2011/01/27(木) - 00:10
1月22日(土)・23日(日)の2日間、東京北の丸公園の科学技術館で「使う人・目的にあわせた自転車造りフェア」 が開催された。昨年まで「ハンドメイドサイクルショー」の名で行われていた展示会に、国内有力ビルダー、メーカー12社の腕によりをかけたハンドメイド自転車がお披露目された。
使う人・目的にあわせた自転車造りフェア2011 (c)Makoto.AYANO
ハンドメイドサイクルに見入る来場者たち (c)Makoto.AYANO
「使う人・目的にあわせた自転車造りフェア」は、今年から「身障者・高齢者用自転車コーナー」と「レジャー・レース用自転車コーナー」とふたつのテーマに分けて展示・紹介されることになった。「ハンドメイドサイクルショー」から名前を変えたのは、つまり事業仕分けによって、趣味の分野だけのイベントには補助金が降りない恐れがあるため。社会に役立つ自転車の展示を加えるということでの展示ジャンルの追加と、名称の変更というわけだ。
車椅子のまま乗車できる自転車 (c)Makoto.AYANO
車椅子の人を補助する自転車 (c)Makoto.AYANO
会場会はその名前のとおり大きく2つのゾーンに分けられ、展示が行われた。2日間合計で1742人の入場者があったというから、なかなかの人気だ。
展示されたハンドメイドサイクルをすべて紹介
ここでは今回趣味性の高い「レジャー・レース用自転車コーナー」に展示されたバイクをすべて網羅して紹介しよう。出展されたのは12社の26台。細部カットを含めて紹介しよう。
エム マキノサイクルファクトリー M MAKINO
エム マキノサイクルファクトリー M MAKINO クロモリロードレーサー (c)Makoto.AYANO
シートステイのフタにも刻印が施してある (c)Makoto.AYANO
ラグは肉抜き加工がしてある (c)Makoto.AYANO
エム マキノサイクルファクトリー M MAKINO スポルティーフ (c)Makoto.AYANO
極めてオーソドックスなスポルティーフだ (c)Makoto.AYANO
シート部の工作 ブレーキアウターストッパーに注目 (c)Makoto.AYANO
マツダ自転車工場 LEVEL
マツダ自転車工場 LEVEL オープンスポーツ スタンダードなロードレーサー (c)Makoto.AYANO
シート部の工作も無駄がない v
シンプルで無駄のないヘッドラグ周辺の工作 (c)Makoto.AYANO
マツダ自転車工場 LEVEL シティライナー (c)Makoto.AYANO
軽快な走りを追求したシティサイクルだ (c)Makoto.AYANO
クロモリ製のカルトボーンフレーム (c)Makoto.AYANO
マツダ自転車工場 LEVEL シングルスピードピスト (c)Makoto.AYANO
変わらないLEVELのヘッドマーク (c)Makoto.AYANO
TAのシングルクランクを使用 (c)Makoto.AYANO
ビチスポーツ モリアイ EMME AKKA
ビチスポーツ モリアイ EMME AKKA ロードレーサー (c)Makoto.AYANO
ラブレスの美しい仕上がりを見せる (c)Makoto.AYANO
シート周辺もラグレス工作 (c)Makoto.AYANO
ビチスポーツ モリアイ EMME AKKA 29インチシングルスピードMTB (c)Makoto.AYANO
フロントフォークのクラウン部分はクラシカル (c)Makoto.AYANO
シート周辺のユニークな工作 (c)Makoto.AYANO
細山製作所 QUARK
細山製作所 QUARK 身長143cmの女性レーサーのためのバイク (c)Makoto.AYANO
シートラグ しっかりしたロストワックスラグを使用しながら軽量に仕上げているのはさすが (c)Makoto.AYANO
美しいヘッドラグ工作 完成車重量7.1kgに収まっている (c)Makoto.AYANO
細山製作所 QUARK ダートツーリング オフロード主体のツーリングバイク (c)Makoto.AYANO
シート部のシンプルな工作 (c)Makoto.AYANO
UGOは烏合の衆からとった愛称 (c)Makoto.AYANO
SANO MAGIC
SANO MAGIC マホガニーでできたロードレーサー 価格は200万円 (c)Makoto.AYANO
ヘッド部 現代のカーボンバイクにも通じる造形だ (c)Makoto.AYANO
シートにかけて曲線で構成される (c)Makoto.AYANO
渡辺捷治製作所 WATANABE
渡辺捷治製作所 WATANABE ロードレーサー (c)Makoto.AYANO
シートには漢字をモチーフにした刻印 (c)Makoto.AYANO
渡辺捷治製作所のロゴ WATANABE (c)Makoto.AYANO
渡辺捷治製作所 WATANABE サイドバック装備のスポルティフ (c)Makoto.AYANO
サイドバッグを装着するキャリアもハンドメイドだ (c)Makoto.AYANO
ヘッド周りの美しい工作 (c)Makoto.AYANO
渡辺捷治製作所 WATANABE クロモリロードフレーム (c)Makoto.AYANO
今野製作所 CHERUBIM
今野製作所 CHERUBIM 美しいクロモリロードレーサー (c)Makoto.AYANO
パイプ製のサドル 造形美を追求している (c)Makoto.AYANO
ロッドで動かすフロントディレイラー (c)Makoto.AYANO
今野製作所 CHERUBIM Sticky スチール本来の粘りやバネ感を追求したモデル (c)Makoto.AYANO
シート部の工作 鉄のしなりを活かす工作 (c)Makoto.AYANO
オーソドックスなヘッドチューブ Aヘッドタイプのクロモリステムを使用 (c)Makoto.AYANO
今野製作所 CHERUBIM Rambler ロングライドモデル (c)Makoto.AYANO
ソフトな乗り心地を演出するチューブ加工だ (c)Makoto.AYANO
振動吸収性を高めるべく分割されたトップチューブ (c)Makoto.AYANO
プロショップ タカムラ製作所 RAVANELLO
ラバネロ女性用ロードレーサー 身長153cmのオーナーに合わせて造った440mmのフレーム (c)Makoto.AYANO
ラバネロの美しいロストワックスラグ (c)Makoto.AYANO
シートステイはシートチューブに直接溶接される (c)Makoto.AYANO
プロショップ タカムラ製作所 RAVANELLO ロードレーサーとママチャリを足して2で割ったような「通勤快速号」 (c)Makoto.AYANO
フレーム工作を見れば立派なロードレーサーだ (c)Makoto.AYANO
チェーンケースの取り付けられた駆動部 (c)Makoto.AYANO
ラバネロ・ピスト フレームサイズ430mmのピスト (c)Makoto.AYANO
シートはラバネロ共通の集合タイプ (c)Makoto.AYANO
小さなサイズだがラグで接合されるヘッド部 (c)Makoto.AYANO
ドバッツ・ライノ・ハウス DOBBAT'S
ドバッツ・ライノ・ハウス DOBBATS クロモリ製シクロクロス Phoebe Cross (c)Makoto.AYANO
ステムもハンドメイドのオリジナル品だ (c)Makoto.AYANO
リアステー周り カンティブレーキのケーブル受け工作が見事 (c)Makoto.AYANO
ドバッツ・ライノ・ハウス DOBBATS 29インチクロモリMTB Equipe29 (c)Makoto.AYANO
美しいフィレットブレイズのトップチューブ周辺接合部 (c)Makoto.AYANO
リアステーまわり オーナーはサイエンスコーチの西井匠さん (c)Makoto.AYANO
東叡社 TOEI
東叡社 TOEI ランドナー (c)Makoto.AYANO
カンティ台座取付け式のフロントキャリア (c)Makoto.AYANO
リアのパイプキャリアも美しい (c)Makoto.AYANO
東叡社 TOEI ランドナー (c)Makoto.AYANO
ラグメッキの美しさはトーエイならでは (c)Makoto.AYANO
リアステーの工作とセンタープルブレーキ直付け工作 (c)Makoto.AYANO
サイクルストア ヒロセ HIROSE
サイクルストア ヒロセ スペシャルランドナー (c)Makoto.AYANO
芸術的なハンドメイドキャリア (c)Makoto.AYANO
フロントディレイラーは手動のレバー式変速 (c)Makoto.AYANO
サイクルストア ヒロセ ブルベスペシャル (c)Makoto.AYANO
ダウンチューブ下部にもボトルケージを備える (c)Makoto.AYANO
サドルバッグを装着できるサポーターキャリア装備 (c)Makoto.AYANO
高田スペシャル
高田スペシャル 今までにないパイプ形状の自転車 (c)Makoto.AYANO
高田スペシャル 元気なシニア向けフルサスバイク (c)Makoto.AYANO
TRINITY DRIVE
自転車ライター町田敦志さんが開発の指揮をとったTRINITY DRIVE (c)Makoto.AYANO
スポーツ走行の強度に耐えられるようにMTBの120mmアクスルハブを使用している (c)Makoto.AYANO
ディスクブレーキなどMTBコンポを採用したTRINITY DRIVE (c)Makoto.AYANO
ここで紹介したハンドメイドサイクルたちは、当日来場者たちの人気アンケートや審査員の投票によって各賞が決められ、後日受賞発表が行われる予定だ。読者の皆さんもどの展示車が受賞するか、あれこれ予想して楽しんで欲しい。
photo&text Makoto.AYANO


