽いギアですか?」と人に尋ねる始末...。
ものすごい高性能に、今回も完走できるかも???と、ハードなレースに臨むにもかかわらず、とてもボジティブになっていました。
サイパンのヘルオブマリアナにも一緒に出た仲良しのスーザンと
サイパンでもオープンクラスで優勝したミエコさんと再会
夕食時には、サイパンから参加しているミエコさんやスーザンさんと再会! 参加者のみなさんと楽しく歓談し、炭水化物をたくさん食べ、明日に備えました。
とにかく完走を目指す。前半は抑えめに
大会当日、「とにかく今回も完走を目指す。自分のペースで行こう。タイムは5時間を切る」。という目標をたてて、いざレースへ。
スーザンさんと私は、初心者同士。レースは、今回で2回目。初心者同士、しかも同じ境遇から、話が盛り上がりました。
スタート前には女子選手のみの撮影会(笑)。これもとても良い思い出となりました。
女性参加者だけでずらりと並んで記念撮影!
スタートしてからはマイペースで行きます。現地在住日系人のユウキ君と 今回のコースは、後半がきついので、「前半は抑え目で行くように」とのアドバイスに従い、前半はゆっくりペース。ゆっくりしすぎました...(苦笑)。
幸運にも、サポートスタッフの橘田脩平選手(湘南ベルマーレ)にフラット区間を引っ張ってもらいました。プロの選手と一緒に走ることができ、とても勉強になりました。
前半抑えていたので、後半は、グングンペースをあげて、フラットではだいぶ前を走っていた選手に追いつき、後ろについていたのですが「前に行って」と言われ、彼を追い抜き1人でどんどんつき進んでいきました。
痛恨のコースミス 4時間台完走を逃す
グアムのパノラマを楽しむ最高のコースでした 向かい風&上り坂&スコールという条件にも負けずにこぎ続け、とにかく順調にマイペースに進み、このままいけば4時間台でゴールできると思っていたのですが...なんと、道を間違えましたぁ~!!!
分岐点で進む方向を間違えて、アップダウンの厳しい島の横断道路を海岸線まで下ってしまったのです。もう、泣きそうなぐらい大きなミスでした。
慌てて来た道を引き返し、ゴールに向かいました。もうこの時点で4時間台完走の目標は消えてしまいましたが、前半体力を温存していたので、登り返しながらもまだまだ余力がありました。
こういうこともあるので、事前のコース下見は重要だなと思いました(苦笑)
そしてゴール! 残念ながら目標タイムには届きませんでしたが、無事完走。
とっても悔しい結果でしたが、達成感と今回の経験から得た、自分の今後の課題を知ることができた、とても良い大会でした。
サイパンとは全く違うコースでしたが、プロから初心者の私まで楽しめるとても素敵なレースでした。
ゴールしてバンザイ!でもタイムには不満が残りました
仲良しのスーザンと完走をたたえ合う
ゴール後、重いMTBで走りきったスーザンさんとお互いの健闘をたたえあいました! お互い、前回よりもタイムを縮めることができました。
そしてまた、今回も年齢別クラスでお互いメダルをいただけましたぁ~。
「今回はメダルは無理だろう」と諦めていたので、とても嬉しかったです。メダルがとてもかわいいし、今年初レースをとてもいいかたちでスタートすることができました。
サイパンのユニークなおじさんたちのチーム「チームマナティ」とも再会し、また"受賞祝いハグ"をしてもらいましたぁ~!!
表彰式ではエイジグルーパーで表彰を受けました
かわいいメダルをもらって大満足!
サイパンから来たおかしなおじさん連中「チームマナティー」と記念撮影
チームマナティーのおじさんにハグしてもらいました!
サイパンの大会に参加していたからこそ、このグアムの大会はとても楽しめました。自転車で本当に私の世界は広がりました。
レースの後、今回も堂々のオープン優勝を飾ったミエコさんと色々お話をして、「どうすれば強くなれますか?」と伺ったところ、「インドアばかりじゃなく外を走りなさい!」と言われました。
ミエコさんのアドバイスに従い、今年は、外をたくさん走りたいと思います。
「全ての道は、サイパンへ続く!!」勝てる自転車を購入し、今年の12月に開催されるヘルオブマリアナへのトレーニングを続けていきます。私とスーザンさんの活躍を楽しみにしていてください(笑)
もちろん、2012年のツール・ド・グアムにも参加します!
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サイパンのレース「ヘル・オブ・マリアナが終了してからというもの、すっかり自転車の魅力にとりつかれると同時に、自分の未熟さを実感していました。
次回はもっと良い成績が残せるようにと、2011年12月のヘル・オブ・マリアナに向けて、1年かけてじっくりトレーニングをしようと決意した私でした。
もちろん新しい『勝てる自転車』購入も2011年の大事な目標になっていました(笑)。今愛用している自転車は友人から「鉄下駄号」と呼ばれている、重い重い鉄製のロードバイクなのです。
そんな中、ツールドグアムの案内が私の元に届きました。
「行きたい!」でも、サイパンから帰国後、日本は真冬だったので、私がしていた練習は週3回のスピニング+筋トレのみ。屋外での実走は、1回しかしていませんでした。更に、初のグアムだから、前回のように応援の友人たちや一緒に参加する女性陣がいない。
致命的なのは、私のクロモリ製の愛車「鉄下駄号」(おまけにインナーが42Tで、リアが軽いのがない9段ギア)での参加はやはり無理だろうなぁ~、と思い、さらに梱包・運送のための自転車の解体と組み立てが、私ひとりではできないことも重なり...。完全に無理だと諦めていました。
シクロワイアードの告知記事をみて、編集部の綾野さんに「参加したいけど自転車がないので諦めます」という連絡をしたところ、「お貸しできる自転車はあるから、参加しましょう!」とのありがたいお言葉をいただきました。
ということで、いざ、ツール・ド・グアムへ。また今回も人の自転車をお借りして、レースに出ることになりました!!
