2010/09/24(金) - 13:50
9月11・12日の2日間、福井県勝山市のリゾートレジャー施設「スキージャム勝山」で、幅広い層の参加者すべてに楽しんでもらおう!というアットホームな雰囲気の自転車レースイベント、「コラテックプレゼンツ カクタスカップ in スキージャム勝山」が今年も開催された。
幅広い層が楽しめる大会
この大会は、スキージャム勝山を運営する株式会社東急リゾートサービスが主催し、ドイツのバイクブランド「コラテック」を輸入販売するグローブライド株式会社が運営協力して行っているもの。「会場を訪れたすべての方に楽しんでいただけるイベント」がコンセプトという通り、初心者、経験者、単独参加者、ファミリーなどなど、誰にとっても心地よい居場所があるようにと、コースレイアウト、プログラム内容や雰囲気作りなどがよく配慮された、ホスピタリティに富んだ大会だ。
今年のプログラムも、エンデューロ、キッズレース、親子リレー、賞金レース、イブニングパーティ、法恩寺山ヒルクライム、勝山くいだおれツーリングと盛りだくさん。11回目となる今回は、各レース・プログラム計でのべ400人ほどが参加した。福井、岐阜、富山といった近県からの参加者が多く「毎年楽しみにしています」というリピーターも数多い。
MTB常設コースでのエンデューロ
大会のメインともいうべきレースは、11日の5時間、12日の3時間の2つのエンデューロ。男女別、ソロ、チーム、総合順位など部門ごとに分かれ、表彰台にのぼれるチャンスもいっぱいだ。さらに両日の総合順位でキングオブエンデューロ、クイーンオブエンデューロも決まるとあって、総合優勝を狙うガチンコライダーたちにとっても、走りごたえは十分。
灼熱の太陽の下、熱い闘いが繰り広げられる
11日は快晴。照りつける太陽の下、立っているだけでも汗がどんどん吹き出してくる。1周約15分のコースを、ピットで水をかけられながら走る参加者たち。「ただいま2時間経過」の声に「まだ2時間?!」の声が上がる。まさに暑さとの戦い、というこの日のエンデューロ。
5時間エンデューロ「mixチームの部」出場のチーム「Suzuki」で走っていたのは、静岡県浜松市から来た鈴木雄大くんと外川恭士くんの小学校6年生コンビ。将来の夢は?「自転車じゃないんですけど、プラモデルの仕事がしたいです」(鈴木くん)「モトクロスでレースに出たいです!」(外川くん)。
レースの交代待ちの間には、ピットでのバーベキューや、できたてのおいしいゴハンをエンジョイする参加者たち。「火は大丈夫?」「あっいけね、オレ交代だ!」ピットは和気あいあい。本格的な調理器具や食器をずらりと揃えるチームもあって、自転車以外の「機材」もなかなか圧巻だ。
キッズレースも充実
「キッズレース」は幼児、小学校1・2年生、3・4年生、5・6年生の4レース。3・4年生以下はスタート付近の舗装路面中心の短めなコース。5・6年生はエンデューロと同じクロスカントリーコースのショートバージョンも入って、コースはもう少し本格的になってくる。
また、「親子リレー」は低学年(1〜3年生)と高学年(小学校4〜6年生)の2レース。1周目をコドモが舗装路中心の短いコースを走り、2周目はパパがクロスカントリーコースを走って、またコドモにタッチして計3周でフィニッシュ。「パパ区間」がレースを左右するとあって、パパたちの表情はエンデューロ以上に真剣そのもの。
お楽しみイベントもいっぱい
初日の耐久、キッズレースのあとは、広い駐車場内でイブニングパーティ。スタート近くの表彰台の前にはいくつものテーブルが並べられ、ここでカフェテリア式のディナーが楽しめるのだ。トレーを持っておしゃべりしながら並ぶ参加者たち。まずは乾杯、そしてそのあと始まったのが「MTB SPEED CONTEST」と題する、お楽しみの賞金レースだ
賞金レースは、ディナー会場の周囲にロードコーンでレイアウトされた1周約300mのクリテリウム。1位の獲得賞金は、男子3万円、人数の少ない女子は1万5000円だ。「さあ、エントリーされる方はまだ間に合いますよ!」と呼びかける陽気なMCに、会場の参加者たちは「さあ、金の亡者のみなさん!」「お前は金持ちなんだから出るなよ!」と宴会ノリで盛り上がる。
