2019/10/31(木) - 12:46
地球を遊びつくす!をスローガンに掲げるロングライドイベントシリーズ、グレートアース。今回お邪魔したのは、今年のグレートアースでも最大の規模となった鳥取すごい!ライド。まずは充実の前夜祭「鳥取すごい!ナイト」の様子からレポートしよう。
皆さん、鳥取と聞いて何を思い浮かべます?やっぱり砂丘?それとも梨?もちろんそれらも魅力的だけど、実はもっと多彩な魅力に溢れたロケーションでも。実際にそのエリアの魅力を味わうのには、車で回るよりも自力で走る自転車がぴったり。そして、鳥取のイイトコロを詰め込んだのがグレートアース鳥取すごい!ライドということで、人生初鳥取へいざ出発とあいなった。
東京・羽田空港から1時間半ほどで降り立ったは、鳥取砂丘コナン空港。説明するまでもなき人気コミック「名探偵コナン」の作者、青山剛昌さんの出身地であることにあやかった名前なのだという。飛行機から出た瞬間からコナンの名シーンの複製原画が飾られており、気合の入りようが窺える。
手荷物受取所ではBGMとしてコナンのメインテーマが流れている徹底ぶり。いつ事件が起きてもおかしくない、そんな緊迫感を味わいつつ自転車が出てくるのを待つのだった。ちなみにコナン君は飛行機の操縦も出来るそうで、過去にはジェット旅客機を不時着させたことも。その時の舞台は鳥取ではなく、北海道でしたが(※名探偵コナン 銀翼の奇術師)。
さてさて、空港から鳥取市街はほど近く、車であれば15分ほど、自転車でも30分あれば十分な距離。今大会のオフィシャルホテルとなる「モナーク鳥取」がこの日の目的地となる。グレートアースの名物でもある豪華な前夜祭が行われるのだ。
その名も「鳥取すごい!ナイト」。モナーク鳥取の大宴会場に、次から次へと前夜祭参加者がやってくる。これまでグレートアースシリーズをいくつも取材させていただいてきたが、今回の前夜祭は過去最大規模の参加人数だ。
それもそのはず、全体の参加者は1,000人に迫り、前夜祭だけでも200人を超えるパーティーとなっていたというのだから、納得である。しかも、今回は台湾からの参加者も多く、前夜祭は半々の割合となるほど。
そうなると地元の注目も凄いもので、鳥取県の平井知事を筆頭に来賓も豪華な顔ぶれに。鳥取ではここ数日雨が続いていたようで、大会前日のこの日も雨。しかし、明日は晴れるという予報に、「みなさんラッキよー!」なんて知事がお茶目さを見せる一幕も。
ゲスト陣も振るっており、元バレーボール日本代表の益子直美さんと元プロレーサーの山本雅道さん夫妻、そして元サッカー日本代表でガイナーレ鳥取代表取締役GMを務める岡野雅行さんも登場。それぞれ参加者のテーブルで談笑する時間も設けられた。
ずらり並んだテーブルの上には、モナーク鳥取のシェフが腕を振るった鳥取名産のグルメの数々が並ぶ。カンパイをすませたら、もちろん皆さん明日に備えてカーボローディングタイムだ。鳥取といえば、梨のイメージが強いけれども、実は松葉ガニ日本一の町でもあり、豊かな魚介類の水揚げを誇っている。ハタや秋鮭など旬の食材を使った様々な料理を堪能したら、デザートはもちろん梨&柿!