軽くて素晴らしいバイクにモチベーションアップ!
グアムに着いて、入国審査では「脱水に気をつけて」という言葉をもらい、寒い日本から常夏のグアムへ上陸。 確かに暑い!!
大会前日、日本人参加者の方たちと、試走へ。そこで初めて、今回一緒に私とレースに参加する自転車とご対面!
なんと、光栄なことに綾野さんから日本に1台しかないという貴重なキャノンデールのシクロクロスバイクをお借りしました。アップダウンに対応できるようにギア比が軽くて、私にサイズもぴったり。シクロクロスバイクにロードホイールを取り付けていただき、バッチリです。
大会エントリー時にも、スタッフの方に「いいバイクだねぇ~」と言われ、その後もレースに参加する方々から「いいバイクだねっ!!」と次々と声をかけていただいたのですが、心の中で「ものすごい自転車を借りてしまったのかも・・・。」と焦りました。
「軽いバイクだね~」と皆に言われるとおり、普段鉄下駄号で練習している私は、アウターのトップ、1番重いギアで「これ、今1番軽いギアですか?」と人に尋ねる始末...。
ものすごい高性能に、今回も完走できるかも???と、ハードなレースに臨むにもかかわらず、とてもボジティブになっていました。
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夕食時には、サイパンから参加しているミエコさんやスーザンさんと再会! 参加者のみなさんと楽しく歓談し、炭水化物をたくさん食べ、明日に備えました。
とにかく完走を目指す。前半は抑えめに
大会当日、「とにかく今回も完走を目指す。自分のペースで行こう。タイムは5時間を切る」。という目標をたてて、いざレースへ。
スーザンさんと私は、初心者同士。レースは、今回で2回目。初心者同士、しかも同じ境遇から、話が盛り上がりました。
スタート前には女子選手のみの撮影会(笑)。これもとても良い思い出となりました。
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幸運にも、サポートスタッフの橘田脩平選手(湘南ベルマーレ)にフラット区間を引っ張ってもらいました。プロの選手と一緒に走ることができ、とても勉強になりました。
前半抑えていたので、後半は、グングンペースをあげて、フラットではだいぶ前を走っていた選手に追いつき、後ろについていたのですが「前に行って」と言われ、彼を追い抜き1人でどんどんつき進んでいきました。
痛恨のコースミス 4時間台完走を逃す
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分岐点で進む方向を間違えて、アップダウンの厳しい島の横断道路を海岸線まで下ってしまったのです。もう、泣きそうなぐらい大きなミスでした。
慌てて来た道を引き返し、ゴールに向かいました。もうこの時点で4時間台完走の目標は消えてしまいましたが、前半体力を温存していたので、登り返しながらもまだまだ余力がありました。
こういうこともあるので、事前のコース下見は重要だなと思いました(苦笑)
そしてゴール! 残念ながら目標タイムには届きませんでしたが、無事完走。
とっても悔しい結果でしたが、達成感と今回の経験から得た、自分の今後の課題を知ることができた、とても良い大会でした。
サイパンとは全く違うコースでしたが、プロから初心者の私まで楽しめるとても素敵なレースでした。
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ゴール後、重いMTBで走りきったスーザンさんとお互いの健闘をたたえあいました! お互い、前回よりもタイムを縮めることができました。
そしてまた、今回も年齢別クラスでお互いメダルをいただけましたぁ~。
「今回はメダルは無理だろう」と諦めていたので、とても嬉しかったです。メダルがとてもかわいいし、今年初レースをとてもいいかたちでスタートすることができました。
サイパンのユニークなおじさんたちのチーム「チームマナティ」とも再会し、また"受賞祝いハグ"をしてもらいましたぁ~!!
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サイパンの大会に参加していたからこそ、このグアムの大会はとても楽しめました。自転車で本当に私の世界は広がりました。
レースの後、今回も堂々のオープン優勝を飾ったミエコさんと色々お話をして、「どうすれば強くなれますか?」と伺ったところ、「インドアばかりじゃなく外を走りなさい!」と言われました。
ミエコさんのアドバイスに従い、今年は、外をたくさん走りたいと思います。
「全ての道は、サイパンへ続く!!」勝てる自転車を購入し、今年の12月に開催されるヘルオブマリアナへのトレーニングを続けていきます。私とスーザンさんの活躍を楽しみにしていてください(笑)
もちろん、2012年のツール・ド・グアムにも参加します!
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