女子でみごと1位、賞金を獲得したのは、5時間エンデューロMIXチームの部でも優勝した「北陸シクロクロス連合年の差24歳コンビ☆」チームの中村千鶴さん(14)だ。シクロクロスでも活躍している中村さん。「14歳に1万5000円は大金だ〜!」「おめでとう千鶴ー!」と会場の大喝采をあびながらMCのインタビュー。「1カ月のおこづかいは?」「2000円です!」「賞金は何に使いますか?」「シクロクロスの参加費にします!」
表彰に続いてパーティでは自転車やお米など豪華賞品の当たるじゃんけん大会も行われ、会場は日が暮れてからもなごやかな空気のなか、1日目のレースを終えた。
早朝の空気のなかのヒルクライム
灼熱の太陽が照りつけた前日とはうってかわって、2日目の12日は朝から雨。そんなお天気をものともせず、スキージャム勝山周辺の法恩寺山をのぼるヒルクライムレースに集まった参加者たち。勝山市街に近いところまで下った標高350mのスタート地点から法恩寺山有料道路などを登る、標高差720m、約15kmのレースだ。このコースなかばにスキージャム勝山があり、ジュニアやビギナーの部はここまで約6km標高差380mのハーフコースとなる。
すすきの穂がゆれるつづれ折りの道を、参加者たちは黙々と登って行く。スタートの朝7時には土砂降りだった雨も次第にあがり、最後尾がゴールするころには、霧でけむっていた山の上も一瞬雲がひいて、みごとな展望が顔をのぞかせた。後走を勤めていた堂城さんの「もう最っ高の景色でしたよ!」という表彰式での報告に「いいなあー」の声。
一般Aの部優勝の奥田瑛史さん(中央)、斉藤亮選手にガチンコ勝負を挑んだ感想は?「勝つ気満々だったんですが、やっぱプロは違うなと思いました…。来年はリベンジします!」
そしてこのあとのプログラムは、3時間エンデューロと勝山くいだおれツーリング。陰のメインイベントといっても過言ではない?!勝山食いだおれツーリング。「ソースかつ丼」など勝山市内の名物をめぐるこのツーリングの様子は、実食(?!)レポートで追って別途ご報告の予定。お楽しみに!
幅広い層が楽しめる大会
この大会は、スキージャム勝山を運営する株式会社東急リゾートサービスが主催し、ドイツのバイクブランド「コラテック」を輸入販売するグローブライド株式会社が運営協力して行っているもの。「会場を訪れたすべての方に楽しんでいただけるイベント」がコンセプトという通り、初心者、経験者、単独参加者、ファミリーなどなど、誰にとっても心地よい居場所があるようにと、コースレイアウト、プログラム内容や雰囲気作りなどがよく配慮された、ホスピタリティに富んだ大会だ。
今年のプログラムも、エンデューロ、キッズレース、親子リレー、賞金レース、イブニングパーティ、法恩寺山ヒルクライム、勝山くいだおれツーリングと盛りだくさん。11回目となる今回は、各レース・プログラム計でのべ400人ほどが参加した。福井、岐阜、富山といった近県からの参加者が多く「毎年楽しみにしています」というリピーターも数多い。
MTB常設コースでのエンデューロ
大会のメインともいうべきレースは、11日の5時間、12日の3時間の2つのエンデューロ。男女別、ソロ、チーム、総合順位など部門ごとに分かれ、表彰台にのぼれるチャンスもいっぱいだ。さらに両日の総合順位でキングオブエンデューロ、クイーンオブエンデューロも決まるとあって、総合優勝を狙うガチンコライダーたちにとっても、走りごたえは十分。
灼熱の太陽の下、熱い闘いが繰り広げられる
11日は快晴。照りつける太陽の下、立っているだけでも汗がどんどん吹き出してくる。1周約15分のコースを、ピットで水をかけられながら走る参加者たち。「ただいま2時間経過」の声に「まだ2時間?!」の声が上がる。まさに暑さとの戦い、というこの日のエンデューロ。
5時間エンデューロ「mixチームの部」出場のチーム「Suzuki」で走っていたのは、静岡県浜松市から来た鈴木雄大くんと外川恭士くんの小学校6年生コンビ。将来の夢は?「自転車じゃないんですけど、プラモデルの仕事がしたいです」(鈴木くん)「モトクロスでレースに出たいです!」(外川くん)。
