2010/09/06(月) - 09:45
ギア比の選択に頭を悩ませた前回、しかしながら平坦路ではスポーツバイクとしての軽快な持ち味を存分に感じさせてくれたのであった。そこで今回は、シングルスピードバイクライドを楽しむための必須アイテムをチェックしてみよう。
その多くは、一般のスポーツバイクと変わらない。シングルスピードバイクがスポーツバイクの1ジャンルであることを考えれば当然というもの。なので、まずはシングルスピードバイクならではの必須アイテムから紹介。
それは、スパナ!ギアつきスポーツバイクでのサイクリング時にはあまり携帯しない工具だけれど、こと多くのシングルスピードバイクにとってはこのスパナが生命線。ホイールの固定にクイックレリーズを用いないシングルスピードでは、ボルトを使って固定するというのがその理由。
バイクライドで逃れることのできないパンクの時に、スパナがなければ修理もままならない!のだ。特に日常の「足」としてシングルスピードを考えたい本連載の趣旨から言えば、パンクもスマートに直せなくて真に完成された移動手段とは声を大にできないところ。
一般にシングルスピードのホイール固定に用いられるボルトは15mm。なので、15mmのスパナが基本(バイクによっては規格が違うものもあるので要確認!)となる。写真は各サイズに1本で対応できるモンキースパナだが、持ち運びを考えると15mmだけのシンプルなものの方が軽くておススメ。
もちろん、通常のスポーツバイクでも必携のアーレンキーはシングルスピードでも絶対に持って行こう。サドルの高さ調節や、ハンドル周りのガタ調整など、サイクリングにおいて生命線となるツールだ。様々な径のものがセットになったミニツールが使いやすく運びやすくて◎。
パンクした時のために替えのチューブを持って行こう。家と目的地のちょうど中間地点でパンクした時に、チューブがなければ再び走り出すこともままならない。少しかさばるけれど、お忘れなく。サドルバックに入れておけば置き忘れる心配もなくなる。
もしサドルバックが小さめなら、チューブを裸で入れずに厚手のビニール袋に包んで入れよう。サドルバックのファスナーが噛んでチューブに穴を空けてしまうことがあるからだ。パンクして修理しようと引っ張り出したチューブに穴が空いていたら…その絶望感はお分かりですね?
パンク修理のために携帯しておきたいグッズはあと2つ!それはタイヤレバーと、ハンディポンプ。玄人はタイヤレバーが無くてもタイヤを外せると言いますが、慣れないうちはレバーを使うのが確実。ハンディポンプは自転車に携帯することを目的に作られているので、自転車とのコーディネートを考えて選ぼう。ポンプは長いものの方が空気を入れやすいが、最近では小さくてもハイパワーのものがあるので、ここはデザインで選んでみよう。
ぼくはイタリアンテイストあふれるマジィ・スペシャーレ号に合わせてイタリアのポンプメーカー、シリカのスーパーミニというモデルを選択。ポップなカラーリングで遊び心いっぱいのポンプはバイクとの相性もヨシ。
必須アイテムの最後を飾るのは、ロック!スポーツバイクが流行の昨今、街では多くの自転車が見られるようになった一方、盗難の話も後を絶ちません。自分の大切な一台だからこそ、しっかりとカギをかける習慣をつけるのが大事。
それがたとえコンビニでの3分の買い物であっても、カギはかけること!「ちょっとだけならいいか」が愛車との今生の別れになってしまう危険も。カギはホイールとフレームをまたぐようにかけるのが基本。可能ならさらに柱や手すりなど、動かない場所にまたいでロックできればベター。
カギは大きくてゴツいものになれば安心感は増すけれど、その分持ち運びが辛くなるのが難しいところ。自分の体力と、カバンの容量と相談して決めるようにしたい。ロックにはダイヤル式とキー(鍵)式があるけれど、うっかり屋のぼくは過去にキーを家に置き忘れて、使えないロックを片手に立ち尽くしたことがあってからはダイヤル式を使うようにしてます。
しっかりさんならキー式の方が安全。家のカギと一緒のキーホルダーにつけておこう。ダイヤル式は、「万にひとつ」ながら数字を合わせられてしまう可能性も無きにしもあらず。言うまでもないけれど、3ケタのダイヤルよりも4ケタのものが安心。
これらのアイテムを揃えれば、シングルスピードライフを不安無く送れるはず。その意味での必須アイテムの紹介でしたが、まだまだシングルスピードバイクを快適に送るために紹介したいアイテムはたくさん!ウェアやライトなどなど、次回は「快適なシングルスピードライフのための大切アイテム」を紹介します。お楽しみに〜。
