2010/12/02(木) - 09:40
11月20日(土)・21日(日)の2日間にわたり、埼玉県秩父市の埼玉県青少年総合野外活動センターで「秩父サイクルフェスティバル2010秋」が開催された。通称ちちフェスとして親しまれるこの大会は、関東シクロクロスとの併催もあって大いに盛り上がった。
普段では味わえないような秩父の大自然に囲まれた山の斜面に立地する当センター内に設定された特設コースは、急勾配の長い登りと下り、テクニカルなコーナーが続く傾斜面を利用した「ハイテクニカル」なコース設定。
しかし1周回の距離を約2kmと短めにすることで、初心者でもあまり時間を掛けずにスタート・ゴール地点に戻ってこられるようになっている。
レース初日である20日は昼ごろより、関東シクロクロス第1戦を皮切りに2時間耐久レースやキッズレースの年少・年長クラス、翌21日は朝より関東シクロクロス第2戦と3時間耐久レースが行おこなわれた。
テクニカルなコースにチャレンジするトップクラスの選手や、MTB耐久レース常連チームも出場するなか、レースにチャレンジしたい選手や、チーム、自転車大好きな子供も気軽に参加出来るレースやイベントもあるため、ちちフェス参加者は家族連れが多くアットホームで親しみやすいサイクルイベントだ。
今回も開催が11月の紅葉真っ盛りの時期と重なり、燃えるような素晴らしい紅葉の中レースが開催され、楽しげな声援に会場は沸いた。
耐久レースではマウンテンバイクだけでなく、シクロクロスバイクでソロ参戦する選手もいた。難易度が高く難しいコース。チームでエントリーした選手たちは、シクロクロスレースでも利用されたピットエリアで交代しながら、皆が汗に輝く笑顔で楽しそうに走っていた。
土曜日開催の2時間耐久レースでは、シクロクロスで活躍する多田尚史(オゲレツ大百科)がソロ優勝。チームでは「ちちフェス常連チーム」の1つであるチームグリーン(尾花政樹、武田聡一)のペアチームが優勝。
日曜日開催の3時間耐久レースでは、渡辺 源(BOUNCE)が「ちちフェス耐久レース・ソロ初優勝」を果たし、チームではMTB・Jシリーズのエリート選手でもある小田嶋貴弘を擁するClub Sy-Nak(ほか上村 正彦、新谷 直也)の3人チームが、2位のKei's power!A(芝田 和之、波田 正之)と同一周回数ながらゴール着順で先行し優勝をもぎ取った。
運動公園のグラウンドを周回するショートコースで開催したキッズレース・年少クラスでは嶋崎亮我選手が2位に大差をつけての優勝。
キッズレース・年長クラスでは、ショートコースにオトナが走るシングルトラック区間も加えたコースを見事な走りで競い、中溝瞭(エコファミ輪)が優勝を果たした。
関東シクロクロス2010-2011シリーズレースで2連覇を果たした鈴木禄徳(VOLCAオードビーBOMA-UVEX)は、関東シクロクロス優勝の思いを以下のように語った。
「昨年に引き続き優勝することが出来て嬉しいです。規模の小さなレースではありますが、各種目の国内トップカテゴリに属する選手達と勝負するという事と、自身の2連覇がかかっていると言う事が相まってレース前夜はなかなか寝付けませんでしたが、結果として、2日目のレースではスタートから逃げ切ることが出来ました。チャンピオンの強さを示せてよかったと思います。毎年、この様な楽しい大会を主催してくれる関東サイクルスポーツ協会の皆様とスタッフの皆様に感謝します。来年はMTBではなくちゃんとしたシクロクロスバイクを用意して、3連覇に挑みます!」。
秩フェス名物 輪投げゲーム大会で豪華賞品ゲット!
