2010/04/30(金) - 15:40
日本とは季節が逆の南半球はニュージーランドから、3月の恒例サイクリングイベント「グレープライド」のイベントレポートをお届けします。日本からの参加者がワインと自転車のパラダイスを満喫した参加ツアーの様子をどうぞ。
グレープの名が示す通り、秋の収穫を控えるブドウ畑に彩られた広大なニュージーランドを走るという一大サイクリングイベント。自転車はもちろん、美味しいワインもたっぷりと楽しめるちょっと贅沢で魅力的なイベントなのです。
レポートの送り手は、日本からのグレープライド参加ツアーを現地から企画するリアルニュージーランドの丸田憲司さん。自転車尽くし、ワイン尽くし、大自然尽くしのツアーをお伝えします。それでは、秋を迎えるニュージーランドからのレポートをお楽しみください。
「走る前にワインに酔う」 これがグレープライドの愉しみ方
桜前線が本州を北上し始める頃、はるか南、南半球のニュージーランドでは収穫の秋が始まる。秋とは収穫の時期であると同時に、ワインとロードバイクのお楽しみ、グレープライドの時期でもある。そして今年も、グルメで遊び上手、そんなちょっと大人なロードバイカーが集まり、大いに盛り上がった。
爽快な青空の下、ブドウ畑を駆け抜ける (c)realnewzealand
3月25日、クライストチャーチ空港到着後、リアルニュージーランドの専用車にてワインの名産地、ブレナムへ。日差しが暑い。秋とはとても思えないような日差しの中、グレープライド一行は一軒目のワイナリーへ立ち寄る。まずは試飲、と言っても一軒につき8種類ほど飲むから、すっかり良い気持ち。これからどれだけ飲むことか。
高い丘の上にあるワイナリーにて乾杯!周囲は360度ブドウ畑が広がっています (c)realnewzealand
ブレナムに到着、このワインの名産地が今回の舞台。グルッと周囲を見渡せば、きれいに並んだワイン畑が広がり、遠くには美しい山々、そして空はただただ広い。夕食までの時間、バイクで周囲を走りに行く人も居れば、すでに宴会を始める姿も。皆、思い思いの時間を過ごす。こんなちょっとした時間が、贅沢に感じる。これはニュージーランドだからだろうか。
夕食はもちろん、リアルニュージーランドが厳選したレストランにて。自転車ツアーに来ているとは思えないようなお洒落な時間、これはやみつきになりそう!
翌朝、イベント前日、グレープライド名物であるワイナリーサイクリングへ。お洒落なワイナリーに、美味しいチョコレート工場、あれもこれも食べて飲んで、そしてまた爽快な天気の下、ブドウ畑を走る。なんて贅沢な時間、これぞニュージーランドの遊び方!
あまーい香りが漂う、チョコレート工場にやってきました!思わず釘づけ! (c)realnewzealand
今日のランチは白身魚のソテー。ニュージーランドはシーフードも美味しいんで す! (c)realnewzealand
美しい景色を見ながらのランチを終えたら、いざエントリー会場へ。昨年も参加した方には特製のボトルワインがプレゼントされます。こんな気が利くプレゼント、ワインラバーでなくとも嬉しいこと。これはゲットしないといけませんね。
オリジナルボトルをゲット!2年連続参加した方にはこんな特典も (c)realnewzealand
さて、今晩は少しお酒を控えて、明日に備えましょうか。と、そんなわけがないですね。止まるはずがありません。今晩も飲みます、ノミマス。
晴天! 約3000人が走ったグレープライド
3月27日、グレープライド当日。天候は晴れ。スタート会場までのウォームアップで完全に目が覚める。そして何より朝焼けが美しい!今日は良い日になりそうだ。
約2500人がエントリー、約1000人が見送り。お陰でワイナリーはギュウギュウ詰 め! (c)realnewzealand
「バニーちゃん、って呼んでくれないと振り向かないわよ!」、スタート前から 余裕です。 (c)realnewzealand
スタート地点のフォレスト・ワイナリーにはおおよそ3000人が集まっている。シリアスなライダー達から、うさぎちゃん、花売りの娘さん、これから101km走るとは思えないような方たちまでが勢ぞろい。とても一つの大会とは思えない。そして皆一様に楽しそう。
レース前のピリピリした感じなんて全くないし、トップの選手でも楽しそうに笑っている。こんな時、海外レースって良いなぁ、とつくづく思う。
ちょっと緊張気味の顔も見えますが、頑張ってきてください! (c)realnewzealand
エリートの選手たち。ワイワイガヤガヤ、あと1分で出走とは思えません。 (c)realnewzealand
そんなのんびりとした雰囲気とは裏腹に、トップ選手たちは2時間20分台で続々とゴールしてくる。
そんな高速集団を率いてきたのは、17歳のジョシュ・アトキンズ。彼は現在、世界的に有望視されている選手。大けがから復帰したばかりとのことでしたが、その走りたるや、桁違い!すごいものを見せてもらいました。
そして、ゆっくり7時間をかけて走ってきた最終ライダーがゴールする頃、会場では皆がビールやワインを片手にすっかり赤ら顔。フカフカの芝生に座って、ダラダラする時間、これって本当に最高。これだから、グレープライドはやめられない!