レースの交代待ちの間には、ピットでのバーベキューや、できたてのおいしいゴハンをエンジョイする参加者たち。「火は大丈夫?」「あっいけね、オレ交代だ!」ピットは和気あいあい。本格的な調理器具や食器をずらりと揃えるチームもあって、自転車以外の「機材」もなかなか圧巻だ。
キッズレースも充実
「キッズレース」は幼児、小学校1・2年生、3・4年生、5・6年生の4レース。3・4年生以下はスタート付近の舗装路面中心の短めなコース。5・6年生はエンデューロと同じクロスカントリーコースのショートバージョンも入って、コースはもう少し本格的になってくる。
また、「親子リレー」は低学年(1〜3年生)と高学年(小学校4〜6年生)の2レース。1周目をコドモが舗装路中心の短いコースを走り、2周目はパパがクロスカントリーコースを走って、またコドモにタッチして計3周でフィニッシュ。「パパ区間」がレースを左右するとあって、パパたちの表情はエンデューロ以上に真剣そのもの。
お楽しみイベントもいっぱい
初日の耐久、キッズレースのあとは、広い駐車場内でイブニングパーティ。スタート近くの表彰台の前にはいくつものテーブルが並べられ、ここでカフェテリア式のディナーが楽しめるのだ。トレーを持っておしゃべりしながら並ぶ参加者たち。まずは乾杯、そしてそのあと始まったのが「MTB SPEED CONTEST」と題する、お楽しみの賞金レースだ
賞金レースは、ディナー会場の周囲にロードコーンでレイアウトされた1周約300mのクリテリウム。1位の獲得賞金は、男子3万円、人数の少ない女子は1万5000円だ。「さあ、エントリーされる方はまだ間に合いますよ!」と呼びかける陽気なMCに、会場の参加者たちは「さあ、金の亡者のみなさん!」「お前は金持ちなんだから出るなよ!」と宴会ノリで盛り上がる。
女子でみごと1位、賞金を獲得したのは、5時間エンデューロMIXチームの部でも優勝した「北陸シクロクロス連合年の差24歳コンビ☆」チームの中村千鶴さん(14)だ。シクロクロスでも活躍している中村さん。「14歳に1万5000円は大金だ〜!」「おめでとう千鶴ー!」と会場の大喝采をあびながらMCのインタビュー。「1カ月のおこづかいは?」「2000円です!」「賞金は何に使いますか?」「シクロクロスの参加費にします!」
表彰に続いてパーティでは自転車やお米など豪華賞品の当たるじゃんけん大会も行われ、会場は日が暮れてからもなごやかな空気のなか、1日目のレースを終えた。
早朝の空気のなかのヒルクライム
灼熱の太陽が照りつけた前日とはうってかわって、2日目の12日は朝から雨。そんなお天気をものともせず、スキージャム勝山周辺の法恩寺山をのぼるヒルクライムレースに集まった参加者たち。勝山市街に近いところまで下った標高350mのスタート地点から法恩寺山有料道路などを登る、標高差720m、約15kmのレースだ。このコースなかばにスキージャム勝山があり、ジュニアやビギナーの部はここまで約6km標高差380mのハーフコースとなる。
すすきの穂がゆれるつづれ折りの道を、参加者たちは黙々と登って行く。スタートの朝7時には土砂降りだった雨も次第にあがり、最後尾がゴールするころには、霧でけむっていた山の上も一瞬雲がひいて、みごとな展望が顔をのぞかせた。後走を勤めていた堂城さんの「もう最っ高の景色でしたよ!」という表彰式での報告に「いいなあー」の声。
一般Aの部優勝の奥田瑛史さん(中央)、斉藤亮選手にガチンコ勝負を挑んだ感想は?「勝つ気満々だったんですが、やっぱプロは違うなと思いました…。来年はリベンジします!」
そしてこのあとのプログラムは、3時間エンデューロと勝山くいだおれツーリング。陰のメインイベントといっても過言ではない?!勝山食いだおれツーリング。「ソースかつ丼」など勝山市内の名物をめぐるこのツーリングの様子は、実食(?!)レポートで追って別途ご報告の予定。お楽しみに!
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