シングルスピードな自転車生活のバックナンバーはこちらです。
その多くは、一般のスポーツバイクと変わらない。シングルスピードバイクがスポーツバイクの1ジャンルであることを考えれば当然というもの。なので、まずはシングルスピードバイクならではの必須アイテムから紹介。
それは、スパナ!ギアつきスポーツバイクでのサイクリング時にはあまり携帯しない工具だけれど、こと多くのシングルスピードバイクにとってはこのスパナが生命線。ホイールの固定にクイックレリーズを用いないシングルスピードでは、ボルトを使って固定するというのがその理由。
バイクライドで逃れることのできないパンクの時に、スパナがなければ修理もままならない!のだ。特に日常の「足」としてシングルスピードを考えたい本連載の趣旨から言えば、パンクもスマートに直せなくて真に完成された移動手段とは声を大にできないところ。
一般にシングルスピードのホイール固定に用いられるボルトは15mm。なので、15mmのスパナが基本(バイクによっては規格が違うものもあるので要確認!)となる。写真は各サイズに1本で対応できるモンキースパナだが、持ち運びを考えると15mmだけのシンプルなものの方が軽くておススメ。
もちろん、通常のスポーツバイクでも必携のアーレンキーはシングルスピードでも絶対に持って行こう。サドルの高さ調節や、ハンドル周りのガタ調整など、サイクリングにおいて生命線となるツールだ。様々な径のものがセットになったミニツールが使いやすく運びやすくて◎。
パンクした時のために替えのチューブを持って行こう。家と目的地のちょうど中間地点でパンクした時に、チューブがなければ再び走り出すこともままならない。少しかさばるけれど、お忘れなく。サドルバックに入れておけば置き忘れる心配もなくなる。
もしサドルバックが小さめなら、チューブを裸で入れずに厚手のビニール袋に包んで入れよう。サドルバックのファスナーが噛んでチューブに穴を空けてしまうことがあるからだ。パンクして修理しようと引っ張り出したチューブに穴が空いていたら…その絶望感はお分かりですね?
パンク修理のために携帯しておきたいグッズはあと2つ!それはタイヤレバーと、ハンディポンプ。玄人はタイヤレバーが無くてもタイヤを外せると言いますが、慣れないうちはレバーを使うのが確実。ハンディポンプは自転車に携帯することを目的に作られているので、自転車とのコーディネートを考えて選ぼう。ポンプは長いものの方が空気を入れやすいが、最近では小さくてもハイパワーのものがあるので、ここはデザインで選んでみよう。
ぼくはイタリアンテイストあふれるマジィ・スペシャーレ号に合わせてイタリアのポンプメーカー、シリカのスーパーミニというモデルを選択。ポップなカラーリングで遊び心いっぱいのポンプはバイクとの相性もヨシ。
必須アイテムの最後を飾るのは、ロック!スポーツバイクが流行の昨今、街では多くの自転車が見られるようになった一方、盗難の話も後を絶ちません。自分の大切な一台だからこそ、しっかりとカギをかける習慣をつけるのが大事。
それがたとえコンビニでの3分の買い物であっても、カギはかけること!「ちょっとだけならいいか」が愛車との今生の別れになってしまう危険も。カギはホイールとフレームをまたぐようにかけるのが基本。可能ならさらに柱や手すりなど、動かない場所にまたいでロックできればベター。
カギは大きくてゴツいものになれば安心感は増すけれど、その分持ち運びが辛くなるのが難しいところ。自分の体力と、カバンの容量と相談して決めるようにしたい。ロックにはダイヤル式とキー(鍵)式があるけれど、うっかり屋のぼくは過去にキーを家に置き忘れて、使えないロックを片手に立ち尽くしたことがあってからはダイヤル式を使うようにしてます。
しっかりさんならキー式の方が安全。家のカギと一緒のキーホルダーにつけておこう。ダイヤル式は、「万にひとつ」ながら数字を合わせられてしまう可能性も無きにしもあらず。言うまでもないけれど、3ケタのダイヤルよりも4ケタのものが安心。
これらのアイテムを揃えれば、シングルスピードライフを不安無く送れるはず。その意味での必須アイテムの紹介でしたが、まだまだシングルスピードバイクを快適に送るために紹介したいアイテムはたくさん!ウェアやライトなどなど、次回は「快適なシングルスピードライフのための大切アイテム」を紹介します。お楽しみに〜。
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