この一杯がサイコー!、もう始まってまーす! (c)realnewzealand
新車のバイクが数台、海外バイクトリップのチケットが数枚、そんな抽選会に皆さん夢中! (c)realnewzealand
この日の晩はもちろんパーティー。場所はワインの町で一番のレストラン。そこで飲んで、ホテルに帰ってまた飲んで、この日ももちろん遅くまで飲みました。これもまたグレープライドの定番ですね。
こんなニュージーランドの秋の楽しみ方、皆さんもいかがでしょうか。来年は3月後半から4月の予定です。お楽しみに!
グレープの名が示す通り、秋の収穫を控えるブドウ畑に彩られた広大なニュージーランドを走るという一大サイクリングイベント。自転車はもちろん、美味しいワインもたっぷりと楽しめるちょっと贅沢で魅力的なイベントなのです。
レポートの送り手は、日本からのグレープライド参加ツアーを現地から企画するリアルニュージーランドの丸田憲司さん。自転車尽くし、ワイン尽くし、大自然尽くしのツアーをお伝えします。それでは、秋を迎えるニュージーランドからのレポートをお楽しみください。
「走る前にワインに酔う」 これがグレープライドの愉しみ方
桜前線が本州を北上し始める頃、はるか南、南半球のニュージーランドでは収穫の秋が始まる。秋とは収穫の時期であると同時に、ワインとロードバイクのお楽しみ、グレープライドの時期でもある。そして今年も、グルメで遊び上手、そんなちょっと大人なロードバイカーが集まり、大いに盛り上がった。
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3月25日、クライストチャーチ空港到着後、リアルニュージーランドの専用車にてワインの名産地、ブレナムへ。日差しが暑い。秋とはとても思えないような日差しの中、グレープライド一行は一軒目のワイナリーへ立ち寄る。まずは試飲、と言っても一軒につき8種類ほど飲むから、すっかり良い気持ち。これからどれだけ飲むことか。
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ブレナムに到着、このワインの名産地が今回の舞台。グルッと周囲を見渡せば、きれいに並んだワイン畑が広がり、遠くには美しい山々、そして空はただただ広い。夕食までの時間、バイクで周囲を走りに行く人も居れば、すでに宴会を始める姿も。皆、思い思いの時間を過ごす。こんなちょっとした時間が、贅沢に感じる。これはニュージーランドだからだろうか。
夕食はもちろん、リアルニュージーランドが厳選したレストランにて。自転車ツアーに来ているとは思えないようなお洒落な時間、これはやみつきになりそう!
翌朝、イベント前日、グレープライド名物であるワイナリーサイクリングへ。お洒落なワイナリーに、美味しいチョコレート工場、あれもこれも食べて飲んで、そしてまた爽快な天気の下、ブドウ畑を走る。なんて贅沢な時間、これぞニュージーランドの遊び方!
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さて、今晩は少しお酒を控えて、明日に備えましょうか。と、そんなわけがないですね。止まるはずがありません。今晩も飲みます、ノミマス。
晴天! 約3000人が走ったグレープライド
3月27日、グレープライド当日。天候は晴れ。スタート会場までのウォームアップで完全に目が覚める。そして何より朝焼けが美しい!今日は良い日になりそうだ。
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スタート地点のフォレスト・ワイナリーにはおおよそ3000人が集まっている。シリアスなライダー達から、うさぎちゃん、花売りの娘さん、これから101km走るとは思えないような方たちまでが勢ぞろい。とても一つの大会とは思えない。そして皆一様に楽しそう。
レース前のピリピリした感じなんて全くないし、トップの選手でも楽しそうに笑っている。こんな時、海外レースって良いなぁ、とつくづく思う。
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そんなのんびりとした雰囲気とは裏腹に、トップ選手たちは2時間20分台で続々とゴールしてくる。
そんな高速集団を率いてきたのは、17歳のジョシュ・アトキンズ。彼は現在、世界的に有望視されている選手。大けがから復帰したばかりとのことでしたが、その走りたるや、桁違い!すごいものを見せてもらいました。
そして、ゆっくり7時間をかけて走ってきた最終ライダーがゴールする頃、会場では皆がビールやワインを片手にすっかり赤ら顔。フカフカの芝生に座って、ダラダラする時間、これって本当に最高。これだから、グレープライドはやめられない!
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この日の晩はもちろんパーティー。場所はワインの町で一番のレストラン。そこで飲んで、ホテルに帰ってまた飲んで、この日ももちろん遅くまで飲みました。これもまたグレープライドの定番ですね。
こんなニュージーランドの秋の楽しみ方、皆さんもいかがでしょうか。来年は3月後半から4月の予定です。お楽しみに!