2010/12/17(金) - 14:47
2010年内で営業終了のアナウンスがなされた三重県桑名にある「GONZOトラック」。奇しくもラストレースとなった4X(フォークロス)レースの12月12日のニッポンオープンは、全国から集まったレーサー達の熱い戦いで、フィナーレにふさわしいレースとなった。
見応えある4Xレース
MTBのメインとなるレースは、XC・DHと共に4Xがある。4Xはまず予選が行われ、上位選手から選抜後、4人一組となってトーナメントの勝ち抜きが行われる。
コースはバームやジャンプなどを織り交ぜたトラックコースで、距離は短く見渡せるため、選手の動きや駆け引きが全て観戦できる。
また短い距離のためエキサイティングなレース中の接触や転倒もしばしば。そして選手にとっては勝負中にもジャンプで見せるエアーやコーナリングの美しさを披露して、詰めかけた観客を沸かせる。自転車競技の中でも最もアクション性の高い競技だろう。
ただ、日本国内では専用レーンが少なく、MTB公式戦のJシリーズに無いため、全日本以外は草レースの開催に留まる。国内大半のトレイルコースは有志によって作られるため、ここGONZOトラックのような設備の整った施設の閉鎖は残念としかいいようがない。
そんなGONZOトラックのラストレースとなったニッポンオープンには、地元中京地域に留まらず、関東はもとより九州からも100名程の選手たちの参加もあり、最上位のプロクラスは大変見応えのあるレースが行われた。
プロクラスの熱い戦い
招待選手も含めたプロクラスは、DH・4XライダーはもとよりBMXライダーも含めた33名の選手達で国内最高レベルの戦いが繰り広げられた。
予選は今大会のプロデューサー、櫻井孝太による各選手の紹介兼プライベートの暴露トークが動揺を誘う中、全日本4Xで2位の九島賛汰(KHS/重力技研)が35.764のタイムでトップを獲得した。
トーナメントは1回戦から波乱含みで、全日本4Xチャンプの永田隼也(A&F/ROCKY MOUNTAIN)が最後の砂利道コーナーで転倒して敗退。2回戦では4Xの第一人者である栗瀬裕太(QUAMEN BIKES)が敗退。
決勝は九島賛汰・向原健司(Transition Racing)・井本はじめ(Transition Racing)・BMXレーサーの高山カズシゲ(AST)。レースは高山が圧倒的な逃げで独走して優勝を飾った。2位に九島賛汰・3位に向原となった。
KOD(キングオブダート)・ジャンプで目立て!
4X終了後はKOD・ダートシャンプが行われた。この競技は3連のジャンプ台を使って技を披露して、2回の合計得点で競う。空中を一回転したりスーパーマンの格好をしたりと、MTBを体の一部として表現する。過激なアクションで観客の声援が飛び、失敗しても拍手が沸きおこった。
優勝は採点に入らないジャンプでも大技を見せた栗瀬が手にした。
表彰後はジャンケン大会で締めくくられ、GONZOトラック最後のレースは最高の盛り上がりで締められた。
GONZOトラックは、2010年内は12/30まで営業される。詳しくはGONZOトラックのインフォメーション(外部リンク)で確認のこと。
photo&text:Akihiro.NAKAO
見応えある4Xレース
MTBのメインとなるレースは、XC・DHと共に4Xがある。4Xはまず予選が行われ、上位選手から選抜後、4人一組となってトーナメントの勝ち抜きが行われる。
コースはバームやジャンプなどを織り交ぜたトラックコースで、距離は短く見渡せるため、選手の動きや駆け引きが全て観戦できる。
また短い距離のためエキサイティングなレース中の接触や転倒もしばしば。そして選手にとっては勝負中にもジャンプで見せるエアーやコーナリングの美しさを披露して、詰めかけた観客を沸かせる。自転車競技の中でも最もアクション性の高い競技だろう。
ただ、日本国内では専用レーンが少なく、MTB公式戦のJシリーズに無いため、全日本以外は草レースの開催に留まる。国内大半のトレイルコースは有志によって作られるため、ここGONZOトラックのような設備の整った施設の閉鎖は残念としかいいようがない。
そんなGONZOトラックのラストレースとなったニッポンオープンには、地元中京地域に留まらず、関東はもとより九州からも100名程の選手たちの参加もあり、最上位のプロクラスは大変見応えのあるレースが行われた。
プロクラスの熱い戦い
招待選手も含めたプロクラスは、DH・4XライダーはもとよりBMXライダーも含めた33名の選手達で国内最高レベルの戦いが繰り広げられた。
予選は今大会のプロデューサー、櫻井孝太による各選手の紹介兼プライベートの暴露トークが動揺を誘う中、全日本4Xで2位の九島賛汰(KHS/重力技研)が35.764のタイムでトップを獲得した。
トーナメントは1回戦から波乱含みで、全日本4Xチャンプの永田隼也(A&F/ROCKY MOUNTAIN)が最後の砂利道コーナーで転倒して敗退。2回戦では4Xの第一人者である栗瀬裕太(QUAMEN BIKES)が敗退。
決勝は九島賛汰・向原健司(Transition Racing)・井本はじめ(Transition Racing)・BMXレーサーの高山カズシゲ(AST)。レースは高山が圧倒的な逃げで独走して優勝を飾った。2位に九島賛汰・3位に向原となった。
KOD(キングオブダート)・ジャンプで目立て!
4X終了後はKOD・ダートシャンプが行われた。この競技は3連のジャンプ台を使って技を披露して、2回の合計得点で競う。空中を一回転したりスーパーマンの格好をしたりと、MTBを体の一部として表現する。過激なアクションで観客の声援が飛び、失敗しても拍手が沸きおこった。
優勝は採点に入らないジャンプでも大技を見せた栗瀬が手にした。
表彰後はジャンケン大会で締めくくられ、GONZOトラック最後のレースは最高の盛り上がりで締められた。
GONZOトラックは、2010年内は12/30まで営業される。詳しくはGONZOトラックのインフォメーション(外部リンク)で確認のこと。
photo&text:Akihiro.NAKAO
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