鳥取グルメを満喫していると、壇上では鳥取・因幡の伝統行事である麒麟獅子舞の演舞が始まった。激しい動きの獅子舞と異なり、麒麟獅子舞の動きは少ない。しかし、地を這うような低い体勢から一気に体を起こし、また静止する。その静と動のダイナミズムが見る人を釘付けにしていた。
伝統の因幡麒麟獅子舞に対する返歌として、台湾の皆さんもステージを用意してくれていた。少数民族に伝わる伝統の歌、そしてそれをアレンジしポップに整えた2曲がお披露目されたのだ。
朗々と歌い上げられるエスニックモノフォニー。叙情的な旋律に会場全体が引き込まれ、ポップな2曲目に移っていく。その場で真似られる簡単な振り付けのダンスを一緒に踊れば、日台交流は完全成功。明日のライドを共に楽しめる仲間を増やすという、グレートアース前夜祭のミッションも達成だ。
最後には、豪華な景品が用意されたじゃんけん大会で締め。鳥取名産の柿に魅了された益子さんがじゃんけんに参加するも一回戦で敗退するというハプニングも挟みつつ、次から次へと景品が当選していく。モナーク鳥取の宿泊券、最後にはコーダーブルームのクロスバイクまで登場し、会場はヒートアップするのだった。こうして、翌日のライドに向けて英気を養った、鳥取すごい!ナイトは無事に終了。明日の晴れを祈りつつ、ホテルの部屋へと戻るのだった。
さて、あくる朝。窓を叩く雨の音は止んでいる。外はとみれば、うっすらと白み始めた空を覆う雲は少なく、雨の気配は遠くへ過ぎていた。先の函館では晴れ予報だったにもかかわらず結構降られてしまったので、ついつい心配してしまったけれど杞憂に終わったようで何より。
晴れやかな気持ちでスタート地点の鳥取砂丘展望台まで向かう。展望台というだけあって、丘の上にあるのだけれど、荷物一式を背負って登るとなかなかパンチのあるヒルクライム。120km走った最後にもう一度ここを登る覚悟を固め、スタート会場に辿りつくと既に多くの参加者たちが。
ひときわ目立つのは台湾からのツアー参加者の皆さん。E-BIKEを持ち込んでおられる方も多く、中には日本未展開のピナレロやウィリエールのE-ロードバイクの姿も。とはいえ、120kmで1000mアップというコースプロフィールなので、そこまでE-BIKEに分があるコースでもないのでは?などと思った私はのちのち後悔するのであった。
7時。新調されたグレートアースバルーンアーチをくぐり、白戸太郎さん率いる最初のグループがスタート。展望台を下り、海岸線へ向かって東へ走り出した。日本海が間近に迫る海岸線を抜け、鳥取市と岩美町を隔てる駟馳山(しちやま)峠を越える。峠といっても1kmも無いほどの坂なので、ご安心を。その先を少し行くと早速第1エイドが現れる。
え、早くない?とレポートをお読みの方は思ったでしょう。でも本当に早かったんです。こちらの第1エイド、約9km地点に登場するので、一山越えるといっても30分くらいで到着することに。なので、朝ごはんを多めに食べてしまったら少し勿体ないかもしれない。
浦富海岸遊覧船乗り場に設置されたのは、イカ焼き&イカスミソフトが振舞われるイカづくしエイド。このあたりはイカ釣り漁が盛んで、港には誘魚用のハロゲンランプを大量に吊り下げた漁船が並んでいる。新鮮なイカを使った料理もこのエリアの名物とのことで、機会があればぜひ頂いてみたいものである。
歯応えのある食感に海の味が詰まったイカ焼きを頂いたのち、さっぱり甘味のイカスミソフトをデザートに。ファーストエイドを堪能したら、再びコースイン。大漁旗をバッサバッサとはためかせ、出発を応援してくれる皆さんに見送られつつ、漕ぎ出すのだった。
text&photo:Naoki.Yasuoka
皆さん、鳥取と聞いて何を思い浮かべます?やっぱり砂丘?それとも梨?もちろんそれらも魅力的だけど、実はもっと多彩な魅力に溢れたロケーションでも。実際にそのエリアの魅力を味わうのには、車で回るよりも自力で走る自転車がぴったり。そして、鳥取のイイトコロを詰め込んだのがグレートアース鳥取すごい!ライドということで、人生初鳥取へいざ出発とあいなった。
東京・羽田空港から1時間半ほどで降り立ったは、鳥取砂丘コナン空港。説明するまでもなき人気コミック「名探偵コナン」の作者、青山剛昌さんの出身地であることにあやかった名前なのだという。飛行機から出た瞬間からコナンの名シーンの複製原画が飾られており、気合の入りようが窺える。
手荷物受取所ではBGMとしてコナンのメインテーマが流れている徹底ぶり。いつ事件が起きてもおかしくない、そんな緊迫感を味わいつつ自転車が出てくるのを待つのだった。ちなみにコナン君は飛行機の操縦も出来るそうで、過去にはジェット旅客機を不時着させたことも。その時の舞台は鳥取ではなく、北海道でしたが(※名探偵コナン 銀翼の奇術師)。
さてさて、空港から鳥取市街はほど近く、車であれば15分ほど、自転車でも30分あれば十分な距離。今大会のオフィシャルホテルとなる「モナーク鳥取」がこの日の目的地となる。グレートアースの名物でもある豪華な前夜祭が行われるのだ。
その名も「鳥取すごい!ナイト」。モナーク鳥取の大宴会場に、次から次へと前夜祭参加者がやってくる。これまでグレートアースシリーズをいくつも取材させていただいてきたが、今回の前夜祭は過去最大規模の参加人数だ。
それもそのはず、全体の参加者は1,000人に迫り、前夜祭だけでも200人を超えるパーティーとなっていたというのだから、納得である。しかも、今回は台湾からの参加者も多く、前夜祭は半々の割合となるほど。
そうなると地元の注目も凄いもので、鳥取県の平井知事を筆頭に来賓も豪華な顔ぶれに。鳥取ではここ数日雨が続いていたようで、大会前日のこの日も雨。しかし、明日は晴れるという予報に、「みなさんラッキよー!」なんて知事がお茶目さを見せる一幕も。
ゲスト陣も振るっており、元バレーボール日本代表の益子直美さんと元プロレーサーの山本雅道さん夫妻、そして元サッカー日本代表でガイナーレ鳥取代表取締役GMを務める岡野雅行さんも登場。それぞれ参加者のテーブルで談笑する時間も設けられた。
ずらり並んだテーブルの上には、モナーク鳥取のシェフが腕を振るった鳥取名産のグルメの数々が並ぶ。カンパイをすませたら、もちろん皆さん明日に備えてカーボローディングタイムだ。鳥取といえば、梨のイメージが強いけれども、実は松葉ガニ日本一の町でもあり、豊かな魚介類の水揚げを誇っている。ハタや秋鮭など旬の食材を使った様々な料理を堪能したら、デザートはもちろん梨&柿!
鳥取グルメを満喫していると、壇上では鳥取・因幡の伝統行事である麒麟獅子舞の演舞が始まった。激しい動きの獅子舞と異なり、麒麟獅子舞の動きは少ない。しかし、地を這うような低い体勢から一気に体を起こし、また静止する。その静と動のダイナミズムが見る人を釘付けにしていた。
伝統の因幡麒麟獅子舞に対する返歌として、台湾の皆さんもステージを用意してくれていた。少数民族に伝わる伝統の歌、そしてそれをアレンジしポップに整えた2曲がお披露目されたのだ。
朗々と歌い上げられるエスニックモノフォニー。叙情的な旋律に会場全体が引き込まれ、ポップな2曲目に移っていく。その場で真似られる簡単な振り付けのダンスを一緒に踊れば、日台交流は完全成功。明日のライドを共に楽しめる仲間を増やすという、グレートアース前夜祭のミッションも達成だ。
最後には、豪華な景品が用意されたじゃんけん大会で締め。鳥取名産の柿に魅了された益子さんがじゃんけんに参加するも一回戦で敗退するというハプニングも挟みつつ、次から次へと景品が当選していく。モナーク鳥取の宿泊券、最後にはコーダーブルームのクロスバイクまで登場し、会場はヒートアップするのだった。こうして、翌日のライドに向けて英気を養った、鳥取すごい!ナイトは無事に終了。明日の晴れを祈りつつ、ホテルの部屋へと戻るのだった。
さて、あくる朝。窓を叩く雨の音は止んでいる。外はとみれば、うっすらと白み始めた空を覆う雲は少なく、雨の気配は遠くへ過ぎていた。先の函館では晴れ予報だったにもかかわらず結構降られてしまったので、ついつい心配してしまったけれど杞憂に終わったようで何より。
晴れやかな気持ちでスタート地点の鳥取砂丘展望台まで向かう。展望台というだけあって、丘の上にあるのだけれど、荷物一式を背負って登るとなかなかパンチのあるヒルクライム。120km走った最後にもう一度ここを登る覚悟を固め、スタート会場に辿りつくと既に多くの参加者たちが。
ひときわ目立つのは台湾からのツアー参加者の皆さん。E-BIKEを持ち込んでおられる方も多く、中には日本未展開のピナレロやウィリエールのE-ロードバイクの姿も。とはいえ、120kmで1000mアップというコースプロフィールなので、そこまでE-BIKEに分があるコースでもないのでは?などと思った私はのちのち後悔するのであった。
7時。新調されたグレートアースバルーンアーチをくぐり、白戸太郎さん率いる最初のグループがスタート。展望台を下り、海岸線へ向かって東へ走り出した。日本海が間近に迫る海岸線を抜け、鳥取市と岩美町を隔てる駟馳山(しちやま)峠を越える。峠といっても1kmも無いほどの坂なので、ご安心を。その先を少し行くと早速第1エイドが現れる。
え、早くない?とレポートをお読みの方は思ったでしょう。でも本当に早かったんです。こちらの第1エイド、約9km地点に登場するので、一山越えるといっても30分くらいで到着することに。なので、朝ごはんを多めに食べてしまったら少し勿体ないかもしれない。
浦富海岸遊覧船乗り場に設置されたのは、イカ焼き&イカスミソフトが振舞われるイカづくしエイド。このあたりはイカ釣り漁が盛んで、港には誘魚用のハロゲンランプを大量に吊り下げた漁船が並んでいる。新鮮なイカを使った料理もこのエリアの名物とのことで、機会があればぜひ頂いてみたいものである。
歯応えのある食感に海の味が詰まったイカ焼きを頂いたのち、さっぱり甘味のイカスミソフトをデザートに。ファーストエイドを堪能したら、再びコースイン。大漁旗をバッサバッサとはためかせ、出発を応援してくれる皆さんに見送られつつ、漕ぎ出すのだった。
text&photo:Naoki.Yasuoka
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