この「ちちフェス」の人気の秘密の1つ、今年で開催8年目になる大会への協賛各社から提供の豪華商品が当たる「輪投げゲーム大会」が今回もサブイベントとしておこなわれた。これは自転車用タイヤを協賛各社豪華賞品の置かれた杭に入れることができれば賞品がゲットできるというルール。
このゲームは子供だけでなく、レースに参戦する選手やチームを応援する大人たちで参加者の列が途切れないほど。しまいには耐久レース出走中にも関わらずレースを一時休戦して急遽参加し、ゲーム参加してからレースに復帰する選手も続出した。
大会MCは牛のコスプレでお馴染み、須藤むつみ(関東サイクルスポーツ運営委員会)が、今回もテンション高めで会場を盛り上げていた。
表彰式では、大会協賛各社からの副賞に、秩父名産品を手に記念写真に応じ、最後は「ちちフェス恒例のシャンパンシャワー」で賑やかにレースを締めくくった。
秩父フェスティバルは、シクロクロスと耐久レースという「オフロードレースの面白・苦しさ」を体験できる大会だった。
photo&text:松田千裕、須藤むつみ(関東サイクルスポーツ運営委員会)
photo:綾野 真
普段では味わえないような秩父の大自然に囲まれた山の斜面に立地する当センター内に設定された特設コースは、急勾配の長い登りと下り、テクニカルなコーナーが続く傾斜面を利用した「ハイテクニカル」なコース設定。
しかし1周回の距離を約2kmと短めにすることで、初心者でもあまり時間を掛けずにスタート・ゴール地点に戻ってこられるようになっている。
レース初日である20日は昼ごろより、関東シクロクロス第1戦を皮切りに2時間耐久レースやキッズレースの年少・年長クラス、翌21日は朝より関東シクロクロス第2戦と3時間耐久レースが行おこなわれた。
テクニカルなコースにチャレンジするトップクラスの選手や、MTB耐久レース常連チームも出場するなか、レースにチャレンジしたい選手や、チーム、自転車大好きな子供も気軽に参加出来るレースやイベントもあるため、ちちフェス参加者は家族連れが多くアットホームで親しみやすいサイクルイベントだ。
今回も開催が11月の紅葉真っ盛りの時期と重なり、燃えるような素晴らしい紅葉の中レースが開催され、楽しげな声援に会場は沸いた。
耐久レースではマウンテンバイクだけでなく、シクロクロスバイクでソロ参戦する選手もいた。難易度が高く難しいコース。チームでエントリーした選手たちは、シクロクロスレースでも利用されたピットエリアで交代しながら、皆が汗に輝く笑顔で楽しそうに走っていた。
土曜日開催の2時間耐久レースでは、シクロクロスで活躍する多田尚史(オゲレツ大百科)がソロ優勝。チームでは「ちちフェス常連チーム」の1つであるチームグリーン(尾花政樹、武田聡一)のペアチームが優勝。
日曜日開催の3時間耐久レースでは、渡辺 源(BOUNCE)が「ちちフェス耐久レース・ソロ初優勝」を果たし、チームではMTB・Jシリーズのエリート選手でもある小田嶋貴弘を擁するClub Sy-Nak(ほか上村 正彦、新谷 直也)の3人チームが、2位のKei's power!A(芝田 和之、波田 正之)と同一周回数ながらゴール着順で先行し優勝をもぎ取った。
運動公園のグラウンドを周回するショートコースで開催したキッズレース・年少クラスでは嶋崎亮我選手が2位に大差をつけての優勝。
キッズレース・年長クラスでは、ショートコースにオトナが走るシングルトラック区間も加えたコースを見事な走りで競い、中溝瞭(エコファミ輪)が優勝を果たした。
関東シクロクロス2010-2011シリーズレースで2連覇を果たした鈴木禄徳(VOLCAオードビーBOMA-UVEX)は、関東シクロクロス優勝の思いを以下のように語った。
「昨年に引き続き優勝することが出来て嬉しいです。規模の小さなレースではありますが、各種目の国内トップカテゴリに属する選手達と勝負するという事と、自身の2連覇がかかっていると言う事が相まってレース前夜はなかなか寝付けませんでしたが、結果として、2日目のレースではスタートから逃げ切ることが出来ました。チャンピオンの強さを示せてよかったと思います。毎年、この様な楽しい大会を主催してくれる関東サイクルスポーツ協会の皆様とスタッフの皆様に感謝します。来年はMTBではなくちゃんとしたシクロクロスバイクを用意して、3連覇に挑みます!」。
秩フェス名物 輪投げゲーム大会で豪華賞品ゲット!
この「ちちフェス」の人気の秘密の1つ、今年で開催8年目になる大会への協賛各社から提供の豪華商品が当たる「輪投げゲーム大会」が今回もサブイベントとしておこなわれた。これは自転車用タイヤを協賛各社豪華賞品の置かれた杭に入れることができれば賞品がゲットできるというルール。
このゲームは子供だけでなく、レースに参戦する選手やチームを応援する大人たちで参加者の列が途切れないほど。しまいには耐久レース出走中にも関わらずレースを一時休戦して急遽参加し、ゲーム参加してからレースに復帰する選手も続出した。
大会MCは牛のコスプレでお馴染み、須藤むつみ(関東サイクルスポーツ運営委員会)が、今回もテンション高めで会場を盛り上げていた。
表彰式では、大会協賛各社からの副賞に、秩父名産品を手に記念写真に応じ、最後は「ちちフェス恒例のシャンパンシャワー」で賑やかにレースを締めくくった。
秩父フェスティバルは、シクロクロスと耐久レースという「オフロードレースの面白・苦しさ」を体験できる大会だった。
photo&text:松田千裕、須藤むつみ(関東サイクルスポーツ運営委員会)
photo:綾野 真
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