「使う人・目的にあわせた自転車造りフェア」は、今年から「身障者・高齢者用自転車コーナー」と「レジャー・レース用自転車コーナー」とふたつのテーマに分けて展示・紹介されることになった。「ハンドメイドサイクルショー」から名前を変えたのは、つまり事業仕分けによって、趣味の分野だけのイベントには補助金が降りない恐れがあるため。社会に役立つ自転車の展示を加えるということでの展示ジャンルの追加と、名称の変更というわけだ。


会場会はその名前のとおり大きく2つのゾーンに分けられ、展示が行われた。2日間合計で1742人の入場者があったというから、なかなかの人気だ。
展示されたハンドメイドサイクルをすべて紹介
ここでは今回趣味性の高い「レジャー・レース用自転車コーナー」に展示されたバイクをすべて網羅して紹介しよう。出展されたのは12社の26台。細部カットを含めて紹介しよう。
エム マキノサイクルファクトリー M MAKINO






マツダ自転車工場 LEVEL









ビチスポーツ モリアイ EMME AKKA






細山製作所 QUARK






SANO MAGIC



渡辺捷治製作所 WATANABE







今野製作所 CHERUBIM









プロショップ タカムラ製作所 RAVANELLO









ドバッツ・ライノ・ハウス DOBBAT'S






東叡社 TOEI






サイクルストア ヒロセ HIROSE






高田スペシャル


TRINITY DRIVE



ここで紹介したハンドメイドサイクルたちは、当日来場者たちの人気アンケートや審査員の投票によって各賞が決められ、後日受賞発表が行われる予定だ。読者の皆さんもどの展示車が受賞するか、あれこれ予想して楽しんで欲しい。
photo&text Makoto.